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執筆者の写真Miwatis Praha

2021年3月27日 チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2021年6月3日

新規感染者数 減少

春の外気温上昇と感染速度


緊急事態(2月27日~)が4月11日(日)まで延長となりました。


3月1日(月)から、人の移動の制限、営業可の店舗制限、マスク着用義務などが厳しくなっています。詳しくは、2月26日ブログをご覧ください(別の地方へ移動する際に必要な、内務省作成の証明書の様式についても記載)


3月1日導入規制が、3月22日(月)より一部緩和、余暇の時間を過ごすことのできる範囲が地方(okres)に拡大されています(4-1をご参照ください)。



<目次>

1.国内コロナウイルス感染状況

1-1.感染状況

1-2. PESシステム チェコのリスク指標

1-3.チェコ各地における直近7日間人口10万人当たりの感染者数

2.今日の動き

今日の動き(今日のニュース)

3.EU内の感染状況比較(ECDCのデータ 2021年3月25日アップデート

4.国内規制

4₋1. 規制変更内容(2021年3月18日アップデート

4-2. 12月27日からの規制レベル5導入内容

4-3. 隔離(検疫隔離・陽性隔離)(2021年3月9日アップデート

4-4.マスク着用規定(2021年3月18日アップデート

5.外国への渡航

5₋1. チェコへの入国規定(2021年2月5日アップデート

5-2.各国の感染リスク度表示(2021年3月26日アップデート

5-3.外国渡航に関する情報(2021年3月26日アップデート

1.新型コロナウイルス感染状況

1-1.チェコの感染状況

3月26日(金)の新規陽性者数:7,654人

(1週間前の金曜日より2052人少ない)


PCR検査実施数累計:6,160,732件

PCR検査実施数(当日):25,413件

抗原検査実施累計:5,710,810件

抗原検査実施数(当日):109,688件


全検査の陽性率(3月26日現在):28.82%(27.39%)

*7日間の移動平均

予防接種実施数(3月26日)

累計:1,547,317

昨日の投与数:39,445

・今日の感染状況(https://koronavirus.mzcr.cz/

3月27日(土)8時00分におけるチェコ保健省の発表

現在の陽性者総数:今日、3月20日までアップデートされている。3月14日の16万2285人をピークに、20日は14万6263人まで減少している。

治った人の数:1,299,930人

現在の入院患者数:7,858人(前日から107人減)

累計感染者数:1,511,021人

累計死亡者数: 25,639人(前日から139人増)


・入院患者数と重症者数

3月26日(金)現在

入院患者数:7858人(前日の7965人から107人減、8186人から328人少ない)

(前日の数字が、7965人から8186人へ修正されている)

重症者の数:1845人(前日の1860人から15人減、1890人より45人少ない)

(前日の数字が、1860人から1890人へ修正されている)


*1週間前3月19日の入院患者数は8774人、重症者の数は2002人だった。


・プラハの感染状況

3月26日(金)

新規陽性者数:763人

3月27日(土)8時現在

現在の陽性者総数:(記載なし)

治った人の数:148,347人

累計感染者数:170,250人

累計死亡者数:2,366人


各州の状況:

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje



1-2. PESシステム リスク指標(2021年3月27日現在)

リスク指標 規制レベル(相当)

チェコ全域 56↓     3


指標は規制レベル3に相当するが、12月27日から、実際に導入されている規制はレベル5。


3月27日現在の指標56の内訳

値  評価スコア

1110.6 20

840.2 16

0.79 0

39.6% 20

0

0

合計 56

保健省コメント:R値の減少により、指標が56になった。

<上記指標の内容 >

1月6日よりPESシステム指標のパラメーターが変更になった。

新しいパラメーターは以下のとおり。(保健省1月7日発表)

① 新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)

② 65歳以上の新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)

③ R値(簡易)

④ 入院後に陽性が判明した件数の割合(過去直近2週間における人口10万人当たり)

⑤ 65歳以上の新規感染者数増加の有無

⑥ 入院後に感染が判明した件数増加の有無



1-3. チェコ各地における直近7日間人口10万人当たりの感染者数

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19) (2021年3月27日8時発表のデータ)


 昨日 今日

プラハ 4441 335.35 4564 344.64

<中央ボヘミア州>

ベネショフ 327 328.93 357 359.1

ベロウン 559 588.06 573 602.79

クラドノ 778 467.31 806 484.13

コリーン 603 587.59 591 575.89

クトナー・ホラ

328 432.56 336 443.11

ムニェルニーク

518 473.92 526 481.24

ムラダーボレスラフ

882 676.56 877 672.73

ニンブルク 369 365.76 561 556.07

プラハ東部 781 421.76 785 423.92

プラハ西部 463 310.03 494 330.79

プシーブラム 571 496.07 572 496.94

ラコブニーク 286 514.74 310 557.94

<南ボヘミア州>

チェスケーブジェヨビツェ

1021 521.18 1149 586.51

チェスキー・クルムロフ

332 539.35 326 529.6

インドジフーフ・フラデツ

650 716.71 685 755.3

ピーセク 424 592.29 425 593.68

プラハチツェ 207 406.06 240 470.79

ストラコニツェ

368 519.98 322 454.98

ターボル 570 555.58 608 592.62

<ピルゼン州>

ドマジュリツェ

177 285.2 222 357.71

クラトビ 324 374.98 397 459.46

ピルゼン北部 313 391.35 355 443.87

ピルゼン市内 793 408.17 860 442.66

ピルゼン南部 306 481.98 353 556.01

タホフ 200 368.08 192 353.36

ロキツァニ 198 401.22 216 437.7

<カルロビ・バリ州>

へプ 82 89.49 81 88.4

カルロビ・バリ

235 204.67 200 174.19

ソコロフ 185 209.72 194 219.92

<ウースチー州>

ジェチーン 846 653.07 925 714.05

ホムトフ 588 470.6 607 485.81

リトムニェジツェ

649 542.33 703 587.46

ロウニ 496 572.15 499 575.61

モスト 727 650.8 670 599.78

テプリツェ 617 478.03 707 547.76

ウースチー・ナト・ラベム

648 543 665 557.24

<リベレツ州>

チェスカー・リーパ

779 754.11 779 754.11

ヤブロネツ・ナド・ニソウ

561 618.75 533 587.87

リベレツ 912 519.29 846 481.71

セミリ 271 365.74 249 336.05

<フラデツ・クラーロベー州>

フラデツ・クラーロベー

475 289.14 434 264.18

イチーン 289 361.05 343 428.51

ナーホト 273 248.28 240 218.27

トルトノフ 230 194.95 232 196.65

リフノフ・ナト・クニェジュノウ

281 353.98 308 387.99

<パルドゥビツェ州>

フルジム 594 567.81 642 613.69

パルドゥビツェ

831 473.66 848 483.35

スヴィタヴィ 509 487.86 583 558.79

ウースチー・ナド・オルリツィー

662 478.76 735 531.55

<ビソチナ州>

ハヴリーチクーフ・ブロト

364 383.5 404 425.64

イフラバ 561 493.72 580 510.44

ペルフジモフ 422 583.66 393 543.55

トシェビーチ 454 409.71 508 458.44

ジュジャール・ナト・サーザボウ

517 437.55 605 512.03

<南モラビア州>

ブランスコ 482 441.65 494 452.65

ブルノ市内 1084 284.26 1150 301.56

ブルノ郊外 809 360.13 832 370.37

ブジェツラフ 452 388.68 519 446.29

ホドニーン 612 397.55 708 459.91

ビシュコフ 421 456.22 401 434.55

ズノイモ 440 384.78 490 428.51

<オロモウツ州>

イェセニーク 98 258.11 90 237.04

オロモウツ 1020 433.17 1141 484.56

プロスチェヨフ

309 284.41 315 289.93

プシェロフ 527 406.91 557 430.08

シュンペルク 416 345.47 485 402.77

<モラビア・シレジア州>

ブルンタール 389 424.69 389 424.69

フリーデク・ミーステク

757 357.31 898 418.34

カルビナー 852 345.89 918 372.68

ノビー・イチーン

508 335.14 528 348.34

オパバ 648 367.69 663 376.2

オストラバ市内

1024 319.86 1092 341.1

<ズリーン州>

クロムニェジーシュ

305 289.53 288 273.39

ウヘルスケー・フラジシチェ

435 305.85 473 332.57

フセチーン 531 370.46 518 361.39

ズリーン 676 352.72 730 380.9



2.今日の動き(今日のニュース)

●感染状況

・昨日3月26日(金)の新規感染者数は、先週金曜日より2052人少なかった。2週間前の金曜日と比較すると、約半数(14956人から7654人)に減少。


・入院患者数も、先週に比べて約900人減少。


・R値が0.81から0.79へ減少し、PES指標が56になった。


・現在の各地における感染状況

(過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数)

インドジフーフ・フラデツ  755人

チェスカー・リーパ 754人


新規感染者数が最も低い地方

ヘプ 88人

*1月~2月にかけて感染が著しく拡大し、当地の病院から地方へ患者が移送されたヘプ地方において、現在、新規感染者数が最も低くなっている。


●春の気温上昇と新型コロナウイルス フレグル進化生物学者の見解

 カレル大学自然科学部のヤロスラフ・フレグル進化生物学者は、春になって外気温が上昇してきているため、感染拡大が3割ほど遅くなる可能性があり、今後数日間、気温の高い日が続けば、日当たり新規感染者数が大幅に減ると思うと述べた。


●プラガ教育大臣の発言

 昨日の下院議会決定に基づき、政府は基礎学校第一段階及び保育園の通常授業・通園開始を4月12日から行うよう手配することになっている。今日、プラガ教育大臣は、大統領との会談後、記者団に対し、期限を守ることができると考えているが、疫学専門家及び保健省の決定に左右されることを述べた。同時に、ゼマン大統領は4月12日の通常授業再開について懐疑的であることを報告した。


 下院議会は、3月末までに学校における通常授業再開プランを作成するよう要請したが、プラガ教育大臣は、基本案はすでに作成済みであることを述べた。


●緊急事態に締結した契約書

 昨日、下院議会は、緊急事態下にて締結した各種売買契約書の公開を拒否した。バビシュ首相は、今日、「下院の判断に全く合意できない。全くもってナンセンスだ。各大臣が締結した契約書はすべて公開しなくてはならない、隠すものは何もない」と自己のツイッターにてコメントした。


●ドイツ 明日0時から国境閉鎖解除

 今日の24時から、ドイツはチェコ、スロバキア、オーストリアのチロル地方を新型コロナウイルス変異株が発生している国のリストから除外するため、2月14日より続いた国境検問が終了する。これまで貨物トラック運転手、及び重要とされる分野で働く日帰り通勤者に限定してドイツへの入国が認められていたが、今後はその他の人もドイツへの入国が可能になる。但し、28日以降もリスクの高い国に指定されるため、検査結果陰性の提示、及び隔離が義務付けられる。



3. EU諸国の感染状況比較(ECDCのデータ)

直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(①)

及び人口100万人当たりの死亡者(②)

(2021年3月25日アップデート)


2021年11週目(11週目は3月15日~3月21日)


チェコは今週になり2番目

 ① ②

1.  エストニア 1520.79 97.82

2.  チェコ 1328.25 273.80

3.  ハンガリー 1145.70 252.11

4.  ポーランド 716.70 106.64

5.  ブルガリア 620.23 202.12

6.  キプロス 601.35 11.26

7.  スウェーデン 597.10 13.75

8.  マルタ 586.32 75.79

9.   フランス 562.05 55.04

10. イタリア 517.91 86.47

11. スロベニア 507.48 42.94

12. オランダ 481.38 24.59

13.スロバキア 466.92 216.75

14. オーストリア 447.61 33.48

15. ルクセンブルク 442.42 89.44

16. ベルギー 439.75 30.64

17. ラトビア 371.03 68.67

18. ルーマニア 363.68 67.52

19. ギリシャ 298.59 65.68

20. クロアチア 275.52 43.62

21.リトアニア 247.31 53.68

22. ノルウェー 223.55 3.17

23. ドイツ 194.83 33.43

24. デンマーク 189.14 3.61

25. フィンランド 172.86 6.15

26. アイルランド 148.66 33.24

27. スペイン 143.31 44.51

28. リヒテンシュタイン

110.98 0.00

29. ポルトガル 71.09 21.27

30. アイスランド 15.10 0.00


*赤字は先週から増加。



4. 国内規制

4-1. 規制変更内容

① 2021年3月1日からの規制内容

2月26日ブログをご参照ください。


●3月22日(月)からの規制緩和(3月18日政府発表)

・余暇の時間(散歩、運動する時)に移動できる範囲を地域自治体(obce)から、地方(okres)へ拡大する。


・他の地方(okres)への移動は、22日以降も引き続き禁止する。(通勤、通勤、ケアを必要とする人を訪問するなどは例外)


●2021年2月14日に発表された規制変更

役所における受付時間:受付時間の制限を解除し、役所にて手続きする申請者が列を作って待たなくてもよいようにする。


② 宿泊施設:これまで、医療従事者が勤務のために宿泊することを認めていたが、今後は、遠距離に入院している家族の同伴などの必要から宿泊することも認める。


③ 図書館:事前予約した本の窓口による貸し出し、借りた本の返却も窓口による返却のみを認め、FFP保護マスクの着用を義務付ける。


④ 企業の代表機関:企業の代表機関選挙、代表機関会議などの実施を認める(参加は最高50名まで可)。参加人数が10人以上の場合は、保護具(医療用マスク又はFFP2クラスのマスク)を着用し、2メートルの社会距離を保ち、参加者各自が抗原検査を受けることを義務付ける。


4-2.PES規制内容

現在の規制レベルはレベル5

レベル5(紫)

①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所

②屋内及び屋外における集会人数:2人

③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大15人

④病院・社会福祉施設の面会:基本的に禁止(規定された例外を除く)

⑤自由な移動:夜間外出禁止21時~5時

⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定し、必要不可欠な手続きに限り受け付け(テレワークの導入)(2月14日から受付時間制限解除)

⑦宿泊施設:制限あり

⑧学校:遠隔授業(保育園、特別支援学校、基礎学校第一学年及び第二学年+特別なケースを除く)

⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)許可、アマチュアスポーツ禁止

⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大2人

⑪プール・ウェルネス:閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)

⑫文化関係:文化関係の催し禁止。プロの芸術家は特別な対策に基づく。

⑬博物館・ギャラリー:閉館

⑭城・歴史記念物:閉場

⑮図書館:非接触による貸し出し・返却

⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:閉鎖

⑰飲食店:外出禁止時間外のテイクアウト

⑱公共の場所における飲酒:禁止

⑲店舗(ショッピングモール):生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。

⑳小売店:生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。

㉑その他のサービス業・営業所:閉鎖。

㉒事業者(製造業・倉庫業):稼働上の対策*。検査義務。

㉓事業者(事務職・その他の営業):可能な限りテレワーク。検査推奨。

㉔温泉療養所:健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。

㉕刑務所における面会:禁止

㉖緊急事態の必要性:必要あり

㉗規制順守チェック:警察及び自治体

<スキー場>

宿泊施設:閉鎖

リフト、ゲレンデ、スキースクール、運動場:閉鎖

スキーレンタル:閉鎖(オンライン営業は可)

ロープウェイ:スキー客以外の観光客

(徒歩による遠足、クロスカントリー、スキーアルピニズム)のみ


4-3.隔離(検疫隔離・陽性隔離)



・南ア型変異株の場合の隔離期間

南ア型変異株が確認された陽性者の隔離期間が、2021年3月9日から変更になった。陽性が確認された第一回目の検査日から数えて14日後まで隔離することが義務付けられ、その後PCR検査2回目の受検にて陰性であることが条件づけられる。


<隔離(検疫隔離、陽性隔離の双方)の例外(2021年3月1日から)>

感染者と接触しても以下の人は隔離(検疫隔離、陽性隔離の双方)を免除する。

・ラボの判定で新型コロナウイルスに感染したことがわかっており、感染から90日以内の人。

・ワクチン接種が完了している人。2回投与ワクチンの場合は、2回目の投与終了後、2週間が経過している人。1回投与ワクチンの場合は、投与後2週間が経過している人。

4-4.マスク着用規定

3月1日から以下の場所にて、マスク(FFP2保護マスク*、サージカルマスク1枚)着用を義務付ける**。

*ろ過効果(filtration efficiency)95%以上のマスク。

(ブログ作成者注:薬局では、BFE bacterial filtration efficiencyとして表示されている)

**3月1日から、布マスク、スカーフなどは認めない。(2月22日発表)


<地域自治体(obec)内の屋外>

・地域自治体の建造物のある場所(市街地・住宅地など)

人との距離にかかわらず、屋外でも常時着用。(最低サージカルマスク1枚)


・地域自治体内の建造物のない場所(森林など)

2メートルの社会距離を維持できない場合にマスク着用。

例外:例えば、森林などに一人、又は家族と行く場合は必要なし。


以下の場所では、FFP2保護マスクを義務付ける。

(サージカルマスク2枚重ねは認められない)

・店舗

・サービス業営業所

・医療機関(外来のある医療機関)

・社会福祉施設(高齢者施設、身体障害者施設など)

・国際空港

・公共交通機関内

・公共交通機関のプラットホーム、駅、待合室

・自動車内(同一家庭に住む人のみが乗車している場合は例外)

15歳以下の子どもは、FFP2保護マスクの子ども用が入手不可能のため、例外。


・3月22日から、建造物のある場所(市街地、住宅地など)において、人と2メートル以上の社会距離がある場合は、運動時のマスク着用義務を免除する。(3月18日政府決定)


<使用者(企業)におけるマスク着用>

企業の屋内にて常時マスク着用を義務付ける。

例外:社員が一人でいる場合、又は仕事上、マスク着用がどうしても困難な場合など。


<使用者(会社側)の義務>

3月1日から、使用者に対し、被用者にマスクを提供する義務を課す。

例:店舗の場合は、FFP2保護マスク、役所職員の場合は、サージカルマスクなど。


5. 外国への渡航

5-1.チェコへの入国規制

●2月5日からのチェコ入国規制(保健省発表)

チェコ保健省は、今日、2月5日から有効になるチェコへの入国規定を発表した。

各国の感染リスク度により、チェコへ入国する際の規制が異なる。

(各国の感染リスク度は、以下の「各国の感染リスク度表示」をご参照ください)


●2月15日より、以下の国からチェコへ帰国するに際し、以下の国における滞在時間が12時間以上になる場合、該当する規制が課せられるよう変更になった。


日本は、濃い赤色の国の取り扱いとなる。


濃い赤色の国(感染リスクの非常に高い国)

当該国からチェコへ渡航する者(外国人、チェコ人双方)に以下の義務を課す。

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/)を記入。

出発前72時間以内に受検したPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

チェコへ入国後5日目以降に、チェコ国内にて受けた2回目のPCR検査の結果を提示。2回目の陰性結果提示までは隔離(自宅待機)。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、N95、 N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


赤色の国(感染リスクの高い国)

当該国からチェコへ渡航する者(外国人、チェコ人双方)に以下の義務を課す。

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/を記入。

陰性結果(書面)を所持。検査は、抗原検査又はPCR検査。

抗原検査の場合は、出発前24時間以内の受検。

PCR検査の場合は、出発前72時間以内の受検。

チェコへ入国後5日目以降に、チェコ国内にて受けた2回目のPCR検査の結果を提示。2回目の陰性結果提示までは隔離(自宅待機)。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、KN95、N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


オレンジ色の国(感染リスク中程度の国)

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/)を記入。

陰性結果(書面)を所持。検査は、抗原検査又はPCR検査。

抗原検査の場合は、出発前24時間以内の受検。

PCR検査の場合は、出発前72時間以内の受検。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、KN95、N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


緑色の国(感染リスクが低い国)

当該国からチェコへ渡航する者に対する制限は一切なし。

以上の例外:

・国際運送及びトランジット

・国境を越えて日帰りで通勤する人、国境を超えた外国にいる自分の子どもを交代で世話している人、など。

5-2.各国の感染リスク度表示

保健省は、3月26日、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2021年3月29日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

オーストラリア

アイスランド

韓国

ニュージーランド

シンガポール

タイ

バチカン


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国) アイルランド

ポルトガル(マデイラを除く)

バレアレス諸島


赤色の国(感染リスクが高い国)

ベルギー

デンマーク

フィンランド

クロアチア

リヒテンシュタイン

リトアニア

ラトビア

ルクセンブルク

モナコ

オランダ(本土のみ)

ノルウェー

オーストリア

ルーマニア

ギリシャ

スロバキア

ドイツ

スペイン(カナリア諸島を含む)

スイス

マデイラ


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

2021年2月1日付保健省保護対策(MZDR 20599/2020-51/MIN/KAN) 第III.1項に基づき、欧州諸国及び欧州外の第三国で上記リストに記載されていない国は、新型コロナウイルスに感染するリスクが非常に高い国とする

日本は2月5日から「濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)」となっている。

https://koronavirus.mzcr.cz/wp-content/uploads/2021/03/Sd%C4%9Blen%C3%AD-Ministerstva-zdravotnictv%C3%AD-kter%C3%BDm-se-vyd%C3%A1v%C3%A1-seznam-zem%C3%AD-nebo-jejich-%C4%8D%C3%A1st%C3%AD-s-n%C3%ADzk%C3%BDm-st%C5%99edn%C3%ADm-a-vysok%C3%BDm-rizikem-n%C3%A1kazy-onemocn%C4%9Bn%C3%AD-covid-19-s-%C3%BA%C4%8Dinnost%C3%AD-od-22.-3.-2021.pdf


5-3.外国渡航に関する情報

各国の感染危険度に応じた渡航規制はこちらをご参照ください。

(チェコ語)


隣国がチェコに対して設けている規制

<オーストリア>

・12月19日から、オーストリア入国の際、陰性の検査結果を持っていても10日間の検疫隔離が義務付けられる(日帰り勤務者、学生、オーストリア国内通過目的の入国は当該義務免除)。検疫隔離は、入国後5日してから抗原検査又はPCR検査を受け、陰性であれば解除される。

 1月14日(木)から、チェコからオーストリアへ越境可能な場所が17か所に制限され、残りの42か所は防護柵にて閉鎖される。検査・検疫隔離の規定について現行規定から変更なし。

 2月10日から国境を越えて入国する人に対して規制が強化し、日帰り通勤している人に対しても、1週間に1度、7日以内に受けた抗原検査又はPCR検査の陰性結果提示を義務づける。越境前にインターネット上による登録も必要になる。


<スロバキア>

・2月17日(水)より、チェコからの入国者に対して入国申告(様式はこちら:http://korona.gov.sk/ehranica)、最低8日間の隔離(自宅待機)、隔離は最低8日目にPCR検査を受けて陰性であれば終了可。日帰り通勤者、学生、芸術家などは、過去直近7日間以内に受けた検査(抗原検査又はPCR検査)の陰性結果を所持すること。スロバキア国内通過(トランジット)と国際貨物ドライバーは検査結果提示が免除される。


<ドイツ>

・ドイツは、2月14日(日)から、チェコ及びオーストリアのチロル地方をコロナウイルス変種多発地域に指定し、国境におけるコントロールを強化する。3月3日、期間を2週間延長し、3月17日までとすることを発表した。(事実上、国境閉鎖)3月17日、期間をさらに2週間延長することを発表した。

 ザクセン地方へは、医療、社会福祉ケア、農業において日帰り通勤している人のみが、毎日検査を受けることを条件に入国許可される。ドイツ側では、一日1000チェココルナ程度の宿泊手当を提供し、ドイツ側での滞在を推奨している。

 バイエルン州への入国制限は、現在、日帰り通勤者は例外になる。同州政府は、被用者の職務が必須であることを述べた使用者の宣言書が提示される場合に例外とすることを決定した。

 チェコ鉄道は、2月14日からドイツ・チェコ間の列車運行を取りやめる。

(国際貨物ドライバー、日帰り通勤者に対して、国境にて検査(結果が出るまで3時間)が行われているため、国境によっては渋滞が発生している)


ドイツは、3月28日(日)から、チェコ、スロバキア、オーストリアのチロル地方について、新型コロナウイルス変異株の感染地域リストから外すことを3月26日、発表した。3月28日から、貨物トラック運転手は検査を受けずに入国が可能になる。

 しかし、28日以降もチェコは依然として、感染度の高い地域として残る。

 ザクセン州及びバイエルン州は、変異株感染地域からの入国者に対して、2週間の隔離を義務付けており、受検による隔離期間短縮を認めていないが、日曜日以降は、ドイツ入国後の隔離期間が10日間になり、5日目に検査結果が陰性であれば隔離終了が可能になる。

 観光目的の入国は日曜日以降も依然として許可されない。

 

<アフリカ>

2021年2月26日から、新型コロナウイルス(特に、南アフリカ変異株)の感染リスクが極めて高い国(以下の国)への旅行を禁止する。

ボツワナ、ブラジル、エスワティニ(スワジランド)、南アフリカ、ケニア、レソト、マラウイ、モザンビーク、タンザニア、ザンビア、ジンバブエ


<情報源>

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3289405-za-dva-tydny-spadl-pocet-nove-nakazenych-na-polovinu-opatreni-plati-dal


注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネット、外国のメディアなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。

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