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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2020年8月17日 チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2020年8月19日

2020年8月17日(月)夕刻時にチェコテレビ、インターネットでチェコの各メディアが報道しているチェコ、欧州におけるコロナウィルスの状況を伝えるニュースをお伝えします。


9月1日より、チェコ全国においてマスク着用義務


1.国内コロナウイルスの状況

・8月16日(日)の新規陽性者数は121人だった。16日18時00分現在の陽性者数は、5176人。コロナウイルスによる死亡者数は、これまで399人。現在、入院している感染者数は、96人。これまでの陽性者は合計20098人となり、2万人を超えた。

・プラハの直近24時間の新規陽性者数は、44人。これまで4047人が感染し、70%が治っている。死亡者数は106人。

・チェコ国内の危険度表示マップが今日アップデートされた。状況は、先週と同じで、モラビア・シレジア州およびプラハが緑(クラスター発生、市中感染に至っていない)、その他の地域は白(感染がゼロ又は大勢に影響なし)。

・これまでの状況が最も悪いのは、モラビア・シレジア州(現在、10万人当たり244.1人で、直近1週間で60人増)、続いてプラハ(現在、10万人当たり107.5人、直近1週間で15.6人増)。

・各地に発生しているクラスターは状況がつかめており、その大半が無感染症状、又は軽い症状で、重症になりやすい人々には感染が拡大しておらず、入院患者数も増えていないことを、ヤルミラ・ラージョヴァー・チェコ衛生主任が今日の発表で述べた。しかし、プラハのR値は1よりも大きいため、市中感染のリスクがあることも発表があった。

・各地で新たなクラスターが依然として発生している。

・リフノフ・ナト・クニェジュノウ(Rychnov nad Kněžnou)では、当地の病院

の外科にてクラスターが発生。(8月15日の時点で、7人の医療関係者、10人の患

者が陽性。71人が検査を受けた)


・ウヘルスケー・フラジシチェの病院では、2週間前に集中治療室でクラスターが

発生していたが、新たにリハビリ科で10人の医療関係者が陽性。現在、新規患者

の受入れ、入院中の患者の退院を停止している状態。

・フルク(Hluk)では、当地中心地にある店舗2件で11人の陽性が確認された。


・カルビナー地方の炭坑OKDでは、今日から社員の一斉検査を実施。同社仕入先

の社員も検査を受けている。

・今日、チェコ政府保健リスク対策委員会が開かれ、以下の内容が決まった。


・9月1日から、予防対策として、チェコ全国において、屋内(店舗、モール、郵便局、市内一般交通機関、電車、学校内では教室以外の場所など)のマスク着用が義務付けられる。屋内にて行われる催しでは、集会する人数に関わらず、マスク着用。


・現在のところ、マスク着用期間は、9月1日から、インフルエンザが流行する可能性のある期間が終了する(3月末)まで。(チェコテレビ19時ニュースにおける保健省大臣の発言)


*理由は、9月1日より学校が再開し、およそ2百万人が通学、通勤などで公共の場、一

般交通機関を利用するため、人と接触する機会が増えるため。


*レストラン、職場などはマスク着用義務対象外。9月1日からのマスク着用は、いろい

ろな人が出入りし、接触する場を対象とする。


*春にマスク着用義務が課された時は、精神的な疾患のある人、幼児などは例外とされ

たが、今回の例外については、19日(水)に保健省が詳細を決める予定。


・マスク着用、消毒、社会的距離の維持、この3つが今後も予防対策の主な内容となる。


・8月24日から、隔離期間14日が10日に短縮。

*新型コロナウイルスの隔離期間が多くの場合4~6日で、10日以上になることはほとん

どないため。(プリムラ政府特使の発表)

*欧州内で、隔離期間10日を導入している国は、現在のところ、リヒテンシュタイン、

ノルウェー、オーストリア、スイス。英国が10日への短縮を現在検討中。


・明日、8月18日(火)に、9月からの学校再開に関する詳細を教育省が発表する予定。現在すでに、基礎学校の教育で、遠隔教育が義務付けられることが決まっている。春の時点では、遠隔教育が義務付けられてはいなかったため、10%程度の生徒が授業に参加できなかった。教育省は、学校の設備に10億コルナ程度を投資する予定。

・プロのサッカークラブでは、これまで一人の選手で陽性が確認されると、チーム全体が検疫隔離になり、試合が中止になっていたが、今日から陰性の選手は継続して試合に参加できることになった。


2.新検査方法

・カレル大学が、3社の民間企業と協力して、新型コロナウイルスの新しい検査キットを開発。新型コロナウイルスとインフルエンザA型・B型の別が可能になる。検査方法はこれまでと同じ鼻咽頭ぬぐい液を利用するが、その後、鼻咽頭ぬぐい液を入れる溶液がこれまでと異なり、溶液に入れた後、感染する可能性がなくなるため、検査を行う医療関係者が感染するリスクがなくなる。3社民間企業の一社であると思われるSpadia Labは、検査結果がわかるまで、現在2時間ほどかかっている時間を1時間に短縮したい旨、チェコテレビの19時ニュースで述べた。

注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネットなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切弊社にて責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。

無断転載をお断りします。

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