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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2020年12月18日 チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2021年4月14日

今日から再び規制レベル4

チェコ全国のPES指標76(規制レベル5相当)


12月18日(金)0時00分から、規制レベル4(当初の規制レベル4から修正あり)になりました。3-0-1「12月18日導入規制レベル4」をご覧ください。



チェコ政府公式コロナウイルス感染ウェブサイト:https://covid.gov.cz/en/(英語版)


<目次>

1.国内コロナウイルス感染状況(データ)

2.今日の動き

2₋1. 感染の様子(PES指標)

2-2. 今日の動き(当日の国内ニュース)

2₋3. PESシステム 各地のリスク指標

2₋4. チェコの感染状況(直近7日間人口10万人当たりの感染者数)

2₋5. 外国の様子

① EU内の感染状況比較(ECDCのデータ)

② EU諸国の危険度(12月11日アップデート

③ チェコへの入国規定

3.現在有効な規制内容

3-0-1. 12月9日からの規制レベル3変更内容

3-1. ① 新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)に基づく規制

② 検閲隔離期間

③ 検疫隔離・陽性隔離、追跡作業の規則変更

3-2.外国渡航に関する情報(12月14日アップデート



1.国内コロナウイルスの状況

・前日の新規陽性者数(今日8時00分におけるチェコ保健省の発表)

12月17日(木)の新規陽性者数:7590人

(1週間前の木曜日より1720人増)


検査実施数(合計):27228件

PCR検査陽性率:27.88%


・今日の感染状況(https://koronavirus.mzcr.cz/

12月18日(金)8時00分におけるチェコ保健省の発表

当日の新規陽性者数:0人(データなし)

現在の陽性者総数:72781人

治った人の数:527062人

現在の入院患者数:4617人

累計感染者数:610006人

累計死亡者数:10163人(前日から127人増)

・入院患者数と重症者数

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/prehled-hospitalizaci

12月17日(木)現在

入院患者数:4617人(前日から8人増)

重症者の数:596人(前日から1人増)

・プラハにおける感染状況

(https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje/PHA)

12月17日(木)

新規陽性者数:856人

12月18日(金)8時現在

現在の陽性者総数:7282人

治った人の数:60581人

累計感染者数:68815人

累計死亡者数:952人


各州の状況:

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje



2.今日の動き

2-1. 新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)による現状

全国の規制レベル:赤(リスク4)

(規制内容及び今回から導入される例外は3-0-1をご覧ください)


12月18日(金)から規制がレベル4になった(11月14日政府決定)。

今日12月18日(金)のリスク指標(チェコ全国)は76(規制レベル5相当)。

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/pes

昨日まで規制レベル4相当の数字が、12月6日(日)から12日間続き、今日から規制レベル5相当の指数になった。

R値が1.18→1.22に悪化したため、5スコア増加。

<全国のまとめ>

規制レベル3相当の指標  1州

規制レベル4相当の指標  8州

規制レベル5相当の指標 5州

規制内容及び今回から導入される例外は3-0-1をご覧ください)



2-2. 今日の動き

●規制レベル4への強化

 今日から規制がレベル4へ強化。23時以降翌日5時までは外出禁止である他、飲食店は閉鎖(テイクアウトのみ)、室内運動施設も閉鎖。店舗は顧客1人当たり15平米の人数制限規制下で開店が認められている。

●感染状況悪化

 今日から規制がレベル4に強化されたが、PESシステム上でチェコ全域を対象とした指標は76になり、規制レベル5相当の数字となった。ブラトニー保健大臣は、今後の規制強化はPES指標のみならず、病院の状況を見て判断する、と発表している。

 

●病院の様子

 各地の病院では、コロナウイルス入院患者が再び増加しているため、通常の医療を制限し始めている。

 チェコテレビ19時ニュースでは、ウヘルスケー・フラジシチェ、在オストラバ大学附属病院などで、コロナウイルス患者受入れ態勢に切り替えていることが紹介されている。ウヘルスケー・フラジシチェにある病院では、外傷科が今日から再びコロナウイルス患者受入れ態勢に切り替わり、今日早速患者1人が入院した。看護婦は、「ゆっくりしたクリスマスが過ごせると思っていたが、(コロナウイルス患者の治療は)まだ終わりそうにない」と話している。

 

 日当たり入院患者数は、12月4日4487人、12月11日4555人、12月17人4617人となっており、徐々に増加。ここ数日の日当たり感染者数が増加傾向が、約10日間遅れて入院患者数にも表れるため、来週は入院患者数の大幅な増加が予想されている。

 

 医療従事者の感染状況は、12月2日4985人、12月10日4818人、12月17日5101人となっており、12月に入ってから現在、最も多くの人が感染している。

●PESシステムの評価変更

 現在、感染状況が急速に悪化しているが、年末までにPESシステムの指標計算が修正されることになっている。これまでに、スコア計算に使われる4つのパラメータのうち、陽性率計算には、抗原検査実施数が含むことが発表されているが、具体的な変更は来週初めに保健省から発表される予定。

●スキー場オープン

 チェコのスキー場は今日からオープンした。2メートルの距離維持、リフトに乗る時はマスク着用、宿泊施設は閉鎖、飲食店はテイクアウトのみなどの規制が導入されている。規制レベル5になった場合はスキー場も閉鎖になることから、スキー場運営者(リフト運営事業者、飲食店等)は何とかして今年を乗り切り、来年まで持ちこたえたい、と話している。

●チェコへのワクチン配布

 EUの西側8か国は12月27日から一斉にワクチン接種を開始するが、チェコへは、ワクチンが12月26日又は27日になってから配布される予定。ゼマン大統領は、今日、ワクチン費用を健康保険会社が負担することを認める法律に署名した。チェコは690万人用のワクチンを予約しているが、ブラトニー保健大臣は、年末までに1万本以上が配布されるとしており、まずコロナウイルス患者の治療を担当する医療従事者の接種が行われる。

 

 すでにプラハのモトル病院ではワクチン接種の準備が整っていることが報道されているが、今日、プラハのチェコ軍附属病院においても27日からの接種開始準備が整っていることが公表された。日当たりの受付人数は約300人。

●大晦日の過ごし方

 大晦日の催しが各地ですでに中止することが決まっているが、今日、ブラトニー保健大臣は、31日大晦日には規制例外を認めず、このまま規制レベル4が継続した場合、23時からは外出禁止となるため、多くても6人で、自宅で年明けすることを国民に呼びかけた。花火を国が禁止することはない。

 チェコテレビでは、すでに大晦日に規制レベル5になった場合のことを想定し、夜間外出禁止が21時からになり、集会人数は2人までになることを伝えている。


<プラハ市の対応>

 プラハ市は、市が毎年主催している恒例の新年花火大会、ビデオマッピングを中止し、花火も規制する。


 今日、プラハ市役所は、12月初めから条例に基づき、プラハの中心部ほぼ全域(川岸、公園、病院・社会福祉施設近辺)において花火を禁止していることを市役所のホームページで発表。12月31日、1月1日は一般に販売されている花火の打ち上げも禁止することを発表した。条例の目的は、市民の安全確保、騒音の削減としている。

https://www.praha.eu/jnp/cz/o_meste/magistrat/tiskovy_servis/tiskove_zpravy/od_prosince_plati_nova_vyhlaska_k.html


同条例に関連し、市内にある入院患者収容病棟、高齢者施設、身体障害者施設、動物保護施設・獣医(救急)の場所を示したマップを公開。

https://www.praha.eu/jnp/cz/o_meste/magistrat/tiskovy_servis/akce_a_kampane/pyrotechnika/index.html


大晦日の日は、チェコ警察約200人、プラハ市警察約300人が警備に当たる。規制違反に対する罰金は最高20万チェココルナ。

<ブルノ市の対応>

 ブルノ市は、今年の状況下では人が集会する催しの開催が難しいことをすでに夏場に判断し、年末の催しを8月に中止した。

●基礎学校、高校 クリスマス休暇開始

 基礎学校、高校は今日、今年最後の授業となった。本来であれば、21日、22日も登校し、23日からクリスマス休暇となるが、今年は2日間延長された。保育園、大学は来週も通常通りとなる。新学期は1月4日から開始予定。


今年、学校が閉鎖された期間は以下のとおり。

基礎学校第一段階 3月11日~5月25日

基礎学校第二段階 3月11日~6月8日

基礎学校1・2年生 10月14日~11月18日

基礎学校第一段階(1・2年生を除く)・9年生 10月14日~11月30日

基礎学校第二段階 11月30日以降2グループで交代制

1月4日以降、規制レベル5の場合は、基礎学校1・2年生、保育園、特別学校は登校しての授業となるが、基礎学校の多学年、高校、大学は遠隔授業となる。

●オーストリアへの入国条件

 明日19日から、オーストリアへ入国する際の規制条件が変更され、陰性の検査結果を持っていても10日間の検疫隔離が義務付けられる(日帰り勤務者、学生、オーストリア国内通過目的の入国は当該義務免除)。検疫隔離は、入国後5日してから抗原検査又はPCR検査を受け、陰性であれば解除される。

 在オーストリアチェコ大使は、オーストリアへの訪問を控えてほしいというオーストリア政府の意向なので、我慢してほしい、うまくいけば、1月半ばには解除されると述べている。


●スロバキアへの入国条件

 スロバキア入国の条件として、今日から抗原検査が義務付けられている。直近72時間以内に受けた抗原検査(又はPCR検査)の結果が陰性であることを提示、結果が陽性である場合は国境でシステム登録し、スロバキア国内で隔離に入る。

 チェコは同システムをスロバキアと初めて導入したが、ペトシーチェク外務大臣は、他の隣国とも1月半ばまでに導入する予定であることをツイッターで発表した。

 貨物トラックの運転手、バス、列車、飛行機の搭乗員、国内通過(トランジット)目的の入国は同義務が免除される。



2-3. PESシステム 各州のリスク指標(2020年12月18日現在)


チェコ全域のリスク指標が規制レベル5のカテゴリーになって1日目

4➡5 ピルゼン州、カルロビ・バリ州(68→81)、オロモウツ州(71→81)、ヴィソチナ州


リスク指標  レベル

チェコ全域 76↑ 5

  リスク指標  レベル

プラハ 59→ 3

中央ボヘミア州 71↑ 4

南ボヘミア州 66↓ 4

ピルゼン州 76↑ 5

カルロビ・バリ州 81↑ 5

ウースチー州 81↑ 5

リベレツ州 81→ 5

フラデツ・クラーロヴェー州

81↑ 5

パルドゥビツェ州 72↓ 4

ヴィソチナ州 76↑ 5

南モラビア州 71→ 4

オロモウツ州 81↑ 5

モラビア・シレジア州

81→ 5

ズリーン州 81→ 5


*今日になり、昨日のフラデツ・クラーロヴェー州の指標が68→76へ修正あり。





2₋4. チェコの感染状況(直近7日間人口10万人当たりの感染者数)

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19) (12月18日8時発表のデータ)


 昨日 今日

絶対数 10万人 絶対数 10万人

当たり 当たり

プラハ 3227 243.68 3572 269.73

<中央ボヘミア州>

ベネショフ 366 368.16 401 403.36

ベロウン 254 267.21 279 293.51

クラドノ 539 323.76 542 325.56

コリーン 270 263.1 299 291.36

クトナー・ホラ

269 354.75 293 386.4

ムニェルニーク

450 411.7 424 387.92

ムラダーボレスラフ

454 348.25 466 357.46

ニンブルク 353 349.9 379 375.67

プラハ東部 489 264.07 527 284.59

プラハ西部 408 273.21 451 302

プシーブラム 375 325.79 396 344.04

ラコブニーク 142 255.57 164 295.17

<南ボヘミア州>

チェスケーブジェヨビツェ

421 214.9 436 222.56

チェスキー・クルムロフ

125 203.07 119 193.32

インドジフーフ・フラデツ

242 266.84 237 261.32

ピーセク 199 277.98 212 296.14

プラハチツェ 89 174.59 83 162.82

ストラコニツェ

155 219.01 129 182.28

ターボル 277 269.99 265 258.3

<ピルゼン州>

ドマジュリツェ

128 206.25 124 199.8

クラトビ 203 234.94 209 241.88

ピルゼン北部 228 285.07 262 327.59

ピルゼン市内 507 260.96 564 290.3

ピルゼン南部 219 344.95 278 437.88

タホフ 201 369.92 238 438.02

ロキツァニ 138 279.64 123 249.25

<カルロビ・バリ州>

へプ 142 154.96 155 169.15

カルロビ・バリ

213 185.51 314 273.48

ソコロフ 213 241.46 312 353.69

<ウースチー州>

ジェチーン 442 341.2 429 331.17

ホムトフ 209 167.27 220 176.08

リトムニェジツェ

391 326.74 436 364.34

ロウニ 240 276.85 320 369.13

モスト 213 190.68 229 205

テプリツェ 396 306.81 424 351.74

ウースチー・ナト・ラベム

470 393.84 503 421.49

<リベレツ州>

チェスカー・リーパ

318 307.84 321 310.75

ヤブロネツ・ナド・ニソウ

385 424.63 402 443.38

リベレツ 771 439 821 467.47

セミリ 274 369.79 291 392.73

<フラデツ・クラーロヴェー州>

フラデツ・クラーロヴェー

605 368.27 692 421.22

イチーン 248 309.83 251 313.57

ナーホト 300 272.83 340 309.21

トルトノフ 341 289.04 331 280.56

リフノフ・ナト・クニェジュノウ

357 449.72 381 479.95

<パルドゥビツェ州>

フルジム 515 492.29 463 442.58

パルドゥビツェ

672 383.03 712 405.83

スヴィタヴィ 305 292.33 305 292.33

ウースチー・ナド・オルリツィー

303 219.13 322 232.87

<ヴィソチナ州>

ハヴリーチクーフ・ブロト

493 519.41 463 487.8

イフラバ 247 217.38 317 278.98

ペルフジモフ 235 325.03 220 304.28

トシェビーチ 167 150.71 116 104.68

ジュジャール・ナト・サーザヴォウ

371 313.99 362 306.37

<南モラビア州>

ブランスコ 305 279.47 264 241.9

ブルノ市内 928 243.35 810 212.41

ブルノ郊外 547 243.5 515 229.25

ブジェツラフ 272 233.9 292 251.09

ホドニーン 310 201.37 307 199.42

ヴィシュコフ 361 391.2 332 359.77

ズノイモ 256 223.87 252 220.37

<オロモウツ州>

イェセニーク 134 352.93 134 532.93

オロモウツ 759 322.33 750 318.51

プロスチェヨフ

444 408.67 435 400.38

プシェロフ 567 437.8 527 406.91

シュンペルク 206 171.07 276 229.2

<モラビア・シレジア州>

ブルンタール 291 317.7 254 277.3

フリーデク・ミーステク

828 385.73 938 436.97

カルビナー 1069 433.98 1038 421.4

ノヴィー・イチーン

577 380.66 628 414.31

オパヴァ 773 438.62 832 472.09

オストラバ市内

1436 448.55 1501 168.85

<ズリーン州>

クロムニェジーシュ

556 527.8 558 529.7

ウヘルスケー・フラジシチェ

443 311.48 436 306.55

フセチーン 633 441.63 654 456.28

ズリーン 859 448.21 820 427.86


2-5.外国の様子

・アメリカでは、ペンス副大統領がワクチン接種を受ける様子を報道し、政府がワクチンを指示する意向を国民に対して示した。来週はバイデン次期大統領も接種を受ける。


・ドイツではすでにワクチン接種会場が全国に440か所設置されており、場内も接種がすぐに開始できるよう準備され、高齢者施設へ出かけて接種する医療チームのリハーサルも行われている。ドイツ国内では、ビオンテック社からドイツ製として製造されたワクチンの国内投与を一早く推進するべきとする声が上がったが、ドイツ政府は、他のEU諸国と足並みをそろえることを優先した。EUの西側8か国は12月27日から一斉に接種を開始する。

 人口6割のワクチン接種を2021年夏が終わるまで完了する予定。まず80歳以上の高齢者が接種を受ける。


・フランスでも12月27日にワクチン接種が開始。最初の2か月に医療従事者、リスクの高い人々数百万人が接種を受け、2月末には1400万人分のワクチンが配布され、春の終わりには最初の2回の配布で接種を受けていない人が対象となる。


・オーストリアでは、人口5割以上のワクチン接種を予定。1月~3月までに2割の人(医療従事者、社会施設職員、65歳以上の人)を対象に行う。人口50%相当のワクチンは、来年9月までに配布される予定。


・スロバキアでは、来年末までに人口7割のワクチン接種を予定している。1月~3月までに医療従事者、社会福祉施設職員、警察官、教員、65歳以上の人々を接種。4月からその他の18歳以上の人々を対象に接種を開始。


・イギリスではすでにワクチン接種が開始しているが、1月~3月に人口の17%(約1200万人、主にリスクの高い人々、65歳以上)、1月~7月までに29%の国民(約2千万人)の接種を予定している。


・マトビチ首相のコロナウイルス陽性が確認された。無症状であることが報告されている。スロバキア政府の数名が隔離に入り、一人は症状があることを認めている。先週、EUサミットに出席しているが、同サミットに出席していたマクロン大統領の陽性も昨日確認された。


① EU/EEA及びUKの感染状況比較(ECDCのデータ)

直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(①)及び死亡者(②)

今日12月17日、ECDCは日毎から一週間に1度のデータ報告に切り替えたことを発表。そのため、毎日のデータは12月14日で中断されており、今後毎週木曜日にデータを発表する。

12月はクリスマス休暇のため、今後23日と30日にアップデートされる。


以下は14日に発表されたデータとほぼ同じだが、今日、2020年49週~50週の2週間のデータとして発表されている。


●2020年49週~50週(12月17日発表)

 ①  ②

1. クロアチア 1208.8 22.8

2. リトアニア 1205.9 11.4

3. ルクセンブルク  1189.0 14.7

4. スロベニア  1006.0 25.6

5. スウェーデン 781.7 4.3

6. ハンガリー 683.0 23.6

7. リヒテンシュタイン 628.0 7.8

8. チェコ 576.1 13.8

9. オランダ 546.7 4.0

10. キプロス 538.6 3.4

11. ブルガリア 528.0 26.8

12. ポルトガル 524.9 11.0

13. デンマーク 523.7 1.9

14. スロバキア 500.0 6.6

15. オーストリア 472.5 16.9

16. エストニア 454.0 2.8

17. ラトビア 453.1 7.9

18. ルーマニア 436.8 11.3

19. イタリア 428.3 15.9

20. ポーランド 396.6 15.4

21. イギリス 348.2 8.9

22. ドイツ 341.1 6.9

23. マルタ 304.3 8.3

24. ベルギー 268.0 11.5

25. フランス 236.3 8.3

26. スペイン 220.9 6.3

27. ギリシャ 189.3 12.2

28. ノルウェー 117.4 1.2

29. フィンランド 112.0 1.2

30. アイルランド 80.4 1.5

31. アイスランド 49.3 0.6



② EU諸国の危険度アップデート

 11月4日(水)、チェコ保健省は、EU基準に合わせて、EU諸国の感染度マップをアップデートした。

 11月9日(月)から有効。

最終アップデート日:12月18日(金)

有効開始日:12月21日(月)


12月21日(月)から、デンマークがオレンジ色から赤へ、スペインが赤からオレンジ色へ移動する。

 

赤:イギリス、ポルトガル、ベルギー、オランダ、ポーランド、チェコ、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スイス、リヒテンシュタイン、イタリア、スロベニア、クロアチア、ルーマニア、ブルガリア、ドイツ、スウェーデン、キプロス、リトアニア、エストニアラトビア、デンマーク


黄(オランダ):アイスランド、アイルランド、ノルウェー、フィンランド、カナリア諸島、マデイラ諸島、アゾレス諸島、キプロス、バレアレス諸島フランス、ギリシャスペイン


緑:バチカン


③ チェコへの入国規定

チェコ保健省は、11月5日付にて、以下の規定を発表した。

以下の入国規定は、11月9日(月)から有効になる。

(https://koronavirus.mzcr.cz/seznam-zemi-podle-miry-rizika-nakazy/)

(3-3「外国渡航に関する情報」をご参照ください)

赤の国:過去直近14日間に12時間*以上滞在してチェコへ帰国する者は、入国時に入国申告書(こちらの様式:https://plf.uzis.cz/)を記入する。帰国後7日以内に管轄の州衛生局へPCRテストの結果を提出する。帰国後提出するPCRテストの結果は、どのEU諸国にて受けたテストでもよいが、72時間以内であること。この義務は5歳未満の子どもには適用されない。(ギリシャが赤色に変更になった際に記載されている保健省による2020年11月20日付の説明)

*11月16日、チェコ政府は12時間を24時間に変更しているが、保健省サイトでは12時間になっているので注意が必要。(11月27日のアップデートでも12時間のまま)


・ドイツのバイエルン州が、12月9日(水)から1月5日(火)まで、外国からの買い物客及び観光客の入国を禁止する。


・12月19日から、オーストリア入国の際、陰性の検査結果を持っていても10日間の検疫隔離が義務付けられる(日帰り勤務者、学生、オーストリア国内通過目的の入国は当該義務免除)。検疫隔離は、入国後5日してから抗原検査又はPCR検査を受け、陰性であれば解除される。


・スロバキア入国の条件として、12月18日から抗原検査が義務付けられている。直近72時間以内に受けた抗原検査(又はPCR検査)の結果が陰性であることを提示、結果が陽性である場合は国境でシステム登録し、スロバキア国内で隔離に入る。

黄色の国:黄(オレンジ)色に指定された国からチェコへ入国する場合は、入国申告書記入義務から免除される。チェコに仕事又は留学目的にて入国する外国人は、勤務先又は教育機関の入口で、PCR検査陰性の証明書を提示しなければならない。当該義務は外国人のみに適用される。

緑色の国:緑色に指定された国からチェコへ入国するチェコ人及び外国人は、入国申告書提示、PCR検査、検疫隔離の義務から免除される。

<欧州以外の国で感染度低(緑色)の国>(健康省が発表した低感染国リストから)

緑色の国:オーストラリア、日本、韓国、ニュージーランド、シンガポール、タイ


*政府は、16日、医療、家族、商用、勤務上の理由から、赤の危険国へ渡航する場合、24時間以内であれば、検査を免除することを決定した。11月17日から有効になる。これまでは12時間だった。(保健省11月20日付記載では、依然として12時間のままになっている)


・オーストリアは、今年、スキー場をクリスマスからオープンする。しかし、観光客が多く集まることを避けるため、政府はオーストリア全域にて宿泊施設・飲食店を1月7日まで閉鎖する他、欧州の危険国(赤色の国:過去直近2週間、人口10万人当たり感染者が100人の国)からオーストリアへ入国した場合、10日間の検疫隔離に入り、入国後5日経過してから検査を受けることが可能という規制を現在の時点で少なくとも1月10日まで導入する。(12月2日ニュース)