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執筆者の写真Miwatis Praha

2021年4月3日 チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2021年6月3日

4月5日よりチェコへの入国規制 一部変更

チェコのワクチン不足

緊急事態(2月27日~)が4月11日(日)まで延長となりました。


3月1日(月)から、人の移動の制限、営業可の店舗制限、マスク着用義務などが厳しくなっています。詳しくは、2月26日ブログをご覧ください(別の地方へ移動する際に必要な、内務省作成の証明書の様式についても記載)


3月1日導入規制が、3月22日(月)より一部緩和、余暇の時間を過ごすことのできる範囲が地方(okres)に拡大されています(4-1をご参照ください)。



<目次>

1.国内コロナウイルス感染状況

1-1.感染状況

1-2. PESシステム チェコのリスク指標

1-3.チェコ各地における直近7日間人口10万人当たりの感染者数

2.今日の動き

今日の動き(今日のニュース)

3.EU内の感染状況比較(ECDCのデータ 2021年4月1日アップデート

4.国内規制

4₋1. 規制変更内容(2021年3月18日アップデート

4-2. 12月27日からの規制レベル5導入内容

4-3. 隔離(検疫隔離・陽性隔離)(2021年3月9日アップデート

4-4.マスク着用規定(2021年3月18日アップデート

5.外国への渡航

5₋1. チェコへの入国規定(2021年4月3日アップデート

5-2.各国の感染リスク度表示(2021年4月1日アップデート

5-3.外国渡航に関する情報(2021年3月30日アップデート

1.新型コロナウイルス感染状況

4月2日(金)の新規陽性者数:3,809人

(先週金曜日より3899人少ないが、2日は祝日のため、比較の意味なし)


PCR検査実施数累計:6,302,518件

PCR検査実施数(当日):13,700件

抗体検査実施累計:6,735,005件

抗体検査実施数(当日):37,396件


全検査の陽性率(4月2日現在):27.66%(23.46%)

*7日間の移動平均

予防接種実施数(4月2日)

投与数:18,534

累計:1,782,913

・今日の感染状況(https://koronavirus.mzcr.cz/

4月3日(土)8時00分におけるチェコ保健省の発表

現在の陽性者総数:今日、3月27日までアップデート。

3月14日の16万1187人をピークに、27日11万8586人まで減少している。

チェコテレビ発表の保健省データでは、4月3日133,678人

治った人の数:1,389,189人

現在の入院患者数:6,530人(前日から522人減)

累計感染者数:1,549,734人

累計死亡者数: 26,867人(前日から102人増)


・入院患者数と重症者数

4月2日(金)現在

入院患者数:6530人(前日の7052人から522人減、7145人から615人少ない)

(前日の数字が、7052人から7145人へ修正されている)

重症者の数:1469人(前日の1563人から94人減、1554人より85人少ない)

(前日の数字が、1563人から1554人へ修正されている)


*1週間前3月26日の入院患者数は8043人、重症者の数は1846人だった。


・プラハの感染状況

4月2日(金)

新規陽性者数:533人

(ブログ作成者のコメント:2日祝日にて全国の新規感染者数は大幅に減少しているが、プラハは同様の減少が見られない)

4月3日(土)8時現在

現在の陽性者総数:(記載なし)

治った人の数:158,293人

累計感染者数:174,152人

累計死亡者数:2,464人


各州の状況:

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje



1-2. PESシステム リスク指標(2021年4月3日現在)

リスク指標 規制レベル(相当)

チェコ全域 52↓     3


指標は規制レベル3に相当するが、12月27日から、実際に導入されている規制はレベル5。


4月3日現在の指標52の内訳

値  評価スコア

① 842.7 16

② 657.9 16

③ 0.78 0

④ 38.8% 20

⑤ 無 0

⑥ 無 0

合計 52

保健省コメント:R値減少のため、3スコア減少し、52になった。

<上記指標の内容 >

1月6日よりPESシステム指標のパラメーターが変更になった。

新しいパラメーターは以下のとおり。(保健省1月7日発表)

① 新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)

② 65歳以上の新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)

③ R値(簡易)

④ 入院後に陽性が判明した件数の割合(過去直近2週間における人口10万人当たり)

⑤ 65歳以上の新規感染者数増加の有無

⑥ 入院後に感染が判明した件数増加の有無



1-3. チェコ各地における直近7日間人口10万人当たりの感染者数

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19) (2021年4月3日8時発表のデータ)


 昨日 今日

プラハ 3335 251.84 3387 255.76

<中央ボヘミア州>

ベネショフ 263 264.55 241 242.42

ベロウン 391 411.33 389 409.22

クラドノ 520 312.34 533 320.15

コリーン 338 329.36 320 311.82

クトナー・ホラ

277 365.3 275 362.66

ムニェルニーク

344 314.72 357 326.62

ムラダーボレスラフ

606 464.85 581 445.67

ニンブルク 260 257.72 255 252.76

プラハ東部 624 336.97 579 312.67

プラハ西部 386 258.47 369 247.09

プシーブラム 380 330.14 378 328.4

ラコブニーク 204 367.16 199 358.16

<南ボヘミア州>

チェスケーブジェヨビツェ

926 472.68 926 472.68

チェスキー・クルムロフ

253 411.01 266 432.13

インドジフーフ・フラデツ

403 444.36 451 497.29

ピーセク 236 329.67 255 356.21

プラハチツェ 141 276.59 153 300.13

ストラコニツェ

226 319.34 171 241.62

ターボル 439 427.9 481 468.83

<ピルゼン州>

ドマジュリツェ

147 236.86 144 232.03

クラトビ 261 302.07 281 325.21

ピルゼン北部 213 266.32 214 267.57

ピルゼン市内 567 291.85 562 289.27

ピルゼン南部 193 303.99 217 341.8

タホフ 91 167.48 98 180.36

ロキツァニ 134 271.54 136 275.59

<カルロビ・バリ州>

へプ 47 51.29 52 56.75

カルロビ・バリ

150 130.64 177 154.16

ソコロフ 113 128.1 133 150.77

<ウースチー州>

ジェチーン 678 523.38 646 498.68

ホムトフ 472 377.76 456 364.96

リトムニェジツェ

506 422.84 518 432.86

ロウニ 319 367.97 346 399.12

モスト 523 468.18 512 458.34

テプリツェ 460 356.39 484 374.98

ウースチー・ナト・ラベム

445 372.89 440 368.7

<リベレツ州>

チェスカー・リーパ

516 499.52 478 462.73

ヤブロネツ・ナド・ニソウ

290 319.85 296 326.47

リベレツ 613 349.04 628 357.58

セミリ 194 261.82 173 233.48

<フラデツ・クラーロベー州>

フラデツ・クラーロベー

306 186.26 294 178.96

イチーン 161 201.14 189 236.12

ナーホト 170 154.6 158 143.69

トルトノフ 177 150.03 150 127.14

リフノフ・ナト・クニェジュノウ

201 253.2 181 228.01

<パルドゥビツェ州>

フルジム 518 495.16 501 478.91

パルドゥビツェ

575 327.75 590 336.3

スヴィタヴィ 413 395.85 448 429.39

ウースチー・ナド・オルリツィー

492 355.81 546 394.87

<ビソチナ州>

ハヴリーチクーフ・ブロト

285 300.27 272 286.57

イフラバ 476 418.91 467 410.99

ペルフジモフ 356 492.38 305 421.84

トシェビーチ 427 385.34 442 398.88

ジュジャール・ナト・サーザボウ

403 341.07 464 392.69

<南モラビア州>

ブランスコ 397 363.77 386 353.69

ブルノ市内 1059 277.7 1018 266.95

ブルノ郊外 687 305.82 697 310.27

ブジェツラフ 427 367.18 420 361.16

ホドニーン 639 415.09 643 417.69

ビシュコフ 323 350.02 318 344.6

ズノイモ 401 350.67 387 338.43

<オロモウツ州>

イェセニーク 87 229.14 94 247.58

オロモウツ 921 391.13 993 421.71

プロスチェヨフ

412 379.21 405 372.77

プシェロフ 482 372.17 485 374.48

シュンペルク 376 312.25 383 318.06

<モラビア・シレジア州>

ブルンタール 367 400.67 311 339.53

フリーデク・ミーステク

735 342.4 709 330.29

カルビナー 827 335.74 833 338.17

ノビー・イチーン

480 316.67 436 287.64

オパバ 478 271.23 422 239.45

オストラバ市内

952 297.37 919 287.06

<ズリーン州>

クロムニェジーシュ

312 296.18 291 276.24

ウヘルスケー・フラジシチェ

472 331.87 473 332.57

フセチーン 489 341.16 447 311.86

ズリーン 865 451.34 886 462.3



2.今日の動き(今日のニュース)

●感染状況

・入院患者数が、金曜日、6530人に減少し、2月21日以来最も少ない数字となった。


・患者数は4日間連続で減少している。


●チェコへ帰国時の受検義務 改定

 保健省は、今日4月3日、外国からチェコへ帰国する時の条件を変更した。変更内容は以下のとおり。


4月5日0時00分より、感染リスクの非常に高い国(濃い赤色の国)から帰国する場合に限り、チェコ入国前の受検を義務付ける


感染リスクの高い国(赤色の国)及び感染リスクが中程度の国(オレンジ色の国)からチェコへ帰国する時は、帰国する本人が一般市内交通を利用する場合に限り、チェコ入国前の受検を義務付ける。


・「チェコ入国前の受検」とは、チェコ帰国時の交通機関に乗り込む前に受検することを指す。


・今後も引き続き、チェコへ帰国後、遅くとも5日以内にPCR検査を受けなければならない。PCR検査を受けるまでは、隔離(自宅待機)に入る。



・オレンジ色の国、赤色の国、濃い赤色の国から帰国した場合は、予防のため、2週間、自宅以外の場所では、屋外においても、保護マスクを着用しなければならない。


今日の変更は、今週、プラハ市裁判所が、現行規制の一部取り消し(4月5日付施行)を決めたために行われた。


●ワクチン接種の様子

 イースター連休中のワクチン接種数が減少しているが、その原因はワクチン不足にある。各地の病院は、ワクチンがないため、イースター連休中の接種を取り止めている。


●PCR検査へ切り替えの可能性

 政府が企業における抗体検査実施頻度の増加を導入していないため、現在、多くの疫学専門家から、抗体検査の代わりに信頼性の高いPCR検査にすべき、との意見が出されている。政府は連休後、PCR検査への切り替えについて検討する。


 チェコテレビにて、現在も企業によっては正確な検査結果を求めて、被用者に対しPCR検査を行っており、費用は1人当たり400コルナであることが報告されている。

 

 ブラトニー保健大臣は、イースター連休前の記者会見にて、ラボの受付能力を増やして、将来的にはPCR検査へ移行していくべきだが、現在は難しいので、企業に対し5日に一度の検査実施を推奨すると述べている。


●国家再生計画

 欧州基金から約1720億コルナの資金を得るための「国家再生計画」の準備が最終段階に入っている。当計画にて欧州基金から得られる資金を利用して、新型コロナウイルスの影響を受けた経済の建て直しに役立てる。この他、融資資金として約4000億コルナが用意される。


●保健大臣への警告書

 バビシュ首相が3月末再びブラトニー保健大臣に対して警告書を送付したことについて、チェコの日刊紙Denik Nが昨日報告し、各マスコミにより報道されている。過去直近2週間ですでに4回目の警告書になる。

 今回の警告書において、バビシュ首相は、新型コロナウイルス治療薬bamlanivimabの投与条件が厳しいことを非難した。これに対し、ブラトニー保健大臣は、治療薬の使用は医学的な内容であり、政治の対象ではないと反論した。


●ハンガリーからのワクチン援助

 今日、ハンガリーのシーヤールトー外務大臣は、ハンガリーは5月、チェコに対して4万投与分のワクチンを送付すると発表した。ハンガリーは5月までに自国民の接種に十分な数量のワクチンを用意できるとしている。

 バビシュ首相は、友人であるオルバーン首相に電話をし、連帯性を求めたところ、5月第一週に4万投与分(ファイザー又はモデルナ)提供の約束を受けた、と述べている。


●イタリアのイースター連休ロックダウン

 イタリアは、4月3日(土)からイースター連休3日間のロックダウンを開始した。連休中の感染者増加を未然に防ぐための措置。


●ハンガリー 第三波

 ハンガリーでは、3月、変異株感染拡大により状況が急激に悪化し、現在、入院患者が1万2千人に上っている。政府は初めて店舗を閉鎖するなど、すでに1か月、非常に厳しい措置が導入されている。

 しかし、オルバーン首相は、連休明けに規制緩和をする意向。フリージャーナリストが病院における取材が認められないことに対する非難の声がマスコミから上がっている。


●オーストリア

 オーストリアでは、東部に位置するニーダーエスタライヒ州、ウィーン、ブルゲンラントにて4月11日までロックダウンが導入されているが、西部のフォアアールベルク州では状況が良好のため、検査結果陰性を提示すればレストランへの入店を許可している。



3. EU諸国の感染状況比較(ECDCのデータ)

直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(①)

及び人口100万人当たりの死亡者(②)

(2021年4月1日アップデート)


2021年11週目(11週目は3月15日~3月21日)


チェコは今週になり2番目

 ① ②

1.  エストニア 1520.79 97.82

2.  チェコ 1328.25 273.80

3.  ハンガリー 1145.70 252.11

4.  ポーランド 716.70 106.64

5.  ブルガリア 620.23 202.12

6.  キプロス 601.35 11.26

7.  スウェーデン 597.10 13.75

8.  マルタ 586.32 75.79

9.   フランス 562.05 55.04

10. イタリア 517.91 86.47

11. スロベニア 507.48 42.94

12. オランダ 481.38 24.59

13.スロバキア 466.92 216.75

14. オーストリア 447.61 33.48

15. ルクセンブルク 442.42 89.44

16. ベルギー 439.75 30.64

17. ラトビア 371.03 68.67

18. ルーマニア 363.68 67.52

19. ギリシャ 298.59 65.68

20. クロアチア 275.52 43.62

21.リトアニア 247.31 53.68

22. ノルウェー 223.55 3.17

23. ドイツ 194.83 33.43

24. デンマーク 189.14 3.61

25. フィンランド 172.86 6.15

26. アイルランド 148.66 33.24

27. スペイン 143.31 44.51

28. リヒテンシュタイン

110.98 0.00

29. ポルトガル 71.09 21.27

30. アイスランド 15.10 0.00


*赤字は先週から増加。



4. 国内規制

4-1. 規制変更内容

① 2021年3月1日からの規制内容

2月26日ブログをご参照ください。


●3月22日(月)からの規制緩和(3月18日政府発表)

・余暇の時間(散歩、運動する時)に移動できる範囲を地域自治体(obce)から、地方(okres)へ拡大する。


・他の地方(okres)への移動は、22日以降も引き続き禁止する。(通勤、通勤、ケアを必要とする人を訪問するなどは例外)


●2021年2月14日に発表された規制変更

役所における受付時間:受付時間の制限を解除し、役所にて手続きする申請者が列を作って待たなくてもよいようにする。


② 宿泊施設:これまで、医療従事者が勤務のために宿泊することを認めていたが、今後は、遠距離に入院している家族の同伴などの必要から宿泊することも認める。


③ 図書館:事前予約した本の窓口による貸し出し、借りた本の返却も窓口による返却のみを認め、FFP保護マスクの着用を義務付ける。


④ 企業の代表機関:企業の代表機関選挙、代表機関会議などの実施を認める(参加は最高50名まで可)。参加人数が10人以上の場合は、保護具(医療用マスク又はFFP2クラスのマスク)を着用し、2メートルの社会距離を保ち、参加者各自が抗体検査を受けることを義務付ける。


4-2.PES規制内容

現在の規制レベルはレベル5

レベル5(紫)

①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所

②屋内及び屋外における集会人数:2人

③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大15人

④病院・社会福祉施設の面会:基本的に禁止(規定された例外を除く)

⑤自由な移動:夜間外出禁止21時~5時

⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定し、必要不可欠な手続きに限り受け付け(テレワークの導入)(2月14日から受付時間制限解除)

⑦宿泊施設:制限あり

⑧学校:遠隔授業(保育園、特別支援学校、基礎学校第一学年及び第二学年+特別なケースを除く)

⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)許可、アマチュアスポーツ禁止

⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大2人

⑪プール・ウェルネス:閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)

⑫文化関係:文化関係の催し禁止。プロの芸術家は特別な対策に基づく。

⑬博物館・ギャラリー:閉館

⑭城・歴史記念物:閉場

⑮図書館:非接触による貸し出し・返却

⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:閉鎖

⑰飲食店:外出禁止時間外のテイクアウト

⑱公共の場所における飲酒:禁止

⑲店舗(ショッピングモール):生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。

⑳小売店:生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。

㉑その他のサービス業・営業所:閉鎖。

㉒事業者(製造業・倉庫業):稼働上の対策*。検査義務。

㉓事業者(事務職・その他の営業):可能な限りテレワーク。検査推奨。

㉔温泉療養所:健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。

㉕刑務所における面会:禁止

㉖緊急事態の必要性:必要あり

㉗規制順守チェック:警察及び自治体

<スキー場>

宿泊施設:閉鎖

リフト、ゲレンデ、スキースクール、運動場:閉鎖

スキーレンタル:閉鎖(オンライン営業は可)

ロープウェイ:スキー客以外の観光客

(徒歩による遠足、クロスカントリー、スキーアルピニズム)のみ


4-3.隔離(検疫隔離・陽性隔離)



・南ア型変異株の場合の隔離期間

南ア型変異株が確認された陽性者の隔離期間が、2021年3月9日から変更になった。陽性が確認された第一回目の検査日から数えて14日後まで隔離することが義務付けられ、その後PCR検査2回目の受検にて陰性であることが条件づけられる。


<隔離(検疫隔離、陽性隔離の双方)の例外(2021年3月1日から)>

感染者と接触しても以下の人は隔離(検疫隔離、陽性隔離の双方)を免除する。

・ラボの判定で新型コロナウイルスに感染したことがわかっており、感染から90日以内の人。

・ワクチン接種が完了している人。2回投与ワクチンの場合は、2回目の投与終了後、2週間が経過している人。1回投与ワクチンの場合は、投与後2週間が経過している人。

4-4.マスク着用規定

3月1日から以下の場所にて、マスク(FFP2保護マスク*、サージカルマスク1枚)着用を義務付ける**。

*ろ過効果(filtration efficiency)95%以上のマスク。

(ブログ作成者注:薬局では、BFE bacterial filtration efficiencyとして表示されている)

**3月1日から、布マスク、スカーフなどは認めない。(2月22日発表)


<地域自治体(obec)内の屋外>

・地域自治体の建造物のある場所(市街地・住宅地など)

人との距離にかかわらず、屋外でも常時着用。(最低サージカルマスク1枚)


・地域自治体内の建造物のない場所(森林など)

2メートルの社会距離を維持できない場合にマスク着用。

例外:例えば、森林などに一人、又は家族と行く場合は必要なし。


以下の場所では、FFP2保護マスクを義務付ける。

(サージカルマスク2枚重ねは認められない)

・店舗

・サービス業営業所

・医療機関(外来のある医療機関)

・社会福祉施設(高齢者施設、身体障害者施設など)

・国際空港

・公共交通機関内

・公共交通機関のプラットホーム、駅、待合室

・自動車内(同一家庭に住む人のみが乗車している場合は例外)

15歳以下の子どもは、FFP2保護マスクの子ども用が入手不可能のため、例外。


・3月22日から、建造物のある場所(市街地、住宅地など)において、人と2メートル以上の社会距離がある場合は、運動時のマスク着用義務を免除する。(3月18日政府決定)


<使用者(企業)におけるマスク着用>

企業の屋内にて常時マスク着用を義務付ける。

例外:社員が一人でいる場合、又は仕事上、マスク着用がどうしても困難な場合など。


<使用者(会社側)の義務>

3月1日から、使用者に対し、被用者にマスクを提供する義務を課す。

例:店舗の場合は、FFP2保護マスク、役所職員の場合は、サージカルマスクなど。


5. 外国への渡航

5-1.チェコへの入国規制

●4月5日0時00分からの改定

4月3日、保健省は、2月5日から導入されている、外国からチェコへ帰国する時の条件を変更した。変更内容は以下のとおり。


・4月5日0時00分より、感染リスクの非常に高い国(濃い赤色の国)から帰国する場合に限り、チェコ入国前の受検を義務付ける。


・感染リスクの高い国(赤色の国)及び感染リスクが中程度の国(オレンジ色の国)からチェコへ帰国する時は、帰国する本人が一般市内交通を利用する場合に限り、チェコ入国前の受検を義務付ける。


・「チェコ入国前の受検」とは、チェコ帰国時の交通機関に乗り込む前に受検することを指す。


・今後も引き続き、チェコへ帰国後、遅くとも5日以内にPCR検査を受けなければならない。PCR検査を受けるまでは、隔離(自宅待機)に入る。



・オレンジ色の国、赤色の国、濃い赤色の国から帰国した場合は、予防のため、2週間、自宅以外の場所では、屋外においても、保護マスクを着用しなければならない。



●2月5日からのチェコ入国規制(保健省発表)

チェコ保健省は、今日、2月5日から有効になるチェコへの入国規定を発表した。

各国の感染リスク度により、チェコへ入国する際の規制が異なる。

(各国の感染リスク度は、以下の「各国の感染リスク度表示」をご参照ください)


●2月15日より、以下の国からチェコへ帰国するに際し、以下の国における滞在時間が12時間以上になる場合、該当する規制が課せられるよう変更になった。


日本は、濃い赤色の国の取り扱いとなる。


濃い赤色の国(感染リスクの非常に高い国)

当該国からチェコへ渡航する者(外国人、チェコ人双方)に以下の義務を課す。

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/)を記入。

出発前72時間以内に受検したPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

チェコへ入国後5日目以降に、チェコ国内にて受けた2回目のPCR検査の結果を提示。2回目の陰性結果提示までは隔離(自宅待機)。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、N95、 N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


赤色の国(感染リスクの高い国)

当該国からチェコへ渡航する者(外国人、チェコ人双方)に以下の義務を課す。

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/を記入。

陰性結果(書面)を所持。検査は、抗体検査又はPCR検査。

抗体検査の場合は、出発前24時間以内の受検。

PCR検査の場合は、出発前72時間以内の受検。

→4月5日から、公共交通機関(飛行機を含む)にて移動する場合に限定。

チェコへ入国後5日目以降に、チェコ国内にて受けた2回目のPCR検査の結果を提示。2回目の陰性結果提示までは隔離(自宅待機)。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、KN95、N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


オレンジ色の国(感染リスク中程度の国)

チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/)を記入。

陰性結果(書面)を所持。検査は、抗体検査又はPCR検査。

抗体検査の場合は、出発前24時間以内の受検。

PCR検査の場合は、出発前72時間以内の受検。

→4月5日から、公共交通機関(飛行機を含む)にて移動する場合に限定。

チェコへ入国後10日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク*を着用。

*マスクは、できる限り、換気口(通気口)の付いていないもので、最低、FFP2、KN95、N95、P2、DSクラス、又は医療用マスク(使い捨て)とする。


緑色の国(感染リスクが低い国)

当該国からチェコへ渡航する者に対する制限は一切なし。

以上の例外:

・国際運送及びトランジット

・国境を越えて日帰りで通勤する人、国境を超えた外国にいる自分の子どもを交代で世話している人、など。

5-2.各国の感染リスク度表示

保健省は、4月1日、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2021年4月5日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

オーストラリア

韓国

ニュージーランド

シンガポール

タイ

バチカン


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国) アイスランド

ポルトガル(マデイラを除く)

バレアレス諸島


赤色の国(感染リスクが高い国)

デンマーク

フィンランド

クロアチア

アイルランド

リヒテンシュタイン

リトアニア

ラトビア

ルクセンブルク

マルタ

モナコ

ノルウェー

オーストリア

ルーマニア

ギリシャ

スロバキア

ドイツ

スペイン(カナリア諸島を含む)

スイス

マデイラ


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

2021年2月1日付保健省保護対策(MZDR 20599/2020-51/MIN/KAN) 第III.1項に基づき、欧州諸国及び欧州外の第三国で上記リストに記載されていない国は、新型コロナウイルスに感染するリスクが非常に高い国とする

日本は2月5日から「濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)」となっている。

https://koronavirus.mzcr.cz/wp-content/uploads/2021/03/Sd%C4%9Blen%C3%AD-Ministerstva-zdravotnictv%C3%AD-kter%C3%BDm-se-vyd%C3%A1v%C3%A1-seznam-zem%C3%AD-nebo-jejich-%C4%8D%C3%A1st%C3%AD-s-n%C3%ADzk%C3%BDm-st%C5%99edn%C3%ADm-a-vysok%C3%BDm-rizikem-n%C3%A1kazy-onemocn%C4%9Bn%C3%AD-covid-19-s-%C3%BA%C4%8Dinnost%C3%AD-od-22.-3.-2021.pdf


5-3.外国渡航に関する情報

各国の感染危険度に応じた渡航規制はこちらをご参照ください。

(チェコ語)


隣国がチェコに対して設けている規制

<オーストリア>

・12月19日から、オーストリア入国の際、陰性の検査結果を持っていても10日間の検疫隔離が義務付けられる(日帰り勤務者、学生、オーストリア国内通過目的の入国は当該義務免除)。検疫隔離は、入国後5日してから抗体検査又はPCR検査を受け、陰性であれば解除される。

 1月14日(木)から、チェコからオーストリアへ越境可能な場所が17か所に制限され、残りの42か所は防護柵にて閉鎖される。検査・検疫隔離の規定について現行規定から変更なし。

 2月10日から国境を越えて入国する人に対して規制が強化し、日帰り通勤している人に対しても、1週間に1度、7日以内に受けた抗体検査又はPCR検査の陰性結果提示を義務づける。越境前にインターネット上による登録も必要になる。


<スロバキア>

・2月17日(水)より、チェコからの入国者に対して入国申告(様式はこちら:http://korona.gov.sk/ehranica)、最低8日間の隔離(自宅待機)、隔離は最低8日目にPCR検査を受けて陰性であれば終了可。日帰り通勤者、学生、芸術家などは、過去直近7日間以内に受けた検査(抗体検査又はPCR検査)の陰性結果を所持すること。スロバキア国内通過(トランジット)と国際貨物ドライバーは検査結果提示が免除される。


<ドイツ>

・ドイツは、2月14日(日)から、チェコ及びオーストリアのチロル地方をコロナウイルス変種多発地域に指定し、国境におけるコントロールを強化する。3月3日、期間を2週間延長し、3月17日までとすることを発表した。(事実上、国境閉鎖)3月17日、期間をさらに2週間延長することを発表した。

 ザクセン地方へは、医療、社会福祉ケア、農業において日帰り通勤している人のみが、毎日検査を受けることを条件に入国許可される。ドイツ側では、一日1000チェココルナ程度の宿泊手当を提供し、ドイツ側での滞在を推奨している。

 バイエルン州への入国制限は、現在、日帰り通勤者は例外になる。同州政府は、被用者の職務が必須であることを述べた使用者の宣言書が提示される場合に例外とすることを決定した。

 チェコ鉄道は、2月14日からドイツ・チェコ間の列車運行を取りやめる。

(国際貨物ドライバー、日帰り通勤者に対して、国境にて検査(結果が出るまで3時間)が行われているため、国境によっては渋滞が発生している)


ドイツは、3月28日(日)から、チェコ、スロバキア、オーストリアのチロル地方について、新型コロナウイルス変異株の感染地域リストから外すことを3月26日、発表した。3月28日から、貨物トラック運転手は検査を受けずに入国が可能になる予定だったが、3月30日、ドイツはチェコとの国境に限り、検問をさらに2週間継続すると発表した。

 しかし、28日以降もチェコは依然として、感染度の高い地域として残る。

 ザクセン州及びバイエルン州は、変異株感染地域からの入国者に対して、2週間の隔離を義務付けており、受検による隔離期間短縮を認めていないが、日曜日以降は、ドイツ入国後の隔離期間が10日間になり、5日目に検査結果が陰性であれば隔離終了が可能になる。

 観光目的の入国は日曜日以降も依然として許可されない。


<情報源>

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3292877-narodni-plan-obnovy-se-finalizuje-cesku-ma-prinest-pres-170-miliard-z-fondu-evropske

https://www.irozhlas.cz/zpravy-domov/dopis-andrej-babis-jan-blatny-koronavirus-bamlanivimab_2104022124_zuj


注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネット、外国のメディアなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。

無断転載をお断りします。

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