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執筆者の写真Miwatis Praha

2021年4月14日 チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2021年4月22日

政府の混乱

ブラジル型変異株 危険度低

4月12日(月)から規制が一部解除されています。

(4₋1①をご覧ください。政府発表は4月6日、9日のブログに記載しています)



<目次>

1.国内コロナウイルス感染状況

1-1.感染状況

1-2. PESシステム チェコのリスク指標

1-3.チェコ各地における直近7日間人口10万人当たりの感染者数

2.今日の動き

今日の動き(今日のニュース)

3.EU内の感染状況比較(ECDCのデータ 2021年4月8日アップデート)

4.国内規制

4₋1. 規制変更内容(2021年4月10日アップデート)

4-2. 12月27日からの規制レベル5導入内容

4-3. 隔離(検疫隔離・陽性隔離)(2021年3月9日アップデート

4-4.マスク着用規定(2021年3月18日アップデート

5.外国への渡航

5₋1. チェコへの入国規定(2021年4月3日アップデート

5-2.各国の感染リスク度表示(2021年4月9日アップデート)

5-3.外国渡航に関する情報(2021年4月14日アップデート

1.新型コロナウイルス感染状況

4月13日(火)の新規陽性者数:5033人

先週火曜日より、546人多い。


PCR検査実施数累計:6,484,439件

PCR検査実施数(当日):21,750件

抗原検査実施累計:8,387,728件

抗原検査実施数(当日):154,144件


全検査の陽性率(4月13日現在):20.75%(19.2%)

*7日間の移動平均

予防接種実施数(4月13日)

投与数:53,527

累計:2,209,859

・今日の感染状況(https://koronavirus.mzcr.cz/

4月14日(水)8時00分におけるチェコ保健省の発表

現在の陽性者総数:今日、4月7日までアップデート。

3月14日の16万1124人をピークに、4月7日7万4312人まで減少している。

チェコテレビ発表の保健省データでは、4月14日81,118人

治った人の数:1,480,882人

現在の入院患者数:5,129人(前日から219人減)

累計感染者数:1,590,124人

累計死亡者数: 28,124人(前日から86人増)


・入院患者数と重症者数

4月13日(火)現在

入院患者数:5129人(前日の5348人から219人減、5528人から399人少ない)

(前日の数字が、5348人から5528人へ修正されている)

重症者の数:1098人(前日の1144人から46人減、1170人より72人少ない)

(前日の数字が、1144人から1170人へ修正されている)


*1週間前4月6日の入院患者数は7081人、重症者の数は1442人だった。


・プラハの感染状況

4月13日(火)

新規陽性者数:432人

4月14日(水)8時現在

現在の陽性者総数:(記載なし)

治った人の数:167,544人

累計感染者数:178,045人

累計死亡者数:2,565人


各州の状況:

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje



1-2. PESシステム リスク指標(2021年4月14日現在)

リスク指標 規制レベル(相当)

チェコ全域 65→*     3

*前日の指標が、グラフ上では60から65に修正されている。


指標は規制レベル3に相当するが、12月27日から、実際に導入されている規制はレベル5。


4月14日現在の指標65の内訳

値  評価スコア

539.1 16

416.5 13

1.07 9

40.1%    25

⑤ 無 0

⑥ 有 2

合計 65

保健省コメント:指標は前日と同じ。

(今日になり、グラフ*上にて昨日の指標が60から65へ修正されているため。指標のパラメーターを示す表**では60のまま)

*https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/pes

**https://www.mzcr.cz/tiskove-centrum-mz/denni-souhrn-testu-na-covid-19-a-hodnoceni-indexu-rizika-pro-protiepidemicky-system-pes-k-13-4-2021/


(ブログ作成者のコメント:R値が1.05から1.07へ上昇)


<上記指標の内容 >

1月6日よりPESシステム指標のパラメーターが変更になった。

新しいパラメーターは以下のとおり。(保健省1月7日発表)

① 新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)

② 65歳以上の新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)

③ R値(簡易)

④ 入院後に陽性が判明した件数の割合(過去直近2週間における人口10万人当たり)

⑤ 65歳以上の新規感染者数増加の有無

⑥ 入院後に感染が判明した件数増加の有無



1-3. チェコ各地における直近7日間人口10万人当たりの感染者数

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19) (2021年4月14日8時発表のデータ)


 昨日 今日

プラハ 2277 171.94 2077 156.84

<中央ボヘミア州>

ベネショフ 220 221.3 233 234.37

ベロウン 225 236.7 196 206.19

クラドノ 348 209.03 288 172.99

コリーン 220 214.38 176 171.5

クトナー・ホラ

156 205.73 154 203.09

ムニェルニーク

238 217.75 181 165.6

ムラダーボレスラフ

355 272.31 261 200.21

ニンブルク 179 177.43 139 137.78

プラハ東部 280 151.21 286 154.45

プラハ西部 231 154.68 217 145.31

プシーブラム 199 172.89 188 163.33

ラコブニーク 130 233.97 128 230.37

<南ボヘミア州>

チェスケーブジェヨビツェ

701 357.83 604 308.32

チェスキー・クルムロフ

209 339.53 202 328.16

インドジフーフ・フラデツ

299 329.69 249 274.56

ピーセク 174 243.06 142 198.36

プラハチツェ 150 294.24 140 274.63

ストラコニツェ

60 84.78 106 149.78

ターボル 302 294.36 279 271.94

<ピルゼン州>

ドマジュリツェ

103 165.96 82 132.13

クラトビ 137 158.56 128 148.14

ピルゼン北部 146 182.55 121 151.29

ピルゼン市内 340 175.01 284 146.18

ピルゼン南部 107 168.54 102 160.66

タホフ 66 121.47 59 108.58

ロキツァニ 57 115.5 54 109.42

<カルロビ・バリ州>

へプ 44 48.02 47 51.29

カルロビ・バリ

126 109.74 121 105.38

ソコロフ 95 107.7 91 103.16

<ウースチー州>

ジェチーン 470 362.82 408 314.96

ホムトフ 288 230.5 261 208.89

リトムニェジツェ

313 261.56 278 232.31

ロウニ 258 297.61 241 278

モスト 341 305.26 339 303.47

テプリツェ 346 268.07 371 287.44

ウースチー・ナト・ラベム

346 289.93 323 270.66

<リベレツ州>

チェスカー・リーパ

395 382.38 348 336.88

ヤブロネツ・ナド・ニソウ

169 186.4 157 173.16

リベレツ 377 214.66 340 193.59

セミリ 116 156.55 111 149.8

<フラデツ・クラーロベー州>

フラデツ・クラーロベー

141 85.83 153 93.13

イチーン 93 116.18 95 118.68

ナーホト 96 87.31 85 77.3

トルトノフ 75 63.57 57 48.31

リフノフ・ナト・クニェジュノウ

105 132.27 94 118.41

<パルドゥビツェ州>

フルジム 298 284.86 281 268.61

パルドゥビツェ

392 223.44 337 192.09

スヴィタヴィ 268 256.87 299 286.58

ウースチー・ナド・オルリツィー

399 288.56 355 256.73

<ビソチナ州>

ハヴリーチクーフ・ブロト

187 197.02 171 180.16

イフラバ 385 338.82 361 317.7

ペルフジモフ 236 326.41 193 266.94

トシェビーチ 306 276.15 307 277.05

ジュジャール・ナト・サーザボウ

487 412.16 455 385.08

<南モラビア州>

ブランスコ 300 274.89 304 278.55

ブルノ市内 635 166.52 550 144.23

ブルノ郊外 464 206.55 418 186.07

ブジェツラフ 248 213.26 212 182.3

ホドニーン 426 276.73 371 241

ビシュコフ 217 235.15 179 193.97

ズノイモ 282 246.61 229 200.26

<オロモウツ州>

イェセニーク 72 189.63 64 168.56

オロモウツ 684 290.48 611 259.48

プロスチェヨフ

319 293.61 291 267.84

プシェロフ 341 263.3 297 229.32

シュンペルク 376 312.25 435 361.24

<モラビア・シレジア州>

ブルンタール 187 204.16 190 207.43

フリーデク・ミーステク

624 290.69 527 245.5

カルビナー 630 255.76 531 215.57

ノビー・イチーン

382 252.02 409 269.83

オパバ 365 207.11 358 203.14

オストラバ市内

799 249.57 809 252.7

<ズリーン州>

クロムニェジーシュ

260 246.81 250 237.32

ウヘルスケー・フラジシチェ

344 241.87 344 241.87

フセチーン 447 311.86 447 311.86

ズリーン 661 344.9 564 294.28



2.今日の動き(今日のニュース)

●感染の様子

・重症者数は減少傾向にある。

・入院患者数は昨日より少し減少したが、依然として5千人台。

・R値が1.07へ上昇。


●ジェチーン地方のブラジル型変異株

 ジェチーン地方で確認されたブラジル型変異株は、世界で新しく発見されている危険度の高い変異株ではなく、すでに昨年見つかった、感染力の劣る、危険度の低い変異株であることが判明した。さらに、先日確認されたサンプル以外に同変異株による感染が確認されておらず、ジェチーン地方の感染状況も悪化していない。


 ジェチーン地方では、予定通り、来週月曜日から学校の対面授業が開始する。


●チェコにおける変異種

・チェコでは、現在、以下の州にて各変異種が確認されている。 (各州衛生局にて確認されている内容をチェコテレビが発表)


英国型:(プラハ及び南モラビア州を除く*)全域

(*プラハ、南モラビア州の衛生局から回答なし)


英国型及び南ア型:リベレツ州、フラデツ・クラーロベー州、オロモウツ州、ズリーン州


英国型及びブラジル型:ウースチー州


このうち、危険度の高い変異種は、南ア型変異種であることが報道されている。


・チェコではこれまで確認されていなかった変異株が、数日前にモラビア・シレジア州にて確認されたが、スブルチノバー衛生主任は、疫学上、深刻な変異種ではなく、危険度は低いこと、確認された人数は3人、そのうち1人はスイスへ行ったことがわかっていると発表した。


・チェコでは、毎月500サンプルの変異株解析が行われている。これまで解析作業の費用は各ラボの予算枠内にて行われていたが、政府は今週、変異株解析作業に国家予算から1600万チェココルナを割り当てる決定を下した。そのため、保健省は、毎月のサンプル数8500件への増加を予測している。しかし、当プロジェクトの開始時期は依然として未定。


 野党からは、予算割当が遅いこと(キリスト教民主同盟)、昨年12月に政府に対し解析の必要性を主張したが、その頃オーストリアでは空港で解析作業を行っていた(海賊党)といった批判が出ている。


●ワクチン接種の進捗状況

 今日から65歳以上のワクチン接種受付が開始した。今日の午後5時現在で、11万2千人が登録している。バビシュ首相は、ワクチンの納入状況によるが、4月末までに60歳以上のワクチン接種受付を開始したいと述べた。


 昨日の時点で、ワクチン投与が完了している人(2回目の投与も受けている人)の数は、約77万人になっている。


●ハマーチェク副大臣のモスクワ訪問

 ハマーチェク副大臣は、自己のツイッターを通じて、来週月曜日、モスクワを訪問し、欧州医薬品庁によるスプートニクV認証後に行われるチェコへの供給について話し合うことを発表した。オランダがアストラゼネカ社のワクチンは全面的に使用しないことを決めたため、ハマーチェク副大臣は同じツイッターの中で、ワクチンは全世界から購入するため、オランダからアストラゼネカ社ワクチンを購入することもやぶさかではないと述べている。(オランダからのアストラゼネカ社ワクチンの購入について、バビシュ首相は今日の記者団からのインタビューで否定している)


●EUとファイザー

 フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長は、EUへ6月末までに、ファイザー・バイオンテック社のワクチンがさらに5千万投与分入荷することが決まったことを今日発表した。当初、秋(第4四半期)に納入するはずだったが、納期が繰り上がった。人口比に基づいて配分されるため、チェコへは120万投与分が入荷予定。


 ジョンソンエンドジョンソン及びアストラゼネカは、ワクチン接種後に血栓ができる報告が上がっていること、注文数量が満たされていないこと(アストラゼネカは、第1四半期の注文1億3千万投与分のうち、3千万投与分のみを納入、第2四半期は注文数量1億8千万投与分に対し、7千万投与分のみが納入する予定、ジョンソンアンドジョンソンは使用停止)から、EUは今後、両社との契約延長は見合わせ、ファイザー・バイオンテック社のワクチン購入を推進する意向を示している。


●「集会人数2人まで」の規定

 今日、下院議会にて、初めてアレンベルゲル保健大臣が議員に対して導入規制について報告し、19時を過ぎた時点で、パンデミック法に基づいた「集会」の解釈などについて議会で討議が行われている。


●新外務大臣

 ペトシーチェク外務大臣解任の後、ハマーチェク副大統領(内務大臣)は、ザオラーレク現文化大臣が外務大臣に就任し、外務大臣には月曜日の時点で、下院議員(社会民主党)でありナーホト市の市長でもあるヤン・ビルケ氏を推薦していた。しかし、ビルケ市長は文化面に詳しくないという批判が出され、ザオラーレク文化大臣は同職に留まることを希望したため、今日になり、社会民主党は内務省のヤクプ・クルハーネク次官(注:副大臣の職に相当するが、政治家ではない)を外務大臣として提案することを発表した。

 社会民主党が大統領に外務大臣の新候補者について通告したところ、大統領は異論ないことを発表している。クルハーネク次官は明日午後、大統領と面会する予定。バビシュ首相は、前任者よりも仕事がうまくいくと思うと述べている。


 クルハーネク次官は国民に知られていないこと、下院議員も初めて聞く名前であること、これまでハマーチェク副大臣が以前、下院議長を務めていた時のアドバイザーでもあり、ハマーチェク副大臣とこれまで関係が深いことから、野党からは反対の声が上がっている。中国企業(CEFC Europe)に勤務した経験もあり、中国との関係も指摘されている。


 昨日、共産党が政府を今後は寛容しないことを発表したため、野党の一部(SPD)からは不信任投票を行うべきとする意見が出ている。共産党は昨日の時点で、不信任投票を行うことになったら賛成するが、共産党から提案することはないと述べており、今日再度、同じ意見を表明した。その他の野党からは下院議会を解散し、10月まで待たずに総選挙を行うべきとしているため、野党として意見がまとまっていない。

 バビシュ首相は、共産党の協力なしに、10月まで政府を維持する意向を述べており、大統領も支持している。


●スロバキア

 スロバキアでは、病院の状況が改善され、来週月曜日から規制が緩和されるが、ワクチン接種はすでに40歳以上を対象に行われているが、高齢者の接種希望者が少ないことが指摘されている。


●企業における検査実施 「非合法」

 今日、最高行政裁判所は、企業における検査実施は非合法であるという見解を示した。

 原告側(は、従業員が陽性の場合、職場から帰宅し、医師と衛生局へ連絡しなければならない義務及び会社側による検査結果履歴の保管について取り消しを求めていた。最高行政裁判所は、該当する規制対策は非合法であるという判断を下したが、政府は同対策をすでに取り消して、3月28日から別途同様な対策を導入しているため、企業における検査実施は今日の決定により取り消されることなく、今後も継続する。裁判所は、今日の判断を下すにあたり、規制対策が導入された事由、保健省がなぜ社員に義務を課すことにしたのかの説明が不十分であり、不備があるため、原告側の提案を認めたと述べている。


 これまでにも別の原告から、企業における検査実施を非合法とする提案が出されていた。原告側は、企業における検査は医療行為であるため、患者からの合意を必要とし、患者には拒否する権利を認めるべきとするべきという内容を提案していたが、最高行政裁判所は、先週8日、同提案を却下した。しかし同時に、保健省の規制対策に全く不備がないわけではないことも言及していた。


●ドイツの国境検問終了

 今日にてドイツのチェコ国境における検問が終了するが、今後も日帰り通勤者は過去直近2日間に受けた検査結果の所持が義務付けられ、観光、買物によるドイツ入国は依然として禁止が続く。貨物トラックドライバーに対しては、ドイツ国内通過、又は72時間以内に出国する場合、検査結果陰性の提示は免除される。


●今後の経済動向予測

 今日、財務省は、2020年の実質GDP成長率が前年比にてマイナス5.6%と落ち込んだが、2021年は3.1%、2022年は3.7%成長する予測を発表した。

 失業率は、2019年2.0%、2020年2.6%に続き、2021年は3.6%、2022年は3.7%になると見込んでいる。



3. EU諸国の感染状況比較(ECDCのデータ)

直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(①)

及び人口100万人当たりの死亡者(②)

(2021年4月8日アップデート)


2021年12週目

(統計の対象は2週間 2021年12週目~13週目)

(12週目:3月22日~28日、13週目:3月29日~4月4日)


チェコは今週になり4番目

 ① ②

1.  ハンガリー 1117.87 355.90

2.  エストニア 1007.32 115.13

3.  ポーランド 988.81 148.58

4.  チェコ 808.75 210.12

5.  フランス 801.94 64.96

6.  スウェーデン 739.16 8.33

7.  ブルガリア 713.17 225.85

8.  スロベニア 673.14 52.48

9. キプロス 618.80 20.27

10. オランダ 571.72 19.47

11. クロアチア 551.36 73.19

12. ベルギー 550.62 38.45

13. オーストリア 491.50 39.66

14. イタリア 489.40 102.08

15. ルクセンブルク 470.21 51.11

16. ルーマニア 399.03 99.44

17. リトアニア 389.11 46.17

18. ラトビア 351.00 55.04

19. ギリシャ 306.79 73.61

20. スロバキア 295.54 181.39

21. ドイツ 272.53 27.64

22. ノルウェー 218.63 5.03

23.マルタ 186.57 50.53

24. スペイン 174.34 47.32

25. リヒテンシュタイン

162.59 0.00

26. アイルランド 152.06 26.39

27. フィンランド 138.71 6.88

28. デンマーク 129.15 4.81

29. ポルトガル 55.52 9.81

30. アイスランド 29.11 0.00


*赤字は先週から増加。



4. 国内規制

4-1. 規制変更内容

① 4月12日からの規制一部解除

・幼稚園年長組(今年小学校入学する園児)の通園

・基礎学校第一段階(1年生~5年生)を対象に対面授業再開(1クラスを2グループに分け、1週間ごとに、対面授業と遠隔授業を交替で行うローテーション制)

*ジェチーン地方は学校閉鎖を1週間延長。


・一部店舗・サービス業の閉鎖解除(文房具店、子供服・靴、自動車・機械のスペアパーツ販売、洗濯・クリーニング店、鍵製造・販売、家庭用品修理店、ファーマーズマーケット、花輪・ろうそくなど葬儀・墓参り必需品販売)

営業時間は、6時~22時まで。


・動物園・植物園(屋外のみ。入場許容人数2割にて入場制限)

・図書館(店舗の入場制限と同様の入場制限)


・地方(okres)間の移動禁止解除


・外出禁止(21時~)の解除。


・別の家庭との集会制限も解除。但し、屋内、屋外ともに2人まで。

(家族、職場における同僚は例外)


・アマチュアスポーツでは、2人組を1グループとし、6グループまで(つまり12人まで)のトレーニングを許可する。グループ間の距離は最低2メートル維持すること。この形式のトレーニングに参加するために、抗原検査受検の必要なし。マスク着用義務を免除。


・屋内における運動は、プロ選手のみに許可される。アマチュアスポーツは屋外のみを認める。


<4月12日以降も継続する規制>

・集会人数(上記)

・飲食店 閉鎖

・上記以外の店舗・サービス業は閉鎖

・保護マスク着用


●2021年2月14日に発表された規制変更

役所における受付時間:受付時間の制限を解除し、役所にて手続きする申請者が列を作って待たなくてもよいようにする。


② 宿泊施設:これまで、医療従事者が勤務のために宿泊することを認めていたが、今後は、遠距離に入院している家族の同伴などの必要から宿泊することも認める。


③ 図書館:事前予約した本の窓口による貸し出し、借りた本の返却も窓口による返却のみを認め、FFP保護マスクの着用を義務付ける。


④ 企業の代表機関:企業の代表機関選挙、代表機関会議などの実施を認める(参加は最高50名まで可)。参加人数が10人以上の場合は、保護具(医療用マスク又はFFP2クラスのマスク)を着用し、2メートルの社会距離を保ち、参加者各自が抗原検査を受けることを義務付ける。


4-2.PES規制内容

現在の規制レベルはレベル5

レベル5(紫)

①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所

②屋内及び屋外における集会人数:2人

③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大15人

④病院・社会福祉施設の面会:基本的に禁止(規定された例外を除く)

⑤自由な移動:夜間外出禁止21時~5時

⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定し、必要不可欠な手続きに限り受け付け(テレワークの導入)(2月14日から受付時間制限解除)

⑦宿泊施設:制限あり

⑧学校:遠隔授業(保育園、特別支援学校、基礎学校第一学年及び第二学年+特別なケースを除く)

⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)許可、アマチュアスポーツ禁止

⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大2人

⑪プール・ウェルネス:閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)

⑫文化関係:文化関係の催し禁止。プロの芸術家は特別な対策に基づく。

⑬博物館・ギャラリー:閉館

⑭城・歴史記念物:閉場

⑮図書館:非接触による貸し出し・返却

⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:閉鎖

⑰飲食店:外出禁止時間外のテイクアウト

⑱公共の場所における飲酒:禁止

⑲店舗(ショッピングモール):生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。

⑳小売店:生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。

㉑その他のサービス業・営業所:閉鎖。

㉒事業者(製造業・倉庫業):稼働上の対策*。検査義務。

㉓事業者(事務職・その他の営業):可能な限りテレワーク。検査推奨。

㉔温泉療養所:健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。

㉕刑務所における面会:禁止

㉖緊急事態の必要性:必要あり

㉗規制順守チェック:警察及び自治体

<スキー場>

宿泊施設:閉鎖

リフト、ゲレンデ、スキースクール、運動場:閉鎖

スキーレンタル:閉鎖(オンライン営業は可)

ロープウェイ:スキー客以外の観光客

(徒歩による遠足、クロスカントリー、スキーアルピニズム)のみ


4-3.隔離(検疫隔離・陽性隔離)



・南ア型変異株の場合の隔離期間

南ア型変異株が確認された陽性者の隔離期間が、2021年3月9日から変更になった。陽性が確認された第一回目の検査日から数えて14日後まで隔離することが義務付けられ、その後PCR検査2回目の受検にて陰性であることが条件づけられる。


<隔離(検疫隔離、陽性隔離の双方)の例外(2021年3月1日から)>

感染者と接触しても以下の人は隔離(検疫隔離、陽性隔離の双方)を免除する。

・ラボの判定で新型コロナウイルスに感染したことがわかっており、感染から90日以内の人。

・ワクチン接種が完了している人。2回投与ワクチンの場合は、2回目の投与終了後、2週間が経過している人。1回投与ワクチンの場合は、投与後2週間が経過している人。

4-4.マスク着用規定

3月1日から以下の場所にて、マスク(FFP2保護マスク*、サージカルマスク1枚)着用を義務付ける**。

*ろ過効果(filtration efficiency)95%以上のマスク。

(ブログ作成者注:薬局では、BFE bacterial filtration efficiencyとして表示されている)

**3月1日から、布マスク、スカーフなどは認めない。(2月22日発表)


<地域自治体(obec)内の屋外>

・地域自治体の建造物のある場所(市街地・住宅地など)

人との距離にかかわらず、屋外でも常時着用。(最低サージカルマスク1枚)


・地域自治体内の建造物のない場所(森林など)

2メートルの社会距離を維持できない場合にマスク着用。

例外:例えば、森林などに一人、又は家族と行く場合は必要なし。


以下の場所では、FFP2保護マスクを義務付ける。

(サージカルマスク2枚重ねは認められない)

・店舗

・サービス業営業所

・医療機関(外来のある医療機関)

・社会福祉施設(高齢者施設、身体障害者施設など)

・国際空港

・公共交通機関内

・公共交通機関のプラットホーム、駅、待合室

・自動車内(同一家庭に住む人のみが乗車している場合は例外)

15歳以下の子どもは、FFP2保護マスクの子ども用が入手不可能のため、例外。


・3月22日から、建造物のある場所(市街地、住宅地など)において、人と2メートル以上の社会距離がある場合は、運動時のマスク着用義務を免除する。(3月18日政府決定)


<使用者(企業)におけるマスク着用>

企業の屋内にて常時マスク着用を義務付ける。

例外:社員が一人でいる場合、又は仕事上、マスク着用がどうしても困難な場合など。


<使用者(会社側)の義務>

3月1日から、使用者に対し、被用者にマスクを提供する義務を課す。

例:店舗の場合は、FFP2保護マスク、役所職員の場合は、サージカルマスクなど。


5. 外国への渡航

5-1.チェコへの入国規制

●4月5日0時00分からの改定

4月3日、保健省は、2月5日から導入されている、外国からチェコへ帰国する時の条件を変更した。変更内容は以下のとおり。


・4月5日0時00分より、感染リスクの非常に高い国(濃い赤色の国)から帰国する場合に限り、チェコ入国前の受検を義務付ける。


・感染リスクの高い国(赤色の国)及び感染リスクが中程度の国(オレンジ色の国)からチェコへ帰国する時は、帰国する本人が一般市内交通を利用する場合に限り、チェコ入国前の受検を義務付ける。


・「チェコ入国前の受検」とは、チェコ帰国時の交通機関に乗り込む前に受検することを指す。


・今後も引き続き、チェコへ帰国後、遅くとも5日以内にPCR検査を受けなければならない。PCR検査を受けるまでは、隔離(自宅待機)に入る。



・オレンジ色の国、赤色の国、濃い赤色の国から帰国した場合は、予防のため、2週間、自宅以外の場所では、屋外においても、保護マスクを着用しなければならない。



●2月5日からのチェコ入国規制(保健省発表)

チェコ保健省は、今日、2月5日から有効になるチェコへの入国規定を発表した。

各国の感染リスク度により、チェコへ入国する際の規制が異なる。

(各国の感染リスク度は、以下の「各国の感染リスク度表示」をご参照ください)


●2月15日より、以下の国からチェコへ帰国するに際し、以下の国における滞在時間が12時間以上になる場合、該当する規制が課せられるよう変更になった。


日本は、濃い赤色の国の取り扱いとなる。


濃い赤色の国(感染リスクの非常に高い国)

当該国からチェコへ渡航する者(外国人、チェコ人双方)に以下の義務を課す。

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/)を記入。

出発前72時間以内に受検したPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

チェコへ入国後5日目以降に、チェコ国内にて受けた2回目のPCR検査の結果を提示。2回目の陰性結果提示までは隔離(自宅待機)。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、N95、 N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


赤色の国(感染リスクの高い国)

当該国からチェコへ渡航する者(外国人、チェコ人双方)に以下の義務を課す。

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/を記入。

陰性結果(書面)を所持。検査は、抗原検査又はPCR検査。

抗原検査の場合は、出発前24時間以内の受検。

PCR検査の場合は、出発前72時間以内の受検。

→4月5日から、公共交通機関(飛行機を含む)にて移動する場合に限定。

チェコへ入国後5日目以降に、チェコ国内にて受けた2回目のPCR検査の結果を提示。2回目の陰性結果提示までは隔離(自宅待機)。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、KN95、N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


オレンジ色の国(感染リスク中程度の国)

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/)を記入。

陰性結果(書面)を所持。検査は、抗原検査又はPCR検査。

抗原検査の場合は、出発前24時間以内の受検。

PCR検査の場合は、出発前72時間以内の受検。

→4月5日から、公共交通機関(飛行機を含む)にて移動する場合に限定。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、KN95、N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


緑色の国(感染リスクが低い国)

当該国からチェコへ渡航する者に対する制限は一切なし。

以上の例外:

・国際運送及びトランジット

・国境を越えて日帰りで通勤する人、国境を超えた外国にいる自分の子どもを交代で世話している人、など。

5-2.各国の感染リスク度表示

保健省は、4月9日、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2021年4月12日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

オーストラリア

韓国

ニュージーランド

シンガポール

タイ

バチカン


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国) デンマーク

アイスランド

ポルトガル(アゾレス諸島及びマデイラを含む)

バレアレス諸島


赤色の国(感染リスクが高い国)

フィンランド

アイルランド

イタリア

リヒテンシュタイン

リトアニア

ラトビア

ルクセンブルク

マルタ

モナコ

ノルウェー

オーストリア

ルーマニア

ギリシャ

スロバキア

ドイツ

スペイン(カナリア諸島を含む)

スイス


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

2021年2月1日付保健省保護対策(MZDR 20599/2020-51/MIN/KAN) 第III.1項に基づき、欧州諸国及び欧州外の第三国で上記リストに記載されていない国は、新型コロナウイルスに感染するリスクが非常に高い国とする

日本は2月5日から「濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)」となっている。

https://koronavirus.mzcr.cz/wp-content/uploads/2021/04/Sd%C4%9Blen%C3%AD-Ministerstva-zdravotnictv%C3%AD-kter%C3%BDm-se-vyd%C3%A1v%C3%A1-seznam-zem%C3%AD-nebo-jejich-%C4%8D%C3%A1st%C3%AD-s-n%C3%ADzk%C3%BDm-st%C5%99edn%C3%ADm-a-vysok%C3%BDm-rizikem-n%C3%A1kazy-onemocn%C4%9Bn%C3%AD-covid-19-s-%C3%BA%C4%8Dinnost%C3%AD-od-12.-4.-2021.pdf


5-3.外国渡航に関する情報

各国の感染危険度に応じた渡航規制はこちらをご参照ください。

(チェコ語)


隣国がチェコに対して設けている規制

<オーストリア>

・12月19日から、オーストリア入国の際、陰性の検査結果を持っていても10日間の検疫隔離が義務付けられる(日帰り勤務者、学生、オーストリア国内通過目的の入国は当該義務免除)。検疫隔離は、入国後5日してから抗原検査又はPCR検査を受け、陰性であれば解除される。

 1月14日(木)から、チェコからオーストリアへ越境可能な場所が17か所に制限され、残りの42か所は防護柵にて閉鎖される。検査・検疫隔離の規定について現行規定から変更なし。

 2月10日から国境を越えて入国する人に対して規制が強化し、日帰り通勤している人に対しても、1週間に1度、7日以内に受けた抗原検査又はPCR検査の陰性結果提示を義務づける。越境前にインターネット上による登録も必要になる。


<スロバキア>

・2月17日(水)より、チェコからの入国者に対して入国申告(様式はこちら:http://korona.gov.sk/ehranica)、最低8日間の隔離(自宅待機)、隔離は最低8日目にPCR検査を受けて陰性であれば終了可。日帰り通勤者、学生、芸術家などは、過去直近7日間以内に受けた検査(抗原検査又はPCR検査)の陰性結果を所持すること。スロバキア国内通過(トランジット)と国際貨物ドライバーは検査結果提示が免除される。


<ドイツ>

・ドイツは、2月14日(日)から、チェコ及びオーストリアのチロル地方をコロナウイルス変種多発地域に指定し、国境におけるコントロールを強化する。3月3日、期間を2週間延長し、3月17日までとすることを発表した。(事実上、国境閉鎖)3月17日、期間をさらに2週間延長することを発表した。

 ザクセン地方へは、医療、社会福祉ケア、農業において日帰り通勤している人のみが、毎日検査を受けることを条件に入国許可される。ドイツ側では、一日1000チェココルナ程度の宿泊手当を提供し、ドイツ側での滞在を推奨している。

 バイエルン州への入国制限は、現在、日帰り通勤者は例外になる。同州政府は、被用者の職務が必須であることを述べた使用者の宣言書が提示される場合に例外とすることを決定した。

 チェコ鉄道は、2月14日からドイツ・チェコ間の列車運行を取りやめる。

(国際貨物ドライバー、日帰り通勤者に対して、国境にて検査(結果が出るまで3時間)が行われているため、国境によっては渋滞が発生している)


 ドイツは、3月28日(日)から、チェコ、スロバキア、オーストリアのチロル地方について、新型コロナウイルス変異株の感染地域リストから外すことを3月26日、発表した。3月28日から、貨物トラック運転手は検査を受けずに入国が可能になる予定だったが、3月30日、ドイツはチェコとの国境に限り、検問をさらに2週間継続すると発表した。

 4月13日(火)、ドイツ政府は、15日(木)からチェコとの国境においても検問を取りやめることを発表した。15日以降も日帰り通勤者は過去直近2日間に受けた検査結果の所持が義務付けられ、観光、買物によるドイツ入国は依然として禁止が続く。貨物トラックドライバーに対しては、ドイツ国内通過、又は72時間以内に出国する場合、検査結果陰性の提示は免除される。

 


<情報源>

https://www.irozhlas.cz/zpravy-domov/decinsko-otevreni-skol-skoly-koronavirus-brazilska-mutace_2104141200_tzr

https://www.idnes.cz/zpravy/zahranicni/vakcina-astrazeneca-dansko-prestane-pouzivat.A210414_144404_zahranicni_jan

https://www.mfcr.cz/cs/verejny-sektor/makroekonomika/makroekonomicka-predikce/2021/makroekonomicka-predikce-duben-2021-41494


注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネット、外国のメディアなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。

無断転載をお断りします。

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