感染状況 さらに悪化
昨日の保健省ブリーフィング
12月18日(金)0時00分から、規制レベル4(当初の規制レベル4から修正あり)になりました。3-0-1「12月18日導入規制レベル4」をご覧ください。
<目次>
1.国内コロナウイルス感染状況(データ)
2.今日の動き
2₋1. 感染の様子(PES指標)
2-2. 今日の動き(当日の国内ニュース)
2₋3. PESシステム 各地のリスク指標
2₋4. チェコの感染状況(直近7日間人口10万人当たりの感染者数)
2₋5. 外国の様子
① EU内の感染状況比較(ECDCのデータ)
② EU諸国の危険度(12月18日アップデート)
③ チェコへの入国規定
3.現在有効な規制内容
3-0-1. 12月9日からの規制レベル3変更内容
3-0-2. 12月24日、31日の規制 特別事項
3-1. ① 新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)に基づく規制
② 検閲隔離期間
③ 検疫隔離・陽性隔離、追跡作業の規則変更
3-2.外国渡航に関する情報(12月14日アップデート)
1.国内コロナウイルスの状況
・前日の新規陽性者数(今日8時00分におけるチェコ保健省の発表)
12月18日(金)の新規陽性者数:8800人
(1週間前の金曜日より2592人増)
検査実施数(合計):31776件
PCR検査陽性率:27.69%
・今日の感染状況(https://koronavirus.mzcr.cz/)
12月19日(土)8時00分におけるチェコ保健省の発表
当日の新規陽性者数:0人(データなし)
現在の陽性者総数:76943人
治った人の数:531622人
現在の入院患者数:4694人
累計感染者数:618836人
累計死亡者数:10271人(前日から108人増)
・入院患者数と重症者数
12月18日(金)現在
入院患者数:4694人(前日から77人増)
重症者の数:589人(前日から7人減)
・プラハにおける感染状況
(https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje/PHA)
12月18日(金)
新規陽性者数:835人
12月19日(土)8時現在
現在の陽性者総数:7723人
治った人の数:60971人
累計感染者数:69652人
累計死亡者数:958人
各州の状況:
https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje
2.今日の動き
2-1. 新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)による現状
全国の規制レベル:赤(リスク4)
(規制内容及び今回から導入される例外は3-0-1をご覧ください)
12月18日(金)から規制がレベル4になった(11月14日政府決定)。
今日12月19日(土)のリスク指標(チェコ全国)は76(規制レベル5相当)。
12月18日(金)、規制レベル5相当の指数になり、今日は2日目。
<全国のまとめ>
規制レベル3相当の指標 0州
規制レベル4相当の指標 4州
規制レベル5相当の指標 10州
2-2. 今日の動き
●ハマーチェク大臣の発言
今週に入り、前週比にて新規感染者数が増加しているため、月曜日にワーキンググループが集まり、危機管理委員会においても議論することをハマーチェク大臣が述べた。(チェコテレビ19時ニュース:seznam新聞)
●PCR検査と抗原検査の陽性率
PCR検査(①)と抗原検査(②)の陽性率を、チェコテレビが19時のニュースで発表している。
検査件数 陽性率
12月16日 ① 32356件 25%
② 16158件 19%
12月17日 ① 31120件 26%
② 16010件 17%
12月18日 ① 31776件 25%
② 22034件 17%
●昨日の保健省定期ブリーフィング
昨日金曜日、保健省は定期ブリーフィングを行い、下記を発表した。
<抗原検査全国一斉実施の目的>(ブラトニー保健大臣の発表)
・目的は、無症状で気づかずうちに他の人にウイルスをうつしている人を確認することにある。ワクチン投与が可能になるまでの感染拡大を防ぎ、店舗・サービス業等の閉鎖を回避するための方策。
・陽性の結果が出た場合は、すぐに自宅で隔離してほしい。
<感染状況>(チェコ医療統計分析局ドゥシェク局長の発表)
感染が拡大している。
現在のR値=1.22
●新規感染者の増減(前週比)
全人口 65歳以上
11月12日~18日
11月19日~25日 -11.9% -16.7%
11月26日~12月2日 -20.5% -20.5%
12月3日~12月9日 +18.6% +8.1%
12月10日~12月16日 +28.8% +15.7%
・65歳以上の感染増加は、現在、主に市中感染によるもの。(高齢者施設内クラスターによる感染ではない)
・12月14日、15日に確認された65歳以上の新規感染者は、1000人を超えた(それぞれ、1180人、1317人)。
・65歳以上は、統計によると、その約3割が重症化するため、今後7~10日後に、毎日300人ほどの人が重症化する可能性がある。
●欧州諸国のR値比較
・欧州全体で感染が悪化。47週目(11月16日の週)から48週目(11月23日の週)のR値増減度(①)、49週目(11月30日の週)から50週目(12月7日の週)のR増減度(②)を比較すると、②>①の国が25か国中21か国。
●実施検査の陽性率(PCR検査の陽性率)
陽性率も増加傾向にある。
12月11日 22%
12月12日 22.8%
12月13日 21.7%
12月14日 19.9%
12月15日 25.1%
12月16日 26.5%
12月17日 27.3%
7日間の平均値:23.6%
●PESシステム指標
12月18日、チェコ全国の指標が76になった。2週間前は、比較的良い傾向を見せている州があったが、現在はすべての州でリスクが認められる状況になっている。指標は全体的に増加傾向、あるいは同レベルを保っているが、例外的に上下に増減している。
●指標計算に使われている検査
ECDC(欧州疾病予防管理センター)は、抗原検査結果を新型コロナウイルスの検査結果として国際的に認める見解を発表した。
現在、チェコのリスク指標は、まだPCR検査結果のみを使用しているが、すでに抗原検査により、陽性者が確認されており、17日の陽性者7590人のうち、抗原検査により確認された陽性者の割合は8.9%。12月10日~16日までの平均は5.7%となっており、抗原検査で確認される陽性者数が増えている。今後、全体の20%程度に増加することが予測されている。
これまでに導入されていた検査方法(PCR検査)では検査を受けることがなかったであろう無症状者も抗原検査を受けるようになり、PCR検査は抗原検査の確認検査となる。
→この理由から、必然的に陽性率が異なってくる。
抗原検査も含めると、感染率を追跡する数値が全体的に大きく変わるため、今年末~来年初めにかけて、抗原検査を含めた計算に変更する。
●病院の様子
今後、病院の状況はリスク度を増す。州によっては、すでに状況が悪化している。
18日以降の1週間における新規入院患者数は日当たり350人以上になり、年末の入院患者数は合計7000人のレベルになり、集中治療を必要とする患者数は900~1100人にまで悪化することが予測される。
●医療従事者の感染状況
増加傾向にあり、17日現在の状況は以下のとおり。
12月17日現在の医療従事者感染者数とその内訳
医師 980人
看護師 2345人
その他の医療従事者 1776人
合計 5101人
●今後の予測
日当たり感染者数が現在7千人台に増加しているため、このままの感染状況が続けば、年末には1万人から1万1千人に上る。
●社会福祉施設の様子
社会福祉施設における感染者数、死亡者数は、11月以降、減少傾向にあり、現在も減少している。今後は、この状態を保ち、社会福祉施設に感染が及ぶのを阻止しなければならない。
<ブラトニー保健大臣のコメント>
・全国一斉検査が開始したこともあり、新規感染者数が増加しているが、病院の負担が増加しない限り、問題ではない。
・社会福祉施設への感染を阻止することが大切。現在のところ、阻止できている。高齢者はクリスマス時に自宅へ戻るため、クリスマスが終わって施設へ戻った後、規制をしっかりと順守し、抗原検査を2回実施し、陰性であることが確認されるまで、社会福祉施設で隔離することが必要。高齢者及び家族・親戚に対して、3d FFP2保護マスク使用を推奨する。
・規制レベル5に移行することも考えられる。移行については、規制スコアのみならず、病院の状況を考慮して決める。
・年末にPESシステムの計算方法を修正し、人の活動でリスクの高い内容を検討し直す。その結果、規制マトリックスの内容も変更する可能性がある。
・年末時の日当たり新規感染者は1万人のレベルになるが、重要なのはそのうちどのくらいの人が入院するかである。この数を抑える上で、我々一人一人に責任がある。今は例外を設けることはせず、検査を行いながら、ワクチンを投与していく。
●誤情報についての説明
国民の間に広がっている誤情報の代表的な内容について、ブラトニー保健大臣が説明した。
・「ワクチン投与にあたり、接種希望者がワクチンのメーカーを選べるのか」
回答:ファイザー・ビオンテック社のワクチンは零下70度での保管が必要なため、ホームドクターが投与することは不可能。また納入時期等の理由から、接種会場に接種を受ける者の希望するワクチンが用意されていないことがある。接種希望者は、その場でワクチンについて説明を受け、もし違う会社のワクチンを希望する場合は、別の会場に行くことが可能。接種は義務づけられてはおらず、任意である。
・「チェコは他のEU諸国に比べ、配当されるワクチンの数が少ないのではないか」
回答:そのようなことはない。ファイザー・ビオンテック社のワクチンについていえば、人口比の配当本数は、ドイツよりも多い。
ここ数日報道されている、第一回目の配当ワクチンは、欧州全体でワクチン接種を開始するための「象徴的な配分」となる。チェコはまず1万本が配分され、その後数日してから、次の配当分が到着する。チェコの状況は他のEU諸国と同じである。
・「なぜ治療薬が存在しないのに、ワクチンがあるのか」
回答:治療薬の開発は、ワクチン開発よりも複雑である。毎年新しいインフルエンザワクチンができており、数か月間という期間で開発されている。ワクチンがあるおかげで、人類は感染症にかかることがない。
●記者団からの質問
・「新年明けてから、学校が通常授業にならない可能性があるか」
回答:チェコではこれまで学校がクラスターになったことがない。規制がレベル5になっても学校についてはPESの規制を変更することはない。
年末に行うPES規制の変更については、文化、スポーツなどの分野で、活動内容とその感染リスク度を検討し、できるだけ活動を制限しないで、しかし同時に感染を防ぐ規制の導入を試みる。ワクチン投与は来年前半期に行うため、この期間はある一定の規制を導入しなければならない。
(チェコテレビの映像録画が途中で切れているため、ここまでの内容にて終了)
2-3. PESシステム 各州のリスク指標(2020年12月19日現在)
チェコ全域のリスク指標が規制レベル5相当になって2日目
3➡4 プラハ
4➡5 中央ボヘミア州、パルドゥビツェ州
5➡4 オロモウツ州
リスク指標 レベル
チェコ全域 76→ 5
リスク指標 レベル
プラハ 64↑ 4
中央ボヘミア州 76↑ 5
南ボヘミア州 68↑ 4
ピルゼン州 86↑ 5
カルロビ・バリ州 86↑ 5
ウースチー州 81→ 5
リベレツ州 81→ 5
フラデツ・クラーロヴェー州
81→ 5
パルドゥビツェ州 76↑ 5
ヴィソチナ州 81↑ 5
南モラビア州 71↑ 4
オロモウツ州 74↓ 4
モラビア・シレジア州
81→ 5
ズリーン州 81→ 5
*今日になり、昨日の南モラビア州の指標が71→64へ修正あり。
2₋4. チェコの感染状況(直近7日間人口10万人当たりの感染者数)
(https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19) (12月19日8時発表のデータ)
全国的に急増。
昨日 今日
絶対数 10万人 絶対数 10万人
当たり 当たり
プラハ 3572 269.73 4012 302.96
<中央ボヘミア州>
ベネショフ 401 403.36 454 456.68
ベロウン 279 293.51 339 356.62
クラドノ 542 325.56 637 382.62
コリーン 299 291.36 329 320.59
クトナー・ホラ
293 386.4 313 412.78
ムニェルニーク
424 387.92 428 391.58
ムラダーボレスラフ
466 357.46 510 391.21
ニンブルク 379 375.67 425 421.27
プラハ東部 527 284.59 608 328.33
プラハ西部 451 302 508 340.17
プシーブラム 396 344.04 446 387.48
ラコブニーク 164 295.17 183 329.36
<南ボヘミア州>
チェスケーブジェヨビツェ
436 222.56 485 247.57
チェスキー・クルムロフ
119 193.32 106 172.2
インドジフーフ・フラデツ
237 261.32 290 319.73
ピーセク 212 296.14 261 364.59
プラハチツェ 83 162.82 109 213.82
ストラコニツェ
129 182.28 139 196.41
ターボル 265 258.3 285 277.79
<ピルゼン州>
ドマジュリツェ
124 199.8 155 249.75
クラトビ 209 241.88 230 266.19
ピルゼン北部 262 327.59 294 367.6
ピルゼン市内 564 290.3 653 336.11
ピルゼン南部 278 437.88 306 481.98
タホフ 238 438.02 239 439.86
ロキツァニ 123 249.25 162 328.27
<カルロビ・バリ州>
へプ 155 169.15 200 218.26
カルロビ・バリ
314 273.48 334 290.9
ソコロフ 312 353.69 356 403.57
<ウースチー州>
ジェチーン 429 331.17 475 366.68
ホムトフ 220 176.08 237 189.68
リトムニェジツェ
436 364.34 424 354.31
ロウニ 320 369.13 374 431.42
モスト 229 205 260 232.75
テプリツェ 424 351.74 477 369.56
ウースチー・ナト・ラベム
503 421.49 547 458.36
<リベレツ州>
チェスカー・リーパ
321 310.75 363 351.4
ヤブロネツ・ナド・ニソウ
402 443.38 464 511.76
リベレツ 821 467.47 901 513.02
セミリ 291 392.73 304 410.27
<フラデツ・クラーロヴェー州>
フラデツ・クラーロヴェー
692 421.22 726 441.92
イチーン 251 313.57 287 358.55
ナーホト 340 309.21 341 310.12
トルトノフ 331 280.56 364 308.53
リフノフ・ナト・クニェジュノウ
381 479.95 439 553.02
<パルドゥビツェ州>
フルジム 463 442.58 528 504.72
パルドゥビツェ
712 405.83 825 470.24
スヴィタヴィ 305 292.33 388 371.89
ウースチー・ナド・オルリツィー
322 232.87 374 270.48
<ヴィソチナ州>
ハヴリーチクーフ・ブロト
463 487.8 586 617.39
イフラバ 317 278.98 419 368.75
ペルフジモフ 220 304.28 219 302.9
トシェビーチ 116 104.68 265 239.15
ジュジャール・ナト・サーザヴォウ
362 306.37 431 364.77
<南モラビア州>
ブランスコ 264 241.9 375 343.61
ブルノ市内 810 212.41 1144 299.99
ブルノ郊外 515 229.25 687 305.82
ブジェツラフ 292 251.09 361 310.43
ホドニーン 307 199.42 379 246.2
ヴィシュコフ 332 359.77 401 434.55
ズノイモ 252 220.37 297 259.73
<オロモウツ州>
イェセニーク 134 532.93 145 381.9
オロモウツ 750 318.51 884 375.42
プロスチェヨフ
435 400.38 505 464.81
プシェロフ 527 406.91 632 487.99
シュンペルク 276 229.2 286 237.51
<モラビア・シレジア州>
ブルンタール 254 277.3 315 343.9
フリーデク・ミーステク
938 436.97 1030 479.83
カルビナー 1038 421.4 1220 495.28
ノヴィー・イチーン
628 414.31 683 450.6
オパヴァ 832 472.09 963 546.43
オストラバ市内
1501 168.85 1790 559.12
<ズリーン州>
クロムニェジーシュ
558 529.7 610 579.06
ウヘルスケー・フラジシチェ
436 306.55 511 359.29
フセチーン 654 456.28 701 489.07
ズリーン 820 427.86 922 481.08
2-5.外国の様子
● 欧州諸国の危険度が、12月21日から、以下のとおり変更になる。
(12月18日保健省発表)
デンマーク:オレンジ→赤
スペイン:赤→オレンジ
●スロバキアは今日から外出禁止、生活必需品を取り扱う店舗以外の閉鎖など、規制が強化。政府はクリスマス休暇時も集会は2家庭までとしている。12月に入って実施される予定だった全国一斉検査に遅れが出ているが、スロバキアの疫学者は、現在の感染状況ではすでに全国一斉検査を行っても効果が期待できず、現行のロックダウンよりもさらに強硬なロックダウンが必要だと述べている。昨日、マトビチ首相の陽性が確認された後、その他4人の大臣の感染も明らかになった。チャプトバー大統領も検疫隔離中。(チェコテレビ19時ニュースレポ―トから)
●イタリアは、クリスマスから年明け1月6日まで、ほぼすべての店舗・飲食店を閉鎖する。年末年始にかけて、地方間の人の移動も制限する。
●アメリカが、モデルナ社のワクチンの緊急使用を許可した。世界で初。
●イスラエルでは、ネタニアフ首相がワクチンを接種する様子が報道された。
① EU/EEA及びUKの感染状況比較(ECDCのデータ)
直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(①)及び死亡者(②)
今日12月17日、ECDCは日毎から一週間に1度のデータ報告に切り替えたことを発表。そのため、毎日のデータは12月14日で中断されており、今後毎週木曜日にデータを発表する。
12月はクリスマス休暇のため、今後23日と30日にアップデートされる。
以下は14日に発表されたデータとほぼ同じだが、今日、2020年49週~50週の2週間のデータとして発表されている。
●2020年49週~50週(12月17日発表)
① ②
1. クロアチア 1208.8 22.8
2. リトアニア 1205.9 11.4
3. ルクセンブルク 1189.0 14.7
4. スロベニア 1006.0 25.6
5. スウェーデン 781.7 4.3
6. ハンガリー 683.0 23.6
7. リヒテンシュタイン 628.0 7.8
8. チェコ 576.1 13.8
9. オランダ 546.7 4.0
10. キプロス 538.6 3.4
11. ブルガリア 528.0 26.8
12. ポルトガル 524.9 11.0
13. デンマーク 523.7 1.9
14. スロバキア 500.0 6.6
15. オーストリア 472.5 16.9
16. エストニア 454.0 2.8
17. ラトビア 453.1 7.9
18. ルーマニア 436.8 11.3
19. イタリア 428.3 15.9
20. ポーランド 396.6 15.4
21. イギリス 348.2 8.9
22. ドイツ 341.1 6.9
23. マルタ 304.3 8.3
24. ベルギー 268.0 11.5
25. フランス 236.3 8.3
26. スペイン 220.9 6.3
27. ギリシャ 189.3 12.2
28. ノルウェー 117.4 1.2
29. フィンランド 112.0 1.2
30. アイルランド 80.4 1.5
31. アイスランド 49.3 0.6
② EU諸国の危険度アップデート
11月4日(水)、チェコ保健省は、EU基準に合わせて、EU諸国の感染度マップをアップデートした。
11月9日(月)から有効。
最終アップデート日:12月18日(金)
有効開始日:12月21日(月)
12月21日(月)から、デンマークがオレンジ色から赤へ、スペインが赤からオレンジ色へ移動する。
赤:イギリス、ポルトガル、ベルギー、オランダ、ポーランド、チェコ、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スイス、リヒテンシュタイン、イタリア、スロベニア、クロアチア、ルーマニア、ブルガリア、ドイツ、スウェーデン、キプロス、リトアニア、エストニア、ラトビア、デンマーク
黄(オレンジ):アイスランド、アイルランド、ノルウェー、フィンランド、カナリア諸島、マデイラ諸島、アゾレス諸島、キプロス、バレアレス諸島、フランス、ギリシャ、スペイン
緑:バチカン
③ チェコへの入国規定
チェコ保健省は、11月5日付にて、以下の規定を発表した。
以下の入国規定は、11月9日(月)から有効になる。
(3-3「外国渡航に関する情報」をご参照ください)
赤の国:過去直近14日間に12時間*以上滞在してチェコへ帰国する者は、入国時に入国申告書(こちらの様式:https://plf.uzis.cz/)を記入する。帰国後7日以内に管轄の州衛生局へPCRテストの結果を提出する。帰国後提出するPCRテストの結果は、どのEU諸国にて受けたテストでもよいが、72時間以内であること。この義務は5歳未満の子どもには適用されない。(ギリシャが赤色に変更になった際に記載されている保健省による2020年11月20日付の説明)
*11月16日、チェコ政府は12時間を24時間に変更しているが、保健省サイトでは12時間になっているので注意が必要。(11月27日のアップデートでも12時間のまま)
・ドイツのバイエルン州が、12月9日(水)から1月5日(火)まで、外国からの買い物客及び観光客の入国を禁止する。
・12月19日から、オーストリア入国の際、陰性の検査結果を持っていても10日間の検疫隔離が義務付けられる(日帰り勤務者、学生、オーストリア国内通過目的の入国は当該義務免除)。検疫隔離は、入国後5日してから抗原検査又はPCR検査を受け、陰性であれば解除される。
・スロバキア入国の条件として、12月18日から抗原検査が義務付けられている。直近72時間以内に受けた抗原検査(又はPCR検査)の結果が陰性であることを提示、結果が陽性である場合は国境でシステム登録し、スロバキア国内で隔離に入る。
黄色の国:黄(オレンジ)色に指定された国からチェコへ入国する場合は、入国申告書記入義務から免除される。チェコに仕事又は留学目的にて入国する外国人は、勤務先又は教育機関の入口で、PCR検査陰性の証明書を提示しなければならない。当該義務は外国人のみに適用される。
緑色の国:緑色に指定された国からチェコへ入国するチェコ人及び外国人は、入国申告書提示、PCR検査、検疫隔離の義務から免除される。
<欧州以外の国で感染度低(緑色)の国>(健康省が発表した低感染国リストから)
緑色の国:オーストラリア、日本、韓国、ニュージーランド、シンガポール、タイ
*政府は、16日、医療、家族、商用、勤務上の理由から、赤の危険国へ渡航する場合、24時間以内であれば、検査を免除することを決定した。11月17日から有効になる。これまでは12時間だった。(保健省11月20日付記載では、依然として12時間のままになっている)
・オーストリアは、今年、スキー場をクリスマスからオープンする。しかし、観光客が多く集まることを避けるため、政府はオーストリア全域にて宿泊施設・飲食店を1月7日まで閉鎖する他、欧州の危険国(赤色の国:過去直近2週間、人口10万人当たり感染者が100人の国)からオーストリアへ入国した場合、10日間の検疫隔離に入り、入国後5日経過してから検査を受けることが可能という規制を現在の時点で少なくとも1月10日まで導入する。(12月2日ニュース)
3. 現在有効な規制内容
3-0-1. 12月18日導入規制レベル4
・12月18日(金)0:00より、PESシステムの規制レベル3からレベル4へ移行する。
当初の規制レベル4が修正され、店舗・サービス業の営業を許可。
今後の規制レベル4は、店舗・サービス業の営業を認める。
・23日~翌朝5時まで外出禁止。
・集会人数は6人まで。
・マスクは、屋内及び屋外の指定場所(公共交通機関停留所等)にて着用。
・店舗・サービス業は閉鎖しない(営業可能)。(下院議会からこれまで重ねて出されていた要求に基づき、大規模チェーン店との条件を同じにするため):この例外は今後、規制レベル4の時は、常時認める。
・店舗・サービス業では営業が認められるが、マスク着用、2メートルの社会距離維持、手の消毒、顧客人数制限(1顧客当たり15平米)を順守する。
・日曜日も開店を許可する。
・12月24日の店舗開店時間は、例年通り12時までとする。
・飲食店は閉鎖。テイクアウトのみを認める。
コーヒー・茶などのテイクアウトが禁止されていたが、禁止を解除し、ノンアルコール飲料のテイクアウトを認める。
・18日からの規制強化後も、高齢者施設における面会を認める(面会の際に抗原検査を義務付ける)
・アマチュアスポーツの屋内トレーニングは禁止(屋内体育館、ジム、プール等の閉鎖)。屋外トレーニングは6人まで。
・アマチュアスポーツの試合は禁止。
・スキー場は12月18日よりオープン可。(スキー場の宿泊施設、飲食店は閉鎖)
・宿泊施設における余暇活動目的の滞在を18日から禁止する。
・博物館・展覧会・ギャラリーは閉鎖。(例外:国立ギャラリー「レンブラント展」、国立博物館「エジプト展太陽の王」、国立博物館「世界切手展」、絵画を販売しているギャラリーは店舗として認めて例外とすることが12月15・16日決定)
・学校は、18日が今年最後の登校日とし、18日まで現状のシステムを維持する。(12月21日、22日は休校とするため、今年のクリスマス休みは通年より2日長くなる)保育園は来週も通常どおり。保育園と大学は月曜日からレベル4の規制(遠隔授業)が導入される。
・公共の場における飲酒は終日禁止。
・市場(マーケット)における、アルコール飲料・食物の販売禁止。
3-0-2. 12月24日(クリスマスイブ)と大晦日の規制
12月24日 店舗は例年通り12時まで営業。
教会で行われる真夜中のミサを許可。(外出禁止令の例外として認める)
12月31日
プラハ市の対応
・プラハ市は、市が毎年主催している恒例の新年花火大会、ビデオマッピングを中止し、花火も規制する。
・12月初めから条例に基づき、プラハの中心部ほぼ全域(川岸、公園、病院・社会福祉施設近辺)において花火を禁止し、12月31日、1月1日は一般に販売されている花火の打ち上げも禁止(条例の目的は、市民の安全確保、騒音の削減)
同条例に関連し、市内にある入院患者収容病棟、高齢者施設、身体障害者施設、動物保護施設・獣医(救急)の場所を示したマップが公開されている。
大晦日の日は、チェコ警察約200人、プラハ市警察約300人が警備に当たる。規制違反に対する罰金は最高20万チェココルナ。
3-1.
① 新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)に基づく規制
*PESシステムは11月13日(金)発表、16日(月)公式有効・導入
<システムの仕組み>
毎日の感染状況を以下の4つのパラメータを使ってリスク指標を計算し、5段階にて評価する。
1.過去直近14日間の人口10万人当たりの新規感染者数(0~20点)
2.過去直近14日間の人口10万人当たりの高齢者の新規感染者数(0~20点)
3.簡素R値(0~30点)
4.過去7日間における実施検査数に対する陽性率(0~30点)
計算方法の詳細はこちら:https://www.mzcr.cz/wp-content/uploads/2020/11/Metodika1_Metodick%C3%BDPopisIndexRizika_v11.pdf
5段階は、それぞれ、
レベル5(76点以上:紫) 危険度高
レベル4(61~75点:赤) 危険度中の高
レベル3(41~60点:オレンジ)危険度中
レベル2(21~40点:黄) 危険度中の低
レベル1(20点以下:緑) 危険度低
各段階の規制は、下記参照。
評価は、毎日、https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19にアップデートし掲載される。 掲載は、各段階の色分けと犬の表情で表示。
*各段階の色分けと、犬(チェコ語で「PES」:感染状況を見守る番犬の意味から)の表情はこちら。
当日の評価はこちら:https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/pes
<レベル移行の仕方>
木曜日から次週水曜日までデータを収集。
木・金曜日にデータの評価。
新規規制(レベルが変動する場合)は、翌週月曜日より導入。
●新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)各段階の規制は、全㉗項目に分かれている(マトリックス上の表になっている。):file:///D:/Plocha/Downloads/covid-pes-matice-opatreni.pdf
表(マトリックス)は全部で2つ作成され、上記の表(マトリックス1)の他、詳細規定を記入したマトリックス2が今後徐々に発表される予定。
以下、マトリックス1のレベル別の規制内容と項目別の規制内容を記載。
注:以下の規制の中にある「運営上の対策」については、詳細が明記されておらず、今後発表されるマトリックス2で公表されるとして報道されている)
注:基礎学校第一段階は、1~5年生、第二段階は6~9年生。
<マトリックス1・レベル別の規制内容>
レベル5(紫)
①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所
②屋内及び屋外における集会人数:2人
③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大15人
④病院・社会福祉施設の面会:基本的に禁止
⑤自由な移動:夜間外出禁止21時~5時
⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定し、必要不可欠な手続きに限り受け付け(テレワークの導入)
⑦宿泊施設:制限あり
⑧学校:遠隔授業(保育園、特別支援学校、基礎学校第一学年及び第二学年を除く)
⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)、アマチュアスポーツ禁止
⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大2人
⑪プール・ウェルネス:閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)
⑫文化関係:文化関係の催し禁止。プロの芸術家は特別な対策に基づく。
⑬博物館・ギャラリー:閉館
⑭城・歴史記念物:閉場
⑮図書館:非接触による貸し出し・返却
⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:閉鎖
⑰飲食店:外出禁止時間外のテイクアウト
⑱公共の場所における飲酒:禁止
⑲店舗(ショッピングモール):生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
⑳小売店:生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
㉑その他のサービス業・営業所:閉鎖。
㉒事業者(製造業・倉庫業):稼働上の対策*。検査推奨。
㉓事業者(事務職・その他の営業):可能な限りテレワーク。検査推奨。
㉔温泉療養所:健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。
㉕刑務所における面会:禁止
㉖緊急事態の必要性:必要あり
㉗規制順守チェック:警察及び自治体
リスク4(赤)
①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所
②屋内及び屋外における集会人数:6人
③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大20人
④病院・社会福祉施設の面会:基本的に禁止
⑤自由な移動:夜間外出禁止23時~5時
⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定。運営上の対策*
⑦宿泊施設:制限あり
⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第二段階は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。高校、専門学校、大学は遠隔授業(例外あり)。
⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)、アマチュアスポーツ禁止
⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大6人
⑪プール・ウェルネス:閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)
⑫文化関係:観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。
⑬博物館・ギャラリー:閉館
⑭城・歴史記念物:閉場
⑮図書館:窓口による貸し出し(事前予約した本に限定)・返却
⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:閉鎖
⑰飲食店:外出禁止時間外のテイクアウト
⑱公共の場所における飲酒:禁止
⑲店舗(ショッピングモール):生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
⑳小売店:生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
㉑その他のサービス業・営業所:閉鎖。
㉒事業者(製造業・倉庫業):マトリックス2に基づく。検査推奨。
㉓事業者(事務職・その他の営業):可能な限りテレワーク。検査推奨。
㉔温泉療養所:健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。
㉕刑務所における面会:禁止
㉖緊急事態の必要性:必要あり
㉗規制順守チェック:警察及び自治体
リスク3(オレンジ)
①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所
②屋内及び屋外における集会人数:屋外50人、屋内10人
③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大30人
④病院・社会福祉施設の面会:社会福祉施設内の面会は基本的に禁止、病院の面会規制
⑤自由な移動:制限なし
⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定。運営上の対策*
⑦宿泊施設:制限なし
⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第二段階、高校、高等専門学校は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。大学は基本的に遠隔授業(例外あり)、大学1年生は通常授業。
⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)
⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設は個人競技10人まで、屋外の運動可だが2チームまで。
⑪プール・ウェルネス:人が集会する催しと同規定。
⑫文化関係:観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。
⑬博物館・ギャラリー:入場可能人数の25%まで。
⑭城・歴史記念物:人数制限あり(グループあたり最大10人)
⑮図書館:1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。
⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数の50%まで。運営上の対策。
⑰飲食店:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数の50%まで。運営上の対策。
⑱公共の場所における飲酒:制限なし。
⑲店舗(ショッピングモール):顧客一人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。フードコートはテイクアウトのみ。キッズコーナー閉鎖。
⑳小売店:顧客1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。
㉑その他のサービス業・営業所:運営上の対策。
㉒事業者(製造業・倉庫業):運営上の対策。検査推奨。
㉓事業者(事務職・その他の営業):テレワーク推奨。検査推奨。
㉔温泉療養所:運営上の対策。
㉕刑務所における面会:運営上の対策。面接禁止。
㉖緊急事態の必要性:必要あり
㉗規制順守チェック:警察及び自治体
リスク2(黄色)
①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所
②屋内及び屋外における集会人数:屋外100人、屋内50人
③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大50人
④病院・社会福祉施設の面会:社会福祉施設内及びホスピスの面接は制限あり。
⑤自由な移動:制限なし
⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定。運営上の対策*
⑦宿泊施設:制限なし
⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯大学は遠隔授業。
⑨スポーツ試合:観客屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大125人で最大2セクションまで。
⑩余暇のスポーツ:屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。
⑪プール・ウェルネス:人が集会する催しと同規定。
⑫文化関係:
観客は座席につく場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション250人で最大2セクションまで。
観客が立つ場合:屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクションまで。屋内:1セクション125人で最大2セクションまで。
座席と立席の双方がある場合:屋外500人/屋内250人。
⑬博物館・ギャラリー:入場可能人数の50%まで。
⑭城・歴史記念物:人数制限あり(グループあたり最大30人)
⑮図書館:2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。
⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。
⑰飲食店:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。
⑱公共の場所における飲酒:制限なし。
⑲店舗(ショッピングモール):顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。フードコート及びキッズコーナーは22時まで。
⑳小売店:顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。
㉑その他のサービス業・営業所:運営上の対策。
㉒事業者(製造業・倉庫業):運営上の対策。
㉓事業者(事務職・その他の営業):テレワーク推奨。
㉔温泉療養所:運営上の対策。
㉕刑務所における面会:運営上の対策。面接禁止。
㉖緊急事態の必要性:必要あり
㉗規制順守チェック:警察及び自治体
リスク1(緑)
①マスク着用義務:屋内の限定された場所及び公共交通機関
②屋内及び屋外における集会人数:屋外500人、屋内100人
③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大100人
④病院・社会福祉施設の面会:鼻・口を覆っている場合(マスク・粉塵マスクなどを着用している場合)に限り、許可。
⑤自由な移動:制限なし。
⑥行政役所の受付時間:制限なし。
⑦宿泊施設:制限なし。
⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯大学は遠隔授業。
⑨スポーツ試合:観客屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大250人で最大2セクションまで。
⑩余暇のスポーツ:屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。
⑪プール・ウェルネス:人が集会する催しと同規定。
⑫文化関係:
観客は座席につく場合:屋外2000人/屋内1000人。屋外:1セクション1000人で最大2セクションまで。屋内:1セクション500人で最大2セクションまで。
観客が立つ場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション250人で最大2セクションまで。
座席と立席の双方がある場合:屋外1000人/屋内500人。
⑬博物館・ギャラリー:制限なし。
⑭城・歴史記念物:人数制限あり(グループあたり最大50人)
⑮図書館:運営上の対策。
⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。
⑰飲食店:24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。
⑱公共の場所における飲酒:制限なし。
⑲店舗(ショッピングモール):顧客4人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。
⑳小売店:顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。
㉑その他のサービス業・営業所:運営上の対策。
㉒事業者(製造業・倉庫業):運営上の対策。
㉓事業者(事務職・その他の営業):テレワーク推奨。
㉔温泉療養所:運営上の対策。
㉕刑務所における面会:運営上の対策。面接禁止。
㉖緊急事態の必要性:必要あり。
㉗規制順守チェック:警察及び自治体
<マトリックス1・項目別規制内容>
① マスク着用義務
レベル5.屋内では常時及び屋外の公共場所
レベル4.屋内では常時及び屋外の公共場所
レベル3.屋内では常時及び屋外の公共場所
レベル2.屋内では常時及び屋外の公共場所
レベル1.屋内の限定された場所及び公共交通機関
② 屋内及び屋外における集会人数:
レベル5.2人
レベル4.6人
レベル3.屋外50人、屋内10人
レベル2.屋外100人、屋内50人
レベル1.屋外500人、屋内100人
③ 結婚式・葬儀・宗教儀礼
レベル5.最大15人
レベル4.最大20人
レベル3.最大30人
レベル2.最大50人
レベル1.最大100人
④ 病院・社会福祉施設の面会:
レベル5.基本的に禁止
レベル4.基本的に禁止
レベル3.社会福祉施設内の面会は基本的に禁止、病院の面会規制
レベル2.社会福祉施設内及びホスピスの面接は制限あり。
レベル1.鼻・口を覆っている場合(マスク・粉塵マスクなどを着用している場合)に限り、許可。
⑤ 自由な移動:
レベル5.夜間外出禁止21時~5時
レベル4.夜間外出禁止23時~5時
レベル3.制限なし
レベル2.制限なし
レベル1.制限なし。
⑥ 行政役所の受付時間
レベル5.受付時間を限定し、必要不可欠な手続きに限り受け付け(テレワークの導入)
レベル4.受付時間を限定。運営上の対策*
レベル3.受付時間を限定。運営上の対策*
レベル2.受付時間を限定。運営上の対策*
レベル1.制限なし。
⑦ 宿泊施設
レベル5.制限あり
レベル4.制限あり
レベル3.制限なし
レベル2.制限なし
レベル1.制限なし。
⑧ 学校
レベル5.遠隔授業(保育園、特別支援学校、基礎学校第一学年及び第二学年を除く)
レベル4.保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第
二段階は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。高校、専門学校、大学は遠隔
授業(例外あり)。
レベル3.保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第
二段階、高校、高等専門学校は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。大学は
基本的に遠隔授業(例外あり)、大学1年生は通常授業。
レベル2.保育園、特別支援学校、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯
大学は遠隔授業。
レベル1.保育園、特別支援学校、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯
大学は遠隔授業。
⑨ スポーツ試合
レベル5.プロの試合(観客なし、特別対策)、アマチュアスポーツ禁止
レベル4.プロの試合(観客なし、特別対策)、アマチュアスポーツ禁止
レベル3.プロの試合(観客なし、特別対策)
レベル2.観客屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大125人で最大2セクションまで。
レベル1.観客屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大250人で最大2セクションまで。
⑩ 余暇のスポーツ
レベル5.屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大2人
レベル4.屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大6人
レベル3.屋内運動施設は個人競技10人まで、屋外の運動可だが2チームまで。
レベル2.屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。
レベル1.屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。
⑪ プール・ウェルネス
レベル5.閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)
レベル4.閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)
レベル3.人が集会する催しと同規定。
レベル2.人が集会する催しと同規定。
レベル1.人が集会する催しと同規定。
⑫ 文化関係
レベル5.文化関係の催し禁止。プロの芸術家は特別な対策に基づく。
レベル4.観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。
レベル3.観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。
レベル2.観客が座席につく場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最
大2セクションまで。屋内:1セクション250人で最大2セクションまで。
観客が立つ場合:屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクシ
ョンまで。屋内:1セクション125人で最大2セクションまで。
座席と立席の双方がある場合:屋外500人/屋内250人。
レベル1.観客は座席につく場合:屋外2000人/屋内1000人。屋外:1セクション1000人で
最大2セクションまで。屋内:1セクション500人で最大2セクションまで。
観客が立つ場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セク
座席と立席の双方がある場合:屋外1000人/屋内500人。
⑬ 博物館・ギャラリー
レベル5.閉館
レベル4.閉館
レベル3.入場可能人数の25%まで。
レベル2.入場可能人数の50%まで。
レベル1.制限なし。
⑭ 城・歴史記念物
レベル5.閉場
レベル4.閉場
レベル3.人数制限あり(グループあたり最大10人)
レベル2.人数制限あり(グループあたり最大30人)
レベル1.人数制限あり(グループあたり最大50人)
⑮ 図書館
レベル5.非接触による貸し出し・返却
レベル4.窓口による貸し出し(事前予約した本に限定)・返却
レベル3.1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。
レベル2.2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。
レベル1.運営上の対策。
⑯ ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所
レベル5.閉鎖
レベル4.閉鎖
レベル3.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数
の50%まで。運営上の対策。
レベル2.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対
策。
レベル1.24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対
策。
⑰ 飲食店
レベル5.外出禁止時間外のテイクアウトのみ
レベル4.外出禁止時間外のテイクアウト
レベル3.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数
の50%まで。運営上の対策。
レベル2.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対
策。
レベル1.24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対
策。
⑱ 公共の場所における飲酒
レベル5.禁止
レベル4.禁止
レベル3.制限なし。
レベル2.制限なし。
レベル1.制限なし。
⑲ 店舗(ショッピングモール)
レベル5.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列
の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
レベル4.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列
の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店
レベル3.顧客一人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。フードコートはテイクアウトのみ。キッズコーナー閉
鎖。
レベル2.顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。フードコート及びキッズコーナーは22時まで。
レベル1.顧客4人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。
⑳ 小売店
レベル5.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列
の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
レベル4.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列
の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
レベル3.顧客1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。
レベル2.顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。
レベル1.顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。
㉑その他のサービス業・営業所
レベル5.閉鎖
レベル4.閉鎖
レベル3.運営上の対策。
レベル2.運営上の対策。
レベル1.運営上の対策。
㉒事業者(製造業・倉庫業)
レベル5.稼働上の対策。検査推奨。
レベル4.マトリックス2に基づく。検査推奨。
レベル3.運営上の対策。検査推奨。
レベル2.運営上の対策。
レベル1.運営上の対策。
㉓事業者(事務職・その他の営業)
レベル5.可能な限りテレワーク。検査推奨。
レベル4.可能な限りテレワーク。検査推奨。
レベル3.テレワーク推奨。検査推奨。
レベル2.テレワーク推奨。
レベル1.テレワーク推奨。
㉔温泉療養所
レベル5.健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。
レベル4.健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。
レベル3.運営上の対策。
レベル2.運営上の対策。
レベル1.運営上の対策。
㉕刑務所における面会
レベル5.禁止
レベル4.禁止
レベル3.運営上の対策。面接禁止。
レベル2.運営上の対策。面接禁止。
レベル1.運営上の対策。面接禁止。
㉖緊急事態の必要性
レベル5.必要あり
レベル4.必要あり
レベル3.必要あり
レベル2.必要あり
レベル1.必要あり
㉗規制順守チェック
レベル5.警察及び自治体
レベル4.警察及び自治体
レベル3.警察及び自治体
レベル2.警察及び自治体
レベル1.警察及び自治体
規制を遵守しない場合、チェコ警察が、その場で最高1万コルナまでの罰金を科すことができる。
② 検閲隔離期間の短縮
2020年9月1日から、検疫隔離期間が10日に短縮。
③ 検疫隔離・陽性隔離、追跡作業の規則変更
・隔離の規則が9月15日(火)から、以下のとおり変更になった。
目的:検疫隔離になる人の数を大幅に減らすため
・陽性者に接触していても、接触時に陽性者および本人ともにマスク又は粉塵マスク(respirator)を着用していたことがわかっており、かつ本人が無症状であれば、検疫隔離しなくてよい。
・陽性者に接触していても、本人が直近90日以内に新型コロナウイルスにかかっていれば、検疫隔離しなくてよい。(90日間は免疫ができているため)
*マスクをしていても、陽性者がくしゃみをした後に握手した場合などは、検疫隔離しなければならない。
*接触後、10日間は健康状態に注意し、症状が出た場合は、ホームドクターに連絡する。
*陽性者と接触後、症状が出ている場合は検疫隔離(quarantine)または陽性隔離(isolation)に入るが、症状が消えた後も3~4日は隔離の状態を継続する。検疫隔離(quarantine)、陽性隔離(isolation)の双方について、隔離終了のためにテストを受ける必要はない(医療関係者、社会福祉施設職員、免疫力が低下している人は例外)
・衛生局による追跡作業の方法が9月21日(月)、自己追跡(直近に接触した人を衛生局のウェブサイトで自己申告する方法)になる。
3-2.外国渡航に関する情報
11月9日(月)より有効。
*政府は、16日、医療、家族、商用、勤務上の理由から、赤の危険国へ渡航する場合、24時間以内であれば、検査を免除することを決定した。11月17日から有効となる。
最終アップデート日:12月14日(月)
12月21日(月)から、デンマークがオレンジ色から赤へ、スペインが赤からオレンジ色へ移動する。
入国申告書の様式はこちら:https://plf.uzis.cz/
相手国への入国条件 チェコへ帰国後の義務
アルバニア 無 検査・入国申告
アンドラ 無 検査・入国申告
オーストラリア 特別な条件あり 無
ベルギー 検疫隔離・検査 検査・入国申告
ベラルーシ 検疫隔離 検査・入国申告
ボスニア・ヘルツェゴビナ
検査 検査・入国申告
ブルガリア 無 検査・入国申告
モンテネグロ 無 検査・入国申告
デンマーク(黄) 特別な条件あり 無
エストニア 検疫隔離 検査・入国申告
フィンランド(黄)特別な条件あり 無
フランス(黄) 無 無
クロアチア 無 検査・入国申告
アイルランド(黄)検疫隔離 無
アイスランド(黄)検疫隔離・検査 無
イタリア 検査 検査・入国申告
日本 特別な条件あり 無
カナダ 特別な条件あり 検査・入国申告
韓国 検疫隔離・検査 無
コソボ 検査 検査・入国申告
キプロス 特別な条件あり 検査・入国申告
リヒテンシュタイン
検疫隔離 検査・入国申告
リトアニア 検疫隔離・検査 無
ラトビア 検疫隔離 無
ルクセンブルク 無 検査・入国申告
ハンガリー 特別な条件あり 検査・入国申告
マルタ(黄) 検査 無
モルドバ 特別な条件あり 検査・入国申告
モナコ 検査 検査・入国申告
ドイツ 検疫隔離・検査 検査・入国申告
オランダ 検疫隔離 検査・入国申告
ノルウェー(黄) 検疫隔離 無
ニュージーランド 特別な条件あり 無
ポーランド 無 検査・入国申告
ポルトガル 無 検査・入国申告
オーストリア 検疫隔離・検査* 検査・入国申告
ルーマニア 検疫隔離・検査 検査・入国申告
ロシア 特別な条件あり 検査・入国申告
ギリシャ(黄) 検査 無
サンマリノ 検査 検査・入国申告
北マケドニア 無 検査・入国申告
シンガポール 無
スロバキア 検疫隔離・検査* 検査・入国申告
スロベニア 検疫隔離・検査 検査・入国申告
セルビア 検査 検査・入国申告
バチカン 無 無
スペイン 無 検疫隔離・検査
スウェーデン 無 検査・入国申告
スイス 検疫隔離 検査・入国申告
タイ 検疫隔離 無
チュニス 検査 検査・入国申告
トルコ 特別な条件あり 検査・入国申告
ウクライナ 検疫隔離・検査 検査・入国申告
アメリカ 検査・入国申告
イギリス 検疫隔離 検査・入国申告
・12月19日から、オーストリア入国の際、陰性の検査結果を持っていても10日間の検疫隔離が義務付けられる(日帰り勤務者、学生、オーストリア国内通過目的の入国は当該義務免除)。検疫隔離は、入国後5日してから抗原検査又はPCR検査を受け、陰性であれば解除される。
・スロバキア入国の条件として、12月18日から抗原検査が義務付けられている。直近72時間以内に受けた抗原検査(又はPCR検査)の結果が陰性であることを提示、結果が陽性である場合は国境でシステム登録し、スロバキア国内で隔離に入る。
<情報源>
https://www.mzcr.cz/tiskove-centrum-mz/dansko-vypadne-ze-seznamu-zemi-s-nizkym-rizikem-nakazy-spanelsko-bude-oranzove/
注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネット、外国のメディアなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。
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