29日の新規陽性者数 16329人 過去最多
政府、感染悪化は計算済み 1月10日前後にピーク
12月27日(日)0時00分から、規制レベル5(PES規定5、営業可能な店舗・サービス業日曜日営業可)に変更になりました。(詳細は3-0-1「12月27日導入規制レベル5(主な内容)」、3-1①「新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)に基づく規制」をご覧ください)
<目次>
1.国内コロナウイルス感染状況(データ)
2.今日の動き
2₋1. 感染の様子(PES指標)
2-2. 今日の動き(当日の国内ニュース)
2₋3. PESシステム 各地のリスク指標
2₋4. チェコの感染状況(直近7日間人口10万人当たりの感染者数)
2₋5. 外国の様子
① EU内の感染状況比較(ECDCのデータ 12月30日アップデート)
② EU諸国の危険度(12月30日アップデート)
③ チェコへの入国規定(12月30日ザクセン州規制追加)
3.現在有効な規制内容
3-0-1. 12月27日からの規制レベル5導入内容
3-0-2. 12月24日、31日の規制 特別事項
3-1. ① 新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)に基づく規制
② 検閲隔離期間
③ 検疫隔離・陽性隔離、追跡作業の規則変更
3-2.外国渡航に関する情報(12月30日アップデート)
1.国内コロナウイルスの状況
・前日の新規陽性者数(今日8時00分におけるチェコ保健省の発表)
12月29日(火)の新規陽性者数:16329人(感染流行開始以来の最高値)
PCR検査実施数:33642件
PCR検査陽性率:48.54%(38.1%*)(感染流行開始以来の最高値)
*直近7日間平均
・今日の感染状況(https://koronavirus.mzcr.cz/)
12月30日(水)8時00分におけるチェコ保健省の発表
現在の陽性者総数:105710人(10万人を超えている)
治った人の数:584483人
現在の入院患者数:5712人
累計感染者数:701622人
累計死亡者数: 11429人(前日から127人増)
・入院患者数と重症者数
12月29日(火)現在
入院患者数:5712人(前日から28人増)
今日になり、28日の入院患者数が4919人から5684人(765人増)に修正されている。
重症者の数:826人(前日から75人増)
今日になり、28日の重症者数が751人から789人(121人増)に修正されている。
・プラハにおける感染状況
(https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje/PHA)
12月29日(火)
新規陽性者数:1986人
12月30日(水)8時現在
現在の陽性者総数:12435人
治った人の数:66169人
累計感染者数:79666人
累計死亡者数:1062人
各州の状況:
https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje
2.今日の動き
2-1. 新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)による現状
全国の規制レベル:紫(リスク5)
(導入規制は3-0-1をご覧ください)
12月27日(日)から規制がレベル5になった(12月23日政府決定)。
今日12月30日(水)のリスク指標(チェコ全国)は80(規制レベル5相当)。
12月30日(水)、規制レベル5相当の指数になり、今日は1日目。
<全国のまとめ>
規制レベル3相当の指標 0州
規制レベル4相当の指標 5州
規制レベル5相当の指標 9州
2-2. 今日の動き
●感染状況
昨日の新規感染者数が1万6千人を超え、過去最多を記録した。PESシステムによる全国の指標も80になり、規制レベル5相当になった。
プラハの新規感染者数も1986人で、今日から規制レベル5相当の指数になった。
●ブラトニー保健大臣の発言
・抗原検査の全国一斉実施が功を奏しているためで、新規感染者の増加は問題ではない。深刻なのは病院の状況だ(今日の入院患者者数は5712人)。
・少なくとも1月10日まで、日当たり新規感染者数は昨日のレベルが続く。集中治療室を必要とする患者の数は1200人程度、入院患者数は8~9000人になる。
・保健省は各地の病院では、収容能力が残りわずかになってきているが、病院の医療態勢は確保できており、プラハとブルノに設置されている仮設病棟の使用も検討している。病院間の患者搬送が必要になる場合に備え、中央統制の病床監理システムも今日再度作動を開始した。
・現行規制を順守していれば、1月10日前後に新規感染者数は減少し始める。
●病院への指令
すでに手術等が予定されているため明日以降の入院が決まっていた患者の受入れを、本人の健康状態に大きな影響が出ない場合に限り、明日から禁止することを、今日保健省は各病院に対して指示した。目的は、コロナウイルス患者増加に対応するため。
●病院の様子
各地の病院では、コロナウイルス患者増加に対して、アフターケア用の病棟をコロナウイルス病棟に変更する等の対応を取っている。
現在、全国で約6千人の医療従事者が感染している。
フラデツ・クラーロベーの病院では、140人のコロナウイルス患者が入院中で、これまでで最多。現在の空病床は残り10%程度であるため、今日さらに25床を設けた。休暇を取る予定だった看護師が出勤して対応している。
パルドゥビツェ州では、医学生の支援を呼びかける他、軍隊に対しても24~27人の支援導入を願い出ている。呼吸器科、感染症科、麻酔・蘇生科の支援を依頼する。(ネトリツキー州知事の発言)
オストラバの病院においても、病床数が限界に近づいている他、200人の医療従事者がコロナウイルス感染にて傷病休暇を取っている。来院者に対して、今日から熱を測るだけではなく、抗原検査も行っている。
プラハのビノフラディ病院では、来週からコロナウイルス専門の科を新たに2つ設け、101人の患者に対応するとしており、アーレンベルゲル院長は、プラハの新規感染者が増えているが、病院の様子はそれほど劇的な状態にはないと述べている。
●現在の状況は予測済み
12月11日付にて、保健省は12月中の新規感染者総数が19万8000人(現在12月29日付にて、17万8000人)になることを想定していたとして、チェコテレビが今日のニュースで報道している。
12月の新規感染者の年齢別内訳
0~24歳 20%
25~44歳 32%
45~64歳 32%
65~85歳 14%
85歳以上 3%
65歳以上の感染者数は12月29日時点で2515人。
今日の数を上回ったのはこれまで11月4日の1日のみで2653人だった。
65歳以上の3分の1が入院治療を必要とすることが統計上わかっているため、昨日の新規感染者数のうち、65歳以上で今後入院治療を必要とする人の数は800人程度になっている。昨日の新規感染者から今後2~3日中に入院する人が出始め、10日後にはピークを迎える。(チェコ医療情報分析局ドゥシェク局長の発言)
●ファイザー社のワクチン配送
当初の予定が28日変更になり、次回のワクチン配送は31日となっていたが、すでに今日30日の真夜中に約2万本のワクチンがプラハの病院に到着。その後朝方にかけて各州の大学附属病院へ運送された。パルドゥビツェ州、南ボヘミア州、ビソチナ州などでは、今日初めてワクチンが届いた。ワクチン接種をウースチー州は今日開始、イフラバ州は土曜日、ズリーン州は月曜日に予定しており、各州により接種開始時が異なっている。モラビア・シレジア州のボンドラーク州知事はこうした状況について、ワクチンの到着日及び数量情報を事前に得られない場合は対応が難しいと述べている。
●ドイツザクセン州への入国規制強化
ザクセン州保健省は、12月31日(木)より、チェコとポーランドからの入国者に対して、24時間以内に受けた検査の結果陰性の提示を国境検問所にて求め、その他さらにこれまですでに導入されている10日間の自宅待機(検疫隔離)を義務付けることを発表した。検査は国境検問所にて、及び入国後48時間以内に受けることも可能とするが、費用は入国者自身が負担する。日帰りでザクセン州へ通勤・通学している人には、一週間2回の受検が義務付けられる。
ドイツの中で、ザクセン州の感染率が現在一番悪くなっている。人口10万人当たりの新規感染者数が、ドイツ全域では149.2人であるのに対し、ザクセン州は364.7人。
ドイツの新聞ビルト紙はザクセン州の感染率が悪い原因は、チェコに対して好意的な姿勢を取っていたためとして、すでにクリスマス前、ザクセン州政府を批判していた。
●チェコの2020年財政赤字
チェコは2020年の財政赤字を当初400億チェココルナとしていたが、新型コロナウイルスの影響から、5,000億チェココルナにて承認を得た。しかし、実際にはかなりの歳入があったため、最終的な赤字は3,700~3,800億チェココルナになることを今日、財務省は報告した。来年度予算は3,200億チェココルナの赤字を見込んでいる。
●大晦日の花火
花火は現在、店舗閉鎖のため、ネット販売でのみ購入可能であるため、今年は花火を上げる人の数が限られることが予想されている。自治体によっては花火打ち上げ禁止の場所を指定しているところもある(例:プラハでは歴史地区、自然公園、病院・社会福祉施設近辺、川岸、川の中島、動物園近く等では花火禁止。禁止地区を掲載したマップはこちらhttps://www.praha.eu/jnp/cz/o_meste/magistrat/tiskovy_servis/akce_a_kampane/pyrotechnika/index.html)。警察が巡回警備にあたり、違反に対して1万~10万チェココルナの罰金が科される。
2-3. PESシステム 各州のリスク指標(2020年12月30日現在)
チェコ全域のリスク指標が規制レベル5のカテゴリーになって1日目
リスク指標 レベル
チェコ全域 80↑ 5
リスク指標 レベル
プラハ 76↑ 5
中央ボヘミア州 80↑ 5
南ボヘミア州 76↑ 5
ピルゼン州 71→ 4
カルロビ・バリ州 62↓ 4
ウースチー州 76↑ 5
リベレツ州 75→ 4
フラデツ・クラーロベー州
84↑ 5
パルドゥビツェ州 80↑ 5
ビソチナ州 71→ 4
南モラビア州 71↑ 4
オロモウツ州 76↑ 5
モラビア・シレジア州
79→ 5
ズリーン州 79↑ 5
2₋4. チェコの感染状況(直近7日間人口10万人当たりの感染者数)
(https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19) (12月30日8時発表のデータ)
昨日 今日
絶対数 10万人 絶対数 10万人
当たり 当たり
プラハ 4777 360.73 5319 401.65
<中央ボヘミア州>
ベネショフ 369 371.18 363 365.14
ベロウン 313 329.27 394 414.48
クラドノ 651 391.03 756 454.1
コリーン 352 343 426 415.11
クトナー・ホラ
282 371.89 310 408.82
ムニェルニーク
409 374.19 581 531.55
ムラダーボレスラフ
416 319.1 379 290.72
ニンブルク 340 337.01 389 385.58
プラハ東部 687 370.99 785 423.92
プラハ西部 628 420.52 655 438.6
プシーブラム 415 360.54 408 354.46
ラコブニーク 240 431.95 255 458.95
<南ボヘミア州>
チェスケーブジェヨビツェ
468 238.89 576 294.02
チェスキー・クルムロフ
149 242.06 168 272.92
インドジフーフ・フラデツ
340 374.9 294 324.17
ピーセク 204 284.97 187 261.22
プラハチツェ 188 368.79 141 276.59
ストラコニツェ
140 197.82 189 267.05
ターボル 295 287.54 394 384.03
<ピルゼン州>
ドマジュリツェ
152 244.92 145 233.64
クラトビ 209 241.88 194 224.52
ピルゼン北部 302 377.6 264 330.09
ピルゼン市内 699 359.79 695 357.73
ピルゼン南部 198 311.87 221 348.1
タホフ 136 250.29 140 257.66
ロキツァニ 242 490.38 236 478.23
<カルロビ・バリ州>
へプ 268 292.47 295 321.93
カルロビ・バリ
185 161.12 236 205.54
ソコロフ 155 175.71 216 244.86
<ウースチー州>
ジェチーン 461 355.87 538 415.31
ホムトフ 216 172.87 222 177.68
リトムニェジツェ
357 298.33 334 279.11
ロウニ 256 295.3 245 282.61
モスト 350 313.32 353 316
テプリツェ 325 251.8 581 450.14
ウースチー・ナト・ラベム
405 339.37 510 427.36
<リベレツ州>
チェスカー・リーパ
283 273.96 333 322.36
ヤブロネツ・ナド・ニソウ
332 366.18 317 349.63
リベレツ 858 488.54 814 463.48
セミリ 209 282.06 195 263.17
<フラデツ・クラーロヴェー州>
フラデツ・クラーロヴェー
1014 617.23 1052 640.36
イチーン 299 373.54 256 319.82
ナーホト 520 472.91 519 472
トルトノフ 519 439.91 515 436.52
リフノフ・ナト・クニェジュノウ
553 696.62 542 862.77
<パルドゥビツェ州>
フルジム 453 433.02 474 453.1
パルドゥビツェ
856 487.91 888 506.15
スヴィタヴィ 292 279.87 368 352.72
ウースチー・ナド・オルリツィー
371 268.31 422 305.19
<ヴィソチナ州>
ハヴリーチクーフ・ブロト
505 532.05 475 500.45
イフラバ 397 349.39 398 350.27
ペルフジモフ 203 280.77 166 229.59
トシェビーチ 313 282.47 330 350.27
ジュジャール・ナト・サーザヴォウ
302 255.59 294 248.82
<南モラビア州>
ブランスコ 244 223.57 177 162.18
ブルノ市内 1362 357.16 1077 282.42
ブルノ郊外 605 269.32 533 237.27
ブジェツラフ 260 223.58 241 207.24
ホドニーン 340 220.86 413 268.28
ヴィシュコフ 311 337.02 317 343.52
ズノイモ 232 202.88 243 212.5
<オロモウツ州>
イェセニーク 110 289.72 128 337.13
オロモウツ 811 344.41 781 331.67
プロスチェヨフ
390 358.96 513 472.18
プシェロフ 419 323.52 490 378.34
シュンペルク 350 290.66 272 225.88
<モラビア・シレジア州>
ブルンタール 249 271.84 273 298.04
フリーデク・ミーステク
1062 494.74 1071 498.93
カルビナー 1026 416.52 1190 483.1
ノヴィー・イチーン
788 519.87 781 515.25
オパヴァ 1104 626.43 1174 666.15
オストラバ市内
1764 551 1994 622.84
<ズリーン州>
クロムニェジーシュ
473 449.01 599 568.62
ウヘルスケー・フラジシチェ
415 291.79 474 333.27
フセチーン 682 475.81 655 456.97
ズリーン 874 456.03 884 461.25
2-5.外国の様子
●今日、イギリスはアストラゼネカ社(英・スイス)のワクチンを認可したため、月曜日から同社のワクチン投与を開始する。EUにおける同社のワクチン認可は、同社が欧州医薬品庁に対して認可申請を開始していないことから、1月になっても認可に至ることはないとみられている。
アストラゼネカ社のワクチンは、ファイザー社のワクチンと異なり、通常の冷蔵庫で保管が可能なため、一般の診療所、高齢者施設などでの接種が可能。イギリスは、アストラゼネカ社のワクチン1億本、ファイザー社のワクチン3千万本をすでに予約済みで、全国民が2回の接種を受けることができると発表している。
●武漢市の人口1100万人のうち、体内にコロナウイルスの抗体ができている人の数は約50万人いることが判明したため、中国政府が公式に発表している感染者数5万人のほぼ10倍の人が感染していたことが明らかになった。
① EU/EEA及びUKの感染状況比較(ECDCのデータ)
直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(①)及び死亡者(②)
今日12月17日、ECDCは日毎から一週間に1度のデータ報告に切り替えたことを発表。そのため、毎日のデータは12月14日で中断されており、今後毎週木曜日にデータを発表する。
12月はクリスマス休暇のため、今後23日と30日にアップデートされる。
2020年51週目(注:52週目は12月21~27日)(12月30日発表)
小数点第2位以下四捨五入
チェコ7番目から5番目へ悪化
① ②
1. リヒテンシュタイン 1506.1 23.5
2. リトアニア 1336.6 15.9
3. スロベニア 913.7 17.8
4. オランダ 907.0 5.8
5. チェコ 875.7 14.5
6. スウェーデン 815.0 3.4
7. デンマーク 793.4 4.5
8. ルクセンブルク 745.6 14.8
9. イギリス 720.7 10.4
10. クロアチア 720.3 27.0
11. スロバキア 644.1 12.9
12. エストニア 585.2 4.8
13. ラトビア 584.4 11.9
14. キプロス 520.2 3.9
15. ポルトガル 466.3 10.8
16. ドイツ 393.1 9.8
17. オーストリア 353.9 16.6
18. イタリア 337.9 12.3
19. ハンガリー 335.6 20.8
20. ポーランド 330.0 11.3
21. ルーマニア 319.8 10.0
22. フランス 277.3 7.8
23. スペイン 271.7 4.5
24. ブルガリア 261.0 21.1
25. ベルギー 260.4 9.5
26. マルタ 237.5 8.3
27. アイルランド 218.4 1.7
28. ノルウェー 113.6 0.7
29. ギリシャ 106.3 9.8
30. フィンランド 78.4 1.5
31. アイスランド 47.3 0
② EU諸国の危険度アップデート
11月4日(水)、チェコ保健省は、EU基準に合わせて、EU諸国の感染度マップをアップデートした。
11月9日(月)から有効。
最終アップデート日:12月18日(金)
有効開始日:12月21日(月)
12月21日(月)から、デンマークがオレンジ色から赤へ、スペインが赤からオレンジ色へ移動する。
赤:イギリス、ポルトガル、ベルギー、オランダ、ポーランド、チェコ、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スイス、リヒテンシュタイン、イタリア、スロベニア、クロアチア、ルーマニア、ブルガリア、ドイツ、スウェーデン、キプロス、リトアニア、エストニア、ラトビア、デンマーク
黄(オレンジ):アイスランド、アイルランド、ノルウェー、フィンランド、カナリア諸島、マデイラ諸島、アゾレス諸島、キプロス、バレアレス諸島、フランス、ギリシャ、スペイン
緑:バチカン
③ チェコへの入国規定
チェコ保健省は、11月5日付にて、以下の規定を発表した。
以下の入国規定は、11月9日(月)から有効になる。
(3-3「外国渡航に関する情報」をご参照ください)
赤の国:過去直近14日間に12時間*以上滞在してチェコへ帰国する者は、入国時に入国申告書(こちらの様式:https://plf.uzis.cz/)を記入する。帰国後7日以内に管轄の州衛生局へPCRテストの結果を提出する。帰国後提出するPCRテストの結果は、どのEU諸国にて受けたテストでもよいが、72時間以内であること。この義務は5歳未満の子どもには適用されない。(ギリシャが赤色に変更になった際に記載されている保健省による2020年11月20日付の説明)
*11月16日、チェコ政府は12時間を24時間に変更しているが、保健省サイトでは12時間になっているので注意が必要。(11月27日のアップデートでも12時間のまま)
・ドイツのバイエルン州が、12月9日(水)から1月5日(火)まで、外国からの買い物客及び観光客の入国を禁止する。
・12月19日から、オーストリア入国の際、陰性の検査結果を持っていても10日間の検疫隔離が義務付けられる(日帰り勤務者、学生、オーストリア国内通過目的の入国は当該義務免除)。検疫隔離は、入国後5日してから抗原検査又はPCR検査を受け、陰性であれば解除される。
・スロバキア入国の条件として、12月18日から抗原検査が義務付けられている。直近72時間以内に受けた抗原検査(又はPCR検査)の結果が陰性であることを提示、結果が陽性である場合は国境でシステム登録し、スロバキア国内で隔離に入る。
・ザクセン州は、12月31日(木)より、チェコとポーランドからの入国者に対して、24時間以内に受けた検査の結果陰性の提示を国境検問所にて求め、その他にこれまで導入されている10日間の自宅待機(検疫隔離)を義務付ける。検査は国境検問所にて、及び入国後48時間以内に受けることも可能とするが、費用は入国者自身が負担。日帰りでザクセン州へ通勤・通学している人には、一週間2回の受検が義務付けられる。
黄色の国:黄(オレンジ)色に指定された国からチェコへ入国する場合は、入国申告書記入義務から免除される。チェコに仕事又は留学目的にて入国する外国人は、勤務先又は教育機関の入口で、PCR検査陰性の証明書を提示しなければならない。当該義務は外国人のみに適用される。
緑色の国:緑色に指定された国からチェコへ入国するチェコ人及び外国人は、入国申告書提示、PCR検査、検疫隔離の義務から免除される。
<欧州以外の国で感染度低(緑色)の国>(健康省が発表した低感染国リストから)
緑色の国:オーストラリア、日本、韓国、ニュージーランド、シンガポール、タイ
*政府は、16日、医療、家族、商用、勤務上の理由から、赤の危険国へ渡航する場合、24時間以内であれば、検査を免除することを決定した。11月17日から有効になる。これまでは12時間だった。(保健省11月20日付記載では、依然として12時間のままになっている)
・オーストリアは、今年、スキー場をクリスマスからオープンする。しかし、観光客が多く集まることを避けるため、政府はオーストリア全域にて宿泊施設・飲食店を1月7日まで閉鎖する他、欧州の危険国(赤色の国:過去直近2週間、人口10万人当たり感染者が100人の国)からオーストリアへ入国した場合、10日間の検疫隔離に入り、入国後5日経過してから検査を受けることが可能という規制を現在の時点で少なくとも1月10日まで導入する。(12月2日ニュース)
3. 現在有効な規制内容
3-0-1. 12月27日からの規制レベル5導入内容
・12月27日(日)0:00より、PESシステムの規制レベル3からレベル4へ移行した。
政府は、当初の規制レベル5通りの導入とし、例外を認めないとしているが、今回は店舗の日曜日営業が認められている。
主な規制内容は以下のとおり。
・マスクは、屋内及び屋外公共の場所にて着用。
・店舗(スーパーマーケットも含めて、食品、日用品、医薬品等の生活必需品に販売を限定)(人数制限:1顧客当たり15平米)(日曜日も営業)
・屋外マーケット・市場禁止
・宿泊施設閉鎖
・レストラン閉鎖(テイクアウトのみ)
・サービス業閉鎖
・外出禁止令(夜9時~翌日朝5時まで)
・集会人数2人まで(家族、勤務先は例外)
・飲酒(公共の場では禁止)
・結婚式・葬儀(参加者15人まで)
・ミサ(参加者数:定員の1割まで)
・学校(新年明けてから遠隔授業。例外:基礎学校1・2年生、幼稚園、特別学校)
・文化的な催し、博物館・美術館・各地の城は閉鎖
・図書館:貸出返却のみ
・プロスポーツ 試合は観客なしで許可
・アマチュアスポーツの試合禁止
・屋内運動場・プール 閉鎖
・屋外運動可(参加者最大2人まで)
3-0-2. 12月24日(クリスマスイブ)と大晦日の規制
12月24日 店舗は例年通り12時まで営業。
教会で行われる真夜中のミサを許可。(外出禁止令の例外として認める)
12月31日
プラハ市の対応
・プラハ市は、市が毎年主催している恒例の新年花火大会、ビデオマッピングを中止し、花火も規制する。
・12月初めから条例に基づき、プラハの中心部ほぼ全域(川岸、公園、病院・社会福祉施設近辺)において花火を禁止し、12月31日、1月1日は一般に販売されている花火の打ち上げも禁止(条例の目的は、市民の安全確保、騒音の削減)
同条例に関連し、市内にある入院患者収容病棟、高齢者施設、身体障害者施設、動物保護施設・獣医(救急)の場所を示したマップが公開されている。
大晦日の日は、チェコ警察約200人、プラハ市警察約300人が警備に当たる。規制違反に対する罰金は最高20万チェココルナ。
3-1.
① 新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)に基づく規制
*PESシステムは11月13日(金)発表、16日(月)公式有効・導入
<システムの仕組み>
毎日の感染状況を以下の4つのパラメータを使ってリスク指標を計算し、5段階にて評価する。
1.過去直近14日間の人口10万人当たりの新規感染者数(0~20点)
2.過去直近14日間の人口10万人当たりの高齢者の新規感染者数(0~20点)
3.簡素R値(0~30点)
4.過去7日間における実施検査数に対する陽性率(0~30点)
計算方法の詳細はこちら:https://www.mzcr.cz/wp-content/uploads/2020/11/Metodika1_Metodick%C3%BDPopisIndexRizika_v11.pdf
5段階は、それぞれ、
レベル5(76点以上:紫) 危険度高
レベル4(61~75点:赤) 危険度中の高
レベル3(41~60点:オレンジ)危険度中
レベル2(21~40点:黄) 危険度中の低
レベル1(20点以下:緑) 危険度低
各段階の規制は、下記参照。
評価は、毎日、https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19にアップデートし掲載される。 掲載は、各段階の色分けと犬の表情で表示。
*各段階の色分けと、犬(チェコ語で「PES」:感染状況を見守る番犬の意味から)の表情はこちら。
当日の評価はこちら:https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/pes
<レベル移行の仕方>
木曜日から次週水曜日までデータを収集。
木・金曜日にデータの評価。
新規規制(レベルが変動する場合)は、翌週月曜日より導入。
●新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)各段階の規制は、全㉗項目に分かれている(マトリックス上の表になっている。):file:///D:/Plocha/Downloads/covid-pes-matice-opatreni.pdf
表(マトリックス)は全部で2つ作成され、上記の表(マトリックス1)の他、詳細規定を記入したマトリックス2が今後徐々に発表される予定。
以下、マトリックス1のレベル別の規制内容と項目別の規制内容を記載。
注:以下の規制の中にある「運営上の対策」については、詳細が明記されておらず、今後発表されるマトリックス2で公表されるとして報道されている)
注:基礎学校第一段階は、1~5年生、第二段階は6~9年生。
<マトリックス1・レベル別の規制内容>
レベル5(紫)
①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所
②屋内及び屋外における集会人数:2人
③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大15人
④病院・社会福祉施設の面会:基本的に禁止
⑤自由な移動:夜間外出禁止21時~5時
⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定し、必要不可欠な手続きに限り受け付け(テレワークの導入)
⑦宿泊施設:制限あり
⑧学校:遠隔授業(保育園、特別支援学校、基礎学校第一学年及び第二学年を除く)
⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)、アマチュアスポーツ禁止
⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大2人
⑪プール・ウェルネス:閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)
⑫文化関係:文化関係の催し禁止。プロの芸術家は特別な対策に基づく。
⑬博物館・ギャラリー:閉館
⑭城・歴史記念物:閉場
⑮図書館:非接触による貸し出し・返却
⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:閉鎖
⑰飲食店:外出禁止時間外のテイクアウト
⑱公共の場所における飲酒:禁止
⑲店舗(ショッピングモール):生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日*・祭日は休店。
(*12月23日政府記者会見にて、ブラトニー保健大臣が、祭日のみとすることを発表している)
⑳小売店:生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
㉑その他のサービス業・営業所:閉鎖。
㉒事業者(製造業・倉庫業):稼働上の対策*。検査推奨。
㉓事業者(事務職・その他の営業):可能な限りテレワーク。検査推奨。
㉔温泉療養所:健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。
㉕刑務所における面会:禁止
㉖緊急事態の必要性:必要あり
㉗規制順守チェック:警察及び自治体
リスク4(赤)
①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所
②屋内及び屋外における集会人数:6人
③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大20人
④病院・社会福祉施設の面会:基本的に禁止
⑤自由な移動:夜間外出禁止23時~5時
⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定。運営上の対策*
⑦宿泊施設:制限あり
⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第二段階は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。高校、専門学校、大学は遠隔授業(例外あり)。
⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)、アマチュアスポーツ禁止
⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大6人
⑪プール・ウェルネス:閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)
⑫文化関係:観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。
⑬博物館・ギャラリー:閉館
⑭城・歴史記念物:閉場
⑮図書館:窓口による貸し出し(事前予約した本に限定)・返却
⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:閉鎖
⑰飲食店:外出禁止時間外のテイクアウト
⑱公共の場所における飲酒:禁止
⑲店舗(ショッピングモール):生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
⑳小売店:生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
㉑その他のサービス業・営業所:閉鎖。
㉒事業者(製造業・倉庫業):マトリックス2に基づく。検査推奨。
㉓事業者(事務職・その他の営業):可能な限りテレワーク。検査推奨。
㉔温泉療養所:健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。
㉕刑務所における面会:禁止
㉖緊急事態の必要性:必要あり
㉗規制順守チェック:警察及び自治体
リスク3(オレンジ)
①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所
②屋内及び屋外における集会人数:屋外50人、屋内10人
③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大30人
④病院・社会福祉施設の面会:社会福祉施設内の面会は基本的に禁止、病院の面会規制
⑤自由な移動:制限なし
⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定。運営上の対策*
⑦宿泊施設:制限なし
⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第二段階、高校、高等専門学校は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。大学は基本的に遠隔授業(例外あり)、大学1年生は通常授業。
⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)
⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設は個人競技10人まで、屋外の運動可だが2チームまで。
⑪プール・ウェルネス:人が集会する催しと同規定。
⑫文化関係:観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。
⑬博物館・ギャラリー:入場可能人数の25%まで。
⑭城・歴史記念物:人数制限あり(グループあたり最大10人)
⑮図書館:1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。
⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数の50%まで。運営上の対策。
⑰飲食店:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数の50%まで。運営上の対策。
⑱公共の場所における飲酒:制限なし。
⑲店舗(ショッピングモール):顧客一人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。フードコートはテイクアウトのみ。キッズコーナー閉鎖。
⑳小売店:顧客1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。
㉑その他のサービス業・営業所:運営上の対策。
㉒事業者(製造業・倉庫業):運営上の対策。検査推奨。
㉓事業者(事務職・その他の営業):テレワーク推奨。検査推奨。
㉔温泉療養所:運営上の対策。
㉕刑務所における面会:運営上の対策。面接禁止。
㉖緊急事態の必要性:必要あり
㉗規制順守チェック:警察及び自治体
リスク2(黄色)
①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所
②屋内及び屋外における集会人数:屋外100人、屋内50人
③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大50人
④病院・社会福祉施設の面会:社会福祉施設内及びホスピスの面接は制限あり。
⑤自由な移動:制限なし
⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定。運営上の対策*
⑦宿泊施設:制限なし
⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯大学は遠隔授業。
⑨スポーツ試合:観客屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大125人で最大2セクションまで。
⑩余暇のスポーツ:屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。
⑪プール・ウェルネス:人が集会する催しと同規定。
⑫文化関係:
観客は座席につく場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション250人で最大2セクションまで。
観客が立つ場合:屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクションまで。屋内:1セクション125人で最大2セクションまで。
座席と立席の双方がある場合:屋外500人/屋内250人。
⑬博物館・ギャラリー:入場可能人数の50%まで。
⑭城・歴史記念物:人数制限あり(グループあたり最大30人)
⑮図書館:2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。
⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。
⑰飲食店:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。
⑱公共の場所における飲酒:制限なし。
⑲店舗(ショッピングモール):顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。フードコート及びキッズコーナーは22時まで。
⑳小売店:顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。
㉑その他のサービス業・営業所:運営上の対策。
㉒事業者(製造業・倉庫業):運営上の対策。
㉓事業者(事務職・その他の営業):テレワーク推奨。
㉔温泉療養所:運営上の対策。
㉕刑務所における面会:運営上の対策。面接禁止。
㉖緊急事態の必要性:必要あり
㉗規制順守チェック:警察及び自治体
リスク1(緑)
①マスク着用義務:屋内の限定された場所及び公共交通機関
②屋内及び屋外における集会人数:屋外500人、屋内100人
③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大100人
④病院・社会福祉施設の面会:鼻・口を覆っている場合(マスク・粉塵マスクなどを着用している場合)に限り、許可。
⑤自由な移動:制限なし。
⑥行政役所の受付時間:制限なし。
⑦宿泊施設:制限なし。
⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯大学は遠隔授業。
⑨スポーツ試合:観客屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大250人で最大2セクションまで。
⑩余暇のスポーツ:屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。
⑪プール・ウェルネス:人が集会する催しと同規定。
⑫文化関係:
観客は座席につく場合:屋外2000人/屋内1000人。屋外:1セクション1000人で最大2セクションまで。屋内:1セクション500人で最大2セクションまで。
観客が立つ場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション250人で最大2セクションまで。
座席と立席の双方がある場合:屋外1000人/屋内500人。
⑬博物館・ギャラリー:制限なし。
⑭城・歴史記念物:人数制限あり(グループあたり最大50人)
⑮図書館:運営上の対策。
⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。
⑰飲食店:24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。
⑱公共の場所における飲酒:制限なし。
⑲店舗(ショッピングモール):顧客4人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。
⑳小売店:顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。
㉑その他のサービス業・営業所:運営上の対策。
㉒事業者(製造業・倉庫業):運営上の対策。
㉓事業者(事務職・その他の営業):テレワーク推奨。
㉔温泉療養所:運営上の対策。
㉕刑務所における面会:運営上の対策。面接禁止。
㉖緊急事態の必要性:必要あり。
㉗規制順守チェック:警察及び自治体
<マトリックス1・項目別規制内容>
① マスク着用義務
レベル5.屋内では常時及び屋外の公共場所
レベル4.屋内では常時及び屋外の公共場所
レベル3.屋内では常時及び屋外の公共場所
レベル2.屋内では常時及び屋外の公共場所
レベル1.屋内の限定された場所及び公共交通機関
② 屋内及び屋外における集会人数:
レベル5.2人
レベル4.6人
レベル3.屋外50人、屋内10人
レベル2.屋外100人、屋内50人
レベル1.屋外500人、屋内100人
③ 結婚式・葬儀・宗教儀礼
レベル5.最大15人
レベル4.最大20人
レベル3.最大30人
レベル2.最大50人
レベル1.最大100人
④ 病院・社会福祉施設の面会:
レベル5.基本的に禁止
レベル4.基本的に禁止
レベル3.社会福祉施設内の面会は基本的に禁止、病院の面会規制
レベル2.社会福祉施設内及びホスピスの面接は制限あり。
レベル1.鼻・口を覆っている場合(マスク・粉塵マスクなどを着用している場合)に限り、許可。
⑤ 自由な移動:
レベル5.夜間外出禁止21時~5時
レベル4.夜間外出禁止23時~5時
レベル3.制限なし
レベル2.制限なし
レベル1.制限なし。
⑥ 行政役所の受付時間
レベル5.受付時間を限定し、必要不可欠な手続きに限り受け付け(テレワークの導入)
レベル4.受付時間を限定。運営上の対策*
レベル3.受付時間を限定。運営上の対策*
レベル2.受付時間を限定。運営上の対策*
レベル1.制限なし。
⑦ 宿泊施設
レベル5.制限あり
レベル4.制限あり
レベル3.制限なし
レベル2.制限なし
レベル1.制限なし。
⑧ 学校
レベル5.遠隔授業(保育園、特別支援学校、基礎学校第一学年及び第二学年を除く)
レベル4.保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第
二段階は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。高校、専門学校、大学は遠隔
授業(例外あり)。
レベル3.保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第
二段階、高校、高等専門学校は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。大学は
基本的に遠隔授業(例外あり)、大学1年生は通常授業。
レベル2.保育園、特別支援学校、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯
大学は遠隔授業。
レベル1.保育園、特別支援学校、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯
大学は遠隔授業。
⑨ スポーツ試合
レベル5.プロの試合(観客なし、特別対策)、アマチュアスポーツ禁止
レベル4.プロの試合(観客なし、特別対策)、アマチュアスポーツ禁止
レベル3.プロの試合(観客なし、特別対策)
レベル2.観客屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大125人で最大2セクションまで。
レベル1.観客屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大250人で最大2セクションまで。
⑩ 余暇のスポーツ
レベル5.屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大2人
レベル4.屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大6人
レベル3.屋内運動施設は個人競技10人まで、屋外の運動可だが2チームまで。
レベル2.屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。
レベル1.屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。
⑪ プール・ウェルネス
レベル5.閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)
レベル4.閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)
レベル3.人が集会する催しと同規定。
レベル2.人が集会する催しと同規定。
レベル1.人が集会する催しと同規定。
⑫ 文化関係
レベル5.文化関係の催し禁止。プロの芸術家は特別な対策に基づく。
レベル4.観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。
レベル3.観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。
レベル2.観客が座席につく場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最
大2セクションまで。屋内:1セクション250人で最大2セクションまで。
観客が立つ場合:屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクシ
ョンまで。屋内:1セクション125人で最大2セクションまで。
座席と立席の双方がある場合:屋外500人/屋内250人。
レベル1.観客は座席につく場合:屋外2000人/屋内1000人。屋外:1セクション1000人で
最大2セクションまで。屋内:1セクション500人で最大2セクションまで。
観客が立つ場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セク
座席と立席の双方がある場合:屋外1000人/屋内500人。
⑬ 博物館・ギャラリー
レベル5.閉館
レベル4.閉館
レベル3.入場可能人数の25%まで。
レベル2.入場可能人数の50%まで。
レベル1.制限なし。
⑭ 城・歴史記念物
レベル5.閉場
レベル4.閉場
レベル3.人数制限あり(グループあたり最大10人)
レベル2.人数制限あり(グループあたり最大30人)
レベル1.人数制限あり(グループあたり最大50人)
⑮ 図書館
レベル5.非接触による貸し出し・返却
レベル4.窓口による貸し出し(事前予約した本に限定)・返却
レベル3.1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。
レベル2.2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。
レベル1.運営上の対策。
⑯ ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所
レベル5.閉鎖
レベル4.閉鎖
レベル3.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数
の50%まで。運営上の対策。
レベル2.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対
策。
レベル1.24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対
策。
⑰ 飲食店
レベル5.外出禁止時間外のテイクアウトのみ
レベル4.外出禁止時間外のテイクアウト
レベル3.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数
の50%まで。運営上の対策。
レベル2.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対
策。
レベル1.24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対
策。
⑱ 公共の場所における飲酒
レベル5.禁止
レベル4.禁止
レベル3.制限なし。
レベル2.制限なし。
レベル1.制限なし。
⑲ 店舗(ショッピングモール)
レベル5.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列
の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
レベル4.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列
の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店
レベル3.顧客一人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。フードコートはテイクアウトのみ。キッズコーナー閉
鎖。
レベル2.顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。フードコート及びキッズコーナーは22時まで。
レベル1.顧客4人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。
⑳ 小売店
レベル5.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列
の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
レベル4.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列
の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
レベル3.顧客1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。
レベル2.顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。
レベル1.顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店
外に待つ人の列を整備。
㉑その他のサービス業・営業所
レベル5.閉鎖
レベル4.閉鎖
レベル3.運営上の対策。
レベル2.運営上の対策。
レベル1.運営上の対策。
㉒事業者(製造業・倉庫業)
レベル5.稼働上の対策。検査推奨。
レベル4.マトリックス2に基づく。検査推奨。
レベル3.運営上の対策。検査推奨。
レベル2.運営上の対策。
レベル1.運営上の対策。
㉓事業者(事務職・その他の営業)
レベル5.可能な限りテレワーク。検査推奨。
レベル4.可能な限りテレワーク。検査推奨。
レベル3.テレワーク推奨。検査推奨。
レベル2.テレワーク推奨。
レベル1.テレワーク推奨。
㉔温泉療養所
レベル5.健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。
レベル4.健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。
レベル3.運営上の対策。
レベル2.運営上の対策。
レベル1.運営上の対策。
㉕刑務所における面会
レベル5.禁止
レベル4.禁止
レベル3.運営上の対策。面接禁止。
レベル2.運営上の対策。面接禁止。
レベル1.運営上の対策。面接禁止。
㉖緊急事態の必要性
レベル5.必要あり
レベル4.必要あり
レベル3.必要あり
レベル2.必要あり
レベル1.必要あり
㉗規制順守チェック
レベル5.警察及び自治体
レベル4.警察及び自治体
レベル3.警察及び自治体
レベル2.警察及び自治体
レベル1.警察及び自治体
規制を遵守しない場合、チェコ警察が、その場で最高1万コルナまでの罰金を科すことができる。
② 検閲隔離期間の短縮
2020年9月1日から、検疫隔離期間が10日に短縮。
③ 検疫隔離・陽性隔離、追跡作業の規則変更
・隔離の規則が9月15日(火)から、以下のとおり変更になった。
目的:検疫隔離になる人の数を大幅に減らすため
・陽性者に接触していても、接触時に陽性者および本人ともにマスク又は粉塵マスク(respirator)を着用していたことがわかっており、かつ本人が無症状であれば、検疫隔離しなくてよい。
・陽性者に接触していても、本人が直近90日以内に新型コロナウイルスにかかっていれば、検疫隔離しなくてよい。(90日間は免疫ができているため)
*マスクをしていても、陽性者がくしゃみをした後に握手した場合などは、検疫隔離しなければならない。
*接触後、10日間は健康状態に注意し、症状が出た場合は、ホームドクターに連絡する。
*陽性者と接触後、症状が出ている場合は検疫隔離(quarantine)または陽性隔離(isolation)に入るが、症状が消えた後も3~4日は隔離の状態を継続する。検疫隔離(quarantine)、陽性隔離(isolation)の双方について、隔離終了のためにテストを受ける必要はない(医療関係者、社会福祉施設職員、免疫力が低下している人は例外)
・衛生局による追跡作業の方法が9月21日(月)、自己追跡(直近に接触した人を衛生局のウェブサイトで自己申告する方法)になる。
3-2.外国渡航に関する情報
11月9日(月)より有効。
*政府は、16日、医療、家族、商用、勤務上の理由から、赤の危険国へ渡航する場合、24時間以内であれば、検査を免除することを決定した。11月17日から有効となる。
最終アップデート日:12月30日(水)
入国申告書の様式はこちら:https://plf.uzis.cz/
相手国への入国条件 チェコへ帰国後の義務
アルバニア 無 検査・入国申告
アンドラ 無 検査・入国申告
オーストラリア 特別な条件あり 無
ベルギー 検疫隔離・検査 検査・入国申告
ベラルーシ 検疫隔離 検査・入国申告
ボスニア・ヘルツェゴビナ
検査 検査・入国申告
ブルガリア 無 検査・入国申告
モンテネグロ 無 検査・入国申告
デンマーク 特別な条件あり 無
エストニア 検疫隔離 検査・入国申告
フィンランド(黄)特別な条件あり 無
フランス(黄) 無 無
クロアチア 無 検査・入国申告
アイルランド(黄)検疫隔離 無
アイスランド(黄)検疫隔離・検査 無
イタリア 検査 検査・入国申告
日本 特別な条件あり 無
カナダ 特別な条件あり 検査・入国申告
韓国 検疫隔離・検査 無
コソボ 検査 検査・入国申告
キプロス 特別な条件あり 検査・入国申告
リヒテンシュタイン
検疫隔離 検査・入国申告
リトアニア 検疫隔離・検査 無
ラトビア 検疫隔離 無
ルクセンブルク 無 検査・入国申告
ハンガリー 特別な条件あり 検査・入国申告
マルタ(黄) 検査 無
モルドバ 特別な条件あり 検査・入国申告
モナコ 検査 検査・入国申告
ドイツ 検疫隔離・検査 検査・入国申告
オランダ 検疫隔離・検査 検査・入国申告
ノルウェー(黄) 検疫隔離・検査 無
ニュージーランド 特別な条件あり 無
ポーランド 無 検査・入国申告
ポルトガル 無 検査・入国申告
オーストリア 検疫隔離 検査・入国申告
ルーマニア 検疫隔離・検査 検査・入国申告
ロシア 特別な条件あり 検査・入国申告
ギリシャ(黄) 検査 無
サンマリノ 検査 検査・入国申告
北マケドニア 無 検査・入国申告
シンガポール 無
スロバキア 検疫隔離・検査* 検査・入国申告
スロベニア 検疫隔離・検査 検査・入国申告
セルビア 検査 検査・入国申告
バチカン 無 無
スペイン(黄) 検査 無
スウェーデン 無 検査・入国申告
スイス 検疫隔離 検査・入国申告
タイ 検疫隔離 無
チュニス 検査 検査・入国申告
トルコ 検査 検査・入国申告
ウクライナ 検疫隔離・検査 検査・入国申告
アメリカ 検査・入国申告
イギリス 検疫隔離 検疫隔離・検査
・12月19日から、オーストリア入国の際、陰性の検査結果を持っていても10日間の検疫隔離が義務付けられる(日帰り勤務者、学生、オーストリア国内通過目的の入国は当該義務免除)。検疫隔離は、入国後5日してから抗原検査又はPCR検査を受け、陰性であれば解除される。同規定は、少なくとも2021年1月10日まで有効。
自宅待機)に入る。入国後5日目から受検可能。国境を越えて通学、通勤している人、芸術家は14日以内に受けた検査結果陰性の提示が可能であれば例外として認められる。国際貨物トラックの運転手、トランジットは検査結果提示義務免除。
・ザクセン州は、12月31日(木)より、チェコとポーランドからの入国者に対して、24時間以内に受けた検査の結果陰性の提示を国境検問所にて求め、その他にこれまで導入されている10日間の自宅待機(検疫隔離)を義務付ける。検査は国境検問所にて、及び入国後48時間以内に受けることも可能とするが、費用は入国者自身が負担。日帰りでザクセン州へ通勤・通学している人には、一週間2回の受検が義務付けられる。
<情報源>
https://www.idnes.cz/zpravy/zahranicni/sasko-koronavirus-karantena-test-opatreni.A201229_221834_zahranicni_ajez
https://www.idnes.cz/zpravy/zahranicni/nemecko-sasko-koronavirus-covid-bild-kritika-cesko-hranicni-styk.A201218_092029_zahranicni_bro
注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネット、外国のメディアなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。
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