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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2021年11月26日・27日・28日チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2021年11月30日


チェコにてオミクロン株 病院にて確認

スイス及びリヒテンシュタイン チェコからの渡航者全員に陰性証明提示・10日間隔離義務(27日から)

60歳以上の追加接種 明日(28日)から受付け


<目次>

3.各国の感染リスク度表示(2021年11月26日更新)

4.チェコへの入国規定(2021年11月26日更新)



1. 感染状況データ

・今日の感染状況


11月27日(土)の新規陽性者数:12514人

(前週土曜日比 1896人少ない)


11月27日(土)8時におけるチェコ保健省の発表


11月26日(金)の新規陽性者数:20315人

(前週金曜日比 2642人少ない)

11月25日(木)の新規陽性者数:27752人(過去最多)

(前週木曜日比 1万4342人多い)


過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数

11月27日現在1207人 (11月26日現在1231人)

過去直近14日間における人口10万人当たりの新規感染者数

11月27日現在2135人 (11月26日現在2079人)


PCR検査実施数累計:13,375,549件

PCR検査実施数(11月26日):90,200件

抗原検査実施累計:30,012,265件

抗原検査実施数(11月26日):25,725件


全検査の陽性率(11月26日現在):39.53%(36.64%*)

全検査の陽性率(11月25日現在):46.89%(36.64%*)

*7日間の移動平均

予防接種実施(11月26日現在)

当日の接種回数:65,858回

接種回数累計:13,337,002回

ワクチン接種完了:6,331,877人

治った人の数:1,809,799人

現在の入院患者数:6,169人

累計感染者数:2,110,274人

累計死亡者数: 32,744人


11月26日(金)現在

入院患者数:6169人(11月25日6225人)

重症者の数:924人(11月25日922人)

*後日、過去のデータが遡って修正されている。


11月26日(金)

新規陽性者数:2045人

11月27日(土)8時現在の発表

治った人の数:209,883人

累計感染者数:244,275人

累計死亡者数:2,956人



2.今日の動き

●ペトル・フィアラ首相の任命(11月28日ニュース)

今日11時、ゼマン大統領は、大統領官邸にて10月の総選挙で多数を獲得した連立5党を形成する市民民主党ペトル・フィアラ党首を第13代チェコ共和国首相に任命した。11月25日にゼマン大統領の新型コロナウイルス陽性が確認されたことから、大統領はプレキシガラス張りの空間からマイクを使って新首相を受け入れ、新首相が宣誓後にサインする任命書は、大統領が昨日中にサインし、消毒し、今日、フィアラ新首相がサインした。


明日から、ゼマン大統領が大臣候補者各人と面会し(順番は、名前のアルファベット順)、12月13日までに全員と会い、その後内閣任命となる予定。新内閣が任命されるまで、11月11日に辞表を提出したバビシュ内閣が引き続き行政を担当する。


●60歳以上の3回目(2回目)接種

11月28日、バビシュ首相は、ソーシャルネットワークを通じて、60歳以上及び慢性疾患のある人で、ワクチン接種完了後5か月を経過している場合、追加接種(ワクチン接種完了後の接種、ワクチンにより3回目又は2回目)の登録が明日11月29日(月)から可能になることを発表した。ITシステムの準備が早く完了したためとしている。当初は12月1日から開始するとされていた。


バビシュ首相は、併せて以下を述べた。

・3回目接種を受ける人の数が膨大なため、政府は接種受付能力を上げる準備を進めている。

・ファイザー・バイオンテックの他、モデルナのワクチンの接種も行う。

・モデルナはプラハのČerný mostのワクチン接種会場に配送し、当会場は明日11月29日(月)から運営する。

・12月後半にチェコへ子供用のワクチンが届く。

・子供用のワクチンは、医学部附属病院(Fakultní nemocnice)に配布する為、クリスマス休暇に子供のいる家庭は子供にワクチン接種を受けさせることができる。総合診療医(praktický lékař)も子供のワクチン接種を行う予定。


<チェコテレビの記事から>

・チェコにて追加接種はこれまで78万人が受けている。

・現在、ワクチン接種完了後6か月後から追加接種を受けられるが、明日から5か月後になる。

・明日から60歳以上が対象になると、対象者数が240万人になり、これまでワクチンを受けている人の3分の1強に相当する。

・イニシアチブ「チェコを援助する医師団」は、今日、1週間で100万人のワクチン追加接種を行い、病院の負担を軽減するよう呼びかけた。ワクチン追加接種実施のため、医師、その他の医療従事者、医療に従事しないがボランティアで協力する人を求めている。現在、すでに150万人以上の人が接種を希望しており、100万人が追加接種を受ければ、現在感染が依然として拡大しているが、1か月後には約3000人が入院を、約500人が重症化を未然に回避できるとしている。


●ボイチェフ保健大臣 感染(11月28日ニュース)

ボイチェフ保健大臣は、今日11月28日、ツイッターを通じて新型コロナウイルスに感染したことを報告した。金曜日から土曜日にかけて調子が悪かったため、昨日(昨日)PCR検査を受けたところ、陽性であることが判明した。そのため14日間の隔離に入る。ワクチン接種を受けているため、軽症で、自宅にて勤務する、と述べている。


●今後の規制(11月28日ニュース)

11月26日(金)に導入された規制について、ボイチェフ保健大臣は、今日、チェコテレビの番組に遠隔で参加し、導入規制の効果については結果が出るまで10日~14日間かかるため、その後評価することを述べた。


ハブリーチェク副大臣は、CNNプリマニュースのインタビューにて、バビシュ政権が今後さらに規制を強化する可能性について否定せず、多くの人が集まる催しにおける集会人数制限をさらに厳しくするかもしれないと述べ、ロックダウンの可能性については否定した。


●感染状況(11月28日ニュース)

・昨日11月27日(土)の日当たり新規陽性者数は、1万2514人。前週土曜日比にて1896人少ない。

・入院患者数も6000人を僅かだが下回った。


●感染状況(11月27日ニュース)

・昨日11月27日(金)の日当たり新規陽性者数は、2万315人で、前日よりも少なかった。


・新規陽性者の64%はワクチン非接種者、4%がワクチン接種を完了していない人だった。


・過去直近1週間における人口10万人当たりの新規陽性者数は1207人。依然として高い数字が続いているが、9月以来の増加傾向が27日停滞した。過去直近2週間における数字(2081人)は増加しており、スロバキア、オーストリアの数値を超えた。ドイツの約2倍、ポーランド(754人)のほぼ3倍。


・重症者の数(集中治療室に収容されていた感染者の数)は、これまで状況が最も悪かった今年3月には2000人を超えていた。現在924人でほぼ半数のレベルにあるが、予測では、今後増加し、クリスマスのころにピークを迎え、12月22日は1346人(予測)となっている。


・リベレツにある病院が、チェコにおけるオミクロン株の陽性者を初めて確認した。リベレツ州在住の女性で、ナミビアから南アフリカ、ドバイ経由で先週日曜日(11月21日)帰国した。11月27日(土)現在、国立レファレンスラボがオミクロン株であるかどうかの再確認を行っており、明日結果が出る予定。オミクロン株の陽性が確認された女性はワクチン接種を受けているため、症状が軽いことをバビシュ首相が公表している。チェコ国内各地(中央ボヘミア州、オロモウツ州、プラハ)に在住の8人と旅行していたため、現在、その人たちは隔離状態にある。


<過去直近1週間における人口10万人当たりの日当たり陽性者数>

オロモウツ州 1700人

ズリーン州 1584人

南モラビア州 1418人

モラビア・シレジア州 1417人

パルドゥビツェ州 1337人

南ボヘミア州 1330人

ビソチナ州 1157人

プラハ 1102人

中央ボヘミア州 1083人

ピルゼン州 999人

リベレツ州 953人

ウースチー州 921人

フラデツ・クラーロベー州 913人

カルロビバリ州 454人


●感染状況(11月26日ニュース)

・11月25日(木)の日当たり新規陽性者数は、2万7717人で、新型コロナウイルスの感染流行開始以来の最多。前週比にて2倍以上増加している。(11月18日木曜日は、1万3410人だった)


・入院患者数は、11月23日(火)から6000人を超え、11月25日(木)現在、6225人。(今年4月初め以来の最多)


・南モラビアの病院における状況が最も逼迫している。


・保健省と外務省は、11月27日(土)から、南アフリカの変異株が確認されたため、アフリカ8か国からチェコへの入国を制限する決定を下した。同時に国民に対してこれらの諸国への渡航を控えるよう呼びかけた。


<過去直近1週間における人口10万人当たりの日当たり陽性者数>

オロモウツ州 1700人

ズリーン州 1474人

・・・

カルロビバリ州 476人


●ブルノからプラハへの患者搬送(11月26日ニュース)

11月26日(金)、南モラビア州のグロリヒ州知事は、以下を発表した。

・木曜日に19人の患者をブルノからプラハへ搬送したため、ブルノにある医学部附属病院にて今週末から来週初めにかけて、重症患者を新しく受け入れることができるようになった。

・今後の予測は芳しくない。我々が行っている分析によると、南モラビア州では、来週、集中治療室に入院する人が毎日25人ずつ増加する予定。

・現在、集中治療を受けている人の数は約150人。(過去最多は今年春の200人)

・病院では、現在のところ、患者増加に対応する準備ができている。


●各地の様子

(11月26日ニュース)

チェコテレビの記事にて以下が報道されている。

・モラビア・シレジア州のフリーデク・ミーステク病院では、コロナ専門病棟をさらに増設するが、これで受入能力は頭打ちとなる。

・人手、中でも主に看護師、介護士が不足している。フリーデク・ミーステク病院の集中治療室に収容されている新型コロナウイルス患者の中でワクチン接種を受けている人は一人もいないため、医療従事者が苛立っている。

・プロスチェヨフの病院でも、新型コロナウイルスによる患者数が増加し、集中治療室でほぼ空床がない状態。独自の診療所にて医療を提供している医療従事者も病院を支援しており、住民に対して、本当に必要な場合に限り来院するよう呼びかけている。プロスチェヨフの感染状況はチェコ国内で最悪となっており、過去直近1週間における人口10万人当たりの日当たり陽性者数は1898人となっている。


チェコは11月26日、過去直近1週間における人口10万人当たりの日当たり陽性者数において、EU内で2番目に状況の悪い国となった。(状況が最も悪いのはスロバキア


(11月27日)

リベレツ州は、直近1週間に28人の患者を集中治療室に収容した。リベレツ州は、チェコの中でも感染状況は比較的良い地域になっているが、今日(11月27日)午後の時点で99床ある集中治療室の病床の空き病床は18床になっていることについて、リベレツ州立病院の集中治療科セドラーク科長は、チェコテレビのインタビューにて以下を述べた。

(病床が一杯になったらどうなるのか、という質問に対して)「病床が一杯になったらそれで終わり。パイロットが飛行機に乗り込まない場合はフライトが飛ばないのと同じ。最大の受入人員数があり、それ以上引き上げることはできない。病床をすべて使用しきり、最大病床数をもし超えることになったら終わりだ(もちろん超えないことを願っているが、去年その状態に数ミリメートル手前のところまで達していた)」と述べた。

(チェコテレビ19時ニュース)


●オミクロン株

(11月26日ニュース)

欧州各国は、11月26日(金)、南アフリカ及び南ア周辺諸国からの渡航者の入国を禁ずる措置を取った。ベルギーでは、新変異株(B.1.1.529)の感染者が確認された。世界保健機関は、この変異株の名称をオミクロンと名付けた。この事態を受けて、欧州、米国の株価が下がった。


南アフリカにて新型コロナウイルスの変異株が急速に感染拡大していることに、11月23日、科学者が気づいた。11月26日のニュースでは、デルタ株よりも感染力が強いことが確認されているが、危険性が高い可能性があり、重症化する可能性などについて現在調査が進んでいることが報道されている。変異株がこれまで多く発生しているため、感染力が強く、人間の免疫が効かない可能性があるとされているが、現在接種が行われているワクチンのこの変異株に対する効果は明らかになっておらず、南アフリカの科学者が、ワクチン非接種者の間で主に感染拡大しているのかどうか、また重症化する確率などについて現在確認している。


チェコテレビの記事にて、新変異株について、以下が報道されている。

・世界保健機関のチームメンバーである南アの科学者Tulia de Oliveiry氏が、新変異株は11月12日に初めて確認された。

・南アフリカにおいて確認された感染件数は比較的低いが、12日以降、急速に感染拡大が進んでいる。

・新変異株による感染は人口密度の高いGauteng地方にて特に拡大している。

・新型コロナウイルスのシーケンス結果で急速に優勢になり始めた。

・Guateng地方のワクチン接種率は低く、25%程度。これまでに大勢の人が新型コロナウイルスに感染しており、正確な数字はないが、推定では約72%の人がこれまで感染している。

・Guateng地方ではHIVウイルス感染者の数も多い。疾病があるために免疫力が弱くなっている人の体内に新型コロナウイルスは長期生存し変異した。


(11月27日ニュース)

・リベレツにある病院が、チェコにおけるオミクロン株の陽性者を初めて確認した。リベレツ州在住の女性で、ナミビアから南アフリカ、ドバイ経由で先週日曜日(11月21日)帰国した。27日現在、国立レファレンスラボがオミクロン株であるかどうかの再確認を行っており、明日結果が出る予定。


欧州各国が一部のアフリカ諸国からの帰国を禁止しており、チェコも11月26日から南アフリカをはじめ8か国からの帰国を禁止・規制している。しかし、オミクロン株による国内規制の強化について、保健省は現在のところ計画していない。


スバルチノバー衛生主任は、当該女性の陽性について追跡作業ができているとチェコテレビに対して述べた。


プリムラ疫学者は、チェコテレビに対して以下を述べた。

・新変異株の感染速度は速く、現在欧州各国が取っている対策、チェコ国内で行っている追跡作業では感染拡大を防ぐことはできず、現在すでにチェコに入ってきていることは確実だ。

・11月9日頃に初めてオミクロン株が南アフリカで確認されてから14日間の間に感染が拡大し、南アフリカではデルタ株を抑えてオミクロン株が優位になった。


●コロナ認証Tečka(11月26日ニュース)

11月26日(金)、チェコのコロナ認証アプリTečka新バージョンが導入されたことを、同アプリ作成チームの「スマート隔離」がツイッターにて発表した。現在、オペレーションシステムがアンドロイドの携帯電話のみに導入可能で、iPhone用のiOSによる利用は承認待ち。新バージョンでは、新型コロナウイルスのワクチン接種が外国でも有効かどうかをチェックする機能が備わっている。


*ブログ作成者から:11月27日(土)、認証が無効で赤色表示されていたが、16時以降、緑色になり有効に戻った。新しくEU各国を選択できるようになっており、それぞれの国の基準に沿って、チェコで受けたワクチン接種の有効性を判断するようになっている模様。同時に、これまで2025年までとされていた有効期限の記載がなくなった。


新バージョンでは、以下の機能も加わっている。

・アプリのユーザーが規制の例外に相当するかどうかの表示(1回目接種後、2回目接種待ちの状態、子ども、ワクチン接種が健康上の理由から認められず、医師がワクチン接種を禁じている場合など)

*今週月曜日(11月22日)より、陰性証明を認証として認めなくなったため、アプリにて規制例外の表示が必要とされていた。


・健康上の理由からワクチン接種が認められない状況は、これまでボイチェフ保健大臣が、事実上、アレルギー反応のみを認めると発表している。ファイザー・バイオンテックのワクチンの場合、ワクチンに含まれる10種の成分(例:酢酸、コレステロール、スクロースなど)に過敏に反応する場合のみとなっている。


アプリは今年6月末に導入され、11月初めに国立コミュニケーション情報テクノロジー庁が発表したデータでは、400万人を超える人が利用している。


●アフリカ8か国からチェコへの入国規制(11月26日ニュース)

チェコは、過去直近14日間において以下のアフリカ8か国*に12時間以上滞在した第3国(注:チェコ及びEU諸国以外)の国民に対して、11月27日(土)からチェコへの入国を禁止する。

*南アフリカ、ナミビア、レソト、エスワティニ、ジンバブエ、ボツワナ、モザンビーク、ザンビア

チェコ国民、EU諸国民、チェコの長期滞在許可を持っている人は、帰国時に厳しい検疫を受ける。

保健省及び外務省は、南アフリカにて確認された新型コロナウイルスの変異株が危険であるため、感染拡大を防ぐためにこの措置の導入を決めた。


●チェコからスイスへの渡航規制強化(11月27日ニュース)

チェコ外務省は、11月27日20時、ツイッターとウェブサイトにて以下を公表した。

(チェコテレビ19時ニュースでは、速報として報道された)


「チェコからスイス及びリヒテンシュタインへの渡航規則が強化された。チェコからスイス又はリヒテンシュタインへ渡航する場合、2021年11月27日20時00分から、入国前に陰性結果の提示が求められ、入国後は10日間の隔離に入る義務が課される。この義務は、接種証明及び感染証明の保持者に対しても課される


●ゼマン大統領の首相任命式

ゼマン大統領は、11月25日(木)、当初26日(金)に予定されていた首相任命式のため、入院先の軍附属病院から大統領官邸へ移動したが、官邸到着後に受けた検査で陽性が確認され、25日夕刻、再度入院した。しかし無症状であることから、明日11月28日(日)11時から大統領官邸にて首相を任命することになった。


衛生局(スバルチノバー衛生主任)は昨日、隔離中にある大統領が任命式を行うことに反対していたが、今日になり、ガラス張りの空間を作り、感染者と非感染者が一切接触しないようにし、マイクなどを通じてコミュニケーションをとる形式を取れば可能だと思うと述べた。


●憲法裁判所の判断(11月26日ニュース)

新型コロナウイルスに感染したために抗体を持っていたにも関わらず、今年4月、学校にて検査を受けなければならなかったことに対して、当該者である子ども3人の名義で提出されていた訴状を最高裁判所が却下した件について憲法裁判所は審理し、最高裁判所の判断は誤っていたことを認める決定を下した。これまで感染防止対策に対して同様の訴状が出された場合、最高裁判所は詳細まで審理していたが、今回の訴状については再審理する際の裁判所の権限を幅狭くとらえ、提案されている異議について客観的に取り扱わなかったため、最高裁判所の過ちであるとして憲法裁判所が判断した。


●警察の警備(11月26日ニュース)

11月26日(金)18時から新規の感染対策が導入されたため、警察が対策が順守されているかどうか、警備にあたる。警察のスポークスマンは、警察に一般の人から報告が入った場合も対応すると述べている。

南モラビア州危機管理委員会では、警察及び衛生局職員に対して、レスピレーターの着用、飲食店22時閉店などの規制が順守されているかどうか、警察が取締りを強化するよう要請した。


●ドイツ(11月26日ニュース)

ドイツは、11月25日(木)の新型コロナウイルスによる日当たり新規陽性者数が7万6414人、日当たり死亡者数は357人で、感染流行が始まって以来、過去最多となった。過去直近1週間における人口10万人当たりの新規陽性者数は現在、438.2人。一日前は419.7人、1週間前は340.7人、1か月前は113人だった。


●スロバキア(11月26日ニュース)

スロバキアは、11月25日(木)から緊急事態に入り、いくつかの例外を除いて外出禁止となっている。11月25日(木)の日当たり新規陽性者数は9331人で、1万人を超える数字が2日間続いた後、9千人台に下がった。新規入院患者数も僅かに減少したことが報告されている。スロバキアにおけるワクチン接種完了者の比率は全人口の43%となっている。


●アフリカ

アフリカにおける医療従事者のワクチン接種完了者の割合は27%程度であると推定されることを、世界保健機関が11月25日(木)公表した。

ニューヨークタイムズ紙が、アフリカにて新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも1回受けている人の割合は人口の1割、欧州は62%であることを発表した。

(チェコテレビ記事)


●各国の危険度

 保健省は、11月26日(金)、各国の危険度をアップデートした。11月29日(月)から、以下の国の危険度が下記のとおり変更となる。

感染リスク低の国(緑色):

感染リスク中程度の国(オレンジ):

感染リスク高の国(赤色):フランス、モナコ、ポルトガル、スペイン

感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国):ポーランド、ルクセンブルク、サンマリノ


保健省のページはこちら



3.各国の感染リスク度表示

保健省は、11月26日(金)、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2021年11月29日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

アルゼンチン

オーストラリア

バーレーン

香港

チリ

韓国

ヨルダン・ハシェミット王国

カナダ

カタール

コロンビア

クウェート

マカオ

ナミビア

ニュージーランド

ペルー

ルワンダ

サウジアラビア

アラブ首長国連邦

台湾

ウルグアイ

バチカン


*日本は、9月20日から緑色の国から感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国)になっている。


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国) イタリア

マルタ


赤色の国(感染リスクが高い国)

フィンランド

フランス

キプロス

モナコ

ノルウェー

ポルトガル

ルーマニア

スペイン

スウェーデン

スイス

バレアレス諸島

カナリア諸島

アゾレス諸島

マデイラ


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

ルクセンブルク

ポーランド

サンマリノ

アンドラ

ベルギー

ブルガリア

デンマーク

エストニア

クロアチア

アイルランド

アイスランド

リヒテンシュタイン

リトアニア

ラトビア

ハンガリー

ドイツ

オランダ

オーストリア

ギリシャ

スロバキア

スロベニア

その他、上記以外の国すべて(日本


保健省発表の各国危険度はこちら


4. チェコへの入国規定

9月11日から有効となったチェコへの入国規定


以下は、保健省のページを訳した内容(一部概要)


以下の人は、下記の帰国時規則から免除される。

① ワクチン接種完了し、最終接種から14日間が経過し、新型コロナウイルスに感染している症状のない人。ワクチン接種者も、入国申告書記入義務あり。


ワクチンの接種については以下が認められている。

・チェコ国内又はEU諸国内にてワクチン接種を受けた認証を持っている人。

・EU諸国外の国でワクチンを受けている場合は、英語で書かれた書面上の接種証明書又はEUの認める電子認証を所持し、EMAが登録又はWHOが緊急使用として承認しているワクチンである場合。書面による証明書は、所定の内容が記載されており、書面上の証明書から遠隔で内容を直接確認できること。


② これまで新型コロナウイルスに感染したことがあり、陽性が初めて確認された検査から11日以上180日以下の期間にあり、新型コロナウイルス電子認証に関するEU規則に基づいて発行された認証を持っている人。感染証明を持っている人も、入国申告書記入義務あり。


チェコへ向けて出発する前の滞在国にて新型コロナウイルスに感染し、隔離終了したことを証明する外交覚書を持っている人。入国申請書記入義務あり。


④ 6歳未満の子ども

  6歳未満の子どもは、入国申告書記入義務対象外。

⑤ 12時間以内にチェコ国内を通過する人。

⑥ 国際運送業の作業員

など。


<各感染リスクレベルに応じた入国規定>

感染度が低い国(緑色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔 離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが中程度の国(オレンジの国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが高い国(赤色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)


感染リスクが高い国(濃い赤色の国)

入国申告書(Public Health Passenger Locator Form) の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)


感染リスクが極端に高い国(黒色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの渡航開始前に、陰性結果(書面又は所定認証で、48時間以内に受けた抗原検査又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果)を所持。

③ チェコへ入国後、24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を所持。(国境検問にて要請に応じて提示)

④ 入国申告書、検査結果及び入国後24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

⑤ チェコへ入国後、10日~14日目に再度PCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。

⑥ PCR検査陰性結果が出るまで、自主隔離。


「EU諸国以外の国の国民で、チェコが発行した滞在許可を持っていない人、又はチェコ以外のEU諸国プラス*の発行した滞在許可又は永住許可を持っていない人について、現在住んでいる国が感染リスク低ではない場合、現在、チェコへの入国は禁止されている。この禁止の例外は、保健省の感染対策(II./2及びII./3)**に記載されている」(内務省のホームページから)

→9月20日(月)より、日本は濃い赤色の国となったため、チェコが発行した滞在許可を持っていない人、又はチェコ以外のEU諸国(EU諸国+)の発行した滞在許可又は永住許可を持っていない人に対するチェコへの入国は、9月20日(月)より不可能となっている。


<情報源>

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3406512-v-sobotu-pribylo-12-514-nakazenych-mene-nez-minuly-tyden-pocet-hospitalizovanych-se

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