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執筆者の写真Miwatis Praha

2021年11月18日チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2021年11月21日


11月17日(祝日)の日当たり新規感染者数1万4119人

来週月曜日11月22日からの規制強化内容(概要)


<目次>

3.各国の感染リスク度表示(2021年11月5日更新)

4.チェコへの入国規定(2021年10月27日更新)



1. 感染状況データ

・今日の感染状況


11月18日(木)8時におけるチェコ保健省の発表


11月17日(水)の新規陽性者数:14119人

(前週水曜日比 604人多い)

但し、11月17日は国民の祝日だった。


過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数

11月18日現在819人 (11月17日現在813人)

過去直近14日間における人口10万人当たりの新規感染者数

11月18日現在1415人 (11月17日現在1371人)


PCR検査実施数累計:12,632,722件

PCR検査実施数(11月17日):52,905件

抗原検査実施累計:29,663,473件

抗原検査実施数(11月17日):20,206件


全検査の陽性率(11月17日現在):46.42%(33.96%*)

*7日間の移動平均

予防接種実施(11月17日現在)

当日の接種回数:9,403

累計:12,888,935

ワクチン接種完了:6,214,188人

治った人の数:1,737,399人

現在の入院患者数:4,440人

累計感染者数:1,944,400人

累計死亡者数: 31,769人


11月17日(水)現在

入院患者数:4440人(11月16日4602人)

重症者の数:663人(11月16日667人)

*後日、過去のデータが遡って修正されている。


11月17日(水)

新規陽性者数:1916人

11月18日(木)8時現在の発表

治った人の数:200,938人

累計感染者数:225,208人

累計死亡者数:2,889人



2.今日の動き

●11月22日(月)からの規制強化

今週に入り、さらに感染状況が悪化しているため、すでに辞表を提出しているバビシュ政権は、今日、以下の規制強化を決定し、公表した。


・以下の規制を11月22日(月)から導入する。

①非感染証明として、陰性証明を除外。

②企業における検査実施を義務。

③学校における検査の継続

→目的は、ワクチン接種の促進。


以下、各事項に関する今日の時点の詳細。


①非感染証明として、陰性証明を除外する。

(陰性証明は非感染証明として認めない)

→サービス業、飲食店の訪問、大勢の人が集まる催し、プール、スポーツジムなどへの入場時に、接種証明(ワクチン接種完了を示す証明書)又は感染証明(過去直近6か月に新型コロナウイルスに感染したという証明書)のいずれかに限り認める。


対象は18歳以上。


12歳~18歳未満の子どもたち、ワクチン1回目接種を受け、これから2回目を受ける人、ワクチン接種を受けられない人は例外として、PCR検査による陰性証明を今後も認める。(1か月5回まで、健康保険が検査費用を負担する)


今後もPCR検査による陰性証明を認める場所:温泉療養所、選挙。

今後も抗原検査による陰性証明を認める場所:医療機関、社会福祉施設、出産時の父親付き添い、学生寮


②企業(すべての企業)、国の機関、自治体役所において検査実施を義務付ける。

検査は、ワクチン非接種者に限定して行うが、60歳(61歳)以上はワクチン接種を受けていても検査を義務付ける。明日19日に承認予定)


企業における検査実施については、11月19日(金)に承認し、11月22日(月)から導入予定。


ワクチン接種を受けていない社員に対し、1週間に1度の頻度で行う検査を再度義務付ける。


国は企業に対し、この春と同様、一人1回60コルナを負担。


職場にて仕事をする人は、接種証明、感染証明又は陰性証明にて非感染を証明するが、会社にて抗原検査の簡易検査キットにて、監督下にて検査することも可。


(育児手当及び疾病手当の金額引き上げについて、疫学学際グループ(MeSES)が政府に対して推奨。マラーチョバー社会労働大臣は、基礎給与額8割の育児手当、検疫隔離(isolation)及び陽性隔離(quarantine)時の手当再導入を提案。同大臣は、政府が金曜日に大臣の案を承認すると発表している。政府が承認した場合、下院及び上院の承認、大統領の署名が必要になる。11月1日に遡及して有効となる予定。また、ユレチカ次期社会労働大臣とはすでに、下院において緊急時に法律を短期間にて討議することで合意していると述べた)


③学校における検査も継続して実施する。

(ワクチン接種を受けていない生徒を対象とする)


→感染した生徒のみが隔離に入り、一学級全員が隔離に入らなくてもよいように検査を行う。

検査キットはこれまでと同様、国の物資管理局から学校へ提供する。

検査キットは抗原検査の簡易検査キットを使う。

政府は抗原検査簡易検査キットについて、購買について検討している。来週月曜日の閣議までに、2月末までの使用に十分な数量を用意ための要求内容をまとめる。



・今日発表した対策について、政府は明日(金)正午、再度集まり、対策を文面化する。

・政府が今回行う対策で事業上影響を受ける人への補償については、11月22日(月)に検討する。

・今回新しく導入する新型コロナウイルス感染防止対策は、来年2月末まで継続する予定。

・バイエルン州にて導入されている対策をそのまま取り入れるのではなく、チェコにて導入できる限りの内容を導入する。

*スブルチノバー衛生主任は、水曜日、学校における全国一斉の検査では十分な効果が期待できないとして、11月22日及び29日の2回にわたる検査終了後は継続するべきではないと述べていた。


●次期フィアラ政権の意見

今日のバビシュ政権の新規規制導入発表に対し、次期フィアラ政権は、飲食店、サービス業などにてPCR検査の陰性証明も認める意向のため、新内閣成立後、来週月曜日から導入される規制を廃止する可能性があると述べた。


バーレク次期保健大臣は、「(現)保健省が導入する規制はうまくいかない。我々が政権に就いたら、うまくいく規制を導入する。それはPCR検査の陰性結果を認めることだ」と発表した。


バビシュ首相は、バーレク次期保健大臣は話が長いだけで、全く意見を持っていない、誰もバーレク氏の話す内容を理解できないと批判した。


●ダニエル・プロコプ社会学者の意見

今日政府が公表した内容を受けて、ダニエル・プロコプ社会学は以下の内容をツイッターにて公表した。


バイエルン州型の対策は、陰性証明を非感染証明として認めないだけではない。多くの会社(使用者)にて、ワクチン接種又は検査を受けることが義務付けられている。学校では大々的に検査が行われている。感染者が通勤、通学しないよう、疾病手当は100%、育児手当は最高9割まで支給されている。さらなるテレワークの導入などが行われている。


●オーストリア

オーストリアにおける昨日の日当たり新規陽性者数は、1万5145人だった。今週月曜日から、ワクチン非接種者、新型コロナウイルスにこれまで感染したことのない人に対する外出規制(通勤、通学、日常品の買い物、通院以外の外出禁止)が行われている。


オーストリアのオーバーエスターライヒ州、ザルツブルク州は今日、オーストリア政府が全国一斉の規制を導入しない限り、来週から、ワクチン接種の有無を問わず、全州民に対してロックダウンを行うことを発表した。ザルツブルク州では来週月曜日から3~4週間のロックダウンが予定されている。オーバーエスターライヒ州は、ロックダウンの導入期間について、いつまでになるかわからないことを発表しながら、現時点では当面12月17日までとし、必要に応じて延長するとしている。宿泊施設、飲食店、日常生活品を販売する店舗を除く店舗等は閉店となる。ザルツブルク州では、学校も一部の例外を除き、休校となる(オーストリア教育省は閉校に至ることはない、としていた)


●スロバキア

スロバキアは、新型コロナウイルスにこれまで感染したことのないワクチン非接種者に対し、ショッピングモール、サービス業営業所(日常必要とされるサービス業を除く)等への入場を禁止する。使用者(企業)は、自社員に対し、接種証明又は陰性証明の提示を求める。

感染状況が最も悪い地域では、ワクチン接種者及びこれまでに新型コロナウイルスに感染した人のみに対し、催しへの参加を認め、人数は最高50人までとする。宿泊施設では観光客の利用が禁止になる。来週から、感染状況が最も悪い地域は全国にある地方(okres)の3分の2以上になる。


被用者が非感染証明(接種証明、感染証明、陰性証明のいずれか)を提示せず、会社における無料検査も受けない場合、職場への入場が認められず、当該期間における給与は支払われないことを規定した法律がすでに承認されている。


今回の規制強化は3週間導入する予定。


●ドイツ

ドイツでは、連邦議会にて、疫病対策法の改正案が承認された。今後、連邦参議院にて討議される。


改正案の主な内容は以下のとおり。

・子どもを例外とし、公共交通機関(鉄道、バス、フライトなど)の利用時に非感染証明(接種証明、感染証明、陰性証明)の提示を義務づける。


・企業では、従業員がワクチン接種を受けていない場合、毎日、簡易検査キット、又は48時間に一度のPCR検査を受けなければならない。


・高齢者施設では、ワクチン接種を受けていても、検査を受けることが義務付けられる。

連邦議会が上記法改正案を承認することに決めた背景には、11月25日で、昨年から続いている緊急事態が終了するため。


メルケル首相は、ドイツは感染者の入院患者数により対策を導入すること、規制は主にワクチン非接種者に対して行うが、感染状況が悪化した場合は、ワクチン接種者、感染して治った人も検査を受けるようになることを述べた。


●各国の危険度

保健省は、11月12日(金)、各国の危険度をアップデートした。11月15日(月)から、以下の国の危険度が下記のとおり変更となる。


感染リスク低の国(緑色):

感染リスク中程度の国(オレンジ):カナリア諸島、マルタ

感染リスク高の国(赤色):アンドラ、バレアレス諸島

感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国):ハンガリー、オランダ、ギリシャ


EU諸国外(第3国)にて欧州医薬品庁が承認したワクチン又は世界保健機関が緊急使用に承認しているワクチンの接種を完了している人の接種認証も認める。但し、保健省がウェブサイトにて公表している認証一覧に認証の見本が掲載されていること。又はEUのcovid 規則に基づいた認証を発行している国のワクチン接種認証も認める。


保健省のページはこちら


*上記サイトは11月14日に公表された。

(感染リスク別の国一覧表はまだ公表されていないため、「3.各国の感染リスク度表示」は1週間前の11月5日に公表された内容になっています)


3.各国の感染リスク度表示

保健省は、11月5日(金)、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2021年11月8日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

アルゼンチン

オーストラリア

バーレーン

チリ

ヨルダン・ハシェミット王国

カナダ

コロンビア

韓国

サウジアラビア

マルタ

ナミビア

ニュージーランド

ペルー

ルワンダ

アラブ首長国連邦

カタール

クウェイト

スペイン(バレアレス諸島及びカナリア諸島を含む)

台湾

ウルグアイ

バチカン

香港

マカオ


*日本は、9月20日から緑色の国から感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国)になっている。


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国) アンドラ

フランス

イタリア

モナコ

ポルトガル(アゾレス諸島及びマデイラを含む)


赤色の国(感染リスクが高い国)

デンマーク

フィンランド

アイスランド

キプロス

リヒテンシュタイン

ルクセンブルク

ハンガリー

オランダ

ノルウェー

ポーランド

サンマリノ

ギリシャ

ドイツ

スウェーデン

スイス


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

ベルギー

ブルガリア

エストニア

クロアチア

アイルランド

リトアニア

ラトビア

オーストリア

ルーマニア

スロバキア

スロベニア

その他、上記以外の国すべて(日本


保健省発表の各国危険度はこちら


4. チェコへの入国規定

9月11日から有効となったチェコへの入国規定


以下は、保健省のページを訳した内容(一部概要)


以下の人は、下記の帰国時規則から免除される。

① ワクチン接種完了し、最終接種から14日間が経過し、新型コロナウイルスに感染している症状のない人。ワクチン接種者も、入国申告書記入義務あり。


ワクチンの接種については以下が認められている。

・チェコ国内又はEU諸国内にてワクチン接種を受けた認証を持っている人。

・EU諸国外の国でワクチンを受けている場合は、英語で書かれた書面上の接種証明書又はEUの認める電子認証を所持し、EMAが登録又はWHOが緊急使用として承認しているワクチンである場合。書面による証明書は、所定の内容が記載されており、書面上の証明書から遠隔で内容を直接確認できること。


② これまで新型コロナウイルスに感染したことがあり、陽性が初めて確認された検査から11日以上180日以下の期間にあり、新型コロナウイルス電子認証に関するEU規則に基づいて発行された認証を持っている人。感染証明を持っている人も、入国申告書記入義務あり。


チェコへ向けて出発する前の滞在国にて新型コロナウイルスに感染し、隔離終了したことを証明する外交覚書を持っている人。入国申請書記入義務あり。


④ 6歳未満の子ども

  6歳未満の子どもは、入国申告書記入義務対象外。

⑤ 12時間以内にチェコ国内を通過する人。

⑥ 国際運送業の作業員

など。


<各感染リスクレベルに応じた入国規定>

感染度が低い国(緑色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔 離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが中程度の国(オレンジの国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが高い国(赤色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)


感染リスクが高い国(濃い赤色の国)

入国申告書(Public Health Passenger Locator Form) の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)


感染リスクが極端に高い国(黒色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの渡航開始前に、陰性結果(書面又は所定認証で、48時間以内に受けた抗原検査又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果)を所持。

③ チェコへ入国後、24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を所持。(国境検問にて要請に応じて提示)

④ 入国申告書、検査結果及び入国後24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

⑤ チェコへ入国後、10日~14日目に再度PCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。

⑥ PCR検査陰性結果が出るまで、自主隔離。


「EU諸国以外の国の国民で、チェコが発行した滞在許可を持っていない人、又はチェコ以外のEU諸国プラス*の発行した滞在許可又は永住許可を持っていない人について、現在住んでいる国が感染リスク低ではない場合、現在、チェコへの入国は禁止されている。この禁止の例外は、保健省の感染対策(II./2及びII./3)**に記載されている」(内務省のホームページから)

→9月20日(月)より、日本は濃い赤色の国となったため、チェコが発行した滞在許可を持っていない人、又はチェコ以外のEU諸国(EU諸国+)の発行した滞在許可又は永住許可を持っていない人に対するチェコへの入国は、9月20日(月)より不可能となっている。


<情報源>

https://ct24.ceskatelevize.cz/specialy/koronavirus/3401874-pandemie-ve-svete-nemecko-zvazuje-zprisneni-pro-neockovane-peking-hlasi

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