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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2021年11月11日~14日チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2021年11月15日


今後の規制 月曜日に決定予定

日当たり新規感染者数 さらに増加する見込み

オーストリア ワクチン非接種者のロックダウン決定


<目次>

3.各国の感染リスク度表示(2021年11月5日更新)

4.チェコへの入国規定(2021年10月27日更新)



1. 感染状況データ

・今日の感染状況


11月13日(土)の新規陽性者数:9161人

(前週土曜日比 3323人多い)


以下は、11月13日(土)8時におけるチェコ保健省の発表


11月12日(金)の新規陽性者数:14199人

(前週金曜日比 4962人多い)

11月11日(木)の新規陽性者数:10411人

(前週木曜日比 1973人多い)

11月10日(水)の新規陽性者数:13515人

(前週水曜日比 4050人多い)

11月9日(火)の新規陽性者数:14557人

(前週火曜日比 4648人多い)


過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数

11月13日現在661人 (11月12日現在614人)

過去直近14日間における人口10万人当たりの新規感染者数

11月13日現在1151人 (11月12日現在1072人)


PCR検査実施数累計:12,333,633件

PCR検査実施数(11月12日):62,700件

抗原検査実施累計:29,474,087件

抗原検査実施数(11月12日):60,610件


全検査の陽性率(11月12日現在):37.28%(29.44%*)

*7日間の移動平均

予防接種実施(11月12日現在)

当日の接種回数:50,007

累計:12,758,362

ワクチン接種完了:6,180,687人

治った人の数:1,711,305人

現在の入院患者数:3,845人

累計感染者数:1,881,206人

累計死亡者数: 31,431人


11月12日(金)現在

入院患者数:3845人(11月11日の3768人から77人増)

重症者の数:550人(11月11日の545人から5人増)


11月12日(金)

新規陽性者数:1449人

11月13日(土)8時現在の発表

治った人の数:197,334人

累計感染者数:217,009人

累計死亡者数:2,856人


各州の状況はこちら



2.今日の動き

●政府 辞表を提出(11月11日ニュース)

11月11日(木)、ANOと社会民主党から成る現政権は総辞職を決定し、バビシュ首相がゼマン大統領に書面にて辞表を提出した。ゼマン大統領が政府辞表に署名したため、今後、新政権が成立するまで、辞表をすでに提出したバビシュ政権が引き続き政権を取る。


新政権を構成する5党をはじめ、政府は辞表提出後、新政権誕生までの期間に重要な決定を下して政治の方向性を大幅に変えることがあってはならない、と述べているが、バビシュ政権は、最後まで積極的に活動すると述べている。


ゼマン大統領は現在も入院中だが、11月9日(火)、市民民主党(ODS)フィアラ党首に組閣を委任した。今後数週間以内に新内閣が発足する予定。


●感染状況(11月13日ニュース)

・11月12日(金)の日当たり新規陽性者数は1万4199人。

前週金曜日に比べ、約5千人(4962人)多い。

日当たり新規陽性者数はこれまで今年3月半ばに最多となっている。今週火曜日(11月9日)の1万4557人は3月半ば以来の最多、12日は2番目に多い数となった。


・現在の入院患者数は約3800人(11月12日現在3845人)。前週金曜日から約1000人増。

重症者数は11月12日現在550人。

(現在と同様に感染が拡大していた今年3月の入院患者数は約9500人だった)


・過去直近1週間における人口10万人当たりの新規陽性者数は661人(前日11月12日は614人)。


・最も状況が悪いのは、モラビア及びシレジア。オロモウツにおける過去直近1週間における人口10万人当たりの新規陽性者数は1000人を超えた。南モラビア州、モラビア・シレジア州、ズリーン州は、800人を超えている。最も状況が良いのは、カルロビバリ州で、229人。


・感染状況が非常に悪い地域のみならず、プラハ、オストラバ、キヨフなどの病院でも徐々にコロナ病棟を設置し、緊急を要さない手術を延期し始めていることが報道されている。


・オロモウツ州、ズリーン州の8院の医療設備では、新型コロナウイルス感染による入院患者が増えているため、軍隊が支援を開始する。


・11月12日(金)の検査実施数は約12万3000件で、前週金曜日より約8000人多い。予防目的(非感染証明取得などの目的)にて検査を受けた人の陽性率は4.2%(1週間前は2.6%)。感染者数と接触した可能性があることなどを理由に受検した人の陽性率は13.2%で、1週間前より3.5%増。有症状で受検した人の陽性率は先週の28.1%から今週37.3%へ増加。


・11月12日(金)のワクチン接種回数は約5万回で、今週の最多。前週比では約7500回少なくなった。現在約618万人(11月12日現在618万687人)が接種を完了している。


・感染状況が悪化しているため、チェコ国内の人の動き(移動)が再び少なくなってきていることをチェコテレビが分析し、報道している。


●今後の予想(11月11日、13日ニュース)

・11月11日(木)、保健情報分析研究所のドゥシェク所長は、このまま現在の感染拡大状況が継続した場合、来週は日当たり新規陽性者数が1万8000人に達することが予測されると述べた。


・11月13日(土)、ボイチェフ保健大臣は、集中治療を必要とする患者の数が2週間以内に現在の2倍に相当する1000人に達する可能性があり、国の中央病床管理システムを再始動する必要がある、と述べた。


●11月12日(金)の政府決定(11月13日ニュース)

11月12日(金)、すでに辞表を提出している現政権は、感染状況が悪化しているため、11月22日(月)及び29日(月)の2日にわたり、全国の基礎学校及び高校における新型コロナウイルスの検査(抗原検査)実施を決定した。ワクチンを受けていない生徒のみが受検する。検査実施の目的は、学校における授業実施を今後も継続する為。


ボイチェフ保健大臣は、全国の学校における一斉検査は州知事からの要請に応じて行うことになったと発表した。検査キットは国が支給する。


高校生の中にはワクチン接種を受けた生徒もいるが、基本的に、生徒が接種を受けておらず、さらに受検を拒否する場合は、授業中にマスク着用が義務付けられ、体育の授業への参加が禁じられるなどの各種の制限を受けることになる。


学校における検査の方法については、保健省、専門家の間で意見が分かれており、これまで、スバルチノバー衛生主任、バシャーコバー保健副大臣(次官)が検査結果の正確性が低い抗原検査では意味がなく、PCR検査へ切り替えるべきと述べていた。新政権成立後の保健大臣最有力候補と見られているバーレク氏は全国一斉に抗原検査(簡易検査キット使用の検査)を行っても全く意味がなく、各地の状況に応じて各州の衛生局が対策を考案するべきであること、全国一斉に検査をするならばPCR検査にて実施すべきだが、全国の学校におけるPCR検査実施は不可能であるため、医療機関の協力を得て、抗原検査でも質の高い検査を行うべきと述べている。

MeSES(疫病学際グループ)は、感染拡大が速まっているため、学校及び職場における全国一斉の検査実施を推奨している。


●今後の規制

(11月11日ニュース)

12日(金)に決定する可能性のある対策として、オーストリアで今週から導入されているモデルを参考にチェコでも飲食店、催しなどへ行く時の非感染証明として、ワクチン接種証明又は感染証明のみを認め、陰性結果は認めないとする意見(新保健大臣候補バーレク氏)の他、陰性証明は残すが、PCR検査の陰性結果のみを認めるべきとする意見(MeSES等)が出されていることが報道された。


(11月12日ニュース)

11月12日(金)に今後導入される規制が発表されると報道されていたが、金曜日に決定したのは学校における検査実施のみだった。更なる規制導入内容については引き続き検討されており、現在の時点は、ワクチン非接種者に限定した規制となることが報道されている。


政府は今後、新政権の代表者(AntiCovidチーム)と話し合い、来週にも決定を下す予定。具体的には、飲食店等へ行く際の非感染証明から陰性証明を対象外とするなどの内容になるとされている。


11月12日、オーストリアがワクチン非接種者に対して全国レベルでロックダウンを行う意向を発表したことから、チェコもオーストリアと同様の状況にある国であるため、ワクチン非接種者のロックダウンを行うべきという意見が出され、チェコテレビの番組で議論が行われた。


(11月13日のニュース)

11月13日、ボイチェフ保健大臣は、AntiCovidチームの合意を受け、非感染証明として、接種証明、感染証明に並び、PCR検査の陰性結果のみを認める(抗原検査は認めない)方向で、11月15日(月)、政府が決定を下すことを発表した。

AntiCovidチームが疫学専門家に相談し、13日朝、ボイチェフ保健大臣に見解を伝えることが発表されていた。ボイチェフ保健大臣は、夕刻時に今後下す決定の方向性を公表すると同時に、AntiCovidチームから新しい対策案の提示が全くなかったため、失望したと述べた。


●飲食店の反応(11月12日ニュース)

飲食店を訪れる際の非感染証明として陰性結果が認められなくなったら、顧客数が減少する可能性があるとして、飲食店は政府に対し、対策が承認される場合は飲食店に対する補償も承認するべきだと述べている。ホテル・レストラン協会は、ロックダウンの一種であるとして、産業貿易省と補償について協議していることを発表した。


●11月10日 政府の決定

11月10日に政府が決定した特別対策(こちら)にて、以下が公表されている。


1.11月15日から、チェコの公的健康保険に加入していない外国人で、チェコの長期滞在するビザ・許可を持っている人に対し、ワクチン費用を国が負担し、本人は医療機関が接種する医療行為に対する費用のみを負担する。

(これまでビザ・滞在許可を取得してチェコに滞在している外国人がチェコの公的健康保険に加入していない場合、ワクチン接種費用は本人が全額自費負担していた)


2.11月15日から、全医療機関に対し、3回目接種の目的ですでにチェコ以外の国にて受けたワクチン接種に関する情報を疫病情報システム(短縮形:ISIN。注:国が感染症を管理するためのシステム。ワクチン接種を受けた人も登録される)に入力する場合、①EUの認証を提示した場合、又は②接種希望者*が第3国において権限のある主体が発行したワクチン接種証明(ワクチン接種完了を証明しており、証明書の見本がチェコ保健省のインターネットページにてチェコにて認められた接種証明として掲載されていること)を書面にて少なくとも英語にて(書面の証明書は、ワクチン接種を受けた人の情報、接種されたワクチンの種類、接種日、証明書発行主体のIDが記入されていること)提示し、接種されたワクチンがEUにて認可されている場合に限定されることを規定する。

*チェコ保健省のウェブサイト(こちら)に、チェコにて認められる外国のワクチン接種証明書が公表されている。

*日本は11月13日の時点で上記リストに記載されていない。


(ブログ作成者から)

1月12日(金)、在チェコ日本大使館より、11月15日(月)以降、チェコの長期査証、長期滞在許可証、永住許可証を有し、日本でワクチン接種を完了した日本人は、EUデジタル・ワクチン証明書の発行をチェコで申請できるようになるという通知を受けました。

11月13日(土)、保健省のインフォーメーション(電話番号:1221)に問い合わせて、数名の担当者と話してみましたが、15日から日本のワクチン接種証明がチェコの医療機関でEUワクチン接種認証へ書き換え可能になるという情報はないと言われました。チェコ側でこの情報が周知するまで時間がかかると思われます。


●在ブルノ医学部附属病院感染症クリニック院長のインタビュー

(11月12日ニュース)

感染状況が悪化しているモラビア地方のブルノにある医学部附属病院感染症クリニックのフサ院長はチェコテレビ19時ニュースのインタビューで以下を述べた。


・今後は、オーストリア型の対策(ワクチン非接種者のロックダウン)をとるべき。

・(今年も感染状況が悪化し、政府のこれまでの対策が甘かったのではないか、というテレビ側の質問に対して)第4波が来ることはわかっていたが、こんなに強烈な波がやってくるとは誰も予測していなかった。今回は、保健情報分析研究所(ÚZIS)もここまで悪化することを予測できなかった。


●モノクローナル抗体(11月13日ニュース)

チェコにてモノクローナル抗体がすでに6000人以上に投与された。65歳以上及び病状が悪化するリスクの高い人に対して投与されている。感染状況が悪化しているため、今後さらに購入する予定。


●ドイツ チェコを感染リスク高の国へ指定(11月11日ニュース)

11月11日(木)、ドイツは、今週末14日(日)から、チェコを感染リスク高の国に指定することを発表した。


●オーストリア(11月12日ニュース)

オーストリアでは、今週に入り、日当たり新規陽性者数が過去最多となる日が続いているいることから、11月12日(金)、ワクチン非接種者に対して全国にてロックダウンを行う決定を今週末日曜日(14日)に下す予定であることを発表した。シャレンベルク首相は各州知事がワクチン非接種者のロックダウンを全国レベルで行うことに合意することを見込んでいると述べた。


(11月14日ニュース)

オーストリアは、15日0時から10日間、ワクチン非接種者に対するロックダウンを全国で実施することを決めた。今日の真夜中から、ワクチン接種を受けていない人は、通勤・通学、通院、日常生活に必要な買い物の目的、どうしてもやむを得ない場合を除いて外出することが禁じられる。警察官が巡回パトロールし、違反が確認された場合は罰金が科される。オーストリアの人口約890万人のうち、ワクチン非接種者は約200万人。


専門家の間では、今回の措置(目標:人の接触を3割減)では十分な効果が期待できず、更なる感染拡大を阻止することができるのは、全国一斉のロックダウンのみとする意見が出ている。政府は今日すでに、今後10日間の措置にて効果が表れない場合はさらに規制を強化することを発表している。

政府の対策に反対している野党のオーストリア自由党は、今日発表された政府の対策を裁判所にかけると発表した。


・チェコの政治家(ODS、ANO、キリスト教民主同盟)は、今日のオーストリアの規制導入の動きに対し、チェコはロックダウンを行わないと発言している。

(チェコテレビ19時ニュースから)


●スロバキア(11月12日、13日ニュース)

スロバキアでも感染状況が悪化し、約2600人が新型コロナウイルスで入院し、今年4月からの最多となっている。

スロバキア議会は、11月12日(金)、自社従業員及び顧客の非感染証明(接種証明、感染証明、又は陰性証明のいずれか)提示なしの営業所への立ち入り禁止を役所が企業、事業主に対して認める法律を承認した。非感染証明(CovidPass)がない場合、使用者は従業員に対し1週間に2回の頻度で陰性結果の提示を求める。被用者が当該対策実施期間中に非感染証明を提示せず、使用者が行う無料の検査も受けない場合、職場への立ち入りを禁止し、使用者に対しては該当期間における給与支払い義務を免除する。この規定は警察官、軍人にも適用される。

政府代表者は、以上の他、今後、感染状況の悪い地方にある飲食店、宿泊施設ではワクチン接種者のみに利用を認めるよう規則を強化すると発表している。


スロバキアにおけるワクチン接種率は43%弱(欧州全体の平均は66%)となっている。


●ドイツ(11月12日ニュース)

11月11日(木)、ドイツにおける日当たり新規陽性数は4万8000人を超えたが、これまでの最多を記録した前日から約2000人減少した。しかし、過去直近1週間の新規陽性者は5日前からピークが続いている。

ドイツはこの状況を受け、今週末から新型コロナウイルス検査を再度無料にする決定を下した。(10月に有料となったばかりだったが、有料となったことから検査を受けない人が出始めているため、専門家の間では再度無料にするべきという意見が出されていた)ロベルトコッホ研究所は、感染防止対策の強化を呼びかけ、多くの人が集まる大規模な催しは即中止すべきとしている。

ベルリンはすでに11月15日から、飲食店、映画館、劇場、博物館・美術館、サウナ、ゲームセンター、動物園などへの入場をワクチン接種者又は新型コロナウイルスに感染し治った人に限り認めることを決めている。18歳未満は当該規制の対象外として、陰性証明が認められる。


●オランダ(11月12日ニュース)

オランダは、今週末11月13日(土)から3週間、西欧諸国の中では今年夏以降初めて部分的なロックダウンを行う。バー、レストラン、スーパーマーケットの営業は20時まで、日常必需品販売以外の店舗、サービス業、美容室などは18時までになる。他の家庭への訪問は最高4人までに制限、テレワークの推奨、スポーツ試合は観客なしで行われる。ルッテ首相は、3週間のロックダウン終了後は、ワクチン非接種者を対象に規制強化を行なう措置へ踏み切ることをほのめかした。先週から公共の場におけるマスク着用義務が再導入されている。非感染証明提示は飲食店、映画館、劇場、スポーツ観戦などにてすでに義務付けられていたが、11月6日からはレストランのテラス、博物館、スポーツジムなどでも義務付けられた。

オランダのワクチン接種率(成人)は85%だが、病院は新型コロナウイルス患者が増加しているため、通常の医療提供を制限している。3回目接種は免疫力の弱っている少数の人のみを対象としていたが、12月から85歳以上全員を対象にする。

入院患者の約56%がワクチン非接種者、或いはワクチン1回目を受けたが完了していない人だった。集中治療を必要とする重症者では、約7割がワクチン非接種又は一部のみの接種となっている。


●ワクチンの子どもへの接種(11月12日ニュース)

アメリカではすでに5歳以上の子どもを対象にファイザー・バイオンテックのワクチン接種が開始しているが、イスラエルも11月10日(水)、同様の措置を推奨した。最終的な判断は子供の家族の判断に任せ、強制はしないとしている。ワクチン反対派の活動が強まっているため、今回の決定について、イスラエルの専門家85人は匿名で投票した。欧州は現在、子どもに対するワクチン接種の認可手続が継続しており、10月の時点で、認可は早くても12月になるだろうと報道されている。中国では小学校入学前の子ども、キューバでは2歳からの子どもに対して、自国で開発したワクチンを接種している。


●各国の危険度

保健省は、11月12日(金)、各国の危険度をアップデートした。11月15日(月)から、以下の国の危険度が下記のとおり変更となる。


感染リスク低の国(緑色):

感染リスク中程度の国(オレンジ):カナリア諸島、マルタ

感染リスク高の国(赤色):アンドラ、バレアレス諸島

感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国):ハンガリー、オランダ、ギリシャ


EU諸国外(第3国)にて欧州医薬品庁が承認したワクチン又は世界保健機関が緊急使用に承認しているワクチンの接種を完了している人の接種認証も認める。但し、保健省がウェブサイトにて公表している認証一覧に認証の見本が掲載されていること。又はEUのcovid 規則に基づいた認証を発行している国のワクチン接種認証も認める。


保健省のページはこちら


*上記サイトは11月14日に公表された。

(感染リスク別の国一覧表はまだ公表されていないため、「3.各国の感染リスク度表示」は1週間前の11月5日に公表された内容になっています)


3.各国の感染リスク度表示

保健省は、11月5日(金)、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2021年11月8日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

アルゼンチン

オーストラリア

バーレーン

チリ

ヨルダン・ハシェミット王国

カナダ

コロンビア

韓国

サウジアラビア

マルタ

ナミビア

ニュージーランド

ペルー

ルワンダ

アラブ首長国連邦

カタール

クウェイト

スペイン(バレアレス諸島及びカナリア諸島を含む)

台湾

ウルグアイ

バチカン

香港

マカオ


*日本は、9月20日から緑色の国から感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国)になっている。


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国) アンドラ

フランス

イタリア

モナコ

ポルトガル(アゾレス諸島及びマデイラを含む)


赤色の国(感染リスクが高い国)

デンマーク

フィンランド

アイスランド

キプロス

リヒテンシュタイン

ルクセンブルク

ハンガリー

オランダ

ノルウェー

ポーランド

サンマリノ

ギリシャ

ドイツ

スウェーデン

スイス


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

ベルギー

ブルガリア

エストニア

クロアチア

アイルランド

リトアニア

ラトビア

オーストリア

ルーマニア

スロバキア

スロベニア

その他、上記以外の国すべて(日本


保健省発表の各国危険度はこちら


4. チェコへの入国規定

9月11日から有効となったチェコへの入国規定


以下は、保健省のページを訳した内容(一部概要)


以下の人は、下記の帰国時規則から免除される。

① ワクチン接種完了し、最終接種から14日間が経過し、新型コロナウイルスに感染している症状のない人。ワクチン接種者も、入国申告書記入義務あり。


ワクチンの接種については以下が認められている。

・チェコ国内又はEU諸国内にてワクチン接種を受けた認証を持っている人。

・EU諸国外の国でワクチンを受けている場合は、英語で書かれた書面上の接種証明書又はEUの認める電子認証を所持し、EMAが登録又はWHOが緊急使用として承認しているワクチンである場合。書面による証明書は、所定の内容が記載されており、書面上の証明書から遠隔で内容を直接確認できること。


② これまで新型コロナウイルスに感染したことがあり、陽性が初めて確認された検査から11日以上180日以下の期間にあり、新型コロナウイルス電子認証に関するEU規則に基づいて発行された認証を持っている人。感染証明を持っている人も、入国申告書記入義務あり。


チェコへ向けて出発する前の滞在国にて新型コロナウイルスに感染し、隔離終了したことを証明する外交覚書を持っている人。入国申請書記入義務あり。


④ 6歳未満の子ども

  6歳未満の子どもは、入国申告書記入義務対象外。

⑤ 12時間以内にチェコ国内を通過する人。

⑥ 国際運送業の作業員

など。


<各感染リスクレベルに応じた入国規定>

感染度が低い国(緑色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔 離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが中程度の国(オレンジの国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが高い国(赤色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)


感染リスクが高い国(濃い赤色の国)

入国申告書(Public Health Passenger Locator Form) の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)


感染リスクが極端に高い国(黒色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの渡航開始前に、陰性結果(書面又は所定認証で、48時間以内に受けた抗原検査又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果)を所持。

③ チェコへ入国後、24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を所持。(国境検問にて要請に応じて提示)

④ 入国申告書、検査結果及び入国後24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

⑤ チェコへ入国後、10日~14日目に再度PCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。

⑥ PCR検査陰性結果が出るまで、自主隔離。


「EU諸国以外の国の国民で、チェコが発行した滞在許可を持っていない人、又はチェコ以外のEU諸国プラス*の発行した滞在許可又は永住許可を持っていない人について、現在住んでいる国が感染リスク低ではない場合、現在、チェコへの入国は禁止されている。この禁止の例外は、保健省の感染対策(II./2及びII./3)**に記載されている」(内務省のホームページから)

→9月20日(月)より、日本は濃い赤色の国となったため、チェコが発行した滞在許可を持っていない人、又はチェコ以外のEU諸国(EU諸国+)の発行した滞在許可又は永住許可を持っていない人に対するチェコへの入国は、9月20日(月)より不可能となっている。


<情報源>

https://ct24.ceskatelevize.cz/specialy/koronavirus/3399716-testy-v-patek-odhalily-pres-ctrnact-tisic-novych-pripadu-covidu-podruhe

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3399194-vlada-jedna-o-plosnem-testovani-ve-skolach-vojtech-s-valkem-proberou-i-konec-uznavani

https://ct24.ceskatelevize.cz/specialy/3037207-koronavirus

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