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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2021年4月22日 チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2021年6月3日

政府 今後の規制緩和方法を発表

4月26日より3州にて幼稚園全学年の通園を許可

4月12日(月)から規制が一部解除されています。

(4₋1①をご覧ください。政府発表は4月6日、9日のブログに記載しています)



保健省ワクチン接種受付のウェブサイト(チェコ語のみ):https://registrace.mzcr.cz/


<目次>

1.国内コロナウイルス感染状況

1-1.感染状況

1-2. PESシステム チェコのリスク指標

1-3.チェコ各地における直近7日間人口10万人当たりの感染者数

2.今日の動き

今日の動き(今日のニュース)

3.EU内の感染状況比較(ECDCのデータ 2021年4月22日アップデート

4.国内規制

4₋1. 規制変更内容(2021年4月10日アップデート)

4-2. 12月27日からの規制レベル5導入内容

4-3. 隔離(検疫隔離・陽性隔離)(2021年3月9日アップデート

4-4.マスク着用規定(2021年3月18日アップデート

5.外国への渡航

5₋1. チェコへの入国規定(2021年4月3日アップデート

5-2.各国の感染リスク度表示2021年4月16日アップデート

5-3.外国渡航に関する情報(2021年4月14日アップデート

1.新型コロナウイルス感染状況

・今日の感染状況(https://koronavirus.mzcr.cz/

4月22日(木)8時00分におけるチェコ保健省の発表


4月21日(水)の新規陽性者数:2942人

(先週水曜日より、772人少ない)


PCR検査実施数累計:6,623,342件

PCR検査実施数(当日):18,203件

抗原検査実施累計:9,855,496件

抗原検査実施数(当日):138,418件


全検査の陽性率(4月21日現在):14.57%(13.91%*)

*7日間の移動平均

予防接種実施数(4月21日)

投与数:58,637

累計:2,647,527

現在の陽性者総数(ラボによる検査結果):今日、4月15日までアップデート。

3月14日の16万1052人をピークに、4月15日5万3451人まで減少している。

治った人の数:1,520,263人

現在の入院患者数:3,090人(前日から154人減)

累計感染者数:1,612,832人

累計死亡者数: 28,787人(前日から76人増)


・入院患者数と重症者数

4月21日(水)現在

入院患者数:3909人(前日の4063人から154人減、4181人から272人少ない)

(前日の数字が、4063人から4181人へ修正されている)

重症者の数:862人(前日の861人から1人増、881人より19人少ない)

(前日の数字が、861人から881人へ修正されている)


*1週間前4月14日の入院患者数は4949人、重症者の数は1070人だった。


・プラハの感染状況

4月21日(水)

新規陽性者数:264人

4月22日(木)8時現在

現在の陽性者総数:(記載なし)

治った人の数:171,588人

累計感染者数:180,201人

累計死亡者数:2,638人


各州の状況:

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje



1-2. PESシステム リスク指標(2021年4月22日現在)

リスク指標 規制レベル(相当)

チェコ全域 54↓     3


指標は規制レベル3に相当するが、12月27日から、実際に導入されている規制はレベル5。


4月22日現在の指標54の内訳

値  評価スコア

419.5 13

312.1 13

0.85 3

40.8 % 25

⑤ 無 0

⑥ 無 0

合計 54

保健省コメント:入院後に感染が判明した件数の増加が止まったため、2スコア減少。


<上記指標の内容 >

1月6日よりPESシステム指標のパラメーターが変更になった。

新しいパラメーターは以下のとおり。(保健省1月7日発表)

① 新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)

② 65歳以上の新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)

③ R値(簡易)

④ 入院後に陽性が判明した件数の割合(過去直近2週間における人口10万人当たり)

⑤ 65歳以上の新規感染者数増加の有無

⑥ 入院後に感染が判明した件数増加の有無



1-3. チェコ各地における直近7日間人口10万人当たりの感染者数

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19) (2021年4月22日8時発表のデータ)


 昨日 今日

プラハ 1832 138.34 1752 132.3

<中央ボヘミア州>

ベネショフ 172 173.01 149 149.88

ベロウン 225 236.7 206 216.71

クラドノ 272 163.38 239 143.56

コリーン 130 126.68 120 116.93

クトナー・ホラ

189 249.25 178 234.74

ムニェルニーク

169 154.62 146 133.57

ムラダーボレスラフ

178 136.54 170 130.4

ニンブルク 95 94.17 91 90.2

プラハ東部 308 166.33 302 163.09

プラハ西部 206 137.94 193 129.24

プシーブラム 139 120.76 146 126.84

ラコブニーク 102 183.58 76 136.78

<南ボヘミア州>

チェスケーブジェヨビツェ

461 235.32 483 246.55

チェスキー・クルムロフ

149 242.06 151 245.31

インドジフーフ・フラデツ

199 219.42 200 220.53

ピーセク 185 258.43 166 231.89

プラハチツェ 156 306.01 159 311.9

ストラコニツェ

172 243.03 167 235.97

ターボル 218 212.49 225 219.31

<ピルゼン州>

ドマジュリツェ

55 88.62 43 69.29

クラトビ 101 116.89 96 111.1

ピルゼン北部 83 103.78 83 103.78

ピルゼン市内 217 111.69 219 112.72

ピルゼン南部 76 119.71 96 151.21

タホフ 38 69.94 43 79.14

ロキツァニ 62 125.64 60 121.58

<カルロビ・バリ州>

へプ 21 22.92 26 28.37

カルロビ・バリ

57 49.64 78 67.93

ソコロフ 57 64.62 58 65.75

<ウースチー州>

ジェチーン 346 267.09 331 255.52

ホムトフ 213 170.47 200 160.07

リトムニェジツェ

213 177.99 197 164.62

ロウニ 161 185.72 172 198.41

モスト 297 265.87 282 252.44

テプリツェ 343 265.74 333 258

ウースチー・ナト・ラベム

319 267.31 311 260.6

<リベレツ州>

チェスカー・リーパ

244 236.21 252 243.95

ヤブロネツ・ナド・ニソウ

135 148.9 134 147.79

リベレツ 247 140.64 238 135.52

セミリ 73 98.52 71 95.82

<フラデツ・クラーロベー州>

フラデツ・クラーロベー

153 93.13 138 84

イチーン 77 96.2 67 83.7

ナーホト 70 63.66 59 53.66

トルトノフ 47 39.84 45 38.14

リフノフ・ナト・クニェジュノウ

49 61.73 46 57.95

<パルドゥビツェ州>

フルジム 207 197.87 203 194.05

パルドゥビツェ

299 170.43 315 179.55

スヴィタヴィ 258 247.29 253 242.49

ウースチー・ナド・オルリツィー

227 164.17 216 156.21

<ビソチナ州>

ハヴリーチクーフ・ブロト

148 155.93 142 149.61

イフラバ 317 278.98 278 244.66

ペルフジモフ 166 229.59 167 230.98

トシェビーチ 315 284.27 289 260.81

ジュジャール・ナト・サーザボウ

334 282.67 271 229.35

<南モラビア州>

ブランスコ 283 259.31 272 249.23

ブルノ市内 506 132.69 510 133.74

ブルノ郊外 438 194.98 418 186.07

ブジェツラフ 172 147.9 177 152.2

ホドニーン 282 183.18 265 172.14

ビシュコフ 188 203.73 196 212.4

ズノイモ 267 233.49 243 212.5

<オロモウツ州>

イェセニーク 76 200.17 66 173.83

オロモウツ 610 259.05 541 229.75

プロスチェヨフ

204 187.77 206 189.61

プシェロフ 311 240.13 283 218.51

シュンペルク 258 214.26 249 206.78

<モラビア・シレジア州>

ブルンタール 185 201.97 146 159.39

フリーデク・ミーステク

535 249.23 509 237.12

カルビナー 441 179.03 408 165.64

ノビー・イチーン

372 245.42 338 222.99

オパバ 340 192.92 324 183.84

オストラバ市内

768 239.89 737 230.21

<ズリーン州>

クロムニェジーシュ

205 194.6 209 198.4

ウヘルスケー・フラジシチェ

380 267.18 391 274.91

フセチーン 484 337.67 460 320.93

ズリーン 497 259.32 577 301.07



2.今日の動き(今日のニュース)

●今後の規制緩和

今日、政府は、今後の規制緩和を、生活面は6段階、学校は3段階(以下参照)に分けて行うことを発表した。


規制緩和の進め方及び基準は以下のとおり。

①規制を緩和する場合は、常に月曜日から行う。


②政府は月曜日の会議にて感染状況を評価した上、翌週月曜日からの規制緩和について検討。緩和できると判断した場合、同日(月)に緩和内容(予定)を発表。3日後の木曜日に行われる政府会議にて感染状況を再度評価し、翌週月曜日から緩和を実施するかどうか、最終的に決定を下す。


③緩和実施の基準は、常に過去直近1週間における人口10万人当たりの新規感染者数。


*検査義務は、入場時に抗原検査又はPCR検査の結果を提示。


<生活面の規制解除>

第1段階 

4月12日~(地域により、4月26日~)

・一部の店舗・サービス業(文房具店、子ども洋服・靴販売、鍵屋、洗濯・クリーニング、家庭用品修理、自動車及び機械のスペアパーツ販売など)(すでに実施済)

・動物園及び植物園の屋外スペース閉鎖解除。(すでに実施済)

・屋外のマーケット(食料品販売のみ)(すでに実施済)

・博物館・展示会(屋外スペースのみ)


第2段階 

4月26日の時点で感染状況が悪化していない場合、2021年5月3日から。

・マッサージなどのサービス業(マンツーマンで行われるボディーケアのサービス業)(サービス提供者及び顧客共に検査及びマスク着用義務。皮膚に傷がつくサービス業は対象外)

・ペットケアサービス

・第一段階にて閉鎖解除対象外の小売店(衛生管理義務あり)

・屋外マーケットにおける全製品販売可(衛生管理義務あり)

・温泉療養所

(医療ケア目的。自費滞在者はコロナウイルス感染後の人のみ。短期滞在は不可。外国客の制限あり)

・美術館、博物館、歴史的建造物(団体入場不可)


第3段階

過去直近1週間における人口10万人当たりの新規感染者数100人未満

・第2段階まで閉鎖解除対象外だったサービス業(マスク着用、制限あり)

・結婚式・葬儀(屋外にて30人まで)


第4段階 

過去直近1週間における人口10万人当たりの新規感染者数75人未満

・演劇・コンサートなど(屋外のみ、衛生管理義務あり)

・城(衛生管理義務あり)

・飲食店のテラス(衛生管理義務あり)

・宿泊施設(収容人数の25%まで。検査義務・衛生管理義務あり、ナイトショー不可)

・スポーツ(屋外の場合、20人まで。屋内における運動は禁止)

・スポーツ(屋内の場合、マンツーマン、検査義務あり)

・スポーツ(観客のいるスポーツ、制限あり、衛生管理義務あり)

・結婚式・葬儀(屋内にて30人まで、屋外にて50人まで)


第5段階 

過去直近1週間における人口10万人当たりの新規感染者数50人未満

・プール、サウナ、ウェルネス(検査義務・衛生管理義務あり)

・演劇・コンサートなど(屋内にて制限あり、衛生管理義務あり)

・映画館(制限あり、検査義務あり)

・飲食店(制限あり、検査義務・衛生管理義務あり)

・スポーツ(屋内の場合、制限あり、検査義務・衛生管理義務あり)

・結婚式・葬儀(屋内にて100人まで、屋外にて250人まで)


第6段階 

過去直近1週間における人口10万人当たりの新規感染者数25人未満

マスク着用をはじめとする対策について詳細を検討する。


<学校の規制解除>

①第1段階

4月12日~(地域により、4月26日~)

・基礎学校第一段階のローテーション式授業

(1クラスを2つに分けて対面授業と遠隔授業を1週間ごとに交替)。(すでに実施済)

・幼稚園年長組の通園(すでに実施済)

・高校の実習

・大学の実習(最終学年のみ)

・幼稚園、保育園(生後12か月から)+幼稚園の一環施設(Dětské skupiny)、屋外幼稚園(3歳~6歳を対象とした屋外教育、lesní školky)等。

・アマチュアスポーツ(子供、青少年)

屋外。1つの運動場に、2人組にて12人まで(6組)。1人当たりのスペース15平米を確保(検査義務、衛生管理チェック、クラブ内の陽性者管理)


②第2段階

4月26日の時点で、感染状況が悪化していない場合、2021年5月3日から。

・基礎学校第二段階(8年生コンセルバトワール及び多学年ギムナジウムの低学年)のローテーション式授業

・アマチュアスポーツ(子供、青少年)

屋外。運動場の1つの区域に20人まで。1人当たりのスペース15平米を確保。


③第3段階

過去直近1週間における人口10万人当たりの新規感染者数100人未満

・大学における実習(検査及びマスク着用義務、全学年対象)


●4月26日からの幼稚園通園

今日、チェコ政府は以下の決定を発表した。

4月26日より、フラデツ・クラーロベー州、カルロビ・バリ州、ピルゼン州の3州にて、幼稚園全学年の通園を許可する。マスク着用及び検査の義務は免除。(プラガ教育大臣の発表)


・上記3州については、4月26日(月)、翌週月曜日5月3日から基礎学校第二段階のローテーション式授業の開始について検討する。


・上記3州以外の幼稚園では、引き続き、年長組(今年小学校に入学する学年)に限り、通園を許可する。厳しい衛生管理(検査及びマスク着用)が義務付けられる。


・今後の通園許可については、過去直近1週間における人口10万人当たりの新規陽性者数に基づいて判断する。


●アストラゼネカに対する訴訟

 アストラゼネカ社が当初の注文数を納入できず、欠品を出し、第1四半期は全注文数の3割のみの納入となっていることから、欧州委員会が同社を裁判所に提訴する準備を進めている。すでに欧州諸国の大半は提訴を支持しているが、ドイツとフランスは検討に時間を必要とするため、後日の回答を要請している。チェコもまだ意見を表明していない。今日の記者会見にて、アレンベルゲル保健大臣は、これからチェコが受けた損害について検討すること、チェコは主にファイザー・バイオンテック社のワクチンを使用していたため、チェコにとっては有利だったことについて言及した。


●ジョンソンエンドジョンソンのワクチン

 今日、ジョンソンエンドジョンソンのワクチンが、各ホームドクターの注文に基づいて配布された。チェコにとっては、ファイザー・バイオンテック、モデルナ、アストラゼネカに続く4つ目のワクチンとなった。他のワクチンと異なり、1回投与にて接種が完了する。


●新型コロナウイルス後の医療強化資金

 新型コロナウイルス流行収束後の医療体制を強化する欧州プログラムが用意されており、チェコは同プログラムから185億チェココルナの資金を利用することが可能。5月5日からプログラムの資金を利用するプロジェクトの申請書受付が開始する。この他、救急隊及び社会福祉施設の強化に70億チェココルナが用意されている。資金利用の期限は2023年末までとなっている。


●スロバキアの規制緩和

 スロバキアは、今週月曜日(4月19日)、これまで4か月続いた規制の大幅な規制緩和へ踏み切った。店舗、サービス業、宿泊施設、教会、プール、博物館、美術館、動物園などの閉鎖が解除されている。4月12日から幼稚園、基礎学校第一段階、特別学校、医療系の高校、その他の高校の最終学年の対面授業開始、19日からは基礎学校8年生及び9年生の対面授業が再開している。但し、夜8時から翌日朝5時までの外出禁止は依然として解除されていない。



3. EU諸国の感染状況比較(ECDCのデータ)

直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(①)

及び人口100万人当たりの死亡者(②)

(2021年4月22日アップデート)


統計の対象は2週間 2021年14週目~15週目

(14週目:4月5日~11日、15週目:4月12日~18日)


 ① ②

1.  キプロス 962.38 33.78

2.  スウェーデン 796.49 12.39

3.  フランス 693.78 60.67

4.  クロアチア 690.85 127.64

5.  ポーランド 650.36 187.79

6.  ハンガリー 648.29 353.45

7.  エストニア 602.04 112.87

8.  オランダ 593.79 17.69

9.   スロベニア 567.21 43.90

10. リトアニア 504.77 55.47

11. ブルガリア 480.21 231.03

12. チェコ 457.18 137.93

13. ベルギー 419.48 48.60

14. ルクセンブルク 414.15 55.90

15. オーストリア 391.51 51.79

16. ラトビア 378.94 63.95

17. ギリシャ 371.87 100.95

18. リヒテンシュタイン

358.74 0.00

19. イタリア 339.47 98.87

20. ドイツ 312.40 35.99

21. ルーマニア 274.65 113.35

22. スペイン 247.25 27.87

23. スロバキア 195.44 197.51

24. ノルウェー 164.62 6.15

25. デンマーク 164.48 4.98

26. マルタ 145.17 19.43

27. アイルランド 107.97 23.77

28. フィンランド 82.35 8.14

29. ポルトガル 75.05 5.92

30. アイスランド 28.56 0.00



*赤字は先週から増加。



4. 国内規制

4-1. 規制変更内容

① 4月12日からの規制一部解除

幼稚園年長組(今年小学校入学する園児)の通園

・基礎学校第一段階(1年生~5年生)を対象に対面授業再開(1クラスを2グループに分け、1週間ごとに、対面授業と遠隔授業を交替で行うローテーション制)

*ジェチーン地方は学校閉鎖を1週間延長。


・一部店舗・サービス業の閉鎖解除(文房具店、子供服・靴、自動車・機械のスペアパーツ販売、洗濯・クリーニング店、鍵製造・販売、家庭用品修理店、ファーマーズマーケット、花輪・ろうそくなど葬儀・墓参り必需品販売)

営業時間は、6時~22時まで。


・動物園・植物園(屋外のみ。入場許容人数2割にて入場制限)

・図書館(店舗の入場制限と同様の入場制限)


・地方(okres)間の移動禁止解除


・外出禁止(21時~)の解除。


・別の家庭との集会制限も解除。但し、屋内、屋外ともに2人まで。

(家族、職場における同僚は例外)


・アマチュアスポーツでは、2人組を1グループとし、6グループまで(つまり12人まで)のトレーニングを許可する。グループ間の距離は最低2メートル維持すること。この形式のトレーニングに参加するために、抗原検査受検の必要なし。マスク着用義務を免除。


・屋内における運動は、プロ選手のみに許可される。アマチュアスポーツは屋外のみを認める。


<4月12日以降も継続する規制>

・集会人数(上記)

・飲食店 閉鎖

・上記以外の店舗・サービス業は閉鎖

・保護マスク着用


●2021年2月14日に発表された規制変更

役所における受付時間:受付時間の制限を解除し、役所にて手続きする申請者が列を作って待たなくてもよいようにする。


② 宿泊施設:これまで、医療従事者が勤務のために宿泊することを認めていたが、今後は、遠距離に入院している家族の同伴などの必要から宿泊することも認める。


③ 図書館:事前予約した本の窓口による貸し出し、借りた本の返却も窓口による返却のみを認め、FFP保護マスクの着用を義務付ける。


④ 企業の代表機関:企業の代表機関選挙、代表機関会議などの実施を認める(参加は最高50名まで可)。参加人数が10人以上の場合は、保護具(医療用マスク又はFFP2クラスのマスク)を着用し、2メートルの社会距離を保ち、参加者各自が抗原検査を受けることを義務付ける。


4-2.PES規制内容

現在の規制レベルはレベル5

レベル5(紫)

①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所

②屋内及び屋外における集会人数:2人

③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大15人

④病院・社会福祉施設の面会:基本的に禁止(規定された例外を除く)

⑤自由な移動:夜間外出禁止21時~5時

⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定し、必要不可欠な手続きに限り受け付け(テレワークの導入)(2月14日から受付時間制限解除)

⑦宿泊施設:制限あり

⑧学校:遠隔授業(保育園、特別支援学校、基礎学校第一学年及び第二学年+特別なケースを除く)

⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)許可、アマチュアスポーツ禁止

⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大2人

⑪プール・ウェルネス:閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)

⑫文化関係:文化関係の催し禁止。プロの芸術家は特別な対策に基づく。

⑬博物館・ギャラリー:閉館

⑭城・歴史記念物:閉場

⑮図書館:非接触による貸し出し・返却

⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:閉鎖

⑰飲食店:外出禁止時間外のテイクアウト

⑱公共の場所における飲酒:禁止

⑲店舗(ショッピングモール):生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。

⑳小売店:生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。

㉑その他のサービス業・営業所:閉鎖。

㉒事業者(製造業・倉庫業):稼働上の対策*。検査義務。

㉓事業者(事務職・その他の営業):可能な限りテレワーク。検査推奨。

㉔温泉療養所:健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。

㉕刑務所における面会:禁止

㉖緊急事態の必要性:必要あり

㉗規制順守チェック:警察及び自治体

<スキー場>

宿泊施設:閉鎖

リフト、ゲレンデ、スキースクール、運動場:閉鎖

スキーレンタル:閉鎖(オンライン営業は可)

ロープウェイ:スキー客以外の観光客

(徒歩による遠足、クロスカントリー、スキーアルピニズム)のみ


4-3.隔離(検疫隔離・陽性隔離)



・南ア型変異株の場合の隔離期間

南ア型変異株が確認された陽性者の隔離期間が、2021年3月9日から変更になった。陽性が確認された第一回目の検査日から数えて14日後まで隔離することが義務付けられ、その後PCR検査2回目の受検にて陰性であることが条件づけられる。


<隔離(検疫隔離、陽性隔離の双方)の例外(2021年3月1日から)>

感染者と接触しても以下の人は隔離(検疫隔離、陽性隔離の双方)を免除する。

・ラボの判定で新型コロナウイルスに感染したことがわかっており、感染から90日以内の人。

・ワクチン接種が完了している人。2回投与ワクチンの場合は、2回目の投与終了後、2週間が経過している人。1回投与ワクチンの場合は、投与後2週間が経過している人。

4-4.マスク着用規定

3月1日から以下の場所にて、マスク(FFP2保護マスク*、サージカルマスク1枚)着用を義務付ける**。

*ろ過効果(filtration efficiency)95%以上のマスク。

(ブログ作成者注:薬局では、BFE bacterial filtration efficiencyとして表示されている)

**3月1日から、布マスク、スカーフなどは認めない。(2月22日発表)


<地域自治体(obec)内の屋外>

・地域自治体の建造物のある場所(市街地・住宅地など)

人との距離にかかわらず、屋外でも常時着用。(最低サージカルマスク1枚)


・地域自治体内の建造物のない場所(森林など)

2メートルの社会距離を維持できない場合にマスク着用。

例外:例えば、森林などに一人、又は家族と行く場合は必要なし。


以下の場所では、FFP2保護マスクを義務付ける。

(サージカルマスク2枚重ねは認められない)

・店舗

・サービス業営業所

・医療機関(外来のある医療機関)

・社会福祉施設(高齢者施設、身体障害者施設など)

・国際空港

・公共交通機関内

・公共交通機関のプラットホーム、駅、待合室

・自動車内(同一家庭に住む人のみが乗車している場合は例外)

15歳以下の子どもは、FFP2保護マスクの子ども用が入手不可能のため、例外。


・3月22日から、建造物のある場所(市街地、住宅地など)において、人と2メートル以上の社会距離がある場合は、運動時のマスク着用義務を免除する。(3月18日政府決定)


<使用者(企業)におけるマスク着用>

企業の屋内にて常時マスク着用を義務付ける。

例外:社員が一人でいる場合、又は仕事上、マスク着用がどうしても困難な場合など。


<使用者(会社側)の義務>

3月1日から、使用者に対し、被用者にマスクを提供する義務を課す。

例:店舗の場合は、FFP2保護マスク、役所職員の場合は、サージカルマスクなど。


5. 外国への渡航

5-1.チェコへの入国規制

●4月5日0時00分からの改定

4月3日、保健省は、2月5日から導入されている、外国からチェコへ帰国する時の条件を変更した。変更内容は以下のとおり。


・4月5日0時00分より、感染リスクの非常に高い国(濃い赤色の国)から帰国する場合に限り、チェコ入国前の受検を義務付ける。


・感染リスクの高い国(赤色の国)及び感染リスクが中程度の国(オレンジ色の国)からチェコへ帰国する時は、帰国する本人が一般市内交通を利用する場合に限り、チェコ入国前の受検を義務付ける。


・「チェコ入国前の受検」とは、チェコ帰国時の交通機関に乗り込む前に受検することを指す。


・今後も引き続き、チェコへ帰国後、遅くとも5日以内にPCR検査を受けなければならない。PCR検査を受けるまでは、隔離(自宅待機)に入る。



・オレンジ色の国、赤色の国、濃い赤色の国から帰国した場合は、予防のため、2週間、自宅以外の場所では、屋外においても、保護マスクを着用しなければならない。



●2月5日からのチェコ入国規制(保健省発表)

チェコ保健省は、今日、2月5日から有効になるチェコへの入国規定を発表した。

各国の感染リスク度により、チェコへ入国する際の規制が異なる。

(各国の感染リスク度は、以下の「各国の感染リスク度表示」をご参照ください)


●2月15日より、以下の国からチェコへ帰国するに際し、以下の国における滞在時間が12時間以上になる場合、該当する規制が課せられるよう変更になった。


日本は、濃い赤色の国の取り扱いとなる。


濃い赤色の国(感染リスクの非常に高い国)

当該国からチェコへ渡航する者(外国人、チェコ人双方)に以下の義務を課す。

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/)を記入。

出発前72時間以内に受検したPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

チェコへ入国後5日目以降に、チェコ国内にて受けた2回目のPCR検査の結果を提示。2回目の陰性結果提示までは隔離(自宅待機)。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、N95、 N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


赤色の国(感染リスクの高い国)

当該国からチェコへ渡航する者(外国人、チェコ人双方)に以下の義務を課す。

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/を記入。

陰性結果(書面)を所持。検査は、抗原検査又はPCR検査。

抗原検査の場合は、出発前24時間以内の受検。

PCR検査の場合は、出発前72時間以内の受検。

→4月5日から、公共交通機関(飛行機を含む)にて移動する場合に限定。

チェコへ入国後5日目以降に、チェコ国内にて受けた2回目のPCR検査の結果を提示。2回目の陰性結果提示までは隔離(自宅待機)。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、KN95、N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


オレンジ色の国(感染リスク中程度の国)

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/)を記入。

陰性結果(書面)を所持。検査は、抗原検査又はPCR検査。

抗原検査の場合は、出発前24時間以内の受検。

PCR検査の場合は、出発前72時間以内の受検。

→4月5日から、公共交通機関(飛行機を含む)にて移動する場合に限定。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、KN95、N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


緑色の国(感染リスクが低い国)

当該国からチェコへ渡航する者に対する制限は一切なし。

以上の例外:

・国際運送及びトランジット

・国境を越えて日帰りで通勤する人、国境を超えた外国にいる自分の子どもを交代で世話している人、など。

5-2.各国の感染リスク度表示

保健省は、4月16日、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2021年4月19日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

オーストラリア

アイスランド

韓国

ニュージーランド

シンガポール

タイ

バチカン


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国) フィンランド

アイルランド

マルタ

ポルトガル(アゾレス諸島及びマデイラを含む)

バレアレス諸島


赤色の国(感染リスクが高い国)

ベルギー

デンマーク

イタリア

リヒテンシュタイン

リトアニア

ラトビア

ルクセンブルク

モナコ

ノルウェー

オーストリア

ルーマニア

ギリシャ

スロバキア

ドイツ

スペイン(カナリア諸島を含む)

スイス


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

2021年2月1日付保健省保護対策(MZDR 20599/2020-51/MIN/KAN) 第III.1項に基づき、欧州諸国及び欧州外の第三国で上記リストに記載されていない国は、新型コロナウイルスに感染するリスクが非常に高い国とする

日本は2月5日から「濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)」となっている。

https://koronavirus.mzcr.cz/wp-content/uploads/2021/04/Sdeleni-Ministerstva-zdravotnictvi-kterym-se-vydava-seznam-zemi-s-ucinnosti-od-19-4-2021.pdf


5-3.外国渡航に関する情報

各国の感染危険度に応じた渡航規制はこちらをご参照ください。

(チェコ語)


隣国がチェコに対して設けている規制

<オーストリア>

・12月19日から、オーストリア入国の際、陰性の検査結果を持っていても10日間の検疫隔離が義務付けられる(日帰り勤務者、学生、オーストリア国内通過目的の入国は当該義務免除)。検疫隔離は、入国後5日してから抗原検査又はPCR検査を受け、陰性であれば解除される。

 1月14日(木)から、チェコからオーストリアへ越境可能な場所が17か所に制限され、残りの42か所は防護柵にて閉鎖される。検査・検疫隔離の規定について現行規定から変更なし。

 2月10日から国境を越えて入国する人に対して規制が強化し、日帰り通勤している人に対しても、1週間に1度、7日以内に受けた抗原検査又はPCR検査の陰性結果提示を義務づける。越境前にインターネット上による登録も必要になる。


<スロバキア>


・スロバキアは、4月17日、外国人の入国について、半年以内に新型コロナウイルスに感染した人、ワクチン接種を受けている人に対し、今後も8日間の隔離を義務付ける(PCR検査を受けて隔離を終了可)ことを決定した。


<ドイツ>

・ドイツは、2月14日(日)から、チェコ及びオーストリアのチロル地方をコロナウイルス変種多発地域に指定し、国境におけるコントロールを強化する。3月3日、期間を2週間延長し、3月17日までとすることを発表した。(事実上、国境閉鎖)3月17日、期間をさらに2週間延長することを発表した。

 ザクセン地方へは、医療、社会福祉ケア、農業において日帰り通勤している人のみが、毎日検査を受けることを条件に入国許可される。ドイツ側では、一日1000チェココルナ程度の宿泊手当を提供し、ドイツ側での滞在を推奨している。

 バイエルン州への入国制限は、現在、日帰り通勤者は例外になる。同州政府は、被用者の職務が必須であることを述べた使用者の宣言書が提示される場合に例外とすることを決定した。

 チェコ鉄道は、2月14日からドイツ・チェコ間の列車運行を取りやめる。

(国際貨物ドライバー、日帰り通勤者に対して、国境にて検査(結果が出るまで3時間)が行われているため、国境によっては渋滞が発生している)


 ドイツは、3月28日(日)から、チェコ、スロバキア、オーストリアのチロル地方について、新型コロナウイルス変異株の感染地域リストから外すことを3月26日、発表した。3月28日から、貨物トラック運転手は検査を受けずに入国が可能になる予定だったが、3月30日、ドイツはチェコとの国境に限り、検問をさらに2週間継続すると発表した。

 4月13日(火)、ドイツ政府は、15日(木)からチェコとの国境においても検問を取りやめることを発表した。15日(木)以降も、日帰り通勤者及び通院・役所手続きにより入国する人に対し、過去直近2日間(48時間以内)に受けた検査結果及び越境の理由を述べた証明書(雇用契約書、医師の証明書、ドイツの空港からフライトに乗る場合は航空券など)の所持が義務付けられる。観光、買物によるドイツ入国は依然として禁止。貨物トラックドライバーに対しては、ドイツ国内通過、又は72時間以内に出国する場合、検査結果陰性の提示は免除される。

 


<情報源>

https://www.irozhlas.cz/fotogalerie/8474940?fid=9723798

https://www.novinky.cz/zahranicni/evropa/clanek/evropska-komise-chysta-zalobu-na-astrazeneku-kvuli-neplneni-dodavek-vakcin-40357860


注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネット、外国のメディアなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。

無断転載をお断りします。

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