今日から再び規制レベル4
チェコ全国のPES指標76(規制レベル5相当)
12月18日(金)0時00分から、規制レベル4(当初の規制レベル4から修正あり)になりました。3-0-1「12月18日導入規制レベル4」をご覧ください。
<目次>
1.国内コロナウイルス感染状況(データ)
2.今日の動き
2₋1. 感染の様子(PES指標)
2-2. 今日の動き(当日の国内ニュース)
2₋3. PESシステム 各地のリスク指標
2₋4. チェコの感染状況(直近7日間人口10万人当たりの感染者数)
2₋5. 外国の様子
① EU内の感染状況比較(ECDCのデータ)
② EU諸国の危険度(12月11日アップデート)
③ チェコへの入国規定
3.現在有効な規制内容
3-0-1. 12月9日からの規制レベル3変更内容
3-1. ① 新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)に基づく規制
② 検閲隔離期間
③ 検疫隔離・陽性隔離、追跡作業の規則変更
3-2.外国渡航に関する情報(12月14日アップデート)
1.国内コロナウイルスの状況
・前日の新規陽性者数(今日8時00分におけるチェコ保健省の発表)
12月17日(木)の新規陽性者数:7590人
(1週間前の木曜日より1720人増)
検査実施数(合計):27228件
PCR検査陽性率:27.88%
・今日の感染状況(https://koronavirus.mzcr.cz/)
12月18日(金)8時00分におけるチェコ保健省の発表
当日の新規陽性者数:0人(データなし)
現在の陽性者総数:72781人
治った人の数:527062人
現在の入院患者数:4617人
累計感染者数:610006人
累計死亡者数:10163人(前日から127人増)
・入院患者数と重症者数
12月17日(木)現在
入院患者数:4617人(前日から8人増)
重症者の数:596人(前日から1人増)
・プラハにおける感染状況
(https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje/PHA)
12月17日(木)
新規陽性者数:856人
12月18日(金)8時現在
現在の陽性者総数:7282人
治った人の数:60581人
累計感染者数:68815人
累計死亡者数:952人
各州の状況:
https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje
2.今日の動き
2-1. 新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)による現状
全国の規制レベル:赤(リスク4)
(規制内容及び今回から導入される例外は3-0-1をご覧ください)
12月18日(金)から規制がレベル4になった(11月14日政府決定)。
今日12月18日(金)のリスク指標(チェコ全国)は76(規制レベル5相当)。
昨日まで規制レベル4相当の数字が、12月6日(日)から12日間続き、今日から規制レベル5相当の指数になった。
R値が1.18→1.22に悪化したため、5スコア増加。
<全国のまとめ>
規制レベル3相当の指標 1州
規制レベル4相当の指標 8州
規制レベル5相当の指標 5州
規制内容及び今回から導入される例外は3-0-1をご覧ください)
2-2. 今日の動き
●規制レベル4への強化
今日から規制がレベル4へ強化。23時以降翌日5時までは外出禁止である他、飲食店は閉鎖(テイクアウトのみ)、室内運動施設も閉鎖。店舗は顧客1人当たり15平米の人数制限規制下で開店が認められている。
●感染状況悪化
今日から規制がレベル4に強化されたが、PESシステム上でチェコ全域を対象とした指標は76になり、規制レベル5相当の数字となった。ブラトニー保健大臣は、今後の規制強化はPES指標のみならず、病院の状況を見て判断する、と発表している。
●病院の様子
各地の病院では、コロナウイルス入院患者が再び増加しているため、通常の医療を制限し始めている。
チェコテレビ19時ニュースでは、ウヘルスケー・フラジシチェ、在オストラバ大学附属病院などで、コロナウイルス患者受入れ態勢に切り替えていることが紹介されている。ウヘルスケー・フラジシチェにある病院では、外傷科が今日から再びコロナウイルス患者受入れ態勢に切り替わり、今日早速患者1人が入院した。看護婦は、「ゆっくりしたクリスマスが過ごせると思っていたが、(コロナウイルス患者の治療は)まだ終わりそうにない」と話している。
日当たり入院患者数は、12月4日4487人、12月11日4555人、12月17人4617人となっており、徐々に増加。ここ数日の日当たり感染者数が増加傾向が、約10日間遅れて入院患者数にも表れるため、来週は入院患者数の大幅な増加が予想されている。
医療従事者の感染状況は、12月2日4985人、12月10日4818人、12月17日5101人となっており、12月に入ってから現在、最も多くの人が感染している。
●PESシステムの評価変更
現在、感染状況が急速に悪化しているが、年末までにPESシステムの指標計算が修正されることになっている。これまでに、スコア計算に使われる4つのパラメータのうち、陽性率計算には、抗原検査実施数が含むことが発表されているが、具体的な変更は来週初めに保健省から発表される予定。
●スキー場オープン
チェコのスキー場は今日からオープンした。2メートルの距離維持、リフトに乗る時はマスク着用、宿泊施設は閉鎖、飲食店はテイクアウトのみなどの規制が導入されている。規制レベル5になった場合はスキー場も閉鎖になることから、スキー場運営者(リフト運営事業者、飲食店等)は何とかして今年を乗り切り、来年まで持ちこたえたい、と話している。
●チェコへのワクチン配布
EUの西側8か国は12月27日から一斉にワクチン接種を開始するが、チェコへは、ワクチンが12月26日又は27日になってから配布される予定。ゼマン大統領は、今日、ワクチン費用を健康保険会社が負担することを認める法律に署名した。チェコは690万人用のワクチンを予約しているが、ブラトニー保健大臣は、年末までに1万本以上が配布されるとしており、まずコロナウイルス患者の治療を担当する医療従事者の接種が行われる。
すでにプラハのモトル病院ではワクチン接種の準備が整っていることが報道されているが、今日、プラハのチェコ軍附属病院においても27日からの接種開始準備が整っていることが公表された。日当たりの受付人数は約300人。
●大晦日の過ごし方
大晦日の催しが各地ですでに中止することが決まっているが、今日、ブラトニー保健大臣は、31日大晦日には規制例外を認めず、このまま規制レベル4が継続した場合、23時からは外出禁止となるため、多くても6人で、自宅で年明けすることを国民に呼びかけた。花火を国が禁止することはない。
チェコテレビでは、すでに大晦日に規制レベル5になった場合のことを想定し、夜間外出禁止が21時からになり、集会人数は2人までになることを伝えている。
<プラハ市の対応>
プラハ市は、市が毎年主催している恒例の新年花火大会、ビデオマッピングを中止し、花火も規制する。
今日、プラハ市役所は、12月初めから条例に基づき、プラハの中心部ほぼ全域(川岸、公園、病院・社会福祉施設近辺)において花火を禁止していることを市役所のホームページで発表。12月31日、1月1日は一般に販売されている花火の打ち上げも禁止することを発表した。条例の目的は、市民の安全確保、騒音の削減としている。
同条例に関連し、市内にある入院患者収容病棟、高齢者施設、身体障害者施設、動物保護施設・獣医(救急)の場所を示したマップを公開。
大晦日の日は、チェコ警察約200人、プラハ市警察約300人が警備に当たる。規制違反に対する罰金は最高20万チェココルナ。
<ブルノ市の対応>
ブルノ市は、今年の状況下では人が集会する催しの開催が難しいことをすでに夏場に判断し、年末の催しを8月に中止した。
●基礎学校、高校 クリスマス休暇開始
基礎学校、高校は今日、今年最後の授業となった。本来であれば、21日、22日も登校し、23日からクリスマス休暇となるが、今年は2日間延長された。保育園、大学は来週も通常通りとなる。新学期は1月4日から開始予定。
今年、学校が閉鎖された期間は以下のとおり。
基礎学校第一段階 3月11日~5月25日
基礎学校第二段階 3月11日~6月8日
基礎学校1・2年生 10月14日~11月18日
基礎学校第一段階(1・2年生を除く)・9年生 10月14日~11月30日
基礎学校第二段階 11月30日以降2グループで交代制
1月4日以降、規制レベル5の場合は、基礎学校1・2年生、保育園、特別学校は登校しての授業となるが、基礎学校の多学年、高校、大学は遠隔授業となる。
●オーストリアへの入国条件
明日19日から、オーストリアへ入国する際の規制条件が変更され、陰性の検査結果を持っていても10日間の検疫隔離が義務付けられる(日帰り勤務者、学生、オーストリア国内通過目的の入国は当該義務免除)。検疫隔離は、入国後5日してから抗原検査又はPCR検査を受け、陰性であれば解除される。
在オーストリアチェコ大使は、オーストリアへの訪問を控えてほしいというオーストリア政府の意向なので、我慢してほしい、うまくいけば、1月半ばには解除されると述べている。
●スロバキアへの入国条件
スロバキア入国の条件として、今日から抗原検査が義務付けられている。直近72時間以内に受けた抗原検査(又はPCR検査)の結果が陰性であることを提示、結果が陽性である場合は国境でシステム登録し、スロバキア国内で隔離に入る。
チェコは同システムをスロバキアと初めて導入したが、ペトシーチェク外務大臣は、他の隣国とも1月半ばまでに導入する予定であることをツイッターで発表した。
貨物トラックの運転手、バス、列車、飛行機の搭乗員、国内通過(トランジット)目的の入国は同義務が免除される。
2-3. PESシステム 各州のリスク指標(2020年12月18日現在)
チェコ全域のリスク指標が規制レベル5のカテゴリーになって1日目
4➡5 ピルゼン州、カルロビ・バリ州(68→81)、オロモウツ州(71→81)、ヴィソチナ州
リスク指標 レベル
チェコ全域 76↑ 5
リスク指標 レベル
プラハ 59→ 3
中央ボヘミア州 71↑ 4
南ボヘミア州 66↓ 4
ピルゼン州 76↑ 5
カルロビ・バリ州 81↑ 5
ウースチー州 81↑ 5
リベレツ州 81→ 5
フラデツ・クラーロヴェー州
81↑ 5
パルドゥビツェ州 72↓ 4
ヴィソチナ州 76↑ 5
南モラビア州 71→ 4
オロモウツ州 81↑ 5
モラビア・シレジア州
81→ 5
ズリーン州 81→ 5
*今日になり、昨日のフラデツ・クラーロヴェー州の指標が68→76へ修正あり。
2₋4. チェコの感染状況(直近7日間人口10万人当たりの感染者数)
(https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19) (12月18日8時発表のデータ)
昨日 今日
絶対数 10万人 絶対数 10万人
当たり 当たり
プラハ 3227 243.68 3572 269.73
<中央ボヘミア州>
ベネショフ 366 368.16 401 403.36
ベロウン 254 267.21 279 293.51
クラドノ 539 323.76 542 325.56
コリーン 270 263.1 299 291.36
クトナー・ホラ
269 354.75 293 386.4
ムニェルニーク
450 411.7 424 387.92
ムラダーボレスラフ
454 348.25 466 357.46
ニンブルク 353 349.9 379 375.67
プラハ東部 489 264.07 527 284.59
プラハ西部 408 273.21 451 302
プシーブラム 375 325.79 396 344.04
ラコブニーク 142 255.57 164 295.17
<南ボヘミア州>
チェスケーブジェヨビツェ
421 214.9 436 222.56
チェスキー・クルムロフ
125 203.07 119 193.32
インドジフーフ・フラデツ
242 266.84 237 261.32
ピーセク 199 277.98 212 296.14
プラハチツェ 89 174.59 83 162.82
ストラコニツェ
155 219.01 129 182.28
ターボル 277 269.99 265 258.3
<ピルゼン州>
ドマジュリツェ
128 206.25 124 199.8
クラトビ 203 234.94 209 241.88
ピルゼン北部 228 285.07 262 327.59
ピルゼン市内 507 260.96 564 290.3
ピルゼン南部 219 344.95 278 437.88
タホフ 201 369.92 238 438.02
ロキツァニ 138 279.64 123 249.25
<カルロビ・バリ州>
へプ 142 154.96 155 169.15
カルロビ・バリ
213 185.51 314 273.48
ソコロフ 213 241.46 312 353.69
<ウースチー州>
ジェチーン 442 341.2 429 331.17
ホムトフ 209 167.27 220 176.08
リトムニェジツェ
391 326.74 436 364.34
ロウニ 240 276.85 320 369.13
モスト 213 190.68 229 205
テプリツェ 396 306.81 424 351.74
ウースチー・ナト・ラベム
470 393.84 503 421.49
<リベレツ州>
チェスカー・リーパ
318 307.84 321 310.75
ヤブロネツ・ナド・ニソウ
385 424.63 402 443.38
リベレツ 771 439 821 467.47
セミリ 274 369.79 291 392.73
<フラデツ・クラーロヴェー州>
フラデツ・クラーロヴェー
605 368.27 692 421.22
イチーン 248 309.83 251 313.57
ナーホト 300 272.83 340 309.21
トルトノフ 341 289.04 331 280.56
リフノフ・ナト・クニェジュノウ
357 449.72 381 479.95
<パルドゥビツェ州>
フルジム 515 492.29 463 442.58
パルドゥビツェ
672 383.03 712 405.83
スヴィタヴィ 305 292.33 305 292.33
ウースチー・ナド・オルリツィー
303 219.13 322 232.87
<ヴィソチナ州>
ハヴリーチクーフ・ブロト
493 519.41 463 487.8
イフラバ 247 217.38 317 278.98
ペルフジモフ 235 325.03 220 304.28
トシェビーチ 167 150.71 116 104.68
ジュジャール・ナト・サーザヴォウ
371 313.99 362 306.37
<南モラビア州>
ブランスコ 305 279.47 264 241.9
ブルノ市内 928 243.35 810 212.41
ブルノ郊外 547 243.5 515 229.25
ブジェツラフ 272 233.9 292 251.09
ホドニーン 310 201.37 307 199.42
ヴィシュコフ 361 391.2 332 359.77
ズノイモ 256 223.87 252 220.37
<オロモウツ州>
イェセニーク 134 352.93 134 532.93
オロモウツ 759 322.33 750 318.51
プロスチェヨフ
444 408.67 435 400.38
プシェロフ 567 437.8 527 406.91
シュンペルク 206 171.07 276 229.2
<モラビア・シレジア州>
ブルンタール 291 317.7 254 277.3
フリーデク・ミーステク
828 385.73 938 436.97
カルビナー 1069 433.98 1038 421.4
ノヴィー・イチーン
577 380.66 628 414.31
オパヴァ 773 438.62 832 472.09
オストラバ市内
1436 448.55 1501 168.85
<ズリーン州>
クロムニェジーシュ
556 527.8 558 529.7
ウヘルスケー・フラジシチェ
443 311.48 436 306.55
フセチーン 633 441.63 654 456.28
ズリーン 859 448.21 820 427.86
2-5.外国の様子
・アメリカでは、ペンス副大統領がワクチン接種を受ける様子を報道し、政府がワクチンを指示する意向を国民に対して示した。来週はバイデン次期大統領も接種を受ける。
・ドイツではすでにワクチン接種会場が全国に440か所設置されており、場内も接種がすぐに開始できるよう準備され、高齢者施設へ出かけて接種する医療チームのリハーサルも行われている。ドイツ国内では、ビオンテック社からドイツ製として製造されたワクチンの国内投与を一早く推進するべきとする声が上がったが、ドイツ政府は、他のEU諸国と足並みをそろえることを優先した。EUの西側8か国は12月27日から一斉に接種を開始する。
人口6割のワクチン接種を2021年夏が終わるまで完了する予定。まず80歳以上の高齢者が接種を受ける。
・フランスでも12月27日にワクチン接種が開始。最初の2か月に医療従事者、リスクの高い人々数百万人が接種を受け、2月末には1400万人分のワクチンが配布され、春の終わりには最初の2回の配布で接種を受けていない人が対象となる。
・オーストリアでは、人口5割以上のワクチン接種を予定。1月~3月までに2割の人(医療従事者、社会施設職員、65歳以上の人)を対象に行う。人口50%相当のワクチンは、来年9月までに配布される予定。
・スロバキアでは、来年末までに人口7割のワクチン接種を予定している。1月~3月までに医療従事者、社会福祉施設職員、警察官、教員、65歳以上の人々を接種。4月からその他の18歳以上の人々を対象に接種を開始。
・イギリスではすでにワクチン接種が開始しているが、1月~3月に人口の17%(約1200万人、主にリスクの高い人々、65歳以上)、1月~7月までに29%の国民(約2千万人)の接種を予定している。
・マトビチ首相のコロナウイルス陽性が確認された。無症状であることが報告されている。スロバキア政府の数名が隔離に入り、一人は症状があることを認めている。先週、EUサミットに出席しているが、同サミットに出席していたマクロン大統領の陽性も昨日確認された。
① EU/EEA及びUKの感染状況比較(ECDCのデータ)
直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(①)及び死亡者(②)
今日12月17日、ECDCは日毎から一週間に1度のデータ報告に切り替えたことを発表。そのため、毎日のデータは12月14日で中断されており、今後毎週木曜日にデータを発表する。
12月はクリスマス休暇のため、今後23日と30日にアップデートされる。
以下は14日に発表されたデータとほぼ同じだが、今日、2020年49週~50週の2週間のデータとして発表されている。
●2020年49週~50週(12月17日発表)
① ②
1. クロアチア 1208.8 22.8
2. リトアニア 1205.9 11.4
3. ルクセンブルク 1189.0 14.7
4. スロベニア 1006.0 25.6
5. スウェーデン 781.7 4.3
6. ハンガリー 683.0 23.6
7. リヒテンシュタイン 628.0 7.8
8. チェコ 576.1 13.8
9. オランダ 546.7 4.0
10. キプロス 538.6 3.4
11. ブルガリア 528.0 26.8
12. ポルトガル 524.9 11.0
13. デンマーク 523.7 1.9
14. スロバキア 500.0 6.6
15. オーストリア 472.5 16.9
16. エストニア 454.0 2.8
17. ラトビア 453.1 7.9
18. ルーマニア 436.8 11.3
19. イタリア 428.3 15.9
20. ポーランド 396.6 15.4
21. イギリス 348.2 8.9
22. ドイツ 341.1 6.9
23. マルタ 304.3 8.3
24. ベルギー 268.0 11.5
25. フランス 236.3 8.3
26. スペイン 220.9 6.3
27. ギリシャ 189.3 12.2
28. ノルウェー 117.4 1.2
29. フィンランド 112.0 1.2
30. アイルランド 80.4 1.5
31. アイスランド 49.3 0.6
② EU諸国の危険度アップデート
11月4日(水)、チェコ保健省は、EU基準に合わせて、EU諸国の感染度マップをアップデートした。
11月9日(月)から有効。
最終アップデート日:12月18日(金)
有効開始日:12月21日(月)
12月21日(月)から、デンマークがオレンジ色から赤へ、スペインが赤からオレンジ色へ移動する。
赤:イギリス、ポルトガル、ベルギー、オランダ、ポーランド、チェコ、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スイス、リヒテンシュタイン、イタリア、スロベニア、クロアチア、ルーマニア、ブルガリア、ドイツ、スウェーデン、キプロス、リトアニア、エストニア、ラトビア、デンマーク
黄(オランダ):アイスランド、アイルランド、ノルウェー、フィンランド、カナリア諸島、マデイラ諸島、アゾレス諸島、キプロス、バレアレス諸島、フランス、ギリシャ、スペイン
緑:バチカン
③ チェコへの入国規定
チェコ保健省は、11月5日付にて、以下の規定を発表した。
以下の入国規定は、11月9日(月)から有効になる。
(3-3「外国渡航に関する情報」をご参照ください)
赤の国:過去直近14日間に12時間*以上滞在してチェコへ帰国する者は、入国時に入国申告書(こちらの様式:https://plf.uzis.cz/)を記入する。帰国後7日以内に管轄の州衛生局へPCRテストの結果を提出する。帰国後提出するPCRテストの結果は、どのEU諸国にて受けたテストでもよいが、72時間以内であること。この義務は5歳未満の子どもには適用されない。(ギリシャが赤色に変更になった際に記載されている保健省による2020年11月20日付の説明)
*11月16日、チェコ政府は12時間を24時間に変更しているが、保健省サイトでは12時間になっているので注意が必要。(11月27日のアップデートでも12時間のまま)
・ドイツのバイエルン州が、12月9日(水)から1月5日(火)まで、外国からの買い物客及び観光客の入国を禁止する。
・12月19日から、オーストリア入国の際、陰性の検査結果を持っていても10日間の検疫隔離が義務付けられる(日帰り勤務者、学生、オーストリア国内通過目的の入国は当該義務免除)。検疫隔離は、入国後5日してから抗原検査又はPCR検査を受け、陰性であれば解除される。
・スロバキア入国の条件として、12月18日から抗原検査が義務付けられている。直近72時間以内に受けた抗原検査(又はPCR検査)の結果が陰性であることを提示、結果が陽性である場合は国境でシステム登録し、スロバキア国内で隔離に入る。
黄色の国:黄(オレンジ)色に指定された国からチェコへ入国する場合は、入国申告書記入義務から免除される。チェコに仕事又は留学目的にて入国する外国人は、勤務先又は教育機関の入口で、PCR検査陰性の証明書を提示しなければならない。当該義務は外国人のみに適用される。
緑色の国:緑色に指定された国からチェコへ入国するチェコ人及び外国人は、入国申告書提示、PCR検査、検疫隔離の義務から免除される。
<欧州以外の国で感染度低(緑色)の国>(健康省が発表した低感染国リストから)
緑色の国:オーストラリア、日本、韓国、ニュージーランド、シンガポール、タイ
*政府は、16日、医療、家族、商用、勤務上の理由から、赤の危険国へ渡航する場合、24時間以内であれば、検査を免除することを決定した。11月17日から有効になる。これまでは12時間だった。(保健省11月20日付記載では、依然として12時間のままになっている)
・オーストリアは、今年、スキー場をクリスマスからオープンする。しかし、観光客が多く集まることを避けるため、政府はオーストリア全域にて宿泊施設・飲食店を1月7日まで閉鎖する他、欧州の危険国(赤色の国:過去直近2週間、人口10万人当たり感染者が100人の国)からオーストリアへ入国した場合、10日間の検疫隔離に入り、入国後5日経過してから検査を受けることが可能という規制を現在の時点で少なくとも1月10日まで導入する。(12月2日ニュース)
3. 現在有効な規制内容
3-0-1. 12月18日導入規制レベル4
・12月18日(金)0:00より、PESシステムの規制レベル3からレベル4へ移行する。
当初の規制レベル4が修正され、店舗・サービス業の営業を許可。
今後の規制レベル4は、店舗・サービス業の営業を認める。
・23日~翌朝5時まで外出禁止。
・集会人数は6人まで。
・マスクは、屋内及び屋外の指定場所(公共交通機関停留所等)にて着用。
・店舗・サービス業は閉鎖しない(営業可能)。(下院議会からこれまで重ねて出されていた要求に基づき、大規模チェーン店との条件を同じにするため):この例外は今後、規制レベル4の時は、常時認める。
・店舗・サービス業では営業が認められるが、マスク着用、2メートルの社会距離維持、手の消毒、顧客人数制限(1顧客当たり15平米)を順守する。
・日曜日も開店を許可する。
・12月24日の店舗開店時間は、例年通り12時までとする。
・飲食店は閉鎖。テイクアウトのみを認める。
コーヒー・茶などのテイクアウトが禁止されていたが、禁止を解除し、ノンアルコール飲料のテイクアウトを認める。
・18日からの規制強化後も、高齢者施設における面会を認める(面会の際に抗原検査を義務付ける)
・アマチュアスポーツの屋内トレーニングは禁止(屋内体育館、ジム、プール等の閉鎖)。屋外トレーニングは6人まで。
・アマチュアスポーツの試合は禁止。
・スキー場は12月18日よりオープン可。(スキー場の宿泊施設、飲食店は閉鎖)
・宿泊施設における余暇活動目的の滞在を18日から禁止する。
・博物館・展覧会・ギャラリーは閉鎖。(例外:国立ギャラリー「レンブラント展」、国立博物館「エジプト展太陽の王」、国立博物館「世界切手展」、絵画を販売しているギャラリーは店舗として認めて例外とすることが12月15・16日決定)
・学校は、18日が今年最後の登校日とし、18日まで現状のシステムを維持する。(12月21日、22日は休校とするため、今年のクリスマス休みは通年より2日長くなる)保育園は来週も通常どおり。保育園と大学は月曜日からレベル4の規制(遠隔授業)が導入される。
・公共の場における飲酒は終日禁止。
・市場(マーケット)における、アルコール飲料・食物の販売禁止。
3-1.
① 新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)に基づく規制
*PESシステムは11月13日(金)発表、16日(月)公式有効・導入
<システムの仕組み>
毎日の感染状況を以下の4つのパラメータを使ってリスク指標を計算し、5段階にて評価する。
1.過去直近14日間の人口10万人当たりの新規感染者数(0~20点)
2.過去直近14日間の人口10万人当たりの高齢者の新規感染者数(0~20点)
3.簡素R値(0~30点)
4.過去7日間における実施検査数に対する陽性率(0~30点)
計算方法の詳細はこちら:https://www.mzcr.cz/wp-content/uploads/2020/11/Metodika1_Metodick%C3%BDPopisIndexRizika_v11.pdf
5段階は、それぞれ、
レベル5(76点以上:紫) 危険度高
レベル4(61~75点:赤) 危険度中の高
レベル3(41~60点:オレンジ)危険度中
レベル2(21~40点:黄) 危険度中の低
レベル1(20点以下:緑) 危険度低
各段階の規制は、下記参照。
評価は、毎日、https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19にアップデートし掲載される。 掲載は、各段階の色分けと犬の表情で表示。
*各段階の色分けと、犬(チェコ語で「PES」:感染状況を見守る番犬の意味から)の表情はこちら。
当日の評価はこちら:https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/pes
<レベル移行の仕方>
木曜日から次週水曜日までデータを収集。
木・金曜日にデータの評価。
新規規制(レベルが変動する場合)は、翌週月曜日より導入。
●新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)各段階の規制は、全㉗項目に分かれている(マトリックス上の表になっている。):file:///D:/Plocha/Downloads/covid-pes-matice-opatreni.pdf
表(マトリックス)は全部で2つ作成され、上記の表(マトリックス1)の他、詳細規定を記入したマトリックス2が今後徐々に発表される予定。
以下、マトリックス1のレベル別の規制内容と項目別の規制内容を記載。
注:以下の規制の中にある「運営上の対策」については、詳細が明記されておらず、今後発表されるマトリックス2で公表されるとして報道されている)
注:基礎学校第一段階は、1~5年生、第二段階は6~9年生。
<マトリックス1・レベル別の規制内容>
レベル5(紫)
①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所
②屋内及び屋外における集会人数:2人
③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大15人
④病院・社会福祉施設の面会:基本的に禁止
⑤自由な移動:夜間外出禁止21時~5時
⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定し、必要不可欠な手続きに限り受け付け(テレワークの導入)
⑦宿泊施設:制限あり
⑧学校:遠隔授業(保育園、特別支援学校、基礎学校第一学年及び第二学年を除く)
⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)、アマチュアスポーツ禁止
⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大2人
⑪プール・ウェルネス:閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)
⑫文化関係:文化関係の催し禁止。プロの芸術家は特別な対策に基づく。
⑬博物館・ギャラリー:閉館
⑭城・歴史記念物:閉場
⑮図書館:非接触による貸し出し・返却
⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:閉鎖
⑰飲食店:外出禁止時間外のテイクアウト
⑱公共の場所における飲酒:禁止
⑲店舗(ショッピングモール):生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
⑳小売店:生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
㉑その他のサービス業・営業所:閉鎖。
㉒事業者(製造業・倉庫業):稼働上の対策*。検査推奨。
㉓事業者(事務職・その他の営業):可能な限りテレワーク。検査推奨。
㉔温泉療養所:健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。
㉕刑務所における面会:禁止
㉖緊急事態の必要性:必要あり
㉗規制順守チェック:警察及び自治体
リスク4(赤)
①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所
②屋内及び屋外における集会人数:6人
③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大20人
④病院・社会福祉施設の面会:基本的に禁止
⑤自由な移動:夜間外出禁止23時~5時
⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定。運営上の対策*
⑦宿泊施設:制限あり
⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第二段階は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。高校、専門学校、大学は遠隔授業(例外あり)。
⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)、アマチュアスポーツ禁止
⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大6人
⑪プール・ウェルネス:閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)
⑫文化関係:観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。
⑬博物館・ギャラリー:閉館
⑭城・歴史記念物:閉場
⑮図書館:窓口による貸し出し(事前予約した本に限定)・返却
⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:閉鎖
⑰飲食店:外出禁止時間外のテイクアウト
⑱公共の場所における飲酒:禁止
⑲店舗(ショッピングモール):生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
⑳小売店:生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
㉑その他のサービス業・営業所:閉鎖。
㉒事業者(製造業・倉庫業):マトリックス2に基づく。検査推奨。
㉓事業者(事務職・その他の営業):可能な限りテレワーク。検査推奨。
㉔温泉療養所:健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。
㉕刑務所における面会:禁止
㉖緊急事態の必要性:必要あり
㉗規制順守チェック:警察及び自治体
リスク3(オレンジ)
①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所
②屋内及び屋外における集会人数:屋外50人、屋内10人
③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大30人
④病院・社会福祉施設の面会:社会福祉施設内の面会は基本的に禁止、病院の面会規制
⑤自由な移動:制限なし
⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定。運営上の対策*
⑦宿泊施設:制限なし
⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第二段階、高校、高等専門学校は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。大学は基本的に遠隔授業(例外あり)、大学1年生は通常授業。
⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)
⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設は個人競技10人まで、屋外の運動可だが2チームまで。
⑪プール・ウェルネス:人が集会する催しと同規定。
⑫文化関係:観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。
⑬博物館・ギャラリー:入場可能人数の25%まで。
⑭城・歴史記念物:人数制限あり(グループあたり最大10人)
⑮図書館:1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。
⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数の50%まで。運営上の対策。
⑰飲食店:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数の50%まで。運営上の対策。
⑱公共の場所における飲酒:制限なし。
⑲店舗(ショッピングモール):顧客一人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。フードコートはテイクアウトのみ。キッズコーナー閉鎖。
⑳小売店:顧客1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。
㉑その他のサービス業・営業所:運営上の対策。
㉒事業者(製造業・倉庫業):運営上の対策。検査推奨。
㉓事業者(事務職・その他の営業):テレワーク推奨。検査推奨。
㉔温泉療養所:運営上の対策。
㉕刑務所における面会:運営上の対策。面接禁止。
㉖緊急事態の必要性:必要あり
㉗規制順守チェック:警察及び自治体
リスク2(黄色)
①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所
②屋内及び屋外における集会人数:屋外100人、屋内50人
③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大50人
④病院・社会福祉施設の面会:社会福祉施設内及びホスピスの面接は制限あり。
⑤自由な移動:制限なし
⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定。運営上の対策*
⑦宿泊施設:制限なし
⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯大学は遠隔授業。
⑨スポーツ試合:観客屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大125人で最大2セクションまで。
⑩余暇のスポーツ:屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。
⑪プール・ウェルネス:人が集会する催しと同規定。
⑫文化関係:
観客は座席につく場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション250人で最大2セクションまで。
観客が立つ場合:屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクションまで。屋内:1セクション125人で最大2セクションまで。
座席と立席の双方がある場合:屋外500人/屋内250人。
⑬博物館・ギャラリー:入場可能人数の50%まで。
⑭城・歴史記念物:人数制限あり(グループあたり最大30人)
⑮図書館:2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。
⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。
⑰飲食店:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。
⑱公共の場所における飲酒:制限なし。
⑲店舗(ショッピングモール):顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。フードコート及びキッズコーナーは22時まで。
⑳小売店:顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。
㉑その他のサービス業・営業所:運営上の対策。
㉒事業者(製造業・倉庫業):運営上の対策。
㉓事業者(事務職・その他の営業):テレワーク推奨。
㉔温泉療養所:運営上の対策。
㉕刑務所における面会:運営上の対策。面接禁止。
㉖緊急事態の必要性:必要あり
㉗規制順守チェック:警察及び自治体
リスク1(緑)
①マスク着用義務:屋内の限定された場所及び公共交通機関
②屋内及び屋外における集会人数:屋外500人、屋内100人
③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大100人
④病院・社会福祉施設の面会:鼻・口を覆っている場合(マスク・粉塵マスクなどを着用している場合)に限り、許可。
⑤自由な移動:制限なし。
⑥行政役所の受付時間:制限なし。
⑦宿泊施設:制限なし。
⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯大学は遠隔授業。
⑨スポーツ試合:観客屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大250人で最大2セクションまで。
⑩余暇のスポーツ:屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。
⑪プール・ウェルネス:人が集会する催しと同規定。
⑫文化関係:
観客は座席につく場合:屋外2000人/屋内1000人。屋外:1セクション1000人で最大2セクションまで。屋内:1セクション500人で最大2セクションまで。
観客が立つ場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション250人で最大2セクションまで。
座席と立席の双方がある場合:屋外1000人/屋内500人。
⑬博物館・ギャラリー:制限なし。
⑭城・歴史記念物:人数制限あり(グループあたり最大50人)
⑮図書館:運営上の対策。
⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。
⑰飲食店:24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。
⑱公共の場所における飲酒:制限なし。
⑲店舗(ショッピングモール):顧客4人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。
⑳小売店:顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。
㉑その他のサービス業・営業所:運営上の対策。
㉒事業者(製造業・倉庫業):運営上の対策。
㉓事業者(事務職・その他の営業):テレワーク推奨。
㉔温泉療養所:運営上の対策。
㉕刑務所における面会:運営上の対策。面接禁止。
㉖緊急事態の必要性:必要あり。
㉗規制順守チェック:警察及び自治体
<マトリックス1・項目別規制内容>
① マスク着用義務
レベル5.屋内では常時及び屋外の公共場所
レベル4.屋内では常時及び屋外の公共場所
レベル3.屋内では常時及び屋外の公共場所
レベル2.屋内では常時及び屋外の公共場所
レベル1.屋内の限定された場所及び公共交通機関
② 屋内及び屋外における集会人数:
レベル5.2人
レベル4.6人
レベル3.屋外50人、屋内10人
レベル2.屋外100人、屋内50人
レベル1.屋外500人、屋内100人
③ 結婚式・葬儀・宗教儀礼
レベル5.最大15人
レベル4.最大20人
レベル3.最大30人
レベル2.最大50人
レベル1.最大100人
④ 病院・社会福祉施設の面会:
レベル5.基本的に禁止
レベル4.基本的に禁止
レベル3.社会福祉施設内の面会は基本的に禁止、病院の面会規制
レベル2.社会福祉施設内及びホスピスの面接は制限あり。
レベル1.鼻・口を覆っている場合(マスク・粉塵マスクなどを着用している場合)に限り、許可。
⑤ 自由な移動:
レベル5.夜間外出禁止21時~5時
レベル4.夜間外出禁止23時~5時
レベル3.制限なし
レベル2.制限なし
レベル1.制限なし。
⑥ 行政役所の受付時間
レベル5.受付時間を限定し、必要不可欠な手続きに限り受け付け(テレワークの導入)
レベル4.受付時間を限定。運営上の対策*
レベル3.受付時間を限定。運営上の対策*
レベル2.受付時間を限定。運営上の対策*
レベル1.制限なし。
⑦ 宿泊施設
レベル5.制限あり
レベル4.制限あり
レベル3.制限なし
レベル2.制限なし
レベル1.制限なし。
⑧ 学校
レベル5.遠隔授業(保育園、特別支援学校、基礎学校第一学年及び第二学年を除く)
レベル4.保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第
二段階は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。高校、専門学校、大学は遠隔
授業(例外あり)。
レベル3.保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第
二段階、高校、高等専門学校は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。大学は
基本的に遠隔授業(例外あり)、大学1年生は通常授業。
レベル2.保育園、特別支援学校、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯
大学は遠隔授業。
レベル1.保育園、特別支援学校、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯
大学は遠隔授業。
⑨ スポーツ試合
レベル5.プロの試合(観客なし、特別対策)、アマチュアスポーツ禁止
レベル4.プロの試合(観客なし、特別対策)、アマチュアスポーツ禁止
レベル3.プロの試合(観客なし、特別対策)
レベル2.観客屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大125人で最大2セクションまで。
レベル1.観客屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大250人で最大2セクションまで。
⑩ 余暇のスポーツ
レベル5.屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大2人
レベル4.屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大6人
レベル3.屋内運動施設は個人競技10人まで、屋外の運動可だが2チームまで。
レベル2.屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。
レベル1.屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。
⑪ プール・ウェルネス
レベル5.閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)
レベル4.閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)
レベル3.人が集会する催しと同規定。
レベル2.人が集会する催しと同規定。
レベル1.人が集会する催しと同規定。
⑫ 文化関係
レベル5.文化関係の催し禁止。プロの芸術家は特別な対策に基づく。
レベル4.観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。
レベル3.観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。
レベル2.観客が座席につく場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最
大2セクションまで。屋内:1セクション250人で最大2セクションまで。
観客が立つ場合:屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクシ
ョンまで。屋内:1セクション125人で最大2セクションまで。
座席と立席の双方がある場合:屋外500人/屋内250人。
レベル1.観客は座席につく場合:屋外2000人/屋内1000人。屋外:1セクション1000人で
最大2セクションまで。屋内:1セクション500人で最大2セクションまで。
観客が立つ場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セク
座席と立席の双方がある場合:屋外1000人/屋内500人。
⑬ 博物館・ギャラリー
レベル5.閉館
レベル4.閉館
レベル3.入場可能人数の25%まで。
レベル2.入場可能人数の50%まで。
レベル1.制限なし。
⑭ 城・歴史記念物
レベル5.閉場
レベル4.閉場
レベル3.人数制限あり(グループあたり最大10人)
レベル2.人数制限あり(グループあたり最大30人)
レベル1.人数制限あり(グループあたり最大50人)
⑮ 図書館
レベル5.非接触による貸し出し・返却
レベル4.窓口による貸し出し(事前予約した本に限定)・返却
レベル3.1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。
レベル2.2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。
レベル1.運営上の対策。
⑯ ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所
レベル5.閉鎖
レベル4.閉鎖
レベル3.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数
の50%まで。運営上の対策。
レベル2.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対
策。
レベル1.24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対
策。
⑰ 飲食店
レベル5.外出禁止時間外のテイクアウトのみ
レベル4.外出禁止時間外のテイクアウト
レベル3.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数
の50%まで。運営上の対策。
レベル2.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対
策。
レベル1.24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対
策。
⑱ 公共の場所における飲酒
レベル5.禁止
レベル4.禁止
レベル3.制限なし。
レベル2.制限なし。
レベル1.制限なし。
⑲ 店舗(ショッピングモール)
レベル5.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列
の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
レベル4.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列
の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店
レベル3.顧客一人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。フードコートはテイクアウトのみ。キッズコーナー閉
鎖。
レベル2.顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。フードコート及びキッズコーナーは22時まで。
レベル1.顧客4人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。
⑳ 小売店
レベル5.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列
の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
レベル4.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列
の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
レベル3.顧客1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。
レベル2.顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。
レベル1.顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。
㉑その他のサービス業・営業所
レベル5.閉鎖
レベル4.閉鎖
レベル3.運営上の対策。
レベル2.運営上の対策。
レベル1.運営上の対策。
㉒事業者(製造業・倉庫業)
レベル5.稼働上の対策。検査推奨。
レベル4.マトリックス2に基づく。検査推奨。
レベル3.運営上の対策。検査推奨。
レベル2.運営上の対策。
レベル1.運営上の対策。
㉓事業者(事務職・その他の営業)
レベル5.可能な限りテレワーク。検査推奨。
レベル4.可能な限りテレワーク。検査推奨。
レベル3.テレワーク推奨。検査推奨。
レベル2.テレワーク推奨。
レベル1.テレワーク推奨。
㉔温泉療養所
レベル5.健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。
レベル4.健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。
レベル3.運営上の対策。
レベル2.運営上の対策。
レベル1.運営上の対策。
㉕刑務所における面会
レベル5.禁止
レベル4.禁止
レベル3.運営上の対策。面接禁止。
レベル2.運営上の対策。面接禁止。
レベル1.運営上の対策。面接禁止。
㉖緊急事態の必要性
レベル5.必要あり
レベル4.必要あり
レベル3.必要あり
レベル2.必要あり
レベル1.必要あり
㉗規制順守チェック
レベル5.警察及び自治体
レベル4.警察及び自治体
レベル3.警察及び自治体
レベル2.警察及び自治体
レベル1.警察及び自治体
規制を遵守しない場合、チェコ警察が、その場で最高1万コルナまでの罰金を科すことができる。
② 検閲隔離期間の短縮
2020年9月1日から、検疫隔離期間が10日に短縮。
③ 検疫隔離・陽性隔離、追跡作業の規則変更
・隔離の規則が9月15日(火)から、以下のとおり変更になった。
目的:検疫隔離になる人の数を大幅に減らすため
・陽性者に接触していても、接触時に陽性者および本人ともにマスク又は粉塵マスク(respirator)を着用していたことがわかっており、かつ本人が無症状であれば、検疫隔離しなくてよい。
・陽性者に接触していても、本人が直近90日以内に新型コロナウイルスにかかっていれば、検疫隔離しなくてよい。(90日間は免疫ができているため)
*マスクをしていても、陽性者がくしゃみをした後に握手した場合などは、検疫隔離しなければならない。
*接触後、10日間は健康状態に注意し、症状が出た場合は、ホームドクターに連絡する。
*陽性者と接触後、症状が出ている場合は検疫隔離(quarantine)または陽性隔離(isolation)に入るが、症状が消えた後も3~4日は隔離の状態を継続する。検疫隔離(quarantine)、陽性隔離(isolation)の双方について、隔離終了のためにテストを受ける必要はない(医療関係者、社会福祉施設職員、免疫力が低下している人は例外)
・衛生局による追跡作業の方法が9月21日(月)、自己追跡(直近に接触した人を衛生局のウェブサイトで自己申告する方法)になる。
3-2.外国渡航に関する情報
11月9日(月)より有効。
*政府は、16日、医療、家族、商用、勤務上の理由から、赤の危険国へ渡航する場合、24時間以内であれば、検査を免除することを決定した。11月17日から有効となる。
最終アップデート日:12月14日(月)
12月11日にフランス、ギリシャが黄色(オレンジ色)へ変更。12月14日(月)から有効。
入国申告書の様式はこちら:https://plf.uzis.cz/
相手国への入国条件 チェコへ帰国後の義務
アルバニア 無 検査・入国申告
アンドラ 無 検査・入国申告
オーストラリア 特別な条件あり 無
ベルギー 検疫隔離・検査 検査・入国申告
ベラルーシ 検疫隔離 検査・入国申告
ボスニア・ヘルツェゴビナ
検査 検査・入国申告
ブルガリア 無 検査・入国申告
モンテネグロ 無 検査・入国申告
デンマーク(黄) 特別な条件あり 無
エストニア 検疫隔離 検査・入国申告
フィンランド(黄)特別な条件あり 無
フランス(黄) 無 無
クロアチア 無 検査・入国申告
アイルランド(黄)検疫隔離 無
アイスランド(黄)検疫隔離・検査 無
イタリア 検査 検査・入国申告
日本 特別な条件あり 無
カナダ 特別な条件あり 検査・入国申告
韓国 検疫隔離・検査 無
コソボ 検査 検査・入国申告
キプロス 特別な条件あり 検査・入国申告
リヒテンシュタイン
検疫隔離 検査・入国申告
リトアニア 検疫隔離・検査 無
ラトビア 検疫隔離 無
ルクセンブルク 無 検査・入国申告
ハンガリー 特別な条件あり 検査・入国申告
マルタ(黄) 検査 無
モルドバ 特別な条件あり 検査・入国申告
モナコ 検査 検査・入国申告
ドイツ 検疫隔離・検査 検査・入国申告
オランダ 検疫隔離 検査・入国申告
ノルウェー(黄) 検疫隔離 無
ニュージーランド 特別な条件あり 無
ポーランド 無 検査・入国申告
ポルトガル 無 検査・入国申告
オーストリア 検疫隔離・検査* 検査・入国申告
ルーマニア 検疫隔離・検査 検査・入国申告
ロシア 特別な条件あり 検査・入国申告
ギリシャ(黄) 検査 無
サンマリノ 検査 検査・入国申告
北マケドニア 無 検査・入国申告
シンガポール 無
スロバキア 検疫隔離・検査* 検査・入国申告
スロベニア 検疫隔離・検査 検査・入国申告
セルビア 検査 検査・入国申告
バチカン 無 無
スペイン 無 検疫隔離・検査
スウェーデン 無 検査・入国申告
スイス 検疫隔離 検査・入国申告
タイ 検疫隔離 無
チュニス 検査 検査・入国申告
トルコ 特別な条件あり 検査・入国申告
ウクライナ 検疫隔離・検査 検査・入国申告
アメリカ 検査・入国申告
イギリス 検疫隔離 検査・入国申告
・12月19日から、オーストリア入国の際、陰性の検査結果を持っていても10日間の検疫隔離が義務付けられる(日帰り勤務者、学生、オーストリア国内通過目的の入国は当該義務免除)。検疫隔離は、入国後5日してから抗原検査又はPCR検査を受け、陰性であれば解除される。
・スロバキア入国の条件として、12月18日から抗原検査が義務付けられている。直近72時間以内に受けた抗原検査(又はPCR検査)の結果が陰性であることを提示、結果が陽性である場合は国境でシステム登録し、スロバキア国内で隔離に入る。
<情報源>
https://www.idnes.cz/zpravy/zahranicni/slovensko-koronavirus-covid-19-testovani-cestovani.A201218_160819_zahranicni_lesa
注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネット、外国のメディアなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。
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