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2021年4月19日 チェコ コロナウイルス関連ニュース

執筆者の写真: Miwatis PrahaMiwatis Praha

更新日:2021年6月3日

4月26日からの規制緩和内容発表

その後の規制緩和については22日(木)に検討

4月12日(月)から規制が一部解除されています。

(4₋1①をご覧ください。政府発表は4月6日、9日のブログに記載しています)



<目次>

1.国内コロナウイルス感染状況

1-1.感染状況

1-2. PESシステム チェコのリスク指標

1-3.チェコ各地における直近7日間人口10万人当たりの感染者数

2.今日の動き

今日の動き(今日のニュース)

3.EU内の感染状況比較(ECDCのデータ 2021年4月15日アップデート

4.国内規制

4₋1. 規制変更内容(2021年4月10日アップデート)

4-2. 12月27日からの規制レベル5導入内容

4-3. 隔離(検疫隔離・陽性隔離)(2021年3月9日アップデート

4-4.マスク着用規定(2021年3月18日アップデート

5.外国への渡航

5₋1. チェコへの入国規定(2021年4月3日アップデート

5-2.各国の感染リスク度表示2021年4月16日アップデート

5-3.外国渡航に関する情報(2021年4月14日アップデート

1.新型コロナウイルス感染状況

・今日の感染状況(https://koronavirus.mzcr.cz/

4月19日(月)8時00分におけるチェコ保健省の発表


4月18日(日)の新規陽性者数:823人

(先週日曜日より、162人少ない)


PCR検査実施数累計:6,560,921件

PCR検査実施数(当日):5,981件

抗原検査実施累計:9,157,276件

抗原検査実施数(当日):46,465件


全検査の陽性率(4月18日現在):11.64%(14.67%*)

*7日間の移動平均

予防接種実施数(4月18日)

投与数:16,534

累計:2,468,196

現在の陽性者総数(ラボによる検査結果):今日、4月12日までアップデート。

3月14日の16万1091人をピークに、4月12日6万2445人まで減少している。

治った人の数:1,508,982人

現在の入院患者数:3,913人(前日から139人減)

累計感染者数:1,602,711人

累計死亡者数: 28,532人(前日から106人増)


・入院患者数と重症者数

4月18日(日)現在

入院患者数:3913人(前日の4052人から139人減、3958人から45人少ない)

(前日の数字が、4052人から3958人へ修正されている)

重症者の数:879人(前日の938人から59人減、900人より21人少ない)

(前日の数字が、938人から900人へ修正されている)


*1週間前4月11日の入院患者数は5259人、重症者の数は1179人だった。


・プラハの感染状況

4月18日(日)

新規陽性者数:85人

4月19日(月)8時現在

現在の陽性者総数:(記載なし)

治った人の数:170,364人

累計感染者数:179,296人

累計死亡者数:2,611人


各州の状況:

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje



1-2. PESシステム リスク指標(2021年4月19日現在)

リスク指標 規制レベル(相当)

チェコ全域 53→     3


指標は規制レベル3に相当するが、12月27日から、実際に導入されている規制はレベル5。


4月19日現在の指標53の内訳

値  評価スコア

456,4 13

346,0 13

0,73 0

41,8 % 25

⑤ 無 0

⑥ 有 2

合計 53

保健省コメント:指標は前日と同じ。


<上記指標の内容 >

1月6日よりPESシステム指標のパラメーターが変更になった。

新しいパラメーターは以下のとおり。(保健省1月7日発表)

① 新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)

② 65歳以上の新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)

③ R値(簡易)

④ 入院後に陽性が判明した件数の割合(過去直近2週間における人口10万人当たり)

⑤ 65歳以上の新規感染者数増加の有無

⑥ 入院後に感染が判明した件数増加の有無



1-3. チェコ各地における直近7日間人口10万人当たりの感染者数

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19) (2021年4月19日8時発表のデータ)


 昨日 今日

プラハ 2040 154.05 1975 149.14

<中央ボヘミア州>

ベネショフ 224 225.32 210 211.24

ベロウン 224 235.65 220 231.44

クラドノ 304 182.6 295 177.2

コリーン 160 155.91 154 150.06

クトナー・ホラ

175 230.79 177 233.42

ムニェルニーク

200 182.98 201 183.89

ムラダーボレスラフ

208 159.55 201 154.18

ニンブルク 116 114.98 112 111.02

プラハ東部 301 162.55 308 166.33

プラハ西部 228 152.67 220 147.32

プシーブラム 156 135.53 153 132.92

ラコブニーク 122 219.57 121 217.77

<南ボヘミア州>

チェスケーブジェヨビツェ

515 262.89 516 263.4

チェスキー・クルムロフ

192 311.91 186 302.16

インドジフーフ・フラデツ

226 249.2 225 248.09

ピーセク 168 234.68 167 233.28

プラハチツェ 147 288.36 152 198.17

ストラコニツェ

131 185.1 134 189.34

ターボル 256 249.52 257 250.5

<ピルゼン州>

ドマジュリツェ

67 107.96 65 104.73

クラトビ 119 137.72 118 136.57

ピルゼン北部 92 115.03 92 115.03

ピルゼン市内 243 125.08 237 121.99

ピルゼン南部 93 146.48 97 152.78

タホフ 52 95.7 42 77.3

ロキツァニ 60 121.58 60 121.58

<カルロビ・バリ州>

へプ 30 32.74 29 31.65

カルロビ・バリ

76 66.19 78 67.93

ソコロフ 88 99.76 84 95.23

<ウースチー州>

ジェチーン 418 322.68 408 314.96

ホムトフ 250 200.09 243 194.48

リトムニェジツェ

257 214.76 255 213.09

ロウニ 203 234.17 198 228.4

モスト 329 294.52 326 291.83

テプリツェ 385 298.28 371 287.44

ウースチー・ナト・ラベム

339 284.07 334 279.88

<リベレツ州>

チェスカー・リーパ

291 281.7 283 273.96

ヤブロネツ・ナド・ニソウ

152 167.65 151 166.54

リベレツ 305 173.66 298 169.68

セミリ 70 94.47 72 97.17

<フラデツ・クラーロベー州>

フラデツ・クラーロベー

150 91.31 148 90.09

イチーン 86 107.44 95 118.68

ナーホト 87 79.12 84 76.39

トルトノフ 42 35.6 42 35.6

リフノフ・ナト・クニェジュノウ

88 110.85 70 88.18

<パルドゥビツェ州>

フルジム 246 235.15 251 239.93

パルドゥビツェ

338 192.66 337 192.09

スヴィタヴィ 312 299.04 307 294.25

ウースチー・ナド・オルリツィー

297 214.79 296 214.07

<ビソチナ州>

ハヴリーチクーフ・ブロト

153 161.2 150 158.04

イフラバ 333 293.06 331 291.3

ペルフジモフ 182 251.72 182 251.72

トシェビーチ 318 286.98 319 287.88

ジュジャール・ナト・サーザボウ

396 335.14 394 333.45

<南モラビア州>

ブランスコ 290 265.72 290 265.72

ブルノ市内 522 136.88 505 132.43

ブルノ郊外 407 181.18 404 179.84

ブジェツラフ 183 157.36 176 151.34

ホドニーン 350 227.36 348 226.06

ビシュコフ 183 198.31 187 202.64

ズノイモ 255 223 249 217.75

<オロモウツ州>

イェセニーク 68 179.1 76 200.17

オロモウツ 641 272.22 665 282.41

プロスチェヨフ

268 246.67 257 236.55

プシェロフ 339 261.75 339 261.75

シュンペルク 270 224.22 268 222.56

<モラビア・シレジア州>

ブルンタール 228 248.92 221 241.27

フリーデク・ミーステク

564 262.74 565 263.21

カルビナー 513 208.26 518 210.29

ノビー・イチーン

407 268.51 415 273.79

オパバ 362 205.41 366 207.68

オストラバ市内

792 247.39 812 253.64

<ズリーン州>

クロムニェジーシュ

244 231.62 251 238.27

ウヘルスケー・フラジシチェ

386 271.4 383 269.29

フセチーン 417 290.93 437 304.88

ズリーン 599 312.55 593 309.41



2.今日の動き(今日のニュース)

●感染の様子

・昨日の日当たり新規感染者数は834人で、9月13日以来最少となった。

(週末のため、検査実施数が少ないが、1週間前よりも162人少ない)


・入院患者数は、3913人で、10月18日以来の最少。


●規制緩和に関する政府の決定

 政府は、今日、更なる規制緩和について、以下を発表した。


・政府は今日、4月26日(月)からの高校における実習と大学最終学年の対面授業再開を承認した。


4月26日(月)から、過去直近1週間における人口10万人当たりの感染者数100人未満の州にて、幼稚園全学年の通園を許可する。今日の時点で、4月26日からは、カルロビ・バリ州とフラデツ・クラーロベー州が対象となる。幼稚園では、検査実施、マスク着用の義務が免除される。


・政府は、4月22日(木)、再度会議を行うが、22日の時点における感染状況を考慮して、上記2州以外においても幼稚園の通園を認める可能性がある(可能性のあるのは、ピルゼン州など)


・政府は、4月22日(木)に行う特別会議にて、店舗及びサービス業の閉鎖解除について決定する。


・先週月曜日から行っている規制緩和の影響について、10日目に相当する21日(水)に検討する。水曜日の時点で、過去直近1週間における人口10万人当たりの感染者数100人未満であれば、木曜日に店舗・サービス業の規制緩和を発表する。


●学校の対面授業

・先週1週間、自宅にて遠隔授業を受けていた生徒のグループが、対面授業を受けていたグループと交替し、通学を開始した。


・ジェチーン地方においても、他の地方より1週間遅れて、今日から対面授業が開始した。


・今日(月)から、高校最終学年の生徒及び成績の芳しくない他学年の高校生は、最大6人までのグループにて対面の補習授業を受けることができる。


●ジェチーン地方のブラジル型変異株

 ジェチーン地方にてブラジル型変異株のサンプルが2件確認されたため、当地の衛生局は同変異株による感染が発生していると考えられる企業などにおいて調査していたが、すでに見つかっていた2件以外の発生は確認されなかった。


●ワクチン接種の進捗状況

 今日、バビシュ首相は、今週金曜日(4月23日)から、60歳以上(注:5年ごとに区切りをつけているため、60歳~64歳になると思われるが、60歳~65歳にて報道されている)を対象にワクチン接種受付を開始する旨、発表した。


 先週水曜日から、65歳以上を対象にワクチン接種受付が開始している。

65歳以上の人口は約67万9千人で、その内、約25万人がこれまで優先的に接種を受けている(医療従事者、教員、基礎疾患のある人など)。


 アレンベルゲル保健大臣は、5歳ごとに年齢を区切ったグループを対象に、今後1週間ごとに新しく受付開始予定であることを発表した。


 政府は当初、イースター連休後、日当たりの接種数10万人を予定していたが、ワクチン入荷が滞り始めたため、予定通り進んでいない。アレンベルゲル保健大臣は、今後ファイザー・バイオンテック社のワクチンが予定数量よりも多く入荷するため、日当たり10万投与まで上げることができるようになると発表している。


 ハマーチェク副大臣(内務大臣・外務大臣)は、現在の状況(ロシアの諜報員がブルビェチツェの弾薬庫爆発事件に関与していたとされることから発生している状況)下では、スプートニクVの接種は考えられないことを述べ、現在大統領顧問のプリムラ前保健大臣も同様の内容を述べた。


●病院の様子

・入院患者数として公表されている数には、新型コロナウイルスが原因で入院し、依然として入院が必要だが、10日以上経過して新型コロナウイルスの症状のない人は含まれていないため、実際の入院患者数は公表されている数字よりも多い。


・病院は、徐々に通常の医療提供態勢に戻りつつある。中央ボヘミア州では、クトナー・ホラ地方のチャースラフにある病院にて依然として非常態勢(Stav hromadného postižení osob)に近い状況が続いているが、その他の病院では非常態勢をすでに取り消している。(チャースラフの衛生医局は、当地の病院の状況を再評価すると発表している)


●ワクチン接種キャンペーン

 ワクチン接種キャンペーンについて、国がまずキャンペーン資料を用意し、州ごとに国の作成資料に修正を加えてキャンペーンを行うことになっているが、各州は国からの情報を待っている状態で、キャンペーン活動が進捗していない。(コミュニケーション・エージェンシー協会へ積極的に連絡を取り、情報を収集し始めた南モラビア州は例外)

 全国レベルにおけるキャンペーン資料は、コミュニケーション・エージェンシー協会の傘下にあるイニチアチブCesta venが、キャンペーン費用として420万チェココルナを得て、作成中。イニシアチブCesta venは、2月の政府入札にて、自己の提案内容を1チェココルナにて提供し選ばれた。メディア購入費用として用意されている全額5千万チェココルナについては、保健省が管轄している。


●ポーランドのワクチン接種進捗状況

 ポーランドは、5月10日から、19歳以上の人を対象にワクチン接種受付を開始する。



3. EU諸国の感染状況比較(ECDCのデータ)

直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(①)

及び人口100万人当たりの死亡者(②)

(2021年4月15日アップデート)


統計の対象は2週間 2021年13週目~14週目

(13週目:3月29日~4月4日、14週目:4月5日~11日)


 ① ②

1. ハンガリー 861.01 363.07

2. ポーランド 839.56 172.53

3. キプロス 774.09 22.52

4. エストニア 769.69 118.89

5. フランス 762.16 61.72

6. スウェーデン 770.67 15.11

7. スロベニア 659.49 47.71

8. クロアチア 626.29 103.99

9. ブルガリア 622.03 245.70

10. チェコ 602.32 166.54

11. オランダ 563.29 18.10

12. ベルギー 467.17 47.56

13. ルクセンブルク 462.38 47.92

14. オーストリア 454.25 45.50

15. リトアニア 444.44 49.03

16. イタリア 398.64 105.98

17. ギリシャ 386.70 93.76

18. ルーマニア 352.05 104.20

19. ラトビア 344.29 56.61

20. ドイツ 275.64 30.53

21. リヒテンシュタイン

268.41 0.00

22. スロバキア 239.16 199.35

23. スペイン 210.07 28.01

24. ノルウェー 195.15 5.03

25. デンマーク 165.11 4.81

26. マルタ 140.51 27.21

27. アイルランド 129.00 23.97

28. フィンランド 105.93 10.32

29. ポルトガル 68.46 7.28

30. アイスランド 23.07 0.00


*赤字は先週から増加。



4. 国内規制

4-1. 規制変更内容

① 4月12日からの規制一部解除

・幼稚園年長組(今年小学校入学する園児)の通園

・基礎学校第一段階(1年生~5年生)を対象に対面授業再開(1クラスを2グループに分け、1週間ごとに、対面授業と遠隔授業を交替で行うローテーション制)

*ジェチーン地方は学校閉鎖を1週間延長。


・一部店舗・サービス業の閉鎖解除(文房具店、子供服・靴、自動車・機械のスペアパーツ販売、洗濯・クリーニング店、鍵製造・販売、家庭用品修理店、ファーマーズマーケット、花輪・ろうそくなど葬儀・墓参り必需品販売)

営業時間は、6時~22時まで。


・動物園・植物園(屋外のみ。入場許容人数2割にて入場制限)

・図書館(店舗の入場制限と同様の入場制限)


・地方(okres)間の移動禁止解除


・外出禁止(21時~)の解除。


・別の家庭との集会制限も解除。但し、屋内、屋外ともに2人まで。

(家族、職場における同僚は例外)


・アマチュアスポーツでは、2人組を1グループとし、6グループまで(つまり12人まで)のトレーニングを許可する。グループ間の距離は最低2メートル維持すること。この形式のトレーニングに参加するために、抗原検査受検の必要なし。マスク着用義務を免除。


・屋内における運動は、プロ選手のみに許可される。アマチュアスポーツは屋外のみを認める。


<4月12日以降も継続する規制>

・集会人数(上記)

・飲食店 閉鎖

・上記以外の店舗・サービス業は閉鎖

・保護マスク着用


●2021年2月14日に発表された規制変更

役所における受付時間:受付時間の制限を解除し、役所にて手続きする申請者が列を作って待たなくてもよいようにする。


② 宿泊施設:これまで、医療従事者が勤務のために宿泊することを認めていたが、今後は、遠距離に入院している家族の同伴などの必要から宿泊することも認める。


③ 図書館:事前予約した本の窓口による貸し出し、借りた本の返却も窓口による返却のみを認め、FFP保護マスクの着用を義務付ける。


④ 企業の代表機関:企業の代表機関選挙、代表機関会議などの実施を認める(参加は最高50名まで可)。参加人数が10人以上の場合は、保護具(医療用マスク又はFFP2クラスのマスク)を着用し、2メートルの社会距離を保ち、参加者各自が抗原検査を受けることを義務付ける。


4-2.PES規制内容

現在の規制レベルはレベル5

レベル5(紫)

①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所

②屋内及び屋外における集会人数:2人

③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大15人

④病院・社会福祉施設の面会:基本的に禁止(規定された例外を除く)

⑤自由な移動:夜間外出禁止21時~5時

⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定し、必要不可欠な手続きに限り受け付け(テレワークの導入)(2月14日から受付時間制限解除)

⑦宿泊施設:制限あり

⑧学校:遠隔授業(保育園、特別支援学校、基礎学校第一学年及び第二学年+特別なケースを除く)

⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)許可、アマチュアスポーツ禁止

⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大2人

⑪プール・ウェルネス:閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)

⑫文化関係:文化関係の催し禁止。プロの芸術家は特別な対策に基づく。

⑬博物館・ギャラリー:閉館

⑭城・歴史記念物:閉場

⑮図書館:非接触による貸し出し・返却

⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:閉鎖

⑰飲食店:外出禁止時間外のテイクアウト

⑱公共の場所における飲酒:禁止

⑲店舗(ショッピングモール):生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。

⑳小売店:生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。

㉑その他のサービス業・営業所:閉鎖。

㉒事業者(製造業・倉庫業):稼働上の対策*。検査義務。

㉓事業者(事務職・その他の営業):可能な限りテレワーク。検査推奨。

㉔温泉療養所:健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。

㉕刑務所における面会:禁止

㉖緊急事態の必要性:必要あり

㉗規制順守チェック:警察及び自治体

<スキー場>

宿泊施設:閉鎖

リフト、ゲレンデ、スキースクール、運動場:閉鎖

スキーレンタル:閉鎖(オンライン営業は可)

ロープウェイ:スキー客以外の観光客

(徒歩による遠足、クロスカントリー、スキーアルピニズム)のみ


4-3.隔離(検疫隔離・陽性隔離)



・南ア型変異株の場合の隔離期間

南ア型変異株が確認された陽性者の隔離期間が、2021年3月9日から変更になった。陽性が確認された第一回目の検査日から数えて14日後まで隔離することが義務付けられ、その後PCR検査2回目の受検にて陰性であることが条件づけられる。


<隔離(検疫隔離、陽性隔離の双方)の例外(2021年3月1日から)>

感染者と接触しても以下の人は隔離(検疫隔離、陽性隔離の双方)を免除する。

・ラボの判定で新型コロナウイルスに感染したことがわかっており、感染から90日以内の人。

・ワクチン接種が完了している人。2回投与ワクチンの場合は、2回目の投与終了後、2週間が経過している人。1回投与ワクチンの場合は、投与後2週間が経過している人。

4-4.マスク着用規定

3月1日から以下の場所にて、マスク(FFP2保護マスク*、サージカルマスク1枚)着用を義務付ける**。

*ろ過効果(filtration efficiency)95%以上のマスク。

(ブログ作成者注:薬局では、BFE bacterial filtration efficiencyとして表示されている)

**3月1日から、布マスク、スカーフなどは認めない。(2月22日発表)


<地域自治体(obec)内の屋外>

・地域自治体の建造物のある場所(市街地・住宅地など)

人との距離にかかわらず、屋外でも常時着用。(最低サージカルマスク1枚)


・地域自治体内の建造物のない場所(森林など)

2メートルの社会距離を維持できない場合にマスク着用。

例外:例えば、森林などに一人、又は家族と行く場合は必要なし。


以下の場所では、FFP2保護マスクを義務付ける。

(サージカルマスク2枚重ねは認められない)

・店舗

・サービス業営業所

・医療機関(外来のある医療機関)

・社会福祉施設(高齢者施設、身体障害者施設など)

・国際空港

・公共交通機関内

・公共交通機関のプラットホーム、駅、待合室

・自動車内(同一家庭に住む人のみが乗車している場合は例外)

15歳以下の子どもは、FFP2保護マスクの子ども用が入手不可能のため、例外。


・3月22日から、建造物のある場所(市街地、住宅地など)において、人と2メートル以上の社会距離がある場合は、運動時のマスク着用義務を免除する。(3月18日政府決定)


<使用者(企業)におけるマスク着用>

企業の屋内にて常時マスク着用を義務付ける。

例外:社員が一人でいる場合、又は仕事上、マスク着用がどうしても困難な場合など。


<使用者(会社側)の義務>

3月1日から、使用者に対し、被用者にマスクを提供する義務を課す。

例:店舗の場合は、FFP2保護マスク、役所職員の場合は、サージカルマスクなど。


5. 外国への渡航

5-1.チェコへの入国規制

●4月5日0時00分からの改定

4月3日、保健省は、2月5日から導入されている、外国からチェコへ帰国する時の条件を変更した。変更内容は以下のとおり。


・4月5日0時00分より、感染リスクの非常に高い国(濃い赤色の国)から帰国する場合に限り、チェコ入国前の受検を義務付ける。


・感染リスクの高い国(赤色の国)及び感染リスクが中程度の国(オレンジ色の国)からチェコへ帰国する時は、帰国する本人が一般市内交通を利用する場合に限り、チェコ入国前の受検を義務付ける。


・「チェコ入国前の受検」とは、チェコ帰国時の交通機関に乗り込む前に受検することを指す。


・今後も引き続き、チェコへ帰国後、遅くとも5日以内にPCR検査を受けなければならない。PCR検査を受けるまでは、隔離(自宅待機)に入る。



・オレンジ色の国、赤色の国、濃い赤色の国から帰国した場合は、予防のため、2週間、自宅以外の場所では、屋外においても、保護マスクを着用しなければならない。



●2月5日からのチェコ入国規制(保健省発表)

チェコ保健省は、今日、2月5日から有効になるチェコへの入国規定を発表した。

各国の感染リスク度により、チェコへ入国する際の規制が異なる。

(各国の感染リスク度は、以下の「各国の感染リスク度表示」をご参照ください)


●2月15日より、以下の国からチェコへ帰国するに際し、以下の国における滞在時間が12時間以上になる場合、該当する規制が課せられるよう変更になった。


日本は、濃い赤色の国の取り扱いとなる。


濃い赤色の国(感染リスクの非常に高い国)

当該国からチェコへ渡航する者(外国人、チェコ人双方)に以下の義務を課す。

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/)を記入。

出発前72時間以内に受検したPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

チェコへ入国後5日目以降に、チェコ国内にて受けた2回目のPCR検査の結果を提示。2回目の陰性結果提示までは隔離(自宅待機)。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、N95、 N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


赤色の国(感染リスクの高い国)

当該国からチェコへ渡航する者(外国人、チェコ人双方)に以下の義務を課す。

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/を記入。

陰性結果(書面)を所持。検査は、抗原検査又はPCR検査。

抗原検査の場合は、出発前24時間以内の受検。

PCR検査の場合は、出発前72時間以内の受検。

→4月5日から、公共交通機関(飛行機を含む)にて移動する場合に限定。

チェコへ入国後5日目以降に、チェコ国内にて受けた2回目のPCR検査の結果を提示。2回目の陰性結果提示までは隔離(自宅待機)。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、KN95、N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


オレンジ色の国(感染リスク中程度の国)

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/)を記入。

陰性結果(書面)を所持。検査は、抗原検査又はPCR検査。

抗原検査の場合は、出発前24時間以内の受検。

PCR検査の場合は、出発前72時間以内の受検。

→4月5日から、公共交通機関(飛行機を含む)にて移動する場合に限定。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、KN95、N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


緑色の国(感染リスクが低い国)

当該国からチェコへ渡航する者に対する制限は一切なし。

以上の例外:

・国際運送及びトランジット

・国境を越えて日帰りで通勤する人、国境を超えた外国にいる自分の子どもを交代で世話している人、など。

5-2.各国の感染リスク度表示

保健省は、4月16日、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2021年4月19日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

オーストラリア

アイスランド

韓国

ニュージーランド

シンガポール

タイ

バチカン


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国) フィンランド

アイルランド

マルタ

ポルトガル(アゾレス諸島及びマデイラを含む)

バレアレス諸島


赤色の国(感染リスクが高い国)

ベルギー

デンマーク

イタリア

リヒテンシュタイン

リトアニア

ラトビア

ルクセンブルク

モナコ

ノルウェー

オーストリア

ルーマニア

ギリシャ

スロバキア

ドイツ

スペイン(カナリア諸島を含む)

スイス


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

2021年2月1日付保健省保護対策(MZDR 20599/2020-51/MIN/KAN) 第III.1項に基づき、欧州諸国及び欧州外の第三国で上記リストに記載されていない国は、新型コロナウイルスに感染するリスクが非常に高い国とする

日本は2月5日から「濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)」となっている。

https://koronavirus.mzcr.cz/wp-content/uploads/2021/04/Sdeleni-Ministerstva-zdravotnictvi-kterym-se-vydava-seznam-zemi-s-ucinnosti-od-19-4-2021.pdf


5-3.外国渡航に関する情報

各国の感染危険度に応じた渡航規制はこちらをご参照ください。

(チェコ語)


隣国がチェコに対して設けている規制

<オーストリア>

・12月19日から、オーストリア入国の際、陰性の検査結果を持っていても10日間の検疫隔離が義務付けられる(日帰り勤務者、学生、オーストリア国内通過目的の入国は当該義務免除)。検疫隔離は、入国後5日してから抗原検査又はPCR検査を受け、陰性であれば解除される。

 1月14日(木)から、チェコからオーストリアへ越境可能な場所が17か所に制限され、残りの42か所は防護柵にて閉鎖される。検査・検疫隔離の規定について現行規定から変更なし。

 2月10日から国境を越えて入国する人に対して規制が強化し、日帰り通勤している人に対しても、1週間に1度、7日以内に受けた抗原検査又はPCR検査の陰性結果提示を義務づける。越境前にインターネット上による登録も必要になる。


<スロバキア>


・スロバキアは、4月17日、外国人の入国について、半年以内に新型コロナウイルスに感染した人、ワクチン接種を受けている人に対し、今後も8日間の隔離を義務付ける(PCR検査を受けて隔離を終了可)ことを決定した。


<ドイツ>

・ドイツは、2月14日(日)から、チェコ及びオーストリアのチロル地方をコロナウイルス変種多発地域に指定し、国境におけるコントロールを強化する。3月3日、期間を2週間延長し、3月17日までとすることを発表した。(事実上、国境閉鎖)3月17日、期間をさらに2週間延長することを発表した。

 ザクセン地方へは、医療、社会福祉ケア、農業において日帰り通勤している人のみが、毎日検査を受けることを条件に入国許可される。ドイツ側では、一日1000チェココルナ程度の宿泊手当を提供し、ドイツ側での滞在を推奨している。

 バイエルン州への入国制限は、現在、日帰り通勤者は例外になる。同州政府は、被用者の職務が必須であることを述べた使用者の宣言書が提示される場合に例外とすることを決定した。

 チェコ鉄道は、2月14日からドイツ・チェコ間の列車運行を取りやめる。

(国際貨物ドライバー、日帰り通勤者に対して、国境にて検査(結果が出るまで3時間)が行われているため、国境によっては渋滞が発生している)


 ドイツは、3月28日(日)から、チェコ、スロバキア、オーストリアのチロル地方について、新型コロナウイルス変異株の感染地域リストから外すことを3月26日、発表した。3月28日から、貨物トラック運転手は検査を受けずに入国が可能になる予定だったが、3月30日、ドイツはチェコとの国境に限り、検問をさらに2週間継続すると発表した。

 4月13日(火)、ドイツ政府は、15日(木)からチェコとの国境においても検問を取りやめることを発表した。15日(木)以降も、日帰り通勤者及び通院・役所手続きにより入国する人に対し、過去直近2日間(48時間以内)に受けた検査結果及び越境の理由を述べた証明書(雇用契約書、医師の証明書、ドイツの空港からフライトに乗る場合は航空券など)の所持が義務付けられる。観光、買物によるドイツ入国は依然として禁止。貨物トラックドライバーに対しては、ドイツ国内通過、又は72時間以内に出国する場合、検査結果陰性の提示は免除される。

 


<情報源>

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3299793-v-nedeli-pribylo-v-cesku-823-nakazenych-stredoskolakum-se-otevira-moznost-dochazet-na


注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネット、外国のメディアなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。

無断転載をお断りします。

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