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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2020年10月26日 チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2020年11月15日

2020年10月26日(月)、インターネット上にてチェコの各メディア及びチェコテレビが報道しているチェコ、欧州におけるコロナウィルスの状況を伝えるニュースをお伝えします。


更なる規制強化発表 

10月28日0時00分から11月3日23時59分まで導入


今日10月22日6時から、外出規制、店舗・サービス業の営業禁止が導入されています。詳しくは3-1①をご参照ください。


1.国内コロナウイルスの状況

・前日の新規陽性者数

10月25日(日)の新規陽性者数:7301人。

検査実施数:21208件

(陽性者の割合  34.4%)

・今日の感染状況(https://koronavirus.mzcr.cz/

10月26日(月)18時00分におけるチェコ保健省の発表

当日の新規陽性者数:5474人

現在の陽性者総数:162866人

治った人の数:98369人

現在の入院患者数:5613人(前日から268人増)

累計感染者数:263572人

累計死亡者数:2337人(前日から170人増)

・入院患者数と重症者数

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/prehled-hospitalizaci

10月25日(日)現在

入院患者数:5613人

重症者の数:828人(前日から28人増)

・プラハにおける感染状況

(https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje/PHA)

10月25日(日)

新規陽性者数:737人

10月26日(月)18時現在

当日の新規陽性者数:731人

現在の陽性者総数:24092人

治った人の数:16848人

累計感染者数:41277人

累計死亡者数:337人

各州の状況:

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje



2.今日の動き

●現在の感染状況

・今日のR値は、1.34。1.4から0.06下がっているが、以前として、1.3~1.4のレベル。

・現在の感染者数の14%が65歳以上。

●新規制の発表

政府は、当初16時に開く予定だった記者会見を21時15分から行い、以下の規制強化を発表した。


導入期間:10月28日0時00分~11月3日まで

1.人の自由な動き(移動)を、21時~4時59分まで禁止する(夜間外出禁止)。

例外:仕事先への移動、事業目的、公共の任務を行う公務員(国家議員、政府関係者など)の義務遂行、出勤・勤務先からの帰路、安全・危機の状況を解決する場合、医療施設・社会福祉施設訪問、一般公共交通、健康・生命・資産を守るため、など。犬の散歩も例外とするが、自宅から500メートル以内とする。


2.ホームオフィスへの切り替え

国家機関、公共機関、民間企業において、テレワークに切り替え可能なところは切り替える。(主に、これまで国家機関、公共機関においてテレワークが導入されたていなかったところをテレワークに切り替える。民間企業の場合は、各社マネージャーの判断に委ねる)


3.小売店販売の制限

日曜日(終日)、月~土曜日20時~5時までの小売店販売禁止

例外:

ガソリンスタンド、燃料販売、空港、バスターミナル、医療機関、レストランのテイクアウト。

ファーマーズマーケットは禁止だが、果物、野菜、牛乳、肉、肉の加工品、パン、卵などは販売可(国内生産を支持するため)。ファーマーズマーケットにおける飲食は不可。ファーマーズマーケットでは、2メートルの距離を維持し、400平米当たり最高20人まで。

家庭用品・金物製品(家具、フロアー製品は例外)

温泉療養所、リハビリ施設は、ウェルネス目的の滞在、私費による滞在は禁止。

花屋は、営業を認めるが、店内に入ることのできる顧客は2名まで。

規制導入に関連する政府の補償

1. 3か月分賃貸料の5割(1.5か月分)の補償が先週水曜日21日より認められている。

2. 金曜日から、文化関係者を対象とする補償金を開始。経費の8割を補償。

3. 長距離バス営業所(主に個人事業者、家族経営の会社)に対する座席数に応じた補償金制度。

4. Antivirus B(注文が減少した場合の6割給与補償)を年末まで延長。

5. Antivirus A(規制により営業禁止に至った場合、給与、社会・健康保険料を全額補償)

6. 各種税金支払い延期(道路税、所得税予定納税、VAT延滞税など)

以上を導入するに至った背景は以下のとおり。

・直近2週間に導入した規制の成果が週末の数字として表れることを予想していたが、依然として感染拡大指標が必要なレベルまで下がっていない。

・人の移動が、予測していたよりも制限できていない。

・検査実施数に対する陽性の割合が、32~32%。

・スロバキアで行われた全国一斉検査の結果から、チェコでは50万人ほどの陽性者がいると想定される。

・感染者の中で、65歳以上の高齢者の割合が増加している。

・感染場所別では、職場が38.9%、家族及び余暇が21.8%、学校10.7%、医療施設2.5%、外国にて感染2.3%、社会福祉施設1.8%となっており、職場での感染が最も多い。

・各国で導入されている規制を参考にしたが、国民全員の外出禁止、産業も封鎖、国のライフラインのみを稼働させ、経済に大きな影響のでるロックダウンを行ったのはイスラエルのみで、他の国は経済に影響が出ないよう配慮した規制となっている(その代わり、イスラエルは1か月で感染拡大の右上がりのグラフを右下がりに切り替えることができた)。チェコは、経済に影響をもたらさない規制をとるため、導入規制内容は「ロックダウン」ではない。(記者団から、医師会のクベク会長が主張するロックダウンをチェコ政府は検討しているか、という質問に対する回答)


規制順守チェックについて

・犬の散歩目的の外出、あるいは勤務先へ行くという理由を悪用する人が出る可能性があるが、警察が巡回中に質問し、チェックする。警察の尋問時に勤務先のレターなどを所持している必要はないが、警察から出される質問に答え、必要であれば証明できる文書などを後で提示する。

* 今日の記者会見には、プリムラ保健大臣及びハヴリーチェク副大臣(産業大臣)の2名が参加。


●緊急事態延長手続きについて

政府は明日、緊急事態延長提案について討議し、下院で金曜日に討議(決定が下る)予定。

●11月3日からの学校授業再開の可能性について

現在のところ、状況は芳しくない。今週末の様子を見て判断が下る予定だが、現在のところ、基礎学校1年生及び2年生に限り通常にもどす可能性がある。

●全国一斉検査実施について

高齢者施設などにおける一斉検査を来週開始する。検査方法はこれまでの試行的検査にて検証を行った結果、抗体テストを起用する。

●病院の受入能力 今後の予想

 プリムラ保健大臣は、先週木曜日、下院において以下を説明した。

 コロナウイルス患者用に用意している病床数は1万5千床だが、現在のR値が下がらない場合、11月9日に満床となる(医療崩壊する)。

*専門家の中からは、チェコの医療施設受入能力にはまだ余裕があり、今後政府の規制が効果を表すはずなので、医療崩壊には至らないという主張も出ている。

●医療従事者の感染度

現在、医療従事者は、約1万3千人(医師約2500人、看護師約6000人、残りはその他の医療従事者)している。感染原因はほとんどの場合、医療施設外となっている。(医療施設では、消毒などの対処がされているため、ほとんど感染に至ることはない)


●検査結果を伝える偽メッセージ

プラハ一般大学附属病院は、Facebookを通して、同大学病院名を偽って、新型コロナウイルスの検査結果を知らせる偽SMS、電子メールが送られていることを発表した。医療機関を狙ったハッカー攻撃が増えているが、今回は同病院がその対象になり、検査を受けなかった人にも検査結果を伝える偽メッセージが届いているとしている。同大学病院では検査を受けに来た場合、検査直前に記入する問診票上に記載する電話番号に、検査実施後48時間以内にSMSにて結果を送り、メッセージには検査を受けた人の名前と結果(陰性/陽性)を伝えており、その他の通知は一切偽メッセージであるとして警告した。


<チェコの感染状況(直近7日間人口10万人当たりの感染者数)>

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19) (10月26日18時発表のデータ)



昨日 今日

プラハ 696.53 696.23

中央ボヘミア州

ベネショフ 1064.22 1111.51

ベロウン 821.6 811.08

クラドノ 626.49 631.3

コリーン 718.16 645.08

クトナー・ホラ 630.37 604

ムニェルニーク 647.75 627.62

ムラダーボレスラフ

727.19 750.97

ニンブルク 676.01 650.24

プラハ東部 741.45 746.85

プラハ西部 864.48 839.71

プシーブラム 1062.52 1046.01

ラコブニーク 847.7 845.9

南ボヘミア州

チェスケーブジェヨビツェ

999.47 977.01

チェスキー・クルムロフ

531.22 505.23

インドジフーフ・フラデツ

775.15 746.48

ピーセク 913.57 927.54

プラハチツェ 670.88 617.91

ストラコニツェ 945.29 939.64

ターボル 822.65 741.75

ピルゼン州

ドマジュリツェ 831.43 865.26

クラトビ 782.36 819.4

ピルゼン北部 992.76 1007.76

ピルゼン市内 941.42 963.56

ピルゼン南部 1047.44 1039.57

タホフ 693.83 673.59

ロキツァニ 634.26 640.34

カルロヴィ・ヴァリ州

へプ 345.94 311.02

カルロヴィ・ヴァリ

565.24 619.24

ソコロフ 674.51 663.18

ウースチー州

ジェチーン 499.45 539.59

ホムトフ 882.78 975.62

リトムニェジツェ 812.25 825.62

ロウニ 827.08 885.91

モスト 646.33 723.31

テプリツェ 470.28 548.53

リベレツ州

ウースチー・ナト・ラベム

657.8 716.45

チェスカー・リーパ

588.58 556.63

ヤブロネツ・ナド・ニソウ

754.41 720.22

リベレツ 814.8 803.98

フラデツ・クラーロヴェー州

セミリ 1044.58 1001.39

フラデツ・クラーロヴェー

1113.93 1099.93

イチーン 734.59 750.83

ナーホト 1066.77 1072.23

トルトノフ 942.55 1012.05

パルドゥビツェ州

リフノフ・ナト・クニェジュノウ

849.05 923.37

フルジム 781.93 823.99

パルドゥビツェ 658.34 680.57

スヴィタヴィ 821.41 772.53

ヴィソチナ州

ウースチー・ナド・オルリツィー

722.47 713.79

ハヴリーチクーフ・ブロト

637.41 641.63

イフラバ 517.48 637.17

ペルフジモフ 773.15 825.7

トシェビーチ 693.98 686.76

南モラビア州

ジュジャール・ナト・サーザヴォウ

796.39 843.79

ブランスコ 578.18 531.45

ブルノ市内 710.64 711.95

ブルノ郊外 629.89 644.14

ブジェツラフ 471.23 466.93

ホドニーン 817.19 836.67

ヴィシュコフ 643.69 666.45

ズノイモ 600.78 552.68

オロモウツ州

イェセニーク 919.2 927.1

オロモウツ 786.51 746.59

プロスチェヨフ 1065.85 1016.14

プシェロフ 1019.98 1023.07

シュンペルク 636.95 636.95

モラビア・シレジア州

ブルンタール 469.45 492.37

フリーデク・ミーステク

703.9 711.18

カルビナー 477.01 477.01

ノヴィー・イチーン

711.19 663.03

オパヴァ 813.11 803.47

オストラバ市内 606.6 586.92

ズリーン州

クロムニェジーシュ

941.69 918.9

ウヘルスケー・フラジシチェ

1039.19 1037.08

フセチーン 1113.48 1109.99

ズリーン 1236.09 1178.7



<外国の様子>

EU内の感染状況比較(ECDCのデータ)

直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(300人以上の国)

(2020年10月26日現在)

1.チェコ 1323.8

2.ベルギー 1301.2

3.ルクセンブルク  789.1

4.オランダ 674.0

5.スロベニア  686.5

6.フランス 602.2

7.リヒテンシュタイン 591.5

8. スロバキア  440.2

9.イギリス 405.2

10. スペイン 394.2

11.クロアチア 391.0

12.ポーランド 336.7

13.マルタ 323.6

14.ポルトガル 311.6

・・・

31.ノルウェー  37.7


・ベルギーでは、25日の日当たり新規感染者数が17709人。規制が強化され、劇場、映画館が閉鎖、高校が休校になり、22時以降外出禁止。

・ノルウェーでは、プライベート目的の集会制限規制を検討中。

・ドイツのメルケル首相は、バー、レストランの閉店を検討中。


=チェコから外国への渡航=

チェコに対して国境を閉鎖している国(欧州地域)>

ハンガリー、デンマーク、キプロス、フィンランド、スペイン、

*ハンガリーは10月も国境を閉鎖するが、チェコ、スロバキア、ポーランドを例外とする旨、チェコテレビ19時ニュースが9月28日報道。


<チェコに対して渡航制限(陰性の検査結果提示、検疫隔離など)を課している国>

ベルギー(検疫隔離、検査陰性)、エストニア(検疫隔離)、フランス(海岸線の地域)、アイルランド(検疫隔離)、アイスランド(検疫隔離、検査陰性)、リトアニア(検査陰性)、ラトビア(検疫隔離)、マルタ(8月29日から検査義務)、ドイツ(9月25日より、モラビア・シレジア州、ウースチー州も含むチェコ全国を対象とする。ザクセン州は、10月から、チェコからの入国した場合24時間までの滞在であれば、検疫隔離免除し、ドイツからチェコへの入国は48時間まで認めることを、ザクセン州保健省ケッピング大臣が9月29日発表*)オランダ(検疫隔離)、ノルウェー(検疫隔離)、ポルトガル(マデイラ島、アゾレス諸島)、ギリシャ(7月15日から、陰性の検査結果提示。8月11日から飛行機で入国する場合は同義務を免除していたが、9月28日より、飛行機による入国に対しても、陰性の検査結果提示を義務づける)、スロバキア(検査陰性)、スロベニア(検査陰性、検疫隔離)、スイス、イギリス(8月29日より検疫隔離)、ウクライナ(10月1日から、地域の危険度により、2週間の規制隔離または48時間内に受けたPCRテストの結果陰性の提示を義務づけている)、ルーマニア*、イタリア(10月8日より陰性の検査結果提示義務)

*オーストリアが、プラハを9月28日から危険な地域に指定。プラハに居住する人、プラハを訪問した人を対象に、陰性の検査結果提示を義務付ける。

*ルーマニアは、10月6日(火)、スロバキア、ハンガリー、フランス、イタリアとともにチェコを危険な国に指定し、7日(水)から、ルーマニアへ入国する際、2週間の検疫隔離を義務付けている。検疫隔離を開始後8日目に検査が陰性であれば、10日目から隔離が解除される。

チェコからの渡航を自由に認めている国>

ブルガリア、フランス、クロアチア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルク、ポーランド、ポルトガル、オーストリア(9月28日から、プラハを危険な地域に指定)、ギリシャ(9月27日まで陸上交通による入国を認める)スウェーデン




3.すでに発表され、現在でも有効な内容

3-1.チェコ国内感染マップ

10月23日(金)、全国感染マップの定期アップデートは以下のとおり。

赤色(感染度高:市中感染が継続又は拡大している状態:(プラハ及び全13州)

プラハ、中央ボヘミア州、カルロヴィ・ヴァリ州、フラデツ・クラーロヴェー州、

パルドゥビツェ州、南ボヘミア州、南モラビア州、ズリーン州、モラビア・シレジア州、

ヴィソチナ州、ウースチー州、ピルゼン州、リベレツ州、オロモウツ州


・オレンジ色(黄色)(感染度中:感染が長期的に拡大し、追跡が不可能になりつつあり、市中感染が始まり始めている状態):なし

グリーン色(感染度低:感染追跡ができており、市中感染の危険がない状態):なし


3-2.全国一斉の規制

①10月22日6時からの規制強化内容(11月3日まで)

規制強化期間:10月22日(木)6時~11月3日(緊急事態終了まで)


●自由な人の動きの禁止(外出規制)

例外:通勤、家族などの訪問、食料品、薬など生活必需品の買い物、診断・治療をうけるための医師・医療機関訪問、近所の人への手伝い、獣医訪問、役所訪問(必要不可欠な場合のみ)、ボランティア活動、デリバリーサービス、結婚式・葬儀 への参加・式場への移動、自分の別荘への移動・滞在、散歩など。


●国の機関と国民の接触を制限

役所の受付時間はすでに1週間に2日、各日5時間体制になっているが、申請などの手続きはどうしても必要不可欠なものに限り、期限を延長できるものは延長し、列を作って待つことがないようにする。


●小売店・サービス業の営業禁止

例外:食料品、ガソリン、燃料、衛生関連器具、ドラッグストア、薬局・医療用具、ペットフード、眼鏡・コンタクトレンズ、タバコ・葉巻、新聞、レッカー移動、スペアパーツ、小包配達、交通機関切符販売、花、生地、コンピューター・オーディオ機器、クリーニング店、不動産、鍵製造、機械修理、廃棄物回収、会 計・税務、自動車修理など。


●ホテルは観光目的の宿泊客に対して営業禁止。外国人、ビジネス出張目的による宿泊客に対しては営業可。


●(すでに入済みの対策について確認)

飲食店の営業禁止(テイクアウトは可)

例外:従業員用食堂、宿泊施設(宿泊客向けに6時~22時まで営業可)、5000平米以上のモール内にあるフードコートでは、テイクアウトのみ。


② 10月14日からの規制強化内容

規制強化期間:10月14日(水)0時~11月1日(休校の規制のみ)又は11月3日(緊急事態終了まで)

目的:感染者数(陽性者数)を減らし、R値を0.8まで下げ(0.8まで下がれば、規制を緩和する)、病院の医療提供能力を確保し、医療を必要するすべての人が治療を受けられるようにする。

1.基礎学校第一段階(1~5年生)を、10月14日(水)から2週間休校。当該規制は11月1日までとし、生徒は11月2日から通常通り登校する。(10月26日の週は、26、27日を休校にすることを教育省が決定しており、28日は国民の休日、29日、30日は秋休みのため、合計3週間休校になる)

・一日当たり育児手当基本給与の60%、最低400コルナを支給する。

・保育園は当規制の対象外で、通園を許可する。

・大学の試験は、参加者10名までにて実施を認める。

・春の時と同様に、医療従事者、消防隊、警察官、社会福祉施設など、国の救護システムにて勤務する人の子どもが通う学校は用意する。

・芸術学校の個人レッスン(先生対生徒1人)は禁止。


② レストラン、クラブ、バーの営業を禁止し、テイクアウトのみ(20時まで)を認める。現在の緊急事態終了(11月3日)まで禁止する。


③ 集会人数を屋内、屋外共に6名までとする。(各自治体及び国の議会、省庁及び政党の行う会議などは例外)


④ 医学生の起用:医学生4年生及び5年生を病院における支援などに起用する。

医学部のみならず、薬学部、介護福祉部の学生の起用も可。


⑤ 高校における実習は禁止。


⑥ 公共の場における飲酒禁止(11月3日まで)


⑦ 学生寮以外のチェコの住所に住所登録している学生は、10月14日から学生寮における宿泊禁止。(例外を認める)


③ 10月9日即導入及び10月12日からの規制強化内容

 

<文化的な催し>

・文化的な催し(劇場、映画館などにおける上演、博物館、画廊、展覧会、各地の城の閉鎖、会議、見本市、移動遊園地など)は、10月12日(月)から、すべて禁止する。

・10月11日(日)まで、すでに予定されている催しは実施可。

・動物園も閉園。(週末に多くの人が集まるため)*動物園は9日になり、9日からの即閉園が決定。

<スポーツ>

・10月12日(月)から、スポーツの屋内外における催し(試合、トレーニングなど)をプロ、アマチュア共にすべて禁止する。

・10月11日(日)まで、すでに予定されている催しは実施可。

・屋外で余暇にサッカー、テニスなどの運動をする場合は人数制限に沿い、最高20人にて行うことができる。

・屋内における運動は一切禁止。(屋内体育館は閉館)

・スポーツの試合で唯一、国際試合の場合は許可する。

スカウト活動も9日から禁止。

<モール・ショッピングセンターの規制>

モール内での移動・買い物時の行動は2人まで(例外は、15歳未満の子どものいる家族)。Wifiを切って使用不可能にし、顧客が長時間滞在しないようにする。

<病院、社会福祉施設における規制>

・10月12日(月)から2週間、面会を禁止する。

<結婚式について>

・10月19日まで、30人までの人数制限で挙式可能。(今回の規制では変更なし)

<役所の受付時間>

・役所は、1週間に2日、1日5時間の受付時間体制に切り替える。

<秋休み>

・各地の学校がこれから秋休みに入り、10月28日が国民の祝日であるため、10月26日及び27日を全国で休校とする。10月26日・27日の2日間を「新型コロナウイルス対策の日(Dny boje proti kovidu)」とする。


④ 9月10日からのマスク着用義務の詳細

10月21日(水)から、以下の内容が追加になる。

・自治体内(市町村内)にて、2人以上の人が会う時に、2メートル以上の社会距離を保つことが不可能な場合、マスクを着用する。自治体の外では同義務なし。

例外: 2歳までの子ども

一緒の家庭に住んでいる人。

運動中。

・車内においてもマスク着用。一人で運転している時、又一緒の家庭に住んでいる人と同乗している時を例外として、マスクを着用が義務付けられる。

10月13日から、市内一般交通機関の停留所での着用義務が追加。


9月1日から、感染予防の一環として、全国を対象に、一部の屋内(役所、医療機関・薬局、社会福祉施設、投票所)及び公共交通機関(タクシーを含む)におけるマスク着用が義務づけられたが、全国的に感染状況が悪化したため、9月10日より、全国を対象に、自宅以外の屋内におけるマスク着用が義務付けられている。


目的は、高齢者、基礎疾患を持つ人々を新型コロナウイルスの感染から防ぐため。

以下は、9月10日から有効の特別対策規定内容(https://koronavirus.mzcr.cz/wp-content/uploads/2020/09/Mimoradne-opatreni-noseni-ochrannych-prostredku-dychacich-cest-s-vyjimkami-s-ucinnosti-od-10-9-2020-do-odvolani.pdf

*以下は規定内容の大要をまとめたもの(文書内の番号は規定内容の番号を残している)

1.着用場所規定

a) 以下の場所の屋内

・自宅・宿泊施設以外の場所における屋内(学校を含む)

・公共交通機関内

2.以上の場所におけるマスク着用義務の対象外

・2歳未満の幼児

・幼稚園・保育園園児及び職員

・スポーツトレーニング・競技

・その他、特別対策規定に定められている例外*

*特別対策規定に定めらえている例外は以下のとおり。

a) 2歳未満の幼児

b) 幼稚園・保育園園児及び職員

c) 外国語学校(1年間全日制教育)内

d) 学生寮、ユースホステルの従業員、及びこれらの施設に滞在する子供、生徒、学生

e) 児童養護施設

f) 法務省の設立した学校

g) 学校法第16条第9講に基づいて設立された学校の生徒、学生、教務職員

h) 児童一時保護所の職員及び児童

i) 知的・精神障害、自閉症スペクトラム障害、認知障害などを負っているため、マスクを着用することができない場合。

j) 医療機関病棟に入院中の場合。

k) 医療関係者が医療サービスを提供する上で不可欠な場合。

l) 社会福祉サービスの利用者

m) その他、医療・社会福祉サービスの提供者、担当医が判断した場合。

n) 被用者(チェコ憲法で定められている国を代表する国家公務員を含む)が、一か所において勤務し、他の人との距離が2メートル以上保てない場合。

o) 公共交通機関の運転手(乗客と乗降車時に接触している時はマスク着用)

p) 法廷内(裁判官、陪審員、検事、被告などをはじめとする参加者)

q) 劇場で舞台に上がる人(演劇、舞踊、音楽の演目を上演する人)、講義の講師、オーディオビデオの作品・番組の作成に参加する人。

r) ラジオ、テレビをはじめとする番組の司会者、アナウンサー

s) 高温の場所で勤務する人(高温によるリスクは管轄機関が判断)

t) 飲食店における顧客の飲食時。

u) 公共交通機関内における乗客の飲食時。

v) 結婚式参加者(新郎新婦のみならず、参列者も含む)

w) 写真撮影時(新郎新婦の写真撮影、家族写真撮影)

x) スポーツトレーニング、練習、試合、トーナメントなどでスポーツする人(トレーナーも含む)

y) 屋内プール、サウナなど。

2020年10月10日付にて、2020年8月24日付の保健省特別措置規定(*9月1日からの全国におけるマスク着用を定めた規定)、2020年8月31日付の保健省特別措置規定第I/2項が廃止された。

・罰金 特別対策を遵守しない場合、チェコ警察が、その場で最高1万コルナまでの罰金を科すことができる。

⑤ 検閲隔離期間の短縮

2020年9月1日から、検疫隔離期間が10日に短縮。

⑥ 検疫隔離・陽性隔離、追跡作業の規則変更

・隔離の規則が9月15日(火)から、以下のとおり変更になった。

目的:検疫隔離になる人の数を大幅に減らすため

・陽性者に接触していても、接触時に陽性者および本人ともにマスク又は粉塵マスク(respirator)を着用していたことがわかっており、かつ本人が無症状であれば、検疫隔離しなくてよい。

・陽性者に接触していても、本人が直近90日以内に新型コロナウイルスにかかっていれば、検疫隔離しなくてよい。(90日間は免疫ができているため)

*マスクをしていても、陽性者がくしゃみをした後に握手した場合などは、検疫隔離しなければならない。

*接触後、10日間は健康状態に注意し、症状が出た場合は、ホームドクターに連絡する。

*陽性者と接触後、症状が出ている場合は検疫隔離(quarantine)または陽性隔離(isolation)に入るが、症状が消えた後も3~4日は隔離の状態を継続する。検疫隔離(quarantine)、陽性隔離(isolation)の双方について、隔離終了のためにテストを受ける必要はない(医療関係者、社会福祉施設職員、免疫力が低下している人は例外)


・衛生局による追跡作業の方法が9月21日(月)、自己追跡(直近に接触した人を衛生局のウェブサイトで自己申告する方法)になる。

3-3.外国渡航に関する情報

・EU諸国安全度マップ:現在の時点での最終アップデートは10月2日(月)。

10月5日(月)0:00時より、以下の国を安全な国(グリーン色)とする(チェコ外務省サイトに掲載されているチェコ保健省の発表)

アンドラ、オーストラリア、ベルギー、ブルガリア、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、クロアチア、アイルランド、アイスランド、イタリア、日本、カナダ、韓国、キプロス、リヒテンシュタイン、リトアニア、ラトビア、ルクセンブルク、ハンガリー、マルタ、モナコ、ドイツ、オランダ、ノルウェー、ニュージーランド、ポーランド、ポルトガル、オーストリア、ルーマニア、ギリシャ、サンマリノ、スロバキア、スロベニア、スウェーデン、スイス、タイ、チュニジア、ヴァチカン、イギリス、北アイルランドバレアレス諸島及びカナリア諸島(スペイン)

https://koronavirus.mzcr.cz/seznam-zemi-podle-miry-rizika-nakazy/

・日本は9月18日(金)の時点で、依然としてグリーンの安全な国。しかし、両国間には相互主義は適用されていない。

https://www.mzv.cz/jnp/cz/udalosti_a_media/tiskove_zpravy/x2020_04_25_rozcestnik_informaci_k_cestovani.html

https://www.mzv.cz/tokyo/cz/viza_a_konzularni_informace/aktualni_podminky_pro_cestovani_japonsko.html


<情報源>

https://www.idnes.cz/zpravy/domaci/covid-test-vfn-hacker-koronavirus.A201026_184140_domaci_baky

https://www.ceskatelevize.cz/


注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネット、外国のメディアなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。

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