• Miwatis Praha

2021年9月3日チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:9月18日


抗体を非感染証明として認める動き

ワクチン接種の有効期間をめぐる動き


<目次>

1.感染状況データ

2.今日の動き

3.EU諸国の感染状況比較(ECDCのデータ)(2021年9月2日更新)

4.各国の感染リスク度表示(2021年9月3日更新)

5.チェコへの入国規定(2021年9月3日更新)



1. 感染状況データ

9月3日(金)8時におけるチェコ保健省の発表


9月2日(木)の新規陽性者数:306人

(前週木曜日比 95人多い)


過去直近7日間における人口10万人当たりの感染者数

9月1日現在13人 (8月31日現在13人)

過去直近14日間における人口10万人当たりの感染者数

9月1日現在24人 (8月31日現在25人)


9月3日(金)8時の発表

PCR検査実施数累計:10,137,159件

PCR検査実施数(9月2日):56,477件

抗原検査実施累計:26,082,130件

抗原検査実施数(9月2日):43,177件


全検査の陽性率(9月2日現在):4.11(1.93%*)

*7日間の移動平均

予防接種実施(9月2日現在)

当日の投与回数:17,721

累計:11,514,332

ワクチン接種完了:5,759,031人

治った人の数:1,647,382人

現在の入院患者数:56人

累計感染者数:1,680,046人

累計死亡者数: 30,405人


入院患者数と重症者数

9月2日(木)現在

入院患者数:56人(9月1日の58人から2人減)

重症者の数:10人(9月1日の10人から0人減)


*1週間前8月26日の入院患者数は66人、重症者の数は12人だった。


プラハの感染状況

9月2日(木)

新規陽性者数:56人

9月3日(金)8時現在の発表

治った人の数:186,653人

累計感染者数:190,206人

累計死亡者数:2,767人


各州の状況はこちら



PESシステム リスク指標(2021年9月3日現在)

保健省のデータ


リスク指標 規制レベル(相当)

チェコ全国 40↑     2



2.今日の動き

●感染状況

・昨日9月2日(木)の新規陽性者数は306人。前週木曜日比にて95人多い。


・9月2日の検査数は、学校における検査が開始したため、前日水曜日より1万2700件ほど多い、約10万件となった。


・9月3日(金)のR値は1.12で、2日(木)の1.05から上昇した。

現在、8月12日以来の最高値。

1を超える数字(1を超える場合、感染拡大傾向にある)がこれまで9日間継続している。


・地域ごとの感染状況(過去直近7日間における人口10万人当たりの新陽性者数)

これまで、プラハの感染状況が一番悪かったが、現在、カルロビバリ州の数字が最悪。


カルロビバリ州 27人

プラハ 25人

南ボヘミア州 29人

・・・

フラデツ・クラーロベー州 6人


<今後の感染状況予測>

専門家の間では、今後の感染状況の動向は以下が予測されている。

・人々が夏の休暇から通常の生活へ戻るため、感染が拡大する。

・しかし、感染リスクが非常に高くなる状況を想定しても、今回の感染の波は昨年秋や今年春の状況にはならないと考えられる。その理由は、ワクチン接種を受けている人、新型コロナウイルスに感染した人の数が相当数いるため。


・現在(2日)の入院患者数は56人、うち重症者数は9人。(昨年同時期の患者数は約3倍に上っていた)


●学校における検査

9月1日及び2日(新一年生は2日)、チェコ国内のすべての学校にて検査の1回目が行われた。検査結果の総計は保健省も入手していないため公表されていないが、チェコテレビが問い合わせた学校では感染者数がほとんど発生していないことが報道されている。1回目検査の結果は来週発表になる予定。


保健省のバシャーコバ―副大臣(次官)は、「PCR検査の結果が保健省に届くまで1週間後に入ればよい方で、ラボによっては1か月後に検査結果を届けるところもある。抗原検査で陽性だった場合は、PCR検査にて3日以内に確認するものと想定している」と発言し、学校における検査実施の難しさについて述べた。(チェコテレビのウェブサイト記事)


●最高行政裁判所の判決

 最高行政裁判所は、9月2日(木)、新型コロナウイルスにこれまでに感染した人は抗体レベルの測定なしに非感染として自動的に認めるのに対し、新型コロナウイルスに対する抗体が体内にある旨(抗体の有無を調べる検査にて)確認された人に対しては非感染として認めない理由について、保健省は十分に説明できていないという判決を下した。

 最高行政裁判所はこれまでにも、体内に抗体のできている人を差別しているとして保健省を批判しており、8月半ばには、保健省が5月末に発行した対策で、ワクチン接種者及び新型コロナウイルス感染者は(抗原検査・PCRなどの)検査が免除されるのに対し、(抗体の有無を調べる)検査で抗体が体内にあると認められた人が検査を免除されない理由について、明確に述べていないと指摘していた。

 今回、保健省法務課は、現在の科学的検証では新型コロナウイルス陽性が確認された1回目の(PCR等の)検査から180日間は十分な免疫ができていることがわかっているが、抗体が(抗体の有無を調べる)検査にて確認された人は、過去における新型コロナウイルス感染の有無、感染した時期等がわからず、いつ抗体ができて感染しない状態になったのかが不明であること、この他、非感染として認めるために十分な抗体レベルが現在のところ専門家の間で一致していないことを述べて最高行政裁判所へ説得を試みたが、上記判決が下った。


●非感染証明

 現在、チェコにてワクチン接種を受けた場合の非感染証明(接種認証)は「無期限」となっているが、隣国のオーストリアや、現在多くのチェコ人が休暇を過ごしているクロアチアでは、有効期間が9か月間となっている。

 チェコ外務省(ピテル領事局長)は、オーストリアでは、疫学者の間で12か月は十分な抗体が持続することで合意したため、今後近いうちに現在の9か月が12か月に延長される予定であること、現在欧州では各国独自の有効期間を設定しているが、将来的には統一されることをチェコテレビに対して述べた。


 9月3日のチェコテレビ19時ニュースにて、ボイチェフ保健大臣が、チェコではワクチン接種による非感染証明は無期限となっていることをチェコテレビに対して述べた。


●9月6日からの各国危険度変更

 各国の感染危険度は1週間に一度見直され、アップデートしているが、9月6日から、スロベニア、オランダ等の危険度が変更となり、チェコへ帰国時の規制が変更になる。


 スロベニアは、9月6日から規制を改定し、トランジットの場合も非感染証明の提示を求めることが決まっているが、チェコ外務省(ピテル領事局長)は、スロベニアがチェコ人の通過は9月6日からさらに1週間、非感染証明提示なしにて認める措置をほぼ確実に導入する予定で、この週末(9月4日~5日)に明確になることを述べた。


●秋の調査

 チェコ保健省は、この秋、チェコ全国から数千人のボランティアを募り、新型コロナウイルスの集団免疫形成の状況を調査する予定であることを、チェコラジオ「ラジオジャーナル」が報道した。定期的に数千人の検査を行い、どの程度の割合で抗体及び細胞性免疫が形成されているか調べる。この調査には、プラハにあるIKEM病院及びトマイエル病院の他、オロモウツにある大学附属病院が参加する予定。現在、調査実施のための補助金取得の手続きが進められている。


 調査目的について、分子・トランスレーショナル医学研究所のハイドゥーフ所長は3つあるとしている。その内容は以下のとおり。

1.新型コロナウイルスに対する抗体を持っている人の割合の確認。

2.細胞性免疫が形成されている人の割合の確認。

3.抗体又は細胞性免疫があることにより、SARS-Cov-2の感染が防げるのかの確認。


 バビシュ首相(ANO)及び野党は、最近になり、新型コロナウイルスに対する抗体が体内に十分に形成されていることが証明された場合、ワクチン接種を受けていなくても非感染として認める方向を検討し始めている。しかし、これに対し保健省は、「十分な抗体レベル」とはどの程度なのか、現在の抗体があれば変異株にも感染しないのかどうか等が不明であるとして、これまで抗体を非感染証明として認めることに反対の姿勢をとっている。秋に検査が行われれば、こうした状況に少しずつ変化が起こる可能性があるとみられている。


●下水道水の検査(9月2日のニュース)

 9月1日から新学期が始まり、学校における新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、プラハにある9校にて、下水道水を採取し、新型コロナウイルスが含まれていないかどうかを検査し始めた。感染者は症状が出る1週間前には体内から新型コロナウイルスを排泄するため、下水道水中のウイルスの存在を確認すれば、学校で新型ウイルスの感染が始まっていないかを確認し、必要な対策を遅延なく行うことができるとしている。

 下水道水の中に新型コロナウイルスが確認された場合、当該学校では、職員及び生徒全員に対してPCR検査を行う。

 下水道水の検査は週に2回行い、一回の費用は1万チェココルナであるため、生徒数1000人の学校では、抗原検査実施費用よりも安価になることを、プラハ9区役所ポルチーク区長(市民民主党)が述べている。

 現在、17歳までのワクチン接種率は約11パーセントに留まっており、この年齢層の感染リスクは高くなっている。


●ギリシャの医療機関

 ギリシャでは、来週水曜日(9月8日)から医療従事者に対してワクチン接種を義務付け、最低1回目の接種を受けていることが必須となるため、接種を受けていない約6000人の医療従事者が休暇を取らなければいけない事態が発生し(最終的には1万人に上る可能性も報道されている)、医療機関の運営そのものが危ぶまれている。ギリシャ政府は、新しく医療従事者や医学生を応募して対応する予定で、ワクチン接種を呼びかけているが、同時に接種を受けない権利も認めている。9月2日(木)には、いくつかの病院にて5時間にわたるストライキが行われた。


●各国の危険度

 保健省は、9月3日(金)、各国の危険度をアップデートした。9月6日(月)から、以下の国の危険度が下記のとおり変更となる。

感染リスクの高い国(赤):キプロス、オランダ、ノルウェー、サンマリノ、スロベニア

感染リスク中程度の国(オレンジ):ルーマニア、アゾレス諸島

感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国):アイルランド

感染リスクが極端に高い国(黒色の国)は、9月3日から廃止され、これまで黒色に指定されていた国は、濃い赤色の国へ変更となる。


保健省のニュースリリースはこちら


3. EU諸国の感染状況比較(ECDCのデータ)

直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(①)

及び人口100万人当たりの死亡者(②)

(2021年9月3日アップデート)


統計の対象は2週間 2021年33週目及び34週目

(33週目:8月16日~8月22日、34週目:8月23日~8月29日)


     ①  ②

1. アイルランド 504.11 6.65

2. キプロス 496.06 48.42

3. ギリシャ 412.28 38.53

4. フランス 403.23 22.40

5. エストニア 334.39 9.03

6. アイスランド 309.50 8.24

7. ポルトガル 306.42 15.25

8. リトアニア 288.43 36.86

9. スペイン 270.49 32.77

10. ブルガリア 264.19 55.67

11. スロベニア 257.36 7.16

12. リヒテンシュタイン

252.92 0.00

13. ベルギー 241.45 6.51

14. ノルウェー 233.92 0.93

15. デンマーク 225.22 3.43

16. オランダ 199.99 5.06

17. オーストリア 193.57 2.81

18. ルクセンブルク 172.02 3.19

19. フィンランド 154.96 3.80

20. クロアチア 154.31 11.34

21. イタリア 150.19 11.08

22. マルタ 144.39 17.49

23. ドイツ 137.03 3.23

24. スウェーデン 127.23 0.87

25. ラトビア 115.17 6.29

26. ルーマニア 51.44 9.62

27. スロバキア 28.97 0.18

28. チェコ 24.75 2.52

29. ハンガリー 17.64 1.64

30. ポーランド 7.70 1.08


*赤字は先週から増加。


4.各国の感染リスク度表示

保健省は、9月3日(金)、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2021年9月6日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

アルバニア

オーストラリア

ボスニア・ヘルツェゴビナ

香港

日本

ヨルダン・ハシェミット王国

カナダ

カタール

韓国

サウジアラビア

マカオ

ハンガリー

ニュージーランド

ポーランド

シンガポール

スロバキア

セルビア

ブルネイ

台湾

バチカン


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国) フィンランド

クロアチア

イタリア

ラトビア

ルクセンブルク

マルタ

オーストリア

ルーマニア

アゾレス諸島(ポルトガル)


赤色の国(感染リスクが高い国)

アンドラ

ベルギー

ブルガリア

デンマーク

エストニア

フランス

アイスランド

キプロス

オランダ

ノルウェー

リヒテンシュタイン

リトアニア

モナコ

ポルトガル(マデイラを含む)

ギリシャ

ドイツ

サンマリノ

スロベニア

スペイン(バレアレス諸島及びカナリア諸島を含む)

スウェーデン

スイス


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

上記以外の国すべて


2021年8月30日付保健省保護対策(MZDR 20599/2020-114/MIN/KAN) 第III.1項に基づき、欧州諸国及び欧州外の第三国で上記リストに記載されていない国は、新型コロナウイルスに感染するリスクが非常に高い国とする。


黒色の国(感染リスクが極端に高い国)のカテゴリーは9月6日(月)から廃止する。


保健省発表の各国危険度はこちら


5. チェコへの入国規定

9月1日からのチェコへの入国規定

(保健省の省令は8月31日付にて9月1日発効)

*外務省のウェブサイトでは、入国規定のアップデートは9月3日から。


以下は、保健省と外務省が保健省の省令を簡素化して記載しているページ(保健省ページ外務省ページ)をまとめたもの。


外国からチェコへ帰国する人は、6歳未満を例外として、以下の義務がある。

① 入国申告書の記入

② 各国の危険度に応じた規定の順守


以下の人は、検査、隔離(自宅待機)から免除される。

① ワクチン接種完了し、最終接種から14日間が経過した人

② 新型コロナウイルスに過去180日間に感染した人

③ 6歳未満の人


<各感染リスクレベルに応じた入国規定>

感染度が低い国(緑色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。

検査結果が出るまで、隔離の必要なし。


感染度が中程度の国(オレンジの国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。

検査結果が出るまで、隔離の必要なし。


感染度が高い国(赤色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・保健サービス提供機関にて48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は認証を受けているラボにて72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。

検査結果が出るまで、隔離(自宅待機)する。


2.個人の交通機関により入国する場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。

検査結果が出るまで、隔離(自宅待機)する。


感染度が非常に高い国(濃い赤色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1.公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・保健サービス提供機関にて48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は認証を受けているラボにて72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。

検査結果が出るまで、隔離(自宅待機)する。


2.個人の交通機関により入国する場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。

検査結果が出るまで、隔離(自宅待機)する。



<情報源>

https://www.ceskatelevize.cz/porady/1097181328-udalosti/dily/

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3363860-prazske-skoly-kvuli-covidu-zacaly-s-testovanim-vzorku-z-kanalizace-odbornici-zjisti

https://ct24.ceskatelevize.cz/svet/3364410-povinne-ockovani-zdravotniku-v-recku-spustilo-nucene-dovolene-a-stavky-nemocnicim-hrozi

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3364518-za-ctvrtek-je-nejvic-zjistenych-pripadu-covidu-od-poloviny-cervence-vysledky

104回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示