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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2021年9月13日チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2021年9月19日


感染状況 数字は悪化しているが安全な範囲

オーストリア、クロアチア 今日から赤色


<目次>

3.EU諸国の感染状況比較(ECDCのデータ)(2021年9月9日更新)

4.各国の感染リスク度表示(2021年9月10日更新)

5.チェコへの入国規定(2021年9月11日更新)



1. 感染状況データ

9月13日(月)8時におけるチェコ保健省の発表


9月12日(日)の新規陽性者数:138人

(前週日曜日比 2人少ない)


過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数

9月13日現在24人 (9月12日現在24人)

過去直近14日間における人口10万人当たりの新規感染者数

9月13日現在41人 (9月12日現在40人)


PCR検査実施数累計:10,392,610件

PCR検査実施数(9月12日):6,903件

抗原検査実施累計:26,536,306件

抗原検査実施数(9月12日):24,569件


全検査の陽性率(9月12日現在):2.18(2.96%*)

*7日間の移動平均

予防接種実施(9月12日現在)

当日の投与回数:1,881

累計:11,633,234

ワクチン接種完了:5,841,873人

治った人の数:1,649,349人

現在の入院患者数:113人

累計感染者数:1,683,315人

累計死亡者数: 30,414人


9月12日(日)現在

入院患者数:113人(9月11日の107人から6人増)

重症者の数:17人(9月11日の15人から2人増)


*1週間前9月5日の入院患者数は68人、重症者の数は7人だった。


9月12日(日)

新規陽性者数:36人

9月13日(金)8時現在の発表

治った人の数:187,235人

累計感染者数:190,916人

累計死亡者数:2,767人


各州の状況はこちら



PESシステム リスク指標(2021年9月13日現在)


リスク指標 規制レベル(相当)

チェコ全国 45↓     3

*リスク指標:9月11日は56、12日は53だった。


2.今日の動き

●感染状況

・昨日9月12日(日)の新規陽性者数は、先週日曜日と同じ程度だが、入院患者数は大幅に増加した。現在の入院患者数は113人、6月17日以来の最多。1週間前は68人だった。


感染は現在、さらに拡大の勢いを強めており、過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数は現在、2週間前と比較すると約2倍になっているが、以前として安全な値である。(保健情報分析研究所ドゥシェク所長の発言)


・R値は、9月12日(日)、1.4から1.2へ減少。

(8月26日から1を超える数字が続いている)


・現在、感染は子ども及びワクチン接種を受けていない若者の間で拡大している。


・州ごとの比較

<過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数>

カルロビバリ州 48人(最多)

プラハ 42人

・・・

リベレツ州 11人(最少)


地方(okres)の中で最も状況が悪いのは、

カルロビバリ地方(80人)、続いてピーセク地方(61人)。


●ボイチェフ保健大臣の発表

ボイチェフ保健大臣は、今日、記者会見にて以下を述べた。


<感染状況について>

感染状況を示す数字は、依然として安全な範囲にある。

・入院患者数は、6月半ば以来の最多となっているが、パニックに陥ったり、恐れたりする原因とはならない。


<抗体を非感染として認めることについて>

・専門家の間で、抗体を認めるための意見がまとまっていない。

・昨年に比べて、現在、感染拡大は大幅に抑制されており、入院患者数も1年前に比べて大幅に少ない。


<ワクチンの必要性>

・昨年のように状況が悪化していないのは、ワクチンのおかげである。

・今後もワクチン接種が重要である。


・保健省は、今週から、抗体に関連した新しい調査を開始する。参加者は医療従事者、慢性の疾患がある人、昨年、当調査の第1段階にてすでに検査を受けている人の中から、病院が約8000人を選ぶ。結果は2か月以内に出る予定。

*抗体を認めることについて、バビシュ首相、野党が要請しているが、一部の専門家は、抗体があっても、ワクチン接種を受ける方がよいとしている。

*ボイチェフ保健大臣及びバシャーコバ―保健副大臣(次官)は、EUの中ではオーストリアを除いて、抗体を認めておらず、オーストリアも抗体を非感染として認めることを取りやめる予定にしていることを挙げて、抗体を認めることに反対している。


<抗体のある人のワクチン接種>

・検査で抗体が体内にあることが認められた人は、ジョンソンアンドジョンソンのワクチン(1回投与ワクチン)を受ければよい。


これまで新型コロナウイルスに感染しており、さらに2回接種を受けている人は、3回目の接種を受ける必要はない


・これまで新型コロナウイルスに感染している人が2回投与ワクチンの接種を受けても問題はない。


一番感染しにくいのは、「ハイブリッド免疫」で、感染とワクチンを組み合わせた場合(新型コロナウイルスにこれまで感染して、さらにワクチン接種を受けた場合)である。

(ボイチェフ保健大臣の発言)


●現在のクラスター

スブルチノバー衛生主任は以下を発表した。

・過去数日間に衛生局が追跡を行った結果では、現在発生しているクラスターの約7割~8割が学校で起こっている


・学校の他、ワクチン接種を受けていない従業員の数が多い企業にてリスクが高くなっており、学校の他、外国からの被用者を雇用する企業にてクラスターがいくつか発生している。


・社会福祉施設1件、医療機関2件にてクラスターが発生している。いずれも、ワクチン接種を受けていない被用者がいる場合となっている。


●ワクチン接種の状況

9月12日(日)のワクチン接種回数は1881回で、前週日曜日比にて半数以下。今年1月末以来の最少となった。


●学校における体育(水泳)の授業

9月13日(月)から、一つの学校の生徒のみにて水泳の授業を行う場合、検査は免除。スポーツの際に1.5メートルの距離を保つ必要がなくなった。

また、大学における大講堂の授業も非感染証明提示なしにて聴講可能になった。


●オーストリアとクロアチアからのチェコへの帰国(渡航)条件

オーストリアとクロアチアが今日9月13日(月)から赤色の国(感染危険度高の国)になったため(各国の感染危険度の変更については、チェコ保健省が9月10日に発表)、ワクチンを受けておらず(ワクチンを受けている場合は、ワクチンにより1回目或いは2回目のワクチン接種を受けてから2週間経過している必要あり)、過去180日間に新型コロナウイルスに感染していない人がオーストリアに24時間以上、クロアチアに12時間以上滞在してチェコへ帰国する場合、帰国後早くても5日目にPCR検査を受け、結果が出るまで隔離(自宅待機)が必要。トランジットの場合、6歳未満の子どもは例外となる。


公共交通機関にてチェコへ入国する場合、交通機関利用前に検査を受け、利用時に検査結果を所持していなければならない。この場合の検査は抗原検査でもよい。


現在、欧州の中で、緑色の国(感染危険度低の国)は、ポーランド、ハンガリー、バチカンのみ。欧州内の多くの国にて感染状況が悪化している。



3. EU諸国の感染状況比較(ECDCのデータ)

直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(①)

及び人口100万人当たりの死亡者(②)

(2021年9月9日アップデート)


統計の対象は2週間 2021年34週目及び35週目

(34週目:8月23日~8月29日、3週目:8月30日~9月5日)


     ①  ②

1. アイルランド 433.68 7.65

2. ギリシャ 380.32 46.83

3. エストニア 366.82 12.79

4. スロベニア 347.54 6.20

5. ノルウェー 343.43 2.05

6. キプロス 342.45 33.78

7. フランス 322.10 22.77

8. リトアニア 321.54 44.74

9. ブルガリア 298.32 92.07

10. リヒテンシュタイン

283.89 0.00

11. ポルトガル 263.83 16.03

12. アイスランド 243.32 8.24

13. ベルギー 240.85 6.77

14. オーストリア 229.51 5.39

15. オランダ 204.25 4.88

16. クロアチア 201.67 17.74

17. スペイン 196.57 33.61

18. デンマーク 192.35 4.29

19. ラトビア 182.05 8.39

20. ルクセンブルク 178.40 0.00

21. ドイツ 166.56 4.50

22. フィンランド 145.80 4.34

23. イタリア 145.58 12.81

24. マルタ 135.84 17.49

25. スウェーデン 133.67 1.07

26. ルーマニア 81.24 14.95

27. スロバキア 53.24 0.73

28. チェコ 28.78 1.96

29. ハンガリー 26.28 1.84

30. ポーランド 10.17 1.66


*赤字は先週から増加。


4.各国の感染リスク度表示

保健省は、9月10日(金)、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2021年9月13日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

オーストラリア

香港

日本

ヨルダン・ハシェミット王国

カナダ

カタール

韓国

サウジアラビア

マカオ

ハンガリー

ニュージーランド

ポーランド

シンガポール

台湾

バチカン

アゾレス諸島(ポルトガル)


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国) アンドラ

デンマーク

フィンランド

イタリア

ラトビア

ルクセンブルク

マルタ

サンマリノ

ルーマニア

スロベニア

スウェーデン

カナリア諸島

マデイラ


赤色の国(感染リスクが高い国)

ベルギー

ブルガリア

エストニア

フランス

クロアチア

アイルランド

アイスランド

キプロス

リヒテンシュタイン

リトアニア

モナコ

オランダ

ノルウェー

ポルトガル

オーストリア

ギリシャ

スロベニア

ドイツ

スペイン(バレアレス諸島を含む)

スイス


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

上記以外の国すべて


2021年8月30日付保健省保護対策(MZDR 20599/2020-114/MIN/KAN) 第III.1項に基づき、欧州諸国及び欧州外の第三国で上記リストに記載されていない国は、新型コロナウイルスに感染するリスクが非常に高い国とする。


黒色の国(感染リスクが極端に高い国)のカテゴリーは9月6日(月)から廃止された。


保健省発表の各国危険度はこちら


5. チェコへの入国規定

9月11日から有効となったチェコへの入国規定


以下は、保健省のページを訳した内容(一部概要)


以下の人は、下記の帰国時規則から免除される。

① ワクチン接種完了し、最終接種から14日間が経過し、新型コロナウイルスに感染している症状のない人。ワクチン接種者も、入国申告書記入義務あり。


ワクチンの接種については以下が認められている。

・チェコ国内又はEU諸国内にてワクチン接種を受けた認証を持っている人。

・EU諸国外の国でワクチンを受けている場合は、英語で書かれた書面上の接種証明書又はEUの認める電子認証を所持し、EMAが登録又はWHOが緊急使用として承認しているワクチンである場合。書面による証明書は、所定の内容が記載されており、書面上の証明書から遠隔で内容を直接確認できること。


② これまで新型コロナウイルスに感染したことがあり、陽性が初めて確認された検査から11日以上180日以下の期間にあり、新型コロナウイルス電子認証に関するEU規則に基づいて発行された認証を持っている人。感染証明を持っている人も、入国申告書記入義務あり。


チェコへ向けて出発する前の滞在国にて新型コロナウイルスに感染し、隔離終了したことを証明する外交覚書を持っている人。入国申請書記入義務あり。


④ 6歳未満の子ども 6歳未満の子どもは、入国申告書記入義務対象外。

⑤ 12時間以内にチェコ国内を通過する人。

⑥ 国際運送業の作業員

など。


<各感染リスクレベルに応じた入国規定>

感染度が低い国(緑色の国)

入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔 離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが中程度の国(オレンジの国)

入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが高い国(赤色の国)

入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。


感染リスクが高い国(濃い赤色の国)

入国申告書(Public Health Passenger Locator Form) の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。


感染リスクが極端に高い国(黒色の国)

入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの渡航開始前に、陰性結果(書面又は所定認証で、48時間以内に受けた抗原検査又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果)を所持。

③ チェコへ入国後、24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を所持。(国境検問にて要請に応じて提示)

④ 入国申告書、検査結果及び入国後24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

⑤ チェコへ入国後、10日~14日目に再度PCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。

⑥ PCR検査陰性結果が出るまで、自主隔離。


<情報源>

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3368980-kdo-byl-v-rakousku-ci-chorvatsku-vice-nez-pul-dne-a-neni-ockovan-musi-nove-po-navratu

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