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執筆者の写真Miwatis Praha

2021年1月6日 チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2021年4月14日

昨日の新規陽性者数1万7千人超 過去最多 

病院、火葬場の負担さらに増加

モデルナ社ワクチン認可 22日前後に接種開始


12月27日(日)0時00分から、規制レベル5(PES規定5、営業可能な店舗・サービス業日曜日営業可)に変更になりました。(詳細は3-0-1「12月27日導入規制レベル5(主な内容)」、3-1①「新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)に基づく規制」をご覧くださいをご覧ください)



<目次>

1.国内コロナウイルス感染状況(データ)

2.今日の動き

2₋1. 感染の様子(PES指標)

2-2. 今日の動き(当日の国内ニュース)

2₋3. PESシステム 各地のリスク指標

2₋4. チェコの感染状況(直近7日間人口10万人当たりの感染者数)

2₋5. 外国の様子

① EU内の感染状況比較(ECDCのデータ 12月30日アップデート

② EU諸国の危険度(12月30日アップデート

③ チェコへの入国規定(12月30日ザクセン州規制追加

3.現在有効な規制内容

3-0-1. 12月27日からの規制レベル5導入内容

3-1. ① 新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)に基づく規制

② 検閲隔離期間

③ 検疫隔離・陽性隔離、追跡作業の規則変更

3-2.外国渡航に関する情報(1月6日アップデート


1.国内コロナウイルスの状況

・前日の新規陽性者数(今日8時00分におけるチェコ保健省の発表)

1月5日(火)の新規陽性者数:17278人(過去最多)


PCR検査実施数:41673件

PCR検査陽性率:41.46%(43.52%*)

*直近7日間平均


抗原検査実施 

累積数:915906件

1月5日実施数:27951件


・今日の感染状況(https://koronavirus.mzcr.cz/

1月6日(水)8時00分におけるチェコ保健省の発表

現在の陽性者総数:126348人

治った人の数:638183人

現在の入院患者数:7001人

累計感染者数:776967人

累計死亡者数: 12436人(前日から179人増)

・入院患者数と重症者数

1月5日(火)現在

入院患者数:7001人(前日の6680人から321人減、7103人から102人減)

今日になり、4日の入院患者数が6680人から最終的に7103人に修正されている。

重症者の数:1004人(前日の954人から50人増、991人から13人増)

今日になり、4日の重症者数が954人から最終的に991人に修正されている。


・プラハにおける感染状況

1月5日(火)

新規陽性者数:2034人

1月6日(水)8時現在

現在の陽性者総数:14928人

治った人の数:72342人

累計感染者数:88409人

累計死亡者数:1139人


各州の状況:

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje


2.今日の動き

2-1. 新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)による現状

全国の規制レベル:紫(リスク5)

(導入規制は3-0-1をご覧ください)


12月27日(日)から規制がレベル5になった(12月23日政府決定)。


今日1月6日(水)のリスク指標(チェコ全国)は86(規制レベル5相当)。

12月30日(水)、規制レベル5相当の指数になり、今日は8日目。

<全国のまとめ>

規制レベル3相当の指標  0州

規制レベル4相当の指標  0州

規制レベル5相当の指標 14州



2-2. 今日の動き

●感染の様子

・昨日、1万7千人を超える、過去最多の新規感染者を記録した。


・今後数日、新規感染者はさらに増加し、日当たり1万9千人のレベルまで達する。(チェコ医療情報分析局ドゥシェク局長が今日発表)


・65歳以上の感染者数は、12月5日現在644人、12月30日現在2831人、1月5日現在3113人(昨日5日、初めて3千人を超えた)


・入院患者数が7千人を超えた。


・高齢者の入院患者数が増加。(65歳以上のR値=1.21)

過去直近7日間の増加数は13633人。今後その約3割に相当する4500人の入院が想定されている。

●現状に関する意見

・保健省は、年末(クリスマス時)に多くの人が接触したため、感染者が増加しているとしている。


「現状は予測していなかった状況ではない。感染拡大の原因は、国民の行動及び感染状況下における各自の対応の仕方にある」(ブラトニー保健大臣が今日マスコミに対して述べた内容)


(クリスマス時に親戚で集まるために、抗原検査を実施し、規制レベル5の導入を12月27日に決定したのはブラトニー保健大臣だった、としてチェコテレビが19時のニュースでコメント)


「現在のR値は1.3、病院におけるR値は1.1となっており、依然として高い数字だが、ドイツやイギリス等で導入されている極端に厳しい規制を現在導入する必要はない」(ブラトニー保健大臣がマスコミに対して述べた内容)


・「チェコは現在、欧州の中でも状況が悪い(欧州の汚点となっている)。この状況に陥った背景には、政府の無責任な態度がある。12月初め、チェコは感染状況を抑制できていない状況の中、規制を緩和した」(チェコ医師会クベク理事長がチェコテレビに対して発言)


・「政府は、国民が不安を抱かないように努めているようだが、問題ないように振舞えば、国民が規制を順守しないのは当然のことだ」(キリスト教民主同盟カニュコフスキ―下院議員の発言)


●病院の様子

 入院患者数が年初からすでに1400人以上増加し、昨日7千人を超えたため、州によっては、医学生に対し再び支援を呼びかけている。病院では、血圧・体温測定、食事摂取などの支援を必要としている。


<ズノイモ病院>

大みそかのコロナウイルス患者は40人だったが、現在80人(内、8人が集中治療必要)と、6日間で2倍に増加。


「医療スタッフが不足しているだけでなく、現在治療に従事しているスタッフの体力、精神的な負担が大きいため、どんな支援でも歓迎したい」(同病院スポークスマンの発言)


<病床数>

・全国の酸素供給口のある標準ベッドの空床数は、現在約5500床。しかし、地方によって差があり、現在フラデツ・クラーロベー州の状況が最も悪くなっている。

 同州の空床数は、フラデツ・クラーロベーでは110床残っているが、イチーンでは14床、トルトノフでは1床のみとなっており、ナーホト、ドゥブール・クラーロベー・ナド・ラベム、リフノフ・ナト・クニェジュノウでは空床ゼロの状態。


<保健省による病院への対処策>

 緊急を要さない医療の提供が政府より禁止されているにも関わらず、順守していない病院があるとして、ブラトニー保健大臣は、明日の政府会議で、緊急を要さない医療に対しては保険会社からの支払いを禁止する案を討議することを発表した。


 緊急を要さない医療の提供禁止については、現在1月10日まで有効となっているため、政府は延長について討議する。


●今後の患者増加数(推測)

チェコ医療情報分析局の発表では、1月5日の入院患者数は7001人。


今後、現在のR値(1.23)が継続した場合、1月15日時点の入院患者数は1万4826人(①)、R値が1に減少した場合は1万1764人(②)に増加する予定。現実的な数字は②になるとしている。


●陽性を知るタイミング

 感染していることを知らずに、体調が悪化してから病院へ行き、病院で受検して初めて陽性だと知る人の割合が、各地によって大きく異なっている(下記参照)


プラハ 36%

中央ボヘミア州 54%

南ボヘミア州 47%

ピルゼン州 58%

カルロビ・バリ州 57%

ウースチー州 63%

リベレツ州 68%

フラデツ・クラーロベー州 56%

パルドゥビツェ州 63%

ビソチナ州 62%

南モラビア州 57%

オロモウツ州 60%

モラビア・シレジア州 49%

ズリーン州 50%

(1月5日現在。チェコ医療情報分析局データ:チェコテレビ)


●モデルナ社のワクチン認可

 今日、欧州医薬品庁がモデルナ社ワクチンの条件付き登録を推奨し、欧州委員会は第二番目のワクチンとして承認した。ファイザー社のワクチンは同社の配送会社が各国へ届けているが、モデルナ社のワクチン配送はEU各国が独自に手配する。

 チェコは約100万人(95万4千人)分の同社ワクチンを予約している。1月22日前後にモデルナ社のワクチンを使った予防接種が開始する予定。


ファイザー・バイオンテック社ワクチン(①)とモデルナ社ワクチン(②)の比較

(チェコテレビのデータ)

① ②

認可日 2020年12月21日 2021年1月6日

保管温度 ₋70℃ -25~-15℃

投与回数 2回 2回

2回目投与日 21日後 28日後

チェコの予約数  2百万2千人分  95万4千人分


●欧州委員会への批判

 ペトシーチェク外務大臣は、欧州委員会が予防接種推進遅れの原因となっているとする内容は誤情報だと発表した。この発表の背景には、バビシュ首相がプラーボ紙のインタビューにおいて欧州委員会のワクチン認可作業に遅れが出ていると述べたためと見られている。


●遺体の搬送

 ハマーチェク中央危機管理委員長(副大臣)は、今日開かれた同委員会会議後の記者会見において、オストラバの火葬場にて作業が間に合わないため、まず50名の遺体をフストペチェ(南モラビア州ブジェツラフ地方)へ搬送することを発表した。

 南モラビア地方の葬儀場・火葬場も受付能力限界に近づいているため、普段は休日である週末・祝日も作業を行っている。

 オストラバ市のシェベストバー副市長は、同市の火葬場の状況について、普段は毎月950~970件だが、現在1500~1600件に増加しており、新型コロナウイルス感染症による死亡者の発生のみならず、新型コロナウイルス流行が原因で発生している状況も増加の原因になっていると発言した。


 民営葬儀業者連合会では、過去、各業者に車2台、1週間分の遺体安置用冷却装置の所持を義務付けるよう法律改正を国に呼びかけたが、政府が対応しなかったために今日の状況発生に至ったとして国を批判している。


 中央危機管理委員会は、消防隊、葬儀業者連合会などと協力して、金曜日までに現状への対応策を検討する。

 

 ハマーチェク委員長は、今日のチェコテレビ19時ニュースのインタビューにて以下を述べた。

「最も状況が悪いのは北モラビアだが、他地域でも限界に近づいているため、全国レベルで遺体の搬送を行う他に解決策はない。現在プラハの葬儀場(火葬場)にて最も余裕があるため、遺体を各地からプラハへ搬送し、プラハの葬儀場にてシフト数を増やして(注:稼働時間を延長して)対応する予定」

●南モラビアの救急隊

 南モラビアでは、ここ数日間に出動回数が記録的に増加しているため、緊急の程度が低めと判断される場合は、到着までにかかる時間が通常よりも長くなる可能性があるとして、市民に理解を求めている。



2-3. PESシステム 各州のリスク指標(2021年1月6日現在)


チェコ全域のリスク指標が規制レベル5のカテゴリーになって8日目

リスク指標  レベル

チェコ全域 86↓ 5


1月6日よりPESシステム指標の計算方法が変更になった。

6日の指標86の内訳は以下のとおり。(保健省1月6日発表)

① 新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)

② 65歳以上の新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)

③ R値(簡易)

④ 入院後に感染が判明したケース(過去直近2週間における人口10万人当たり

⑤ 65歳以上の新規感染者数増加の有無

⑥ 入院後に感染が判明したケースの有無

1月6日現在の指標86の内訳は以下のとおり。

絶対値  評価スコア

① 1220.5 20

② 1057.5 20

③ 1.12 12

④ 54.2% 30

⑤ 有(増加) 2

⑥ 有(増加) 2

合計 86


昨日までデータが公表されていたページに各州のデータが公表されていないため、以下は1月5日現在のデータ。


リスク指標  レベル

プラハ 80↓ 5

中央ボヘミア州 89↑ 5

南ボヘミア州 76→ 5

ピルゼン州 76→ 5

カルロビ・バリ州 81↓ 5

ウースチー州 85↑ 5

リベレツ州 89→ 5

フラデツ・クラーロベー州

89→ 5

パルドゥビツェ州 94↑ 5

ビソチナ州 89↑ 5

南モラビア州 81→ 5

オロモウツ州 85↑ 5

モラビア・シレジア州

89→ 5

ズリーン州 89→ 5




2₋4. チェコの感染状況(直近7日間人口10万人当たりの感染者数)

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19) (2021年1月6日8時発表のデータ)


 昨日 今日

絶対数 10万人 絶対数 10万人

当たり 当たり

プラハ 6661 502.99 6825 515.38

<中央ボヘミア州>

ベネショフ 623 626.67 618 621.64

ベロウン 609 640.66 571 600.69

クラドノ 932 559.82 1017 610.87

コリーン 698 680.16 738 719.14

クトナー・ホラ

491 647.52 551 726.64

ムニェルニーク

542 495.87 564 516

ムラダーボレスラフ

621 476.35 712 546.16

ニンブルク 663 657.18 713 706.74

プラハ東部 1096 591.86 1072 578.9

プラハ西部 823 551.1 826 553.11

プシーブラム 555 482.17 534 463.93

ラコブニーク 288 518.34 287 516.54

<南ボヘミア州>

チェスケーブジェヨビツェ

766 391.01 830 423.68

チェスキー・クルムロフ

213 346.03 292 474.36

インドジフーフ・フラデツ

386 425.62 387 426.72

ピーセク 217 303.13 228 318.49

プラハチツェ 184 360.94 203 398.21

ストラコニツェ

218 308.03 186 262.82

ターボル 415 404.5 410 399.63

<ピルゼン州>

ドマジュリツェ

145 233.64 193 310.98

クラトビ 292 337.94 250 289.34

ピルゼン北部 311 388.85 315 393.85

ピルゼン市内 871 448.32 851 438.03

ピルゼン南部 295 464.65 291 458.35

タホフ 196 360.72 209 384.64

ロキツァニ 281 569.41 259 524.83

<カルロビ・バリ州>

へプ 678 739.9 659 719.17

カルロビ・バリ

345 300.48 337 293.51

ソコロフ 400 453.45 350 396.77

<ウースチー州>

ジェチーン 780 602.12 875 675.46

ホムトフ 334 267.32 350 280.12

リトムニェジツェ

456 381.05 505 422

ロウニ 321 370.28 325 374.89

モスト 485 434.17 514 460.13

テプリツェ 529 409.85 570 441.61

ウースチー・ナト・ラベム

777 651.09 774 648.58

<リベレツ州>

チェスカー・リーパ

410 396.9 440 425.94

ヤブロネツ・ナド・ニソウ

591 651.84 592 652.94

リベレツ 1242 707.18 1208 687.83

セミリ 362 488.55 323 435.92

<フラデツ・クラーロヴェー州>

フラデツ・クラーロヴェー

1484 903.32 1297 789.49

イチーン 447 558.44 418 522.21

ナーホト 753 684.81 790 718.46

トルトノフ 1075 911.19 1073 909.49

リフノフ・ナト・クニェジュノウ

721 908.25 700 881.8

<パルドゥビツェ州>

フルジム 751 717.88 775 740.83

パルドゥビツェ

1396 795.71 1393 794

スヴィタヴィ 540 517.57 546 523.32

ウースチー・ナド・オルリツィー

712 514.92 746 539.5

<ヴィソチナ州>

ハヴリーチクーフ・ブロト

658 693.25 571 601.59

イフラバ 598 526.28 655 576.44

ペルフジモフ 330 456.42 349 482.7

トシェビーチ 465 419.64 439 396.17

ジュジャール・ナト・サーザヴォウ

598 506.1 580 490.87

<南モラビア州>

ブランスコ 376 344.52 402 368.35

ブルノ市内 1585 415.63 1654 433.73

ブルノ郊外 882 392.62 957 426.01

ブジェツラフ 445 382.66 442 380.08

ホドニーン 730 474.2 720 467.71

ヴィシュコフ 475 514.74 491 532.08

ズノイモ 508 444.25 470 411.02

<オロモウツ州>

イェセニーク 123 323.96 124 326.59

オロモウツ 1121 476.07 943 400.47

プロスチェヨフ

542 498.87 520 478.62

プシェロフ 574 443.2 484 373.71

シュンペルク 415 344.64 351 291.49

<モラビア・シレジア州>

ブルンタール 509 555.7 544 593.91

フリーデク・ミーステク

1457 678.75 1363 634.96

カルビナー 1631 662.14 1545 627.22

ノヴィー・イチーン

1001 660.39 1051 693.38

オパヴァ 1493 847.16 1466 831.84

オストラバ市内

2636 823.38 2617 817.44

<ズリーン州>

クロムニェジーシュ

679 644.56 736 698.67

ウヘルスケー・フラジシチェ

688 483.74 687 483.03

フセチーン 916 639.07 952 664.18

ズリーン 1395 727.88 1480 772.23



2-5.外国の様子

・中国は、世界保健機関の調査団に対し、新型コロナウイルスの発生源及び人間への感染経路を調査するための入国を拒否した。同機関テドロス事務局長は失望したことを発表したが、中国政府は、調査団に対し調査内容詳細について確認中としている。



① EU/EEA及びUKの感染状況比較(ECDCのデータ)

直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(①)及び死亡者(②)

今日12月17日、ECDCは日毎から一週間に1度のデータ報告に切り替えたことを発表。そのため、毎日のデータは12月14日で中断されており、今後毎週木曜日にデータを発表する。

12月はクリスマス休暇のため、今後23日と30日にアップデートされる。


2020年51週目(注:52週目は12月21~27日)(12月30日発表)

小数点第2位以下四捨五入


チェコ7番目から5番目へ悪化


 ① ②

1.  リヒテンシュタイン 1506.1 23.5

2.  リトアニア 1336.6 15.9

3.  スロベニア  913.7 17.8

4.  オランダ 907.0 5.8

5.  チェコ 875.7 14.5

6.  スウェーデン 815.0 3.4

7.  デンマーク 793.4 4.5

8.  ルクセンブルク  745.6 14.8

9.  イギリス 720.7 10.4

10. クロアチア 720.3 27.0

11. スロバキア 644.1 12.9

12. エストニア 585.2 4.8

13. ラトビア 584.4 11.9

14. キプロス 520.2 3.9

15. ポルトガル 466.3 10.8

16. ドイツ 393.1 9.8

17. オーストリア 353.9 16.6

18. イタリア 337.9 12.3

19. ハンガリー 335.6 20.8

20. ポーランド 330.0 11.3

21. ルーマニア 319.8 10.0

22. フランス 277.3 7.8

23. スペイン 271.7 4.5

24. ブルガリア 261.0 21.1

25. ベルギー 260.4 9.5

26. マルタ 237.5 8.3

27. アイルランド 218.4 1.7

28. ノルウェー 113.6 0.7

29. ギリシャ 106.3 9.8

30. フィンランド 78.4 1.5

31. アイスランド 47.3 0




② EU諸国の危険度アップデート

 11月4日(水)、チェコ保健省は、EU基準に合わせて、EU諸国の感染度マップをアップデートした。

 11月9日(月)から有効。

最終アップデート日:12月18日(金)

有効開始日:12月21日(月)


12月21日(月)から、デンマークがオレンジ色から赤へ、スペインが赤からオレンジ色へ移動する。


赤:イギリス、ポルトガル、ベルギー、オランダ、ポーランド、チェコ、スロバキア、オーストリア、ハンガリー、スイス、リヒテンシュタイン、イタリア、スロベニア、クロアチア、ルーマニア、ブルガリア、ドイツ、スウェーデン、キプロス、リトアニア、エストニア、ラトビア、デンマーク


黄(オレンジ):アイスランド、アイルランド、ノルウェー、フィンランド、カナリア諸島、マデイラ諸島、アゾレス諸島、キプロス、バレアレス諸島、フランス、ギリシャスペイン


緑:バチカン


③ チェコへの入国規定

チェコ保健省は、11月5日付にて、以下の規定を発表した。

以下の入国規定は、11月9日(月)から有効になる。

(3-3「外国渡航に関する情報」をご参照ください)

赤の国:過去直近14日間に12時間*以上滞在してチェコへ帰国する者は、入国時に入国申告書(こちらの様式:https://plf.uzis.cz/)を記入する。帰国後7日以内に管轄の州衛生局へPCRテストの結果を提出する。帰国後提出するPCRテストの結果は、どのEU諸国にて受けたテストでもよいが、72時間以内であること。この義務は5歳未満の子どもには適用されない。(ギリシャが赤色に変更になった際に記載されている保健省による2020年11月20日付の説明)

*11月16日、チェコ政府は12時間を24時間に変更しているが、保健省サイトでは12時間になっているので注意が必要。(11月27日のアップデートでも12時間のまま)


・ドイツのバイエルン州が、12月9日(水)から1月5日(火)まで、外国からの買い物客及び観光客の入国を禁止する。


・12月19日から、オーストリア入国の際、陰性の検査結果を持っていても10日間の検疫隔離が義務付けられる(日帰り勤務者、学生、オーストリア国内通過目的の入国は当該義務免除)。検疫隔離は、入国後5日してから抗原検査又はPCR検査を受け、陰性であれば解除される。


・スロバキア入国の条件として、12月18日から抗原検査が義務付けられている。直近72時間以内に受けた抗原検査(又はPCR検査)の結果が陰性であることを提示、結果が陽性である場合は国境でシステム登録し、スロバキア国内で隔離に入る。

・ザクセン州は、12月31日(木)より、チェコとポーランドからの入国者に対して、24時間以内に受けた検査の結果陰性の提示を国境検問所にて求め、その他にこれまで導入されている10日間の自宅待機(検疫隔離)を義務付ける。検査は国境検問所にて、及び入国後48時間以内に受けることも可能とするが、費用は入国者自身が負担。日帰りでザクセン州へ通勤・通学している人には、一週間2回の受検が義務付けられる。


黄色の国:黄(オレンジ)色に指定された国からチェコへ入国する場合は、入国申告書記入義務から免除される。チェコに仕事又は留学目的にて入国する外国人は、勤務先又は教育機関の入口で、PCR検査陰性の証明書を提示しなければならない。当該義務は外国人のみに適用される。

緑色の国:緑色に指定された国からチェコへ入国するチェコ人及び外国人は、入国申告書提示、PCR検査、検疫隔離の義務から免除される。

<欧州以外の国で感染度低(緑色)の国>(健康省が発表した低感染国リストから)

緑色の国:オーストラリア、日本、韓国、ニュージーランド、シンガポール、タイ


*政府は、16日、医療、家族、商用、勤務上の理由から、赤の危険国へ渡航する場合、24時間以内であれば、検査を免除することを決定した。11月17日から有効になる。これまでは12時間だった。(保健省11月20日付記載では、依然として12時間のままになっている)


・オーストリアは、今年、スキー場をクリスマスからオープンする。しかし、観光客が多く集まることを避けるため、政府はオーストリア全域にて宿泊施設・飲食店を1月7日まで閉鎖する他、欧州の危険国(赤色の国:過去直近2週間、人口10万人当たり感染者が100人の国)からオーストリアへ入国した場合、10日間の検疫隔離に入り、入国後5日経過してから検査を受けることが可能という規制を現在の時点で少なくとも1月10日まで導入する。(12月2日ニュース)



3. 現在有効な規制内容

3-0-1. 12月27日からの規制レベル5導入内容

12月27日(日)0:00より、PESシステムの規制レベル3からレベル4へ移行した。

政府は、当初の規制レベル5通りの導入とし、例外を認めないとしているが、今回は店舗の日曜日営業が認められている。


主な規制内容は以下のとおり。

・マスクは、屋内及び屋外公共の場所にて着用。

・店舗(スーパーマーケットも含めて、食品、日用品、医薬品等の生活必需品に販売を限定)(人数制限:1顧客当たり15平米)(日曜日も営業)

・屋外マーケット・市場禁止

・宿泊施設閉鎖

・レストラン閉鎖(テイクアウトのみ)

・サービス業閉鎖

・外出禁止令(夜9時~翌日朝5時まで)

・集会人数2人まで(家族、勤務先は例外)

・飲酒(公共の場では禁止)

・結婚式・葬儀(参加者15人まで)

・ミサ(参加者数:定員の1割まで)

・学校(新年明けてから遠隔授業。例外:基礎学校1・2年生、幼稚園、特別学校)

・文化的な催し、博物館・美術館・各地の城は閉鎖

・図書館:貸出返却のみ

・プロスポーツ 試合は観客なしで許可

・アマチュアスポーツの試合禁止

・屋内運動場・プール 閉鎖

・屋外運動可(参加者最大2人まで)


3-1.

① 新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)に基づく規制

*PESシステムは11月13日(金)発表、16日(月)公式有効・導入


<システムの仕組み>

毎日の感染状況を以下の4つのパラメータを使ってリスク指標を計算し、5段階にて評価する。

 1.過去直近14日間の人口10万人当たりの新規感染者数(0~20点)

 2.過去直近14日間の人口10万人当たりの高齢者の新規感染者数(0~20点)

 3.簡素R値(0~30点)

 4.過去7日間における実施検査数に対する陽性率(0~30点)


5段階は、それぞれ、

レベル5(76点以上:紫) 危険度高

レベル4(61~75点:赤) 危険度中の高

レベル3(41~60点:オレンジ)危険度中

レベル2(21~40点:黄) 危険度中の低

レベル1(20点以下:緑) 危険度低

各段階の規制は、下記参照。


*各段階の色分けと、犬(チェコ語で「PES」:感染状況を見守る番犬の意味から)の表情はこちら。

当日の評価はこちら:https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/pes


<レベル移行の仕方>

木曜日から次週水曜日までデータを収集。

木・金曜日にデータの評価。

新規規制(レベルが変動する場合)は、翌週月曜日より導入。


●新型コロナウイルス規制システムPES(新リスク指標)各段階の規制は、全㉗項目に分かれている(マトリックス上の表になっている。):file:///D:/Plocha/Downloads/covid-pes-matice-opatreni.pdf

表(マトリックス)は全部で2つ作成され、上記の表(マトリックス1)の他、詳細規定を記入したマトリックス2が今後徐々に発表される予定。


以下、マトリックス1のレベル別の規制内容と項目別の規制内容を記載。


注:以下の規制の中にある「運営上の対策」については、詳細が明記されておらず、今後発表されるマトリックス2で公表されるとして報道されている)

注:基礎学校第一段階は、1~5年生、第二段階は6~9年生。


<マトリックス1・レベル別の規制内容>

レベル5(紫)

①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所

②屋内及び屋外における集会人数:2人

③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大15人

④病院・社会福祉施設の面会:基本的に禁止

⑤自由な移動:夜間外出禁止21時~5時

⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定し、必要不可欠な手続きに限り受け付け(テレワークの導入)

⑦宿泊施設:制限あり

⑧学校:遠隔授業(保育園、特別支援学校、基礎学校第一学年及び第二学年を除く)

⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)、アマチュアスポーツ禁止

⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大2人

⑪プール・ウェルネス:閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)

⑫文化関係:文化関係の催し禁止。プロの芸術家は特別な対策に基づく。

⑬博物館・ギャラリー:閉館

⑭城・歴史記念物:閉場

⑮図書館:非接触による貸し出し・返却

⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:閉鎖

⑰飲食店:外出禁止時間外のテイクアウト

⑱公共の場所における飲酒:禁止

⑲店舗(ショッピングモール):生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日*・祭日は休店。

(*12月23日政府記者会見にて、ブラトニー保健大臣が、祭日のみとすることを発表している)

⑳小売店:生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。

㉑その他のサービス業・営業所:閉鎖。

㉒事業者(製造業・倉庫業):稼働上の対策*。検査推奨。

㉓事業者(事務職・その他の営業):可能な限りテレワーク。検査推奨。

㉔温泉療養所:健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。

㉕刑務所における面会:禁止

㉖緊急事態の必要性:必要あり

㉗規制順守チェック:警察及び自治体

リスク4(赤)

①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所

②屋内及び屋外における集会人数:6人

③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大20人

④病院・社会福祉施設の面会:基本的に禁止

⑤自由な移動:夜間外出禁止23時~5時

⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定。運営上の対策*

⑦宿泊施設:制限あり

⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第二段階は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。高校、専門学校、大学は遠隔授業(例外あり)。

⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)、アマチュアスポーツ禁止

⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大6人

⑪プール・ウェルネス:閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)

⑫文化関係:観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。

⑬博物館・ギャラリー:閉館

⑭城・歴史記念物:閉場

⑮図書館:窓口による貸し出し(事前予約した本に限定)・返却

⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:閉鎖

⑰飲食店:外出禁止時間外のテイクアウト

⑱公共の場所における飲酒:禁止

⑲店舗(ショッピングモール):生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。

⑳小売店:生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。

㉑その他のサービス業・営業所:閉鎖。

㉒事業者(製造業・倉庫業):マトリックス2に基づく。検査推奨。

㉓事業者(事務職・その他の営業):可能な限りテレワーク。検査推奨。

㉔温泉療養所:健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。

㉕刑務所における面会:禁止

㉖緊急事態の必要性:必要あり

㉗規制順守チェック:警察及び自治体

リスク3(オレンジ)

①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所

②屋内及び屋外における集会人数:屋外50人、屋内10人

③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大30人

④病院・社会福祉施設の面会:社会福祉施設内の面会は基本的に禁止、病院の面会規制

⑤自由な移動:制限なし

⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定。運営上の対策*

⑦宿泊施設:制限なし

⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第二段階、高校、高等専門学校は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。大学は基本的に遠隔授業(例外あり)、大学1年生は通常授業。

⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)

⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設は個人競技10人まで、屋外の運動可だが2チームまで。

⑪プール・ウェルネス:人が集会する催しと同規定。

⑫文化関係:観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。

⑬博物館・ギャラリー:入場可能人数の25%まで。

⑭城・歴史記念物:人数制限あり(グループあたり最大10人)

⑮図書館:1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。

⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数の50%まで。運営上の対策。

⑰飲食店:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数の50%まで。運営上の対策。

⑱公共の場所における飲酒:制限なし。

⑲店舗(ショッピングモール):顧客一人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。フードコートはテイクアウトのみ。キッズコーナー閉鎖。

⑳小売店:顧客1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。

㉑その他のサービス業・営業所:運営上の対策。

㉒事業者(製造業・倉庫業):運営上の対策。検査推奨。

㉓事業者(事務職・その他の営業):テレワーク推奨。検査推奨。

㉔温泉療養所:運営上の対策。

㉕刑務所における面会:運営上の対策。面接禁止。

㉖緊急事態の必要性:必要あり

㉗規制順守チェック:警察及び自治体

リスク2(黄色)

①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所

②屋内及び屋外における集会人数:屋外100人、屋内50人

③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大50人

④病院・社会福祉施設の面会:社会福祉施設内及びホスピスの面接は制限あり。

⑤自由な移動:制限なし

⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定。運営上の対策*

⑦宿泊施設:制限なし

⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯大学は遠隔授業。

⑨スポーツ試合:観客屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大125人で最大2セクションまで。

⑩余暇のスポーツ:屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。

⑪プール・ウェルネス:人が集会する催しと同規定。

⑫文化関係:

観客は座席につく場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション250人で最大2セクションまで。

観客が立つ場合:屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクションまで。屋内:1セクション125人で最大2セクションまで。

座席と立席の双方がある場合:屋外500人/屋内250人。

⑬博物館・ギャラリー:入場可能人数の50%まで。

⑭城・歴史記念物:人数制限あり(グループあたり最大30人)

⑮図書館:2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。

⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。

⑰飲食店:22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。

⑱公共の場所における飲酒:制限なし。

⑲店舗(ショッピングモール):顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。フードコート及びキッズコーナーは22時まで。

⑳小売店:顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。

㉑その他のサービス業・営業所:運営上の対策。

㉒事業者(製造業・倉庫業):運営上の対策。

㉓事業者(事務職・その他の営業):テレワーク推奨。

㉔温泉療養所:運営上の対策。

㉕刑務所における面会:運営上の対策。面接禁止。

㉖緊急事態の必要性:必要あり

㉗規制順守チェック:警察及び自治体

リスク1(緑)

①マスク着用義務:屋内の限定された場所及び公共交通機関

②屋内及び屋外における集会人数:屋外500人、屋内100人

③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大100人

④病院・社会福祉施設の面会:鼻・口を覆っている場合(マスク・粉塵マスクなどを着用している場合)に限り、許可。

⑤自由な移動:制限なし。

⑥行政役所の受付時間:制限なし。

⑦宿泊施設:制限なし。

⑧学校:保育園、特別支援学校、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯大学は遠隔授業。

⑨スポーツ試合:観客屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大250人で最大2セクションまで。

⑩余暇のスポーツ:屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。

⑪プール・ウェルネス:人が集会する催しと同規定。

⑫文化関係:

観客は座席につく場合:屋外2000人/屋内1000人。屋外:1セクション1000人で最大2セクションまで。屋内:1セクション500人で最大2セクションまで。

観客が立つ場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション250人で最大2セクションまで。

座席と立席の双方がある場合:屋外1000人/屋内500人。

⑬博物館・ギャラリー:制限なし。

⑭城・歴史記念物:人数制限あり(グループあたり最大50人)

⑮図書館:運営上の対策。

⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。

⑰飲食店:24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対策。

⑱公共の場所における飲酒:制限なし。

⑲店舗(ショッピングモール):顧客4人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。

⑳小売店:顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店外に待つ人の列を整備。

㉑その他のサービス業・営業所:運営上の対策。

㉒事業者(製造業・倉庫業):運営上の対策。

㉓事業者(事務職・その他の営業):テレワーク推奨。

㉔温泉療養所:運営上の対策。

㉕刑務所における面会:運営上の対策。面接禁止。

㉖緊急事態の必要性:必要あり。

㉗規制順守チェック:警察及び自治体

<マトリックス1・項目別規制内容>

① マスク着用義務

レベル5.屋内では常時及び屋外の公共場所

レベル4.屋内では常時及び屋外の公共場所

レベル3.屋内では常時及び屋外の公共場所

レベル2.屋内では常時及び屋外の公共場所

レベル1.屋内の限定された場所及び公共交通機関


② 屋内及び屋外における集会人数:

レベル5.2人

レベル4.6人

レベル3.屋外50人、屋内10人

レベル2.屋外100人、屋内50人

レベル1.屋外500人、屋内100人


③ 結婚式・葬儀・宗教儀礼

レベル5.最大15人

レベル4.最大20人

レベル3.最大30人

レベル2.最大50人

レベル1.最大100人


④ 病院・社会福祉施設の面会:

レベル5.基本的に禁止

レベル4.基本的に禁止

レベル3.社会福祉施設内の面会は基本的に禁止、病院の面会規制

レベル2.社会福祉施設内及びホスピスの面接は制限あり。

レベル1.鼻・口を覆っている場合(マスク・粉塵マスクなどを着用している場合)に限り、許可。


⑤ 自由な移動:

レベル5.夜間外出禁止21時~5時

レベル4.夜間外出禁止23時~5時

レベル3.制限なし

レベル2.制限なし

レベル1.制限なし。


⑥ 行政役所の受付時間

レベル5.受付時間を限定し、必要不可欠な手続きに限り受け付け(テレワークの導入)

レベル4.受付時間を限定。運営上の対策*

レベル3.受付時間を限定。運営上の対策*

レベル2.受付時間を限定。運営上の対策*

レベル1.制限なし。


⑦ 宿泊施設

レベル5.制限あり

レベル4.制限あり

レベル3.制限なし

レベル2.制限なし

レベル1.制限なし。


⑧ 学校

レベル5.遠隔授業(保育園、特別支援学校、基礎学校第一学年及び第二学年を除く)

レベル4.保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第

二段階は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。高校、専門学校、大学は遠隔

授業(例外あり)。

レベル3.保育園、特別支援学校、基礎学校第一段階は学校における通常授業。基礎学校第

二段階、高校、高等専門学校は、1週間ごとに交代して登校(例外あり)。大学は

基本的に遠隔授業(例外あり)、大学1年生は通常授業。

レベル2.保育園、特別支援学校、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯

大学は遠隔授業。

レベル1.保育園、特別支援学校、基礎学校、高校、高等専門学校、大学は通常授業。生涯

大学は遠隔授業。


⑨ スポーツ試合

レベル5.プロの試合(観客なし、特別対策)、アマチュアスポーツ禁止

レベル4.プロの試合(観客なし、特別対策)、アマチュアスポーツ禁止

レベル3.プロの試合(観客なし、特別対策)

レベル2.観客屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大125人で最大2セクションまで。

レベル1.観客屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セクションまで。屋内:1セクション最大250人で最大2セクションまで。


⑩ 余暇のスポーツ

レベル5.屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大2人

レベル4.屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大6人

レベル3.屋内運動施設は個人競技10人まで、屋外の運動可だが2チームまで。

レベル2.屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。

レベル1.屋外/屋内の運動可。屋内では、1運動場に2チームまで。運営上の対策。


⑪ プール・ウェルネス

レベル5.閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)

レベル4.閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)

レベル3.人が集会する催しと同規定。

レベル2.人が集会する催しと同規定。

レベル1.人が集会する催しと同規定。


⑫ 文化関係

レベル5.文化関係の催し禁止。プロの芸術家は特別な対策に基づく。

レベル4.観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。

レベル3.観客なし。リハーサルの規定は運営上の対策*に基づく。

レベル2.観客が座席につく場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最

大2セクションまで。屋内:1セクション250人で最大2セクションまで。

観客が立つ場合:屋外500人/屋内250人。屋外:1セクション250人で最大2セクシ

ョンまで。屋内:1セクション125人で最大2セクションまで。

座席と立席の双方がある場合:屋外500人/屋内250人。

レベル1.観客は座席につく場合:屋外2000人/屋内1000人。屋外:1セクション1000人で

最大2セクションまで。屋内:1セクション500人で最大2セクションまで。

観客が立つ場合:屋外1000人/屋内500人。屋外:1セクション500人で最大2セク

座席と立席の双方がある場合:屋外1000人/屋内500人。


⑬ 博物館・ギャラリー

レベル5.閉館

レベル4.閉館

レベル3.入場可能人数の25%まで。

レベル2.入場可能人数の50%まで。

レベル1.制限なし。


⑭ 城・歴史記念物

レベル5.閉場

レベル4.閉場

レベル3.人数制限あり(グループあたり最大10人)

レベル2.人数制限あり(グループあたり最大30人)

レベル1.人数制限あり(グループあたり最大50人)


⑮ 図書館

レベル5.非接触による貸し出し・返却

レベル4.窓口による貸し出し(事前予約した本に限定)・返却

レベル3.1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。

レベル2.2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。

レベル1.運営上の対策。


⑯ ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所

レベル5.閉鎖

レベル4.閉鎖

レベル3.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数

の50%まで。運営上の対策。

レベル2.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対

策。

レベル1.24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対

策。


⑰ 飲食店

レベル5.外出禁止時間外のテイクアウトのみ

レベル4.外出禁止時間外のテイクアウト

レベル3.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大4人。入場可能人数

の50%まで。運営上の対策。

レベル2.22時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対

策。

レベル1.24時~6時まで閉店。顧客は必ず座ること。1テーブルに最大6人。運営上の対

策。


⑱ 公共の場所における飲酒

レベル5.禁止

レベル4.禁止

レベル3.制限なし。

レベル2.制限なし。

レベル1.制限なし。


⑲ 店舗(ショッピングモール)

レベル5.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列

の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。

レベル4.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列

の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店

レベル3.顧客一人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店

外に待つ人の列を整備。フードコートはテイクアウトのみ。キッズコーナー閉

鎖。

レベル2.顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店

外に待つ人の列を整備。フードコート及びキッズコーナーは22時まで。

レベル1.顧客4人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店

外に待つ人の列を整備。


⑳ 小売店

レベル5.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列

の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。

レベル4.生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列

の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。

レベル3.顧客1人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店

外に待つ人の列を整備。

レベル2.顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店

外に待つ人の列を整備。

レベル1.顧客2人当たり15平米、2メートル社会距離を維持。運営上の対策。店内及び店

外に待つ人の列を整備。


㉑その他のサービス業・営業所

レベル5.閉鎖

レベル4.閉鎖

レベル3.運営上の対策。

レベル2.運営上の対策。

レベル1.運営上の対策。


㉒事業者(製造業・倉庫業)

レベル5.稼働上の対策。検査推奨。

レベル4.マトリックス2に基づく。検査推奨。

レベル3.運営上の対策。検査推奨。

レベル2.運営上の対策。

レベル1.運営上の対策。


㉓事業者(事務職・その他の営業)

レベル5.可能な限りテレワーク。検査推奨。

レベル4.可能な限りテレワーク。検査推奨。

レベル3.テレワーク推奨。検査推奨。

レベル2.テレワーク推奨。

レベル1.テレワーク推奨。


㉔温泉療養所

レベル5.健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。

レベル4.健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。

レベル3.運営上の対策。

レベル2.運営上の対策。

レベル1.運営上の対策。


㉕刑務所における面会

レベル5.禁止

レベル4.禁止

レベル3.運営上の対策。面接禁止。

レベル2.運営上の対策。面接禁止。

レベル1.運営上の対策。面接禁止。


㉖緊急事態の必要性

レベル5.必要あり

レベル4.必要あり

レベル3.必要あり

レベル2.必要あり

レベル1.必要あり


㉗規制順守チェック

レベル5.警察及び自治体

レベル4.警察及び自治体

レベル3.警察及び自治体

レベル2.警察及び自治体

レベル1.警察及び自治体


規制を遵守しない場合、チェコ警察が、その場で最高1万コルナまでの罰金を科すことができる。

② 検閲隔離期間の短縮

2020年9月1日から、検疫隔離期間が10日に短縮。

③ 検疫隔離・陽性隔離、追跡作業の規則変更

・隔離の規則が9月15日(火)から、以下のとおり変更になった。

目的:検疫隔離になる人の数を大幅に減らすため

・陽性者に接触していても、接触時に陽性者および本人ともにマスク又は粉塵マスク(respirator)を着用していたことがわかっており、かつ本人が無症状であれば、検疫隔離しなくてよい。

・陽性者に接触していても、本人が直近90日以内に新型コロナウイルスにかかっていれば、検疫隔離しなくてよい。(90日間は免疫ができているため)

*マスクをしていても、陽性者がくしゃみをした後に握手した場合などは、検疫隔離しなければならない。

*接触後、10日間は健康状態に注意し、症状が出た場合は、ホームドクターに連絡する。

*陽性者と接触後、症状が出ている場合は検疫隔離(quarantine)または陽性隔離(isolation)に入るが、症状が消えた後も3~4日は隔離の状態を継続する。検疫隔離(quarantine)、陽性隔離(isolation)の双方について、隔離終了のためにテストを受ける必要はない(医療関係者、社会福祉施設職員、免疫力が低下している人は例外)


・衛生局による追跡作業の方法が9月21日(月)、自己追跡(直近に接触した人を衛生局のウェブサイトで自己申告する方法)になる。

3-2.外国渡航に関する情報

11月9日(月)より有効。

*政府は、16日、医療、家族、商用、勤務上の理由から、赤の危険国へ渡航する場合、24時間以内であれば、検査を免除することを決定した。11月17日から有効となる。


最終アップデート日:2021年1月6日(水)



入国申告書の様式はこちら:https://plf.uzis.cz/

相手国への入国条件 チェコへ帰国後の義務

アルバニア 無 検査・入国申告

アンドラ  無 検査・入国申告

オーストラリア  特別な条件あり   無

ベルギー 検疫隔離・検査 検査・入国申告

ベラルーシ 検疫隔離 検査・入国申告

ボスニア・ヘルツェゴビナ

検査 検査・入国申告

ブルガリア 無 検査・入国申告

モンテネグロ 無 検査・入国申告

デンマーク 特別な条件あり 無

エストニア 検疫隔離 検査・入国申告

フィンランド(黄)特別な条件あり 無

フランス(黄) 無 無

クロアチア 無 検査・入国申告

アイルランド(黄)検疫隔離 無

アイスランド(黄)検疫隔離・検査 無

イタリア 検査 検査・入国申告

日本 特別な条件あり 無

カナダ 特別な条件あり 検査・入国申告

韓国 検疫隔離・検査 無

コソボ 検査 検査・入国申告

キプロス 特別な条件あり 検査・入国申告

リヒテンシュタイン

検疫隔離 検査・入国申告

リトアニア 検疫隔離・検査 無

ラトビア 検疫隔離 無

ルクセンブルク 無 検査・入国申告

ハンガリー 特別な条件あり 検査・入国申告

マルタ(黄) 検査 無

モルドバ 特別な条件あり 検査・入国申告

モナコ 検査 検査・入国申告

ドイツ 検疫隔離・検査 検査・入国申告

オランダ 検疫隔離・検査 検査・入国申告

ノルウェー(黄) 検疫隔離・検査 無

ニュージーランド 特別な条件あり 無

ポーランド 無 検査・入国申告

ポルトガル 無 検査・入国申告

オーストリア 検疫隔離    検査・入国申告

ルーマニア 検疫隔離・検査 検査・入国申告

ロシア 特別な条件あり 検査・入国申告

ギリシャ(黄) 検査 無

サンマリノ 検査 検査・入国申告

北マケドニア 無 検査・入国申告

シンガポール

スロバキア 検疫隔離・検査* 検査・入国申告

スロベニア 検疫隔離・検査 検査・入国申告

セルビア 検査 検査・入国申告

バチカン 無 無

スペイン(黄) 検査 無

スウェーデン 無 検査・入国申告

スイス 検疫隔離 検査・入国申告

タイ 検疫隔離 無

チュニス 検査 検査・入国申告

トルコ 検査 検査・入国申告

ウクライナ 検疫隔離・検査 検査・入国申告

アメリカ 検査・入国申告

イギリス 検疫隔離 検疫隔離・検査


・12月19日から、オーストリア入国の際、陰性の検査結果を持っていても10日間の検疫隔離が義務付けられる(日帰り勤務者、学生、オーストリア国内通過目的の入国は当該義務免除)。検疫隔離は、入国後5日してから抗原検査又はPCR検査を受け、陰性であれば解除される。同規定は、少なくとも2021年1月10日まで有効。


自宅待機)に入る。入国後5日目から受検可能。国境を越えて通学、通勤している人、芸術家は14日以内に受けた検査結果陰性の提示が可能であれば例外として認められる。国際貨物トラックの運転手、トランジットは検査結果提示義務免除。


・ザクセン州は、12月31日(木)より、チェコとポーランドからの入国者に対して、24時間以内に受けた検査の結果陰性の提示を国境検問所にて求め、その他にこれまで導入されている10日間の自宅待機(検疫隔離)を義務付ける。検査は国境検問所にて、及び入国後48時間以内に受けることも可能とするが、費用は入国者自身が負担。日帰りでザクセン州へ通勤・通学している人には、一週間2回の受検が義務付けられる。


過去直近2週間の間にイギリス、北アイルランドに12時間以上滞在した場合は、1月5日(火)から、チェコへの入国時に検査の陰性結果提示が義務付けられる。

同様の義務が1月7日(木)から、スペイン(カナリア諸島を除く)からチェコへの入国時にも課せられる。


<情報源>

https://www.seznamzpravy.cz/clanek/pes-se-zacal-pocitat-jinak-136172



注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネット、外国のメディアなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。

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