2020年8月6日(木)夕刻時にチェコテレビ、インターネットでチェコの各メディアが報道しているチェコ、欧州におけるコロナウィルスの状況を伝えるニュースをお伝えします。
1.国内コロナウイルスの状況
・8月5日(水)の最終新感染者数は241人。現在の時点の感染者数は、5063人。
・感染状況が最も悪いのは、フリーデク・ミーステク地方。
・プラハチツェの高齢者施設で、女性1名の感染が確認されたため、明日金曜日に75名の従業員、90名の施設にいるクライアント(高齢者)の検査を実施。
・プラハの直近24時間に確認された新規感染者の数は、今日18時の時点で、55名、水曜日は54名、火曜日は51名。
・プラハの感染者数が増加傾向にあるため、プラハ市は、市内に新しく検査会場を設置することを決定した。その第一号として、8月14日から、バーツラフ広場29番地に、観光客を対象とした検査会場を設置する。ウィルス感染の心配がある観光客が、病院まで出向かなくても検査を受けられるようにすることが目的。1750コルナで12時間以内、割増料金を支払えば、さらに早い時点で結果が出る。(19時からのチェコテレビのニュースでは、このような検査会場を当面4か所設置することが伝えられている)。
・プラハ市は、現在、地下鉄の中及び医療機関(病院、薬局など)でのマスク着用が義務付けられているが、9月からは、バス、トラムも含む、公共交通機関すべてにおいてマスク着用を再度義務付ける旨決定した。(19時チェコテレビニュース)
・モラビア・シレジア州では、明日正午から、スポーツ時のマスク着用義務が解除され、プール・天然プールなどの人数制限(500人まで)を解除する。
・トルトゥノフの病院にて第2回目の一斉検査を実施したところ、感染者1名が確認された。
・7月27日~8月2日の週に、チェコ国外で感染して帰国した人の数は、公表されている数字で、51名(クロアチア24名、オーストリア5名など)。国内の感染者が1800人のレベルに達しているため、チェコ衛生主任は、国外で感染する人の数は大勢に影響がないとしている。
・チェコ中央銀行は、公定歩合は依然として、0.25%に据え置きすること、今後のGDP予測を修正し、今年は8.2%の低下、来年は3.5%の成長、コロナウイルス世界的流行前の経済レベルに戻るのは2022年末と、これまでの予測よりも悪化することを発表した。
2.外国の様子
・ノルウェーが、チェコの感染状況が悪化しているため、チェコからの渡航者に対して、金曜日から土曜日にかけての午前0時から、入国時に10日の自主隔離を義務付ける。
・オランダの新規感染者数が、427人から、昨日は601人に増加。
・オーストリアは、スペインへの不要な渡航を控えるよう推奨。
・北アイルランドでは、新規感染者数が5月末から最高の43人になったため、レストラン営業再開を延期、屋内のマスク着用を義務付けた。
・ブラッセルでは、公共の場でのマスク着用が義務付けられている。
注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネット、外国のメディアなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。
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