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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2021年11月1日・2日チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2021年11月6日


11月1日(月)からの変更

(検査有料化、検査結果の有効期間短縮、

飲食店における非感染証明チェック)

11月1日の新規陽性者数7591人


<目次>

3.各国の感染リスク度表示(2021年10月29日更新)

4.チェコへの入国規定(2021年10月27日更新)



1. 感染状況データ

・今日の感染状況

11月2日(火)8時におけるチェコ保健省の発表


11月1日(月)の新規陽性者数:7591人

(前週月曜日比 3313人多い)


過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数

11月2日現在352人 (11月1日現在321人)

過去直近14日間における人口10万人当たりの新規感染者数

11月2日現在569人 (11月1日現在522人)


PCR検査実施数累計:11,766,125件

PCR検査実施数(11月1日):55,490件

抗原検査実施累計:28,976,456件

抗原検査実施数(11月1日):39,927件


全検査の陽性率(11月1日現在):22.61%(20.32%*)

*7日間の移動平均

予防接種実施(11月1日現在)

当日の接種回数:35,730

累計:12,288,784

ワクチン接種完了:6,095,373人

治った人の数:1,677,928人

現在の入院患者数:1,813人

累計感染者数:1,773,291人

累計死亡者数: 30,807人


11月1日(月)現在

入院患者数:1813人(10月31日の1628人から185人増)

重症者の数:256人(10月31日の243人から13人増)


*1週間前10月25日の入院患者数は1153人、重症者の数は169人だった。

10月25日(月)からさらに急増。


11月1日(月)

新規陽性者数:365人

11月2日(火)8時現在の発表

治った人の数:192,303人

累計感染者数:204,371人

累計死亡者数:2,802人


各州の状況はこちら



2.今日の動き

●感染状況(11月2日)

・11月1日(月)の新規陽性者数は7591人。今年3月末以来の最多。

先週月曜日比にて3313人増。

・11月1日(月)の入院患者数は1813人。前日10月31日より185人増。

このうち、重症者数は256人。


・保健情報分析研究所のドゥシェク所長は、ラジオジャーナルにて以下を述べたことがチェコテレビ記事にて報道されている。


「昨日月曜日に集中治療室へ新規に入院した人のうち、67%はワクチン非接種者。集中治療室に45歳前後の年齢層も集中治療室に入院している」


「9月はワクチン接種を受けていない若年層にて感染が拡大していたが、現在は状況が異なっている。新型コロナウイルスの感染は多くがワクチン接種を受けていない成人(30~50歳)の間で拡大しているが、ワクチン接種を受けている人は接種を受けていない人より検査を受ける頻度が低いので、実際の状況は異なる可能性がある」


「65歳以上の年齢層における新規陽性者も増加している」


「日当たり新規感染者数は、今後9000人を超える可能性がある」


「入院患者数が(状況を判断する上で)重要だが、今後急速に3000人まで増加、集中治療を必要とする人の数は(現在の)2倍になる可能性がある」

*昨年11月初めの入院患者数は約7500人、そのうち重症者の数は1100人を超えていた。


・R値は1.30。


●非感染証明と抗原検査(11月2日ニュース)

スブルチノバー衛生主任は、非感染証明にPCR検査のみを認める旨提案していたが、政府保健リスク評議会(会長はスブルチノバー衛生主任)はこの案を棄却した。このため、PCR検査よりも正確性が低い抗原検査を今後も認めることが決まった。

スブルチノバー衛生主任は、学校の他、複数の人が会合する場所などにてPCR検査のみを認める可能性について議論していると述べた。


●Bílinaの基礎学校 学校閉鎖(11月2日ニュース)

テプリツェ地方のBílinaにある基礎学校で、クラスターが発生したことから、生徒、教員など合わせて500~600人が隔離中。学校で検査を実施したところ、現在の時点で60人の陽性が確認されている。当地に衛生局は、クラスターの拡大は抑制できていると発表している。


●疫学者の発言(11月2日ニュース)

マジャル疫学者は、11月2日(火)、以下を述べたことがチェコテレビ記事にて報道されている。


・パンデミックを制覇する基礎は規律を守ること。

・外国ではレスピレーターを着用しているのに、チェコでは飲食店店員もレスピレーターを着用していなかった。

・多くの人が協力しない限り、感染拡大抑制は不可能。抑制の鍵は3回目接種。

・政府は予防目的の検査を有料にするべきではなかった。今後、症状がある人も検査を受けなくなると思われる。

・クリスマス後に死亡者率の増加が予想される。

・(飲食店における非感染証明チェックが導入されたことについて)飲食店側は非感染証明チェックの規則が守られていなければ、多くの客が飲食店を訪れなくなるという事実に気付くべきだ。


●新政府の保健大臣候補 バーレク氏の発言(11月2日ニュース)

新政府成立後、保健大臣になる可能性が高いブラスチミル・バーレク(TOP09)は、サーバーEcho24のインタビューの中で、以下を述べた。


・感染状況が今後非常に悪化する場合は、クリスマス時に再度店舗等をすべて閉鎖する可能性がある。(以下が具体的な発言)


「11月末までに日当たり新規感染者が1万5000人、2万人のレベルに達し、入院患者、集中治療室の患者数が、昨年状況が最悪だった月の半分の数字に達したら、クリスマス時に店舗をはじめすべてを閉鎖する可能性がある」


理由として、クリスマス休暇は各地から人が互いに訪問し合うため、感染が増加する可能性がある、としている。


●eRouška(感染者追跡アプリ)の終了(11月1日ニュース)

新型コロナウイルスに接触して感染リスクのある人に対して警告を発する携帯アプリ「eRouška」を終了した。理由は、ワクチン接種が行われ、その他の手段が整備されたため、追跡アプリの必要性がなくなったことを、eRouškyチームがツイッターにて発表した。


●衛生局の追跡作業(11月2日ニュース)

11月2日、陽性者増加に伴い、各地の衛生局にて追跡能力を上回る状況が発生し始めており、追跡作業が追いついていないことがチェコテレビにて報道されている。


●学校における検査実施(11月1日ニュース)

11月1日、政府は、来週以降(11月8日及び15日)、学校にて検査を実施する地方(okres)をさらに23地方増やすことを決定した。合計31の地方(okres)にて検査が実施されることになる。プラガ教育大臣は、保健省に学校運営に関する明確な方針が欠如していると批判している。


*今週から検査が始まった地方:チェスケー・ブジェヨビツェ、オストラバ(市内)、プロスチェヨフ、プラハチツェ、ブルノ(郊外)、プシェロフ、オパバ、カルビナー。


*来週新しく検査が行われる地方:プラハ、プラハ東部、プラハ西部、ベロウン、コリーン、ストラコニツェ、チェスキー・クルムロフ、ドマジュリツェ、ピルゼン(市内)、ロキツァニ、クラトビ、ロウニ、イフラバ、ブランスコ、ブルノ(市内)、ビシュコフ、オロモウツ、シュンペルク、フセチーン、クロムニェジーシュ、ズリーン、ノビー・イチーン、フリーデク・ミーステク


●専門家の意見(11月1日ニュ―ス)

カレル大学自然科学部遺伝学・微生物学部ルート・タヘジ部長(疫学専門家グループMeSESメンバー)は、チェコテレビに対して以下を述べた。


・デルタ株は免疫のない人、ワクチン接種を受けていない人に感染している。

・ワクチン接種を受けているが、感染して入院している人はほぼ例学なく高齢者、又は2回のワクチン接種による免疫、過去に新型コロナウイルスに感染したことによる免疫がなくなり始めている人となっている。

・入院患者者数を見て感染状況に対応するのは間違っている。陽性者数の増加から状況を判断することが重要である。


●ドイツ チェコを感染リスク高の国へ変更する可能性

(11月1日ニュース)

11月1日(月)、ハマーチェク内務大臣(中央危機管理委員会委員長)は、11月7日(日)から、ドイツがチェコを感染リスク高の国とする可能性が高いことを発表した。チェコが感染リスク高の国になるかどうかの判断は、ドイツの外務省、内務省、保健省が11月5日(金)に下すことになっている。


●オーストリア(11月1日ニュース)

オーストリアでは、11月1日(月)から職場への出勤時に非感染証明(陰性証明、感染証明、又は接種証明)を提示する義務が課された。この義務が順守されていない場合、チェココルナに換算して約1万3000コルナ程度の罰金が科せられる。


11月半ばまでは移行期として、FFP2レスピレーターの着用にて許可されるが、それ以降は少なくとも陰性証明の提示が求められる。検査費用は国が負担。


トラック運転手、林業労働者、屋外にて最高2人にて日々就労する人は、当該義務の例外として認められる。


医療設備では今後も呼吸器官を覆う保護具の使用が義務付けられるが、他の職業ではマスク着用義務が解除される。


●11月1日からの変化

①11月1日(月)から、検査有料(例外あり:18歳未満の子ども、少なくとも1回目接種を受けている人、ワクチン接種を健康上の理由から受けられない人、医師・衛生局の紹介状により検査を受ける人)

(抗原検査は最高200コルナ、PCR検査は最高800コルナであることが報道されている)


②検査結果の有効期間が短縮。(PCR検査:7日間→3日、抗原検査:72時間→24時間)(先週受けた検査結果に対しても新規有効期間が適用される)


③飲食店において非感染証明のチェック開始。


●各国の危険度

 保健省は、10月29日(金)、各国の危険度をアップデートした。11月1日(月)から、以下の国の危険度が下記のとおり変更となる。

感染リスク低の国(緑色の国):(今週新規に緑色の国に認定された国は無し)

感染リスク中程度の国(オレンジ):キプロス

感染リスク高の国(赤色):デンマーク、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー

感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国):ブルガリア、クロアチア、アイルランド、スロバキア


保健省のページはこちら


3.各国の感染リスク度表示

保健省は、10月29日(金)、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2021年11月1日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

オーストラリア

バーレーン

チリ

イタリア

ヨルダン・ハシェミット王国

カナダ

韓国

サウジアラビア

マルタ

ニュージーランド

ルワンダ

アラブ首長国連邦

カタール

クウェイト

スペイン(カナリア諸島を含む)

台湾

ウルグアイ

バチカン

香港

マカオ

マデイラ


*日本は、9月20日から緑色の国から感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国)になっている。


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国) アンドラ

フランス

キプロス

モナコ

サンマリノ

ポルトガル(アゾレス諸島を含む)

スウェーデン

スイス

バレアレス諸島


赤色の国(感染リスクが高い国)

ベルギー

デンマーク

フィンランド

アイスランド

リヒテンシュタイン

ルクセンブルク

ハンガリー

オランダ

ノルウェー

ポーランド

オーストリア

ギリシャ

ドイツ


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

ブルガリア

エストニア

クロアチア

アイルランド

リトアニア

ラトビア

ルーマニア

スロバキア

スロベニア

その他、上記以外の国すべて(日本


保健省発表の各国危険度はこちら


4. チェコへの入国規定

9月11日から有効となったチェコへの入国規定


以下は、保健省のページを訳した内容(一部概要)


以下の人は、下記の帰国時規則から免除される。

① ワクチン接種完了し、最終接種から14日間が経過し、新型コロナウイルスに感染している症状のない人。ワクチン接種者も、入国申告書記入義務あり。


ワクチンの接種については以下が認められている。

・チェコ国内又はEU諸国内にてワクチン接種を受けた認証を持っている人。

・EU諸国外の国でワクチンを受けている場合は、英語で書かれた書面上の接種証明書又はEUの認める電子認証を所持し、EMAが登録又はWHOが緊急使用として承認しているワクチンである場合。書面による証明書は、所定の内容が記載されており、書面上の証明書から遠隔で内容を直接確認できること。


② これまで新型コロナウイルスに感染したことがあり、陽性が初めて確認された検査から11日以上180日以下の期間にあり、新型コロナウイルス電子認証に関するEU規則に基づいて発行された認証を持っている人。感染証明を持っている人も、入国申告書記入義務あり。


チェコへ向けて出発する前の滞在国にて新型コロナウイルスに感染し、隔離終了したことを証明する外交覚書を持っている人。入国申請書記入義務あり。


④ 6歳未満の子ども

  6歳未満の子どもは、入国申告書記入義務対象外。

⑤ 12時間以内にチェコ国内を通過する人。

⑥ 国際運送業の作業員

など。


<各感染リスクレベルに応じた入国規定>

感染度が低い国(緑色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔 離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが中程度の国(オレンジの国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが高い国(赤色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)


感染リスクが高い国(濃い赤色の国)

入国申告書(Public Health Passenger Locator Form) の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)


感染リスクが極端に高い国(黒色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの渡航開始前に、陰性結果(書面又は所定認証で、48時間以内に受けた抗原検査又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果)を所持。

③ チェコへ入国後、24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を所持。(国境検問にて要請に応じて提示)

④ 入国申告書、検査結果及び入国後24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

⑤ チェコへ入国後、10日~14日目に再度PCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。

⑥ PCR検査陰性結果が出るまで、自主隔離。


「EU諸国以外の国の国民で、チェコが発行した滞在許可を持っていない人、又はチェコ以外のEU諸国プラス*の発行した滞在許可又は永住許可を持っていない人について、現在住んでいる国が感染リスク低ではない場合、現在、チェコへの入国は禁止されている。この禁止の例外は、保健省の感染対策(II./2及びII./3)**に記載されている」(内務省のホームページから)

→9月20日(月)より、日本は濃い赤色の国となったため、チェコが発行した滞在許可を持っていない人、又はチェコ以外のEU諸国(EU諸国+)の発行した滞在許可又は永住許可を持っていない人に対するチェコへの入国は、9月20日(月)より不可能となっている。


<情報源>

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3394376-v-pondeli-pribylo-7591-nakazenych-covidem-v-nemocnicich-je-pres-osmnact-set-lidi

https://ct24.ceskatelevize.cz/specialy/koronavirus/3393732-v-nemocnicich-s-covidem-lezi-patnact-set-lidi-v-nedeli-testy-prokazaly

https://www.irozhlas.cz/zpravy-svet/koronavirus-covid-19-rakousko-opatreni-test-prace-bezinfekcnost_2111011016_ako

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