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執筆者の写真Miwatis Praha

2020年10月23日 チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2020年11月3日

2020年10月23日(金)、インターネット上にてチェコの各メディア及びチェコテレビが報道しているチェコ、欧州におけるコロナウィルスの状況を伝えるニュースをお伝えします。


プリムラ保健大臣 規制違反 急遽解任の予定


10月22日6時から、今日10月22日6時から、外出規制、店舗・サービス業の営業禁止が導入されています。詳しくは3-1①をご参照ください。


1.国内コロナウイルスの状況

・前日の新規陽性者数

10月22日(木)の新規陽性者数:14115人。

検査実施数:45990件(過去最多)

(陽性者の割合  30.6%)

・今日の感染状況(https://koronavirus.mzcr.cz/

10月23日(金)18時00分におけるチェコ保健省の発表

当日の新規陽性者数:8075人

現在の陽性者総数:137616人

治った人の数:91589人

現在の入院患者数:5044人(前日から267人増)

累計感染者数:231146人

累計死亡者数:1941人(前日から113人増)

・入院患者数と重症者数

10月22日(木)現在

入院患者数:5044人

重症者の数:735人(前日から16人増)

・プラハにおける感染状況

(https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje/PHA)

10月22日(木)

新規陽性者数:1716人

10月23日(金)18時現在

当日の新規陽性者数:670人

現在の陽性者総数:21247人

治った人の数:16136人

累計感染者数:37684人

累計死亡者数:301人

各州の状況:


2.今日の動き


● プリムラ保健大臣 規則違反 解任の動き

 プリムラ保健大臣が、21日(水)22時前、プラハのヴィシェフラトにある高級レストランにてミーティングを開き、23時30分頃レストランから出て車に乗るまでの姿をBlesk紙が写真に撮り、今日23日公開。本来であれば閉店中であるはずの飲食店に滞在し、近くに同じ家庭に住んでいない人がいたにも関わらずマスクを着用していなかったことが確認された。

 政府の中からも批判の声が上がり、野党はプリムラ保健大臣の辞任を要求。バビシュ首相は、プリムラ大臣が自ら辞職しない場合は解任することを発表。これに対しプリムラ大臣は記者会見を開き、レストランではプライベート目的で個室を利用し、コーヒーを飲んでいたためマスクをしていなかったこと、レストランから出て車まで移動したときは屋外で一人だったためマスクを着用していなかったが、車に乗ってからはすぐに着用したと説明し、規制には違反していなかったため、自ら辞職する意思はないことを発表したため、バビシュ首相は今日ゼマン大統領へ解任提案を提出するとともに、新保健大臣候補者を提示。候補者について発表は一切言及していないが、大統領が新候補者と来週火曜日(10月27日)に面会する予定であることをメディアに伝えた。今後、プリムラ大臣がどのくらいの期間保健大臣の役職を執行することになるか、今の時点では不明。

 今日、ブルノ大学附属病院ヤン・ブラトニー副院長(小児血液学専門、同病院生化学科科長)がバビシュ首相に面会するため、内閣府を訪れているため、首相が大統領にブラトニー副院長を次期保健大臣候補者として提案したものと報道されている。

 プリムラ大臣は辞任する意思を示していないこと、ゼマン大統領は第一波の時のプリムラ大臣の当時副大臣としての功績を高く評価し、今年の国家勲章を同大臣に授与することを繰り返し言及していたことから、来週、すぐにプリムラ大臣解任、新候補者任命になるかどうか、不安定な要素が残っている。

 プリムラ保健大臣は、水曜日、政府を構成する政党ANOのファルティーネク副党首が設定したミーティングに参加。同ミーティングには、オストラバ大学附属病院ハブルラント院長も参加した。ファルティーネク副党首は下院議会で謝罪、すでに辞任を発表している。今回の規則違反で、ミーティングの開かれたレストランRio’sは20時以降にも開店していたこと、ミーティング参加者はマスクを着用していなかったことから、それぞれ最高300万コルナ、1万コルナの罰金が科される可能性があり、今後プラハ市が検証する。

 今日の政府記者会見において、バビシュ首相はショックな出来事で、寛容は許されないと述べ、即プリムラ保健大臣解任の手続きを開始した。しかし、野党は、プリムラ保健大臣の今回の規制違反以外にも、現政府メンバーが、これまでミーティング時にマスクをしていなかった場面(マラーチョヴァー社会労働大臣、ハマーチェク副大臣)、十分な距離を保たずに会食をしていた場面(写真が公開)などが確認されていること、バビシュ首相は、当初夏休みを外国で過ごすことはないと発表していたにも関わらず、クレタ島へ渡航したこと、8月末、マスク着用義務を一度発表後、翌日即取り消しに至ったことなど、政府は数多くのミスと犯し、国民の信頼を失ったとして、緊急事態解除後に、政府の信任投票を提案するとしている。

 与党をANOと構成する社会民主党のメンバーも、バビシュ首相が記者会見においてプリムラ保健大臣を解任する意向を発表するまで、一時、同大臣が解任されないならば、各大臣が辞任する意向を首相に対して発表していた。

● 病院の空き病床、人工呼吸器などの未使用率

(10月23日現在。保健省データ:チェコテレビ19時ニュース)

酸素供給口のある病床 33%

麻酔科蘇生科・集中治療室 25%

人工呼吸器 49%

ECMO 73%

● 新コロナウイルス感染による入院患者の推移

10月1日 1134人

10月11日 2146人

10月21日 4777人

(保健省データ:チェコテレビ19時ニュース)

● 各病院の様子

 現在、統計上では3分の1の病床が空床であるが、地方にある規模の小さい病院では、病床が不足し始めている。


<プラハチツェ病院>

 南ボヘミア州プラハチツェ地方にある病院では、医療従事者不足から、入院患者の中でも、他の病院で治療を継続できる患者は近隣地方の病院へ搬送、自宅療養可能な患者は自宅にて治療継続などの対応にて、コロナウイルス患者用に病院の医療提供能力を増やさなければならない状態にある。同病院のチャルヴァシュ院長は、このような事態になることはこれまで考えてもみなかったが、どうしてもこの手段をとらなければならないと話している。

 コロナウイルスによる入院患者は、昨日の時点で30人、今日は40人と増加。医療スタッフは、昨日25人不足、今日30人が不足。コロナウイルス患者の治療には、陽性ではあるが、無症状あるいは軽症の医療スタッフも隔離体制に入らず、治療を担当している。(チェコテレビ19時ニュース)


<コリーン地方病院>

 コリーン地方病院では、産婦人科、皮膚科、整形外科など6つの科をコロナウイルス病棟に変更している。同病院の医師は、突然変更しなければならない状態だった、何人の患者が入院してくるかわからないが、患者数が急増している、と述べている。予定していた手術・治療を今週に入りすべて停止。現在85人の感染患者が入院中で、すでに首都プラハにあるブロフカ病院のような規模の大きい病院とほぼ同数の患者を受け容れている。10月に入り、毎週患者数の増加率は約50%。同病院では来週末(10月30日頃)には130~140人に増加することを想定しており、このレベルまでは何とか受け入れることができるが、現在の増加率が下降し始めない限り、11月初めには受入能力の上限に達することを、同病院のフドメル院長がチェコテレビに対して述べている。


<在プラハトマイエル病院>

 プラハにあるトマイエル病院では、これまでも医療スタッフ(看護師)が慢性的に80人ほど不足する状態が続いていたが、現在、コロナウイルス患者の増加で、80人の医療スタッフが感染中。現在、同病院の医師・看護師は、所属している科のみならず、別の科も担当して対応している。同病院のベネシュ院長は、陽性だが軽症の患者を別の施設へ移動することができれば病院としては助かると述べている。

(レトニァニの仮設病棟ではこうした患者を収容し、アフターケアを行う予定だが、仮設病棟には集中治療もできる医療スタッフが配置されることを、今日のチェコテレビニュースが伝えている)

● 人工呼吸器の支給

今日の時点で、以下の人工呼吸器が外国からチェコに届く予定。

ハンガリーから、150台(バビシュ首相がTwitterにて発表)

EUから30台(22日、EUが予告)

NATOから60台(今日、NATOが承認する予定。メトナル防衛大臣が報告)

最新の情報によると、チェコには1941台の人工呼吸器があり、10月半ばから約半分が使用されており、今日現在、51.4%の使用率。


● 仮設病棟 ブルノでも設置

 プラハではレトニァニにある見本市会場で仮設病棟が設置されるが、ブルノでもブルノ市見本市会場にて、当面パビリオン一棟を利用して、仮設病棟を設置する。設置作業は来週月曜日(10月26日)から開始。ブルノ市のヴァニュコヴァー市長(市民民主党)は、すでに第一波時に仮設病棟設置のプロジェクトが存在し、すでに衛生局の許可も得ていることを伝えた。


● 現行規制下の散歩

 今週末、天気が次第に回復し、晴れの天気予報のため、多くの人が散歩などに外出するkことが予想されている。現行の外出規制では、散歩・自然の中での滞在が認められている。


●全国感染度マップ

 毎週金曜日に全国感染度マップがアップデートされているが、チェコテレビ19時のニュースでも言及なし。保健省の今週のアップデートで、全国14州(プラハ+13州)が赤色(感染度高:市中感染が継続又は拡大している状態)になった。



<チェコの感染状況(直近7日間人口10万人当たりの感染者数)>

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19) (10月23日18時発表のデータ)


昨日 今日

プラハ 624.72 639.52

中央ボヘミア州

ベネショフ 939.51 901.28

ベロウン 611.21 632.25

クラドノ 519.57 550.21

コリーン 701.6 718.16

クトナー・ホラ

527.51 545.97

ムニェルニーク

529.72 526.98

ムラダーボレスラフ

611.36 664.29

ニンブルク 589.77 632.4

プラハ東部 655.05 678.81

プラハ西部 715.16 739.93

プシーブラム 813.18 864.44

ラコブニーク 628.13 633.53

南ボヘミア州

チェスケーブジェヨビツェ

771.3 887.68

チェスキー・クルムロフ

406.13 454.87

インドジフーフ・フラデツ

540.29 614.17

ピーセク 771.09 769.69

プラハチツェ 449.21 535.53

ストラコニツェ

657.04 740.41

ターボル 635.51 646.23

ピルゼン州

ドマジュリツェ

823.37 823.37

クラトビ 784.68 734.91

ピルゼン北部 923.99 890.23

ピルゼン市内 890.98 866.79

ピルゼン南部 963.96 974.99

タホフ 590.77 550.28

ロキツァニ 735.58 691

カルロヴィ・ヴァリ州

へプ 309.93 289.19

カルロヴィ・ヴァリ

497.31 509.5

ソコロフ 609.89 601.96

ウースチー州

ジェチーン 386.75 437.7

ホムトフ 705.1 789.94

リトムニェジツェ

599.16 695.26

ロウニ 688.65 756.71

モスト 411.79 521

テプリツェ 378.86 424.57

リベレツ州

ウースチー・ナト・ラベム

504.45 568.13

チェスカー・リーパ

442.4 483.06

ヤブロネツ・ナド・ニソウ

544.85 627.57

リベレツ 636.58 678.71

フラデツ・クラーロヴェー州

セミリ 722.03 869.13

フラデツ・クラーロヴェー

987.32 983.06

イチーン 612.16 555.94

ナーホト 767.57 803.94

トルトノフ 667.07 781.5

パルドゥビツェ州

リフノフ・ナト・クニェジュノウ

597.11 614.74

フルジム 628.98 651.93

パルドゥビツェ

550.04 582.53

スヴィタヴィ 736.1 747.61

ヴィソチナ州

ウースチー・ナド・オルリツィー

650.15 658.11

ハヴリーチクーフ・ブロト

603.7 640.57

イフラバ 566.76 599.32

ペルフジモフ 674.95 811.87

トシェビーチ 539.76 605.54

南モラビア州

ジュジャール・ナト・サーザヴォウ

881.02 834.48

ブランスコ 487.47 533.28

ブルノ市内 493.23 649.02

ブルノ郊外 493.23 538.19

ブジェツラフ 358.58 419.64

ホドニーン 592.43 709.35

ヴィシュコフ 497.4 527.74

ズノイモ 374.29 483.6

オロモウツ州

イェセニーク 605.77 595.24

オロモウツ 811.14 783.53

プロスチェヨフ

929.62 925.94

プシェロフ 769.81 793.75

シュンペルク 573.01 598.75

モラビア・シレジア州

ブルンタール 411.59 378.83

フリーデク・ミーステク

515.23 539.92

カルビナー 313.81 354.82

ノヴィー・イチーン

515.25 549.56

オパヴァ 668.42 747.29

オストラバ市内

484.16 531.95

ズリーン州

クロムニェジーシュ

765.12 818.28

ウヘルスケー・フラジシチェ

845.13 913.34

フセチーン 754.88 800.23

ズリーン 998.69 1024.77



<外国の様子>

EU内の感染状況比較(ECDCのデータ)

直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(300人以上の国)

2020年10月23日現在

1.チェコ 1148.5

2.ベルギー 1019.8

3.オランダ 616.1

4.ルクセンブルク 507.3

5.フランス 488.6

6. スロベニア  487.3

7.リヒテンシュタイン 396.1

8. スペイン 379.1

9. イギリス 373.1

10.スロバキア  359.7

11.マルタ 330.5

・・・

31.ノルウェー  36.6

・ポーランド政府は、規制強化を決定。主な内容は、基礎学校4年生以上は遠隔授業に切り替え、16歳までの児童は8時~16時までの外出禁止(大人が同伴する場合は例外)、70歳以上は可能な限り外出禁止、2週間の飲食店営業禁止、集会人数は5人まで、映画館・劇場は上映・上演可能だが、観客数は満席数の25%まで。

・スロバキアでは、全国一斉検査が開始。今日、感染状況の悪い4地方で試行的検査が行われた。試験を希望する住民の数が多く、2時間の列をつくって試験を受けた。約2万3千人の検査が行われた。そのうち陽性は900人。明日から、通勤、買い物、通院などの必要不可欠な場合のみを例外とする外出禁止令が導入される。



=チェコから外国への渡航=

<チェコに対して国境を閉鎖している国(欧州地域)>

ハンガリー、デンマーク、キプロス、フィンランド、スペイン、

*ハンガリーは10月も国境を閉鎖するが、チェコ、スロバキア、ポーランドを例外とする旨、チェコテレビ19時ニュースが9月28日報道。


<チェコに対して渡航制限(陰性の検査結果提示、検疫隔離など)を課している国>

ベルギー(検疫隔離、検査陰性)、エストニア(検疫隔離)、フランス(海岸線の地域)、アイルランド(検疫隔離)、アイスランド(検疫隔離、検査陰性)、リトアニア(検査陰性)、ラトビア(検疫隔離)、マルタ(8月29日から検査義務)、ドイツ(9月25日より、モラビア・シレジア州、ウースチー州も含むチェコ全国を対象とする。ザクセン州は、10月から、チェコからの入国した場合24時間までの滞在であれば、検疫隔離免除し、ドイツからチェコへの入国は48時間まで認めることを、ザクセン州保健省ケッピング大臣が9月29日発表*)、オランダ(検疫隔離)、ノルウェー(検疫隔離)、ポルトガル(マデイラ島、アゾレス諸島)、ギリシャ(7月15日から、陰性の検査結果提示。8月11日から飛行機で入国する場合は同義務を免除していたが、9月28日より、飛行機による入国に対しても、陰性の検査結果提示を義務づける)、スロバキア(検査陰性)、スロベニア(検査陰性、検疫隔離)、スイス、イギリス(8月29日より検疫隔離)、ウクライナ(10月1日から、地域の危険度により、2週間の規制隔離または48時間内に受けたPCRテストの結果陰性の提示を義務づけている)、ルーマニア*、イタリア(10月8日より陰性の検査結果提示義務)

*オーストリアが、プラハを9月28日から危険な地域に指定。プラハに居住する人、プラハを訪問した人を対象に、陰性の検査結果提示を義務付ける。

*ルーマニアは、10月6日(火)、スロバキア、ハンガリー、フランス、イタリアとともにチェコを危険な国に指定し、7日(水)から、ルーマニアへ入国する際、2週間の検疫隔離を義務付けている。検疫隔離を開始後8日目に検査が陰性であれば、10日目から隔離が解除される。

<チェコからの渡航を自由に認めている国>

ブルガリア、フランス、クロアチア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、ポーランド、ポルトガル、オーストリア(9月28日から、プラハを危険な地域に指定)、ギリシャ(9月27日まで陸上交通による入国を認める)スウェーデン




3.すでに発表され、現在でも有効な内容

3-1.チェコ国内感染マップ

10月23日(金)、全国感染マップの定期アップデートは以下のとおり。

赤色(感染度高:市中感染が継続又は拡大している状態:(プラハ及び全13州)

プラハ、中央ボヘミア州、カルロヴィ・ヴァリ州、フラデツ・クラーロヴェー州、

パルドゥビツェ州、南ボヘミア州、南モラビア州、ズリーン州、モラビア・シレジア州、

ヴィソチナ州、ウースチー州、ピルゼン州、リベレツ州、オロモウツ州


・オレンジ色(黄色)(感染度中:感染が長期的に拡大し、追跡が不可能になりつつあり、市中感染が始まり始めている状態):なし

グリーン色(感染度低:感染追跡ができており、市中感染の危険がない状態):なし


3-2.全国一斉の規制

①10月22日6時からの規制強化内容(11月3日まで)

規制強化期間:10月22日(木)6時~11月3日(緊急事態終了まで)


●自由な人の動きの禁止(外出規制)

例外:通勤、家族などの訪問、食料品、薬など生活必需品の買い物、診断・治療をうけるための医師・医療機関訪問、近所の人への手伝い、獣医訪問、役所訪問(必要不可欠な場合のみ)、ボランティア活動、デリバリーサービス、結婚式・葬儀 への参加・式場への移動、自分の別荘への移動・滞在、散歩など。


●国の機関と国民の接触を制限

役所の受付時間はすでに1週間に2日、各日5時間体制になっているが、申請などの手続きはどうしても必要不可欠なものに限り、期限を延長できるものは延長し、列を作って待つことがないようにする。


●小売店・サービス業の営業禁止

例外:食料品、ガソリン、燃料、衛生関連器具、ドラッグストア、薬局・医療用具、ペットフード、眼鏡・コンタクトレンズ、タバコ・葉巻、新聞、レッカー移動、スペアパーツ、小包配達、交通機関切符販売、花、生地、コンピューター・オーディオ機器、クリーニング店、不動産、鍵製造、機械修理、廃棄物回収、会 計・税務、自動車修理など。


●ホテルは観光目的の宿泊客に対して営業禁止。外国人、ビジネス出張目的による宿泊客に対しては営業可。


●(すでに入済みの対策について確認)

飲食店の営業禁止(テイクアウトは可)

例外:従業員用食堂、宿泊施設(宿泊客向けに6時~22時まで営業可)、5000平米以上のモール内にあるフードコートでは、テイクアウトのみ。


② 10月14日からの規制強化内容

規制強化期間:10月14日(水)0時~11月1日(休校の規制のみ)又は11月3日(緊急事態終了まで)

目的:感染者数(陽性者数)を減らし、R値を0.8まで下げ(0.8まで下がれば、規制を緩和する)、病院の医療提供能力を確保し、医療を必要するすべての人が治療を受けられるようにする。

1.基礎学校第一段階(1~5年生)を、10月14日(水)から2週間休校。当該規制は11月1日までとし、生徒は11月2日から通常通り登校する。(10月26日の週は、26、27日を休校にすることを教育省が決定しており、28日は国民の休日、29日、30日は秋休みのため、合計3週間休校になる)

・一日当たり育児手当基本給与の60%、最低400コルナを支給する。

・保育園は当規制の対象外で、通園を許可する。

・大学の試験は、参加者10名までにて実施を認める。

・春の時と同様に、医療従事者、消防隊、警察官、社会福祉施設など、国の救護システムにて勤務する人の子どもが通う学校は用意する。

・芸術学校の個人レッスン(先生対生徒1人)は禁止。


② レストラン、クラブ、バーの営業を禁止し、テイクアウトのみ(20時まで)を認める。現在の緊急事態終了(11月3日)まで禁止する。


③ 集会人数を屋内、屋外共に6名までとする。(各自治体及び国の議会、省庁及び政党の行う会議などは例外)


④ 医学生の起用:医学生4年生及び5年生を病院における支援などに起用する。

医学部のみならず、薬学部、介護福祉部の学生の起用も可。


⑤ 高校における実習は禁止。


⑥ 公共の場における飲酒禁止(11月3日まで)


⑦ 学生寮以外のチェコの住所に住所登録している学生は、10月14日から学生寮における宿泊禁止。(例外を認める)


③ 10月9日即導入及び10月12日からの規制強化内容

 

<文化的な催し>

・文化的な催し(劇場、映画館などにおける上演、博物館、画廊、展覧会、各地の城の閉鎖、会議、見本市、移動遊園地など)は、10月12日(月)から、すべて禁止する。

・10月11日(日)まで、すでに予定されている催しは実施可。

・動物園も閉園。(週末に多くの人が集まるため)*動物園は9日になり、9日からの即閉園が決定。

<スポーツ>

・10月12日(月)から、スポーツの屋内外における催し(試合、トレーニングなど)をプロ、アマチュア共にすべて禁止する。

・10月11日(日)まで、すでに予定されている催しは実施可。

・屋外で余暇にサッカー、テニスなどの運動をする場合は人数制限に沿い、最高20人にて行うことができる。

・屋内における運動は一切禁止。(屋内体育館は閉館)

・スポーツの試合で唯一、国際試合の場合は許可する。

スカウト活動も9日から禁止。

<モール・ショッピングセンターの規制>

モール内での移動・買い物時の行動は2人まで(例外は、15歳未満の子どものいる家族)。Wifiを切って使用不可能にし、顧客が長時間滞在しないようにする。

<病院、社会福祉施設における規制>

・10月12日(月)から2週間、面会を禁止する。

<結婚式について>

・10月19日まで、30人までの人数制限で挙式可能。(今回の規制では変更なし)

<役所の受付時間>

・役所は、1週間に2日、1日5時間の受付時間体制に切り替える。

<秋休み>

・各地の学校がこれから秋休みに入り、10月28日が国民の祝日であるため、10月26日及び27日を全国で休校とする。10月26日・27日の2日間を「新型コロナウイルス対策の日(Dny boje proti kovidu)」とする。


④ 9月10日からのマスク着用義務の詳細

10月21日(水)から、以下の内容が追加になる。

・自治体内(市町村内)にて、2人以上の人が会う時に、2メートル以上の社会距離を保つことが不可能な場合、マスクを着用する。自治体の外では同義務なし。

例外: 2歳までの子ども

一緒の家庭に住んでいる人。

運動中。

・車内においてもマスク着用。一人で運転している時、又一緒の家庭に住んでいる人と同乗している時を例外として、マスクを着用が義務付けられる。

10月13日から、市内一般交通機関の停留所での着用義務が追加。


9月1日から、感染予防の一環として、全国を対象に、一部の屋内(役所、医療機関・薬局、社会福祉施設、投票所)及び公共交通機関(タクシーを含む)におけるマスク着用が義務づけられたが、全国的に感染状況が悪化したため、9月10日より、全国を対象に、自宅以外の屋内におけるマスク着用が義務付けられている。


目的は、高齢者、基礎疾患を持つ人々を新型コロナウイルスの感染から防ぐため。

*以下は規定内容の大要をまとめたもの(文書内の番号は規定内容の番号を残している)

1.着用場所規定

a) 以下の場所の屋内

・自宅・宿泊施設以外の場所における屋内(学校を含む)

・公共交通機関内

2.以上の場所におけるマスク着用義務の対象外

・2歳未満の幼児

・幼稚園・保育園園児及び職員

・スポーツトレーニング・競技

・その他、特別対策規定に定められている例外*

*特別対策規定に定めらえている例外は以下のとおり。

a) 2歳未満の幼児

b) 幼稚園・保育園園児及び職員

c) 外国語学校(1年間全日制教育)内

d) 学生寮、ユースホステルの従業員、及びこれらの施設に滞在する子供、生徒、学生

e) 児童養護施設

f) 法務省の設立した学校

g) 学校法第16条第9講に基づいて設立された学校の生徒、学生、教務職員

h) 児童一時保護所の職員及び児童

i) 知的・精神障害、自閉症スペクトラム障害、認知障害などを負っているため、マスクを着用することができない場合。

j) 医療機関病棟に入院中の場合。

k) 医療関係者が医療サービスを提供する上で不可欠な場合。

l) 社会福祉サービスの利用者

m) その他、医療・社会福祉サービスの提供者、担当医が判断した場合。

n) 被用者(チェコ憲法で定められている国を代表する国家公務員を含む)が、一か所において勤務し、他の人との距離が2メートル以上保てない場合。

o) 公共交通機関の運転手(乗客と乗降車時に接触している時はマスク着用)

p) 法廷内(裁判官、陪審員、検事、被告などをはじめとする参加者)

q) 劇場で舞台に上がる人(演劇、舞踊、音楽の演目を上演する人)、講義の講師、オーディオビデオの作品・番組の作成に参加する人。

r) ラジオ、テレビをはじめとする番組の司会者、アナウンサー

s) 高温の場所で勤務する人(高温によるリスクは管轄機関が判断)

t) 飲食店における顧客の飲食時。

u) 公共交通機関内における乗客の飲食時。

v) 結婚式参加者(新郎新婦のみならず、参列者も含む)

w) 写真撮影時(新郎新婦の写真撮影、家族写真撮影)

x) スポーツトレーニング、練習、試合、トーナメントなどでスポーツする人(トレーナーも含む)

y) 屋内プール、サウナなど。

2020年10月10日付にて、2020年8月24日付の保健省特別措置規定(*9月1日からの全国におけるマスク着用を定めた規定)、2020年8月31日付の保健省特別措置規定第I/2項が廃止された。

・罰金 特別対策を遵守しない場合、チェコ警察が、その場で最高1万コルナまでの罰金を科すことができる。

⑤ 検閲隔離期間の短縮

2020年9月1日から、検疫隔離期間が10日に短縮。

⑥ 検疫隔離・陽性隔離、追跡作業の規則変更

・隔離の規則が9月15日(火)から、以下のとおり変更になった。

目的:検疫隔離になる人の数を大幅に減らすため

・陽性者に接触していても、接触時に陽性者および本人ともにマスク又は粉塵マスク(respirator)を着用していたことがわかっており、かつ本人が無症状であれば、検疫隔離しなくてよい。

・陽性者に接触していても、本人が直近90日以内に新型コロナウイルスにかかっていれば、検疫隔離しなくてよい。(90日間は免疫ができているため)

*マスクをしていても、陽性者がくしゃみをした後に握手した場合などは、検疫隔離しなければならない。

*接触後、10日間は健康状態に注意し、症状が出た場合は、ホームドクターに連絡する。

*陽性者と接触後、症状が出ている場合は検疫隔離(quarantine)または陽性隔離(isolation)に入るが、症状が消えた後も3~4日は隔離の状態を継続する。検疫隔離(quarantine)、陽性隔離(isolation)の双方について、隔離終了のためにテストを受ける必要はない(医療関係者、社会福祉施設職員、免疫力が低下している人は例外)


・衛生局による追跡作業の方法が9月21日(月)、自己追跡(直近に接触した人を衛生局のウェブサイトで自己申告する方法)になる。

3-3.外国渡航に関する情報

・EU諸国安全度マップ:現在の時点での最終アップデートは10月2日(月)。

10月5日(月)0:00時より、以下の国を安全な国(グリーン色)とする(チェコ外務省サイトに掲載されているチェコ保健省の発表)

アンドラ、オーストラリア、ベルギー、ブルガリア、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、クロアチア、アイルランド、アイスランド、イタリア、日本、カナダ、韓国、キプロス、リヒテンシュタイン、リトアニア、ラトビア、ルクセンブルク、ハンガリー、マルタ、モナコ、ドイツ、オランダ、ノルウェー、ニュージーランド、ポーランド、ポルトガル、オーストリア、ルーマニア、ギリシャ、サンマリノ、スロバキア、スロベニア、スウェーデン、スイス、タイ、チュニジア、ヴァチカン、イギリス、北アイルランドバレアレス諸島及びカナリア諸島(スペイン)

・日本は9月18日(金)の時点で、依然としてグリーンの安全な国。しかし、両国間には相互主義は適用されていない。


<情報源>

https://www.irozhlas.cz/zpravy-domov/roman-prymula-restaurace-vysehrad-bez-rousky-jaroslav-faltynek-blesk-rios_2010230923_ako


注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネット、外国のメディアなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。

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