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執筆者の写真Miwatis Praha

2020年10月19日 チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2020年11月3日


2020年10月19日(月)、チェコテレビ、インターネットでチェコの各メディアが報道しているチェコ、欧州におけるコロナウィルスの状況を伝えるニュースをお伝えします。

(夕刻時にアップデートします)


10月21日(水)から、市町村内では屋外でもマスク着用


10月9日0時から、チェコ全域において、規制の一部が強化されている他、10月12日(月)から規制がさらに強化されています。3-1②の項目をご参照ください。


10月14日(水)から、規制がさらに強化されています。詳細は、3-1①の項目をご参照ください。


1.国内コロナウイルスの状況

・前日の新規陽性者数

10月18日(日)の新規陽性者数:5059人。

検査実施数: 17113件

(陽性者の割合 29.6%)

・今日の感染状況(https://koronavirus.mzcr.cz/

10月19日(月)18時00分におけるチェコ保健省の発表

当日の新規陽性者数:4086人

現在の陽性者総数:103920人(初めて10万を超えた)

治った人の数:72553人

現在の入院患者数:3721人

累計感染者数:177974人

累計死亡者数:1501人(前日から163人増。1500人を超えた)

・入院患者数と重症者数

10月18日(日)現在

入院患者数:3721人

重症者の数:589人


・プラハにおける感染状況

(https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje/PHA)

10月18日(日)

新規陽性者数:648人

10月19日(月)18時現在

当日の新規陽性者数:568人

現在の陽性者総数:17166人

治った人の数:14158人

累計感染者数:31583人

累計死亡者数:259人

各州の状況:


2.今日の動き


<現在の感染状況>

・現在のR値は、1.4(夕刻時に行われた政府記者会見での発表)。


・今日月曜日、新型ウイルスによる入院患者数は、202人増加した。


・今日月曜日の朝から、死亡者数が79人増加。


・18日日曜日のテスト件数は、17113件。3件に1件、陽性者が確認されている。(実施検査件数に対する陽性者の割合は、29.6%。プリムラ保健大臣は、10%以下にする必要があると発表している)


・19日18時現在における19日当日の新規陽性者数は4086人で、一週間前のほぼ2倍。

<10月21日(水)からの規制強化内容>

 今日、チェコ政府は2021年予算案(3200億チェココルナの赤字予算)を可決した旨公表する政府記者会見で、プリムラ保健大臣は、10月21日(水)から導入される規制強化について発表した。その内容は以下のとおり。

<新規制>

=マスク着用の追加規制=

・10月21日(水)から、自治体内(市町村内)にて、一緒の家庭に住んでいる人以外の人と会う(2人以上が会う)時に、2メートル以上の社会距離を保てない場合、マスクを着用する。自治体内以外では同義務なし。

・同義務は、車内においても、一緒の家庭に住んでいる人以外の人と同乗している時はマスクを着用。

<プリムラ保健大臣の発言(政府記者会見後のチェコテレビニュースにおけるインタビュー)>

●新規制導入の背景・理由について

・先週導入した規制の効果が出ているかどうかは、明日からのデータを見なければいけないので、現在まだ確認できない。新規陽性者数の増加が急激に悪化しているわけではないが、検査実施数に対する陽性者の割合が高いことから、先週検査数の増加に応じて陽性者の数も増えた。予防線を張る意味で、屋外のマスク着用を義務付けることにした。これまでの規制を補填するものであり、経済活動を制限する内容ではない。


●R値について

・R値は(1.44)から今日現在1.4になっており、感染者数拡大を抑制できているとは言えない。これからまだ感染者数は増加すると考えられる。

●副首相2名が週末にロックダウンという言葉を言及し、首相は水曜日に今後の方策を決めると週末述べていることについて

・政府が今週、完全なロックダウンについて検討することはない。

・現在、高齢者の間に感染が拡大しつつあり、病院はまだかなり患者を受け容れられる状態にあるが、今後入院患者数、重症者数が増加すると考えられるので、このことについて現在集中して取り組まなくてはならない。

<高齢者施設における追加規制>

・各高齢者施設に、新型コロナウイルス患者用の部屋と専用の職員を用意する。

・施設の職員、高齢者の検査を実施(詳細は今後検討)。

<病院の様子>

・今日から、パルドゥビツェ病院が、緊急を要さない治療の提供を停止した。状況としては以下のとおり(同病院ネトリツキー院長の話)。


・コロナウイルス患者の急激な増加、医師、看護師の(感染による)不足。


・基礎学校が休校となっているため、家で子供の面倒を見るために在宅する医療従事者が出てきている。


・病院自体の資金繰りが難しくなってきており、負債支払いが困難になりつつある。今のところ、関係者とは話をして理解を得ているが、病院の医療スタッフにも現状を了承してもらうようお願いしなくてはならない。


・病院はすでに、予定されていた一部の治療を取りやめ、急性疾患とコロナウイルス患者の治療のみを行うようになってきているが、病院は実際に行った治療に対して収入を得ているため、予定していた治療を行わなくなっていることから、国から病院に対する医療費支払いが難しくなってきている。今後この事情が考慮されることがなければ、病院が深刻な資金不足に陥る可能性がある。この事態は、パルドゥビツェ病院のみならず、チェコのすべての病院が直面している状況である。春に(医療スタッフに対し)報酬を支払っているが、(国から)同様の援助がなければ、病院として(医療提供の確保を)約束することができない。

<仮設病棟の設置>

 今日から本格的に、軍隊が29台のトラックにて、レトニァニの見本市会場に、仮設病棟用資材の搬入を開始。当病棟は軽症患者用となっており、病院が満床になった場合のみに使われる予備病棟となることを、プリムラ保健大臣が発表している。

<検査実施件数増加と追跡作業>

 先週火曜日から金曜日まで、3万件を超える検査が行われるようになったが、それに伴い、追跡作業も多くなり、衛生局の作業を、現在、警察も支援している州(リベレツ州)も出始めている。

<18日(日)のデモ>

 18日のデモは、現在政府が導入している規制に対して反対する一般市民のデモ(政府は医療崩壊するなどとして、市民を脅かしているといった意見、マスク着用反対など)が企画され、それにサッカー・アイスホッケーのファンが加わったものだった。チェコ警察長官は、2000年国際通貨基金・世界銀行がプラハで総会を開催した時に行われた反グローバリズムのデモ以来、最悪のデモとなったと述べた。現在、警察では被疑者の特定と検挙が行われている。

<各地の市内一般交通機関>

 先週から通学時間の運行を取りやめるところが出ているが、今日から各地(ベロウン、プシーブラム、フラデツ・クラーロヴェー、パルドゥビツェ、クロムニエジーシュクロムニエ、オトロコヴィツェ、ズリーン)の市内一般交通が夏休みと同じ頻度の運行に変更している。

<チェコの感染状況(直近7日間人口10万人当たりの感染者数)>

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19) (10月19日18時発表のデータ)


昨日 今日

プラハ 527 552

中央ボヘミア州

ベネショフ 629.69 690.44

ベロウン 532.31 542.83

クラドノ 448.09 479.33

コリーン 548.61 644.11

クトナー・ホラ 414.1 403.54

ムニェルニーク 378.77 413.53

ムラダーボレスラフ451.04 503.2

ニンブルク 459.93 478.76

プラハ東部 476.84 512.48

プラハ西部 607.35 615.38

プシーブラム 750.63 759.31

ラコブニーク 536.34 536.34

南ボヘミア州

チェスケーブジェヨビツェ

641.13 679.42

チェスキー・クルムロフ

323.28 337.9

インドジフーフ・フラデツ

410.18 437.75

ピーセク 548.98 574.13

プラハチツェ 535.53 535.53

ストラコニツェ 456.4 462.05

ターボル 593.6 647.21

ピルゼン州

ドマジュリツェ 465.66 533.34

クラトビ 589.09 592.56

ピルゼン北部 753.95 811.46

ピルゼン市内 718.55 752.52

ピルゼン南部 674.14 710.37

タホフ 484.03 460.1

ロキツァニ 536.94 644.39

カルロヴィ・ヴァリ州

へプ 226.99 190.98

カルロヴィ・ヴァリ

289.15 344.89

ソコロフ 382.03 426.25

ウースチー州

ジェチーン 311.87 310.32

ホムトフ 516.22 543.43

リトムニェジツェ 544.01 572.42

ロウニ 429.11 448.72

モスト 245.28 259.61

テプリツェ 323.85 318.43

リベレツ州

ウースチー・ナト・ラベム

451.66 430.71

チェスカー・リーパ

336.88 342.69

ヤブロネツ・ナド・ニソウ

473.16 499.63

リベレツ

628.04 650.81

フラデツ・クラーロヴェー州

セミリ 599.21 635.65

フラデツ・クラーロヴェー

634.27 680.53

イチーン 401.02 417.27

ナーホト 631.15 635.7

トルトノフ 617.06 634.86

パルドゥビツェ州

リフノフ・ナト・クニェジュノウ

424.52 445.94

フルジム 447.36 472.22

パルドゥビツェ 404.69 428.06

スヴィタヴィ 447.61 497.45

ヴィソチナ州

ウースチー・ナド・オルリツィー

521.42 540.95

ハヴリーチクーフ・ブロト

391.93 378.23

イフラバ 594.04 561.48

ペルフジモフ 518.66 488.23

トシェビーチ 510.78 491.83

南モラビア州

ジュジャール・ナト・サーザヴォウ

718.53 719.38

ブランスコ 458.14 463.64

ブルノ市内 512.4 531.8

ブルノ郊外 426.9 440.7

ブジェツラフ 262.27 275.17

ホドニーン 579.44 589.83

ヴィシュコフ 433.46 447.55

ズノイモ 326.19 299.08

オロモウツ州

イェセニーク 458.28 426.68

オロモウツ 597.1 559.73

プロスチェヨフ 659.94 664.54

プシェロフ 593 595.31

シュンペルク 516.54 507.4

モラビア・シレジア州

ブルンタール 354.82 382.11

フリーデク・ミーステク

442.09 470.51

カルビナー 299.2 311.38

ノヴィー・イチーン436.74 475.67

オパヴァ 515.22 549.83

オストラバ市内 378.27 475.67

ズリーン州

クロムニェジーシュ682.53 715.76

ウヘルスケー・フラジシチェ

745.29 749.51

フセチーン 609.76 669.07

ズリーン 786.84 844.24


<外国の様子>

EU内の感染状況比較(ECDCのデータ)

直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(300人以上の国)

2020年10月19日現在

1.チェコ 858.6

2.ベルギー 756.9

3.オランダ 535.1

4.フランス 414.6

5. スロベニア  345.3

6. イギリス 329.2

7. アイスランド  317.7 

8.ルクセンブルク  315.5

9.スペイン 312.4

10.スロバキア  306.3

・・・

31.エストニア  35.6

・ベルギーでは、日当たり新規感染者数が1万人を超え、今日19日(月)から規制が強化された。主な規制は、飲食店閉店、夜間外出禁止(0時~5時まで)、公共の場所における集会人数4人まで等。学校はできる限り通常のまま継続する意向。保健大臣が日曜日、第二波を「ツナミ(津波)」に喩えたことが伝えられている。

 欧州委員会フォン・デア・ライエン委員長が検疫隔離、ベルギー外務大臣の陽性が確認されるなど、政治家の間にも感染が拡大しているため、欧州議会議員に対し、今週予定されている欧州議会には、自宅から遠隔で参加するようにとの通達が下った。

・イタリアでは、21時以降公共の場所への外出禁止、市場(マーケット)の禁止、アマチュアスポーツの試合禁止など、規制が強化されている。

・スロベニアは、今晩から3週間、緊急事態下に入り、夜間外出禁止、公共・宗教的な催しの禁止などの規制が導入される。

・ワルシャワでは、国立スタジアムにて仮設病棟が設置され、重症者用の病床500床が用意される。

・イギリスのウェールズでは、23日(金)から2週間にわたりロックダウンになる。国のライフラインに従事する企業以外は、すべて閉鎖。


=チェコから外国への渡航=

<チェコに対して国境を閉鎖している国(欧州地域)>

ハンガリー、デンマーク、キプロス、フィンランド、スペイン、

*ハンガリーは10月も国境を閉鎖するが、チェコ、スロバキア、ポーランドを例外とする旨、チェコテレビ19時ニュースが9月28日報道。


<チェコに対して渡航制限(陰性の検査結果提示、検疫隔離など)を課している国>

ベルギー(検疫隔離、検査陰性)、エストニア(検疫隔離)、フランス(海岸線の地域)、アイルランド(検疫隔離)、アイスランド(検疫隔離、検査陰性)、リトアニア(検査陰性)、ラトビア(検疫隔離)、マルタ(8月29日から検査義務)、ドイツ(9月25日より、モラビア・シレジア州、ウースチー州も含むチェコ全国を対象とする。ザクセン州は、10月から、チェコからの入国した場合24時間までの滞在であれば、検疫隔離免除し、ドイツからチェコへの入国は48時間まで認めることを、ザクセン州保健省ケッピング大臣が9月29日発表*)、オランダ(検疫隔離)、ノルウェー(検疫隔離)、ポルトガル(マデイラ島、アゾレス諸島)、ギリシャ(7月15日から、陰性の検査結果提示。8月11日から飛行機で入国する場合は同義務を免除していたが、9月28日より、飛行機による入国に対しても、陰性の検査結果提示を義務づける)、スロバキア(検査陰性)、スロベニア(検査陰性、検疫隔離)、スイス、イギリス(8月29日より検疫隔離)、ウクライナ(10月1日から、地域の危険度により、2週間の規制隔離または48時間内に受けたPCRテストの結果陰性の提示を義務づけている)、ルーマニア*、イタリア(10月8日より陰性の検査結果提示義務)

*オーストリアが、プラハを9月28日から危険な地域に指定。プラハに居住する人、プラハを訪問した人を対象に、陰性の検査結果提示を義務付ける。

*ルーマニアは、10月6日(火)、スロバキア、ハンガリー、フランス、イタリアとともにチェコを危険な国に指定し、7日(水)から、ルーマニアへ入国する際、2週間の検疫隔離を義務付けている。検疫隔離を開始後8日目に検査が陰性であれば、10日目から隔離が解除される。

<チェコからの渡航を自由に認めている国>

ブルガリア、フランス、クロアチア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、ポーランド、ポルトガル、オーストリア(9月28日から、プラハを危険な地域に指定)、ギリシャ(9月27日まで陸上交通による入国を認める)スウェーデン




3.すでに発表され、現在でも有効な内容

3-1.チェコ国内感染マップ

10月16日(金)、全国感染マップの定期アップデートは以下のとおり。

赤色(感染度高:市中感染が継続又は拡大している状態:(プラハ及び8州)

プラハ、中央ボヘミア州、カルロヴィ・ヴァリ州、フラデツ・クラーロヴェー州、

パルドゥビツェ州、南ボヘミア州、南モラビア州、ズリーン州、モラビア・シレジア州


オレンジ色(黄色)(感染度中:感染が長期的に拡大し、追跡が不可能になりつつあり、市中感染が始まり始めている状態):(全5州)

ヴィソチナ州、ウースチー州、ピルゼン州、リベレツ州、オロモウツ州


グリーン色(感染度低:感染追跡ができており、市中感染の危険がない状態):なし


3-2.全国一斉の規制


①10月14日からの規制強化内容)

規制強化期間:10月14日(水)0時~11月1日(休校の規制のみ)又は11月3日(緊急事態終了まで)

目的:感染者数(陽性者数)を減らし、R値を0.8まで下げ(0.8まで下がれば、規制を緩和する)、病院の医療提供能力を確保し、医療を必要するすべての人が治療を受けられるようにする。

① 基礎学校第一段階(1~5年生)を、10月14日(水)から2週間休校。当該規制は11月1日までとし、生徒は11月2日から通常通り登校する。(10月26日の週は、26、27日を休校にすることを教育省が決定しており、28日は国民の休日、29日、30日は秋休みのため、合計3週間休校になる)

・一日当たり育児手当60%、最低400コルナを支給する。

・保育園は当規制の対象外で、通園を許可する。

・大学の試験は、参加者10名までにて実施を認める。

・春の時と同様に、医療従事者、消防隊、警察官、社会福祉施設など、国の救護シス

テムにて勤務する人の子どもが通う学校は用意する。

・芸術学校の個人レッスン(先生対生徒1人)は禁止。

*大学試験の参加者は、現行の屋内10名までにて発表されているが、保健省は屋内

外の集会人数を6名までとしているため、調整が入るものと思われます。


② レストラン、クラブ、バーの営業を禁止し、テイクアウトのみ(20時まで)を認める。現在の緊急事態終了(11月3日)まで禁止する。


③ 集会人数を屋内、屋外共に6名までとする。(各自治体及び国の議会、省庁及び政党の行う会議などは例外)


④ 病院の収容能力を2倍にし、中央統制で管理する。


⑤ マスク着用は、現行の規定に加えて、市内一般交通機関の停留所での着用義務を追加する。(10月13日より即導入)


⑥ 医学生の起用:医学生4年生及び5年生を病院における支援などに起用する。

医学部のみならず、薬学部、介護福祉部の学生の起用も可。


⑦ 高校における実習は禁止。


⑧ 公共の場における飲酒禁止(11月3日まで)


⑨ 学生寮以外のチェコの住所に住所登録している学生は、10月14日から学生寮における宿泊禁止。(例外を認める)


②10月9日即導入及び10月12日からの規制強化内容

 

<文化的な催し>

・文化的な催し(劇場、映画館などにおける上演、博物館、画廊、展覧会、各地の城の閉鎖、会議、見本市、移動遊園地など)は、10月12日(月)から、すべて禁止する。

・10月11日(日)まで、すでに予定されている催しは実施可。

・動物園も閉園。(週末に多くの人が集まるため)*動物園は9日になり、9日からの即閉園が決定。

<スポーツ>

・10月12日(月)から、スポーツの屋内外における催し(試合、トレーニングなど)をプロ、アマチュア共にすべて禁止する。

・10月11日(日)まで、すでに予定されている催しは実施可。

・屋外で余暇にサッカー、テニスなどの運動をする場合は人数制限に沿い、最高20人にて行うことができる。

・屋内における運動は一切禁止。(屋内体育館は閉館)

・スポーツの試合で唯一、国際試合の場合は許可する。

スカウト活動も9日から禁止。

<スポーツ関係の営業禁止>

・ジム、プールなどの営業禁止。当該禁止は、本日8日真夜中(9日0時)より有効。ウェルネス、サウナ、ソラリウムなども9日から禁止。

<モール・ショッピングセンターの規制>

モール内での移動・買い物時の行動は2人まで、及びモール内のフードコートでは、1テーブル当たり2人まで(例外は、15歳未満の子どものいる家族)。Wifiを切って使用不可能にし、顧客が長時間滞在しないようにする。

<飲食店の規制>

・レストラン、バー、ビアホールなどの飲食店の閉店時間を20時とし、開店は6時以降とする。

・1テーブル当たり4人まで。

・当該規制は、本日8日真夜中(9日0時)より有効。

・その他の規制はこれまでと同様。

<病院、社会福祉施設における規制>

・10月12日(月)から2週間、面会を禁止する。

<ホテルの利用>

・検疫隔離中または本来ならば退院できるところ、社会福祉施設、高齢者施設へ戻ることができないため病院に入院している人を、一時ホテルなどの宿泊施設へ移す。

<病院の空き病床の管理>

・各州の州知事が、病院の空き状態を管理し、空き病床のある病院への患者割当などの指示を出すことができる。保健省が中央から空き状態を管理し、患者の再搬送システムを統制する。

<結婚式について>

・10月19日まで、30人までの人数制限で挙式可能。(今回の規制では変更なし)

<役所の受付時間>

・役所は、1週間に2日、1日5時間の受付時間体制に切り替える。

<集会人数制限>

・10月5日から導入されている屋内10人、屋外20人の規制が、屋外スポーツ活動のほか、宗教関係の集会にも適用される。

<学校における規制>

保育園:これまで同様、規制なし。

放課後児童クラブ:利用可能。

大学:全国にて遠隔授業を導入(これまで一部の地域にて遠隔授業が行われていた)。例外は、医学部、薬学部の臨床実習、その他の学部の実習。

基礎学校第一段階:これまで同様、授業は学校に登校して行う。

基礎学校第二段階:2グループに分け、一週間ごとに、遠隔授業、学校における授業を交代で行う(接触を半分に減らすため)。授業中のマスク着用義務。

学校のクラブ活動:禁止。

芸術学校:基本的に禁止(教員と生徒の1対1の授業は例外)

*高校はこれまで通り、遠隔授業(10月5日~)。

<秋休み>

・各地の学校がこれから秋休みに入り、10月28日が国民の祝日であるため、10月26日及び27日を全国で休校とする。10月26日・27日の2日間を「新型コロナウイルス対策の日(Dny boje proti kovidu)」とする。


③ 9月10日からのマスク着用義務の詳細

10月13日から、市内一般交通機関の停留所での着用義務が追加。


9月1日から、感染予防の一環として、全国を対象に、一部の屋内(役所、医療機関・薬局、社会福祉施設、投票所)及び公共交通機関(タクシーを含む)におけるマスク着用が義務づけられたが、全国的に感染状況が悪化したため、9月10日より、全国を対象に、自宅以外の屋内におけるマスク着用が義務付けられている。


目的は、高齢者、基礎疾患を持つ人々を新型コロナウイルスの感染から防ぐため。

*以下は規定内容の大要をまとめたもの(文書内の番号は規定内容の番号を残している)

1.着用場所規定

a) 以下の場所の屋内

・自宅・宿泊施設以外の場所における屋内(学校を含む)

・公共交通機関内

2.以上の場所におけるマスク着用義務の対象外

・2歳未満の幼児

・幼稚園・保育園園児及び職員

・スポーツトレーニング・競技

・その他、特別対策規定に定められている例外*

*特別対策規定に定めらえている例外は以下のとおり。

a) 2歳未満の幼児

b) 幼稚園・保育園園児及び職員

c) 外国語学校(1年間全日制教育)内

d) 学生寮、ユースホステルの従業員、及びこれらの施設に滞在する子供、生徒、学生

e) 児童養護施設

f) 法務省の設立した学校

g) 学校法第16条第9講に基づいて設立された学校の生徒、学生、教務職員

h) 児童一時保護所の職員及び児童

i) 知的・精神障害、自閉症スペクトラム障害、認知障害などを負っているため、マスクを着用することができない場合。

j) 医療機関病棟に入院中の場合。

k) 医療関係者が医療サービスを提供する上で不可欠な場合。

l) 社会福祉サービスの利用者

m) その他、医療・社会福祉サービスの提供者、担当医が判断した場合。

n) 被用者(チェコ憲法で定められている国を代表する国家公務員を含む)が、一か所において勤務し、他の人との距離が2メートル以上保てない場合。

o) 公共交通機関の運転手(乗客と乗降車時に接触している時はマスク着用)

p) 法廷内(裁判官、陪審員、検事、被告などをはじめとする参加者)

q) 劇場で舞台に上がる人(演劇、舞踊、音楽の演目を上演する人)、講義の講師、オーディオビデオの作品・番組の作成に参加する人。

r) ラジオ、テレビをはじめとする番組の司会者、アナウンサー

s) 高温の場所で勤務する人(高温によるリスクは管轄機関が判断)

t) 飲食店における顧客の飲食時。

u) 公共交通機関内における乗客の飲食時。

v) 結婚式参加者(新郎新婦のみならず、参列者も含む)

w) 写真撮影時(新郎新婦の写真撮影、家族写真撮影)

x) スポーツトレーニング、練習、試合、トーナメントなどでスポーツする人(トレーナーも含む)

y) 屋内プール、サウナなど。

2020年10月10日付にて、2020年8月24日付の保健省特別措置規定(*9月1日からの全国におけるマスク着用を定めた規定)、2020年8月31日付の保健省特別措置規定第I/2項が廃止された。

・罰金 特別対策を遵守しない場合、チェコ警察が、その場で最高1万コルナまでの罰金を科すことができる。

④ 検閲隔離期間の短縮

2020年9月1日から、検疫隔離期間が10日に短縮。

⑤ 検疫隔離・陽性隔離、追跡作業の規則変更

・隔離の規則が9月15日(火)から、以下のとおり変更になった。

目的:検疫隔離になる人の数を大幅に減らすため

・陽性者に接触していても、接触時に陽性者および本人ともにマスク又は粉塵マスク(respirator)を着用していたことがわかっており、かつ本人が無症状であれば、検疫隔離しなくてよい。

・陽性者に接触していても、本人が直近90日以内に新型コロナウイルスにかかっていれば、検疫隔離しなくてよい。(90日間は免疫ができているため)

*マスクをしていても、陽性者がくしゃみをした後に握手した場合などは、検疫隔離しなければならない。

*接触後、10日間は健康状態に注意し、症状が出た場合は、ホームドクターに連絡する。

*陽性者と接触後、症状が出ている場合は検疫隔離(quarantine)または陽性隔離(isolation)に入るが、症状が消えた後も3~4日は隔離の状態を継続する。検疫隔離(quarantine)、陽性隔離(isolation)の双方について、隔離終了のためにテストを受ける必要はない(医療関係者、社会福祉施設職員、免疫力が低下している人は例外)


・衛生局による追跡作業の方法が9月21日(月)、自己追跡(直近に接触した人を衛生局のウェブサイトで自己申告する方法)になる。

3-3.外国渡航に関する情報

・EU諸国安全度マップ:現在の時点での最終アップデートは10月2日(月)。

10月5日(月)0:00時より、以下の国を安全な国(グリーン色)とする(チェコ外務省サイトに掲載されているチェコ保健省の発表)

アンドラ、オーストラリア、ベルギー、ブルガリア、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、クロアチア、アイルランド、アイスランド、イタリア、日本、カナダ、韓国、キプロス、リヒテンシュタイン、リトアニア、ラトビア、ルクセンブルク、ハンガリー、マルタ、モナコ、ドイツ、オランダ、ノルウェー、ニュージーランド、ポーランド、ポルトガル、オーストリア、ルーマニア、ギリシャ、サンマリノ、スロバキア、スロベニア、スウェーデン、スイス、タイ、チュニジア、ヴァチカン、イギリス、北アイルランドバレアレス諸島及びカナリア諸島(スペイン)

・日本は9月18日(金)の時点で、依然としてグリーンの安全な国。しかし、両国間には相互主義は適用されていない。

・8月24日(月)から、スペインに渡航後チェコへ帰国するチェコ人及び外国人に対し、以下の義務が課せられる。

・チェコへ帰国後、即、本籍のある州の衛生局へ直接訪問するのではなく、電話など

で連絡を入れる。

・即、自費でSARS Covid-2対象のRT-PCRテストを受け、結果については、チェコへ帰

国した時から遅くとも72時間以内に所轄の衛生局へ通告。(RT-PCRテストを受けない

場合は、14日間の検疫隔離。

・上記が完了するまで、鼻と口を覆うマスクなどを着用するとともに、外出規制を守

る。

*外出規制の例外は以下のとおり:勤務、教育などの活動を行うことを目的とした勤務

先への移動、勤務先における移動、教育機関への移動、事業を行うことを目的とした

移動、どうしても必要な外出、子どもの面倒・動物の面倒を見るための外出のほか、

どうしても金融関連機関・郵便局、医療機関、社会福祉設備、役所へ行く必要がある

場合の当該機関と自宅との往復、葬儀への参加。

*スペインからの帰国後、市内一般交通、タクシーが利用できないということはない。

(利用を認める)

・上記義務が対象外となる場合

・カナリア諸島、ベレアレス諸島からの帰国。(10月5日より、カナリア諸島、

ベレアレス諸島は感染の危険性が低い国に指定されている)

・スペインにおける滞在時間が12時間以内の場合。

・5歳未満の子ども。

<情報源>


注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネット、外国のメディアなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。

無断転載をお断りします。

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