Miwatis Praha
2020年8月10日 チェコ コロナウイルス関連ニュース
更新日:2020年8月17日
2020年8月10日(月)夕刻時にチェコテレビ、インターネットでチェコの各メディアが報道しているチェコ、欧州におけるコロナウィルスの状況を伝えるニュースをお伝えします。
1.国内コロナウイルスの状況
・8月9日(日)の新感染者数は122人だった。(新感染者数の数は少ないが、週末のため、実施検査数も少ない)
・9日の感染者総数は5180人だが、9日(日)の時点で、111名が重症、そのうち、集中治療を要する患者数は18人。(10日夕刻時の患者数は、5081人で報道されている)
・保健省が、1週間に一度のチェコ全国感染危険度マップを更新した。状況は全国的に良くなっている。今週(第2回目)は、グリーン(地域クラスターにおける感染)の地域が2つで、プラハとフリーデク・ミーステク地方。(先週、初めて公開されたときは、9つの地方がオレンジ色に指定されていた)
・今週、グリーンのところが2か所になった理由として、先週オレンジ色に指定されていたが、今週、白色になった地方は、各地クラスターの感染者数が減少傾向にあり、状況の把握ができていることをチェコ衛生主任は述べた。
・状況が一番悪いのは、依然として、フリーデク・ミーステク地方で、10万人当たり80人。クラトビ地方は10万人当たり30人、コリーン地方は10万人当たり28人、プラハは10万人当たり24人となっている。
・Klatovy地方のホラジュジョビツェ(Horažďovice)の病院では、7日(金)に感染者20人、8日(土)には感染者数が40人になったが、そのほとんど全員が無症状感染。(感染者は患者140人の中から30人、従業員150人の中から10人)
・パルドゥビツェ州病院では、自費で検査を受ける人の数が増えているため、登録・予約システムを導入。検査がスムーズに受けられるよう配慮した。当システムが対象とする検査は、パルドゥビツェ病院とリトミシュル病院で行われる。
・重症になる感染者が少なくなっていることについて、
2.外国の様子
・ギリシャは、8月17日より、スウェーデン、オランダ、ベルギー、スペインに加え、チェコに対しても、入国の際に陰性の検査結果提示(72時間以内に受けたテストの結果)を求める。
3.社会学調査結果
・社会学者ヤン・ヘルマンが7月に行った調査によると、チェコの国民が以下の状態にあることが発表されている。
・チェコ国内における新型コロナウイルスによる重症感染者及び死亡者の数が低いた
め、チェコ国民のコロナウイルスに対する恐怖感が薄らいできており、感染者数が増
加しているにも関わらず、チェコ国内は通常の生活に戻りつつある。
・コロナウイルスに対する恐怖感に代わり、経済的な心配が大きくなりつつある。
(https://echo24.cz/a/SeX4N/obavy-z-koronaviru-v-cesku-klesaji)
注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネットなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切弊社にて責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。
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