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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2021年9月29日~10月3日チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2021年10月6日


新規陽性者数 増加

入院患者数、重症者数に大きな変化なし


<目次>

3.EU諸国の感染状況比較(ECDCのデータ)(2021年9月30日更新)

4.各国の感染リスク度表示(2021年10月1日更新)

5.チェコへの入国規定(2021年9月11日更新)



1. 感染状況データ

10月3日(日)8時におけるチェコ保健省の発表


10月2日(土)の新規陽性者数:550人

(前週土曜日比 136人多い)


過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数

10月3日現在41人 (10月2日現在40人)

過去直近14日間における人口10万人当たりの新規感染者数

10月3日現在70人 (10月2日現在69人)


PCR検査実施数累計:10,846,908件

PCR検査実施数(10月2日):14,187件

抗原検査実施累計:27,529,216件

抗原検査実施数(10月2日):26,068件


全検査の陽性率(10月2日現在):6.58(4.61%*)

*7日間の移動平均

予防接種実施(10月2日現在)

当日の投与回数:2,014

累計:11,828,985

ワクチン接種完了:5,970,261人

治った人の数:1,654,482人

現在の入院患者数:217人

累計感染者数:1,693,790人

累計死亡者数: 30,478人


10月2日(土)現在

入院患者数:217人(10月1日の240人から23人減)

重症者の数:37人(10月1日の34人から3人増)


*1週間前9月25日の入院患者数は185人、重症者の数は35人だった。


10月2日(土)

新規陽性者数:111人

10月3日(日)8時現在の発表

治った人の数:188,262人

累計感染者数:192,928人

累計死亡者数:2,773人


各州の状況はこちら



PESシステム リスク指標(2021年10月3日現在)


リスク指標 規制レベル(相当)

チェコ全国    58↓     3

10月2日リスク指標は61、規制レベル4だった。


2.今日の動き

<2021年9月29日~10月1日ニュース>

●感染状況

・9月28日祝日翌日の9月29日(水)から新規陽性者数が増加している。


前週比

9月29日(水)733人 212人増

9月30日(木)917人 433人増

10月1日(金)828人 331人増

10月2日(土)550人 136人増 *週末では5月半ば以来の最多


・入院患者数、重症者数ともに大きな変化はなし。

昨日10月2日(土)、入院患者数は217人で、9月29日の249人をピークに減少。

重症者数は、9月29日39人、30日35人、10月1日34人、10月2日37人。


・R値は今週初め1.11だったが、9月30日1.24、10月1日1.32へ増加、10月2日は1.29へ減少。(9月前半1.47だった。10月1日の数字はそれ以来最高)


・過去直近1週間における人口10万人当たりの新規陽性者数は、現在、41人に増加。


・月~金曜日の新規陽性者数

9月20日~24日 2577人

9月27日~10月1日  3615人


・州ごとの比較(10月3日の発表)

(過去直近7日間における人口10万人当たりの新規陽性者数)

プラハ 60人

モラビア・シレジア州 57人

南ボヘミア州 51人

・・・・

リベレツ州 16人

フラデツクラーロベー州 15人

カルロビバリ州 12人


●疫学者の見解

マジャル疫学者は、10月2日の時点で以下を述べている。


・大半の人は、新型コロナウイルスに感染しても、これまで感染したことがある、又はワクチン接種を受けている、或いはその両方であるため、重症になることはない。


・現在の入院患者は、これまでに感染したことのない人、又は特別な理由からワクチン接種を受けないと決めた人、或いは免疫力が低下しているが、無料の免疫強化投与(2回投与ワクチンの場合は3回目投与、1回投与ワクチンの場合は2回目の投与)を受けていない人となっている。


・感染者数は、感染リスクが高くない人の間で増加していく。


・感染対策を強化する必要はない。


●衛生主任の発言

今週水曜日(9月29日)から、新規陽性者数が急増している状況について、10月2日、スブルチノバー衛生主任は、以下を発表した。


・9月28日が国民の祝日だったことが影響している可能性があるため、来週水曜日(10月6日)まで様子を見て、場合によっては10月7日(木)、新規規制の導入について検討する。


・規制を強化する場合も全国一斉に行うことはない。Režimová opatření (注:「日常生活を送る上での一部規則強化」、学校における検査など)となる。


●外国が認める非感染証明有効期間

 10月2日(土)、クルハーネク外務大臣は自己のツイッターにて、クロアチアへ渡航する際のワクチン認証有効期間はこれまで270日間だったが、クロアチア政府が新規に1年間に延長したことを発表した。チェコから夏の休暇時にクロアチアへ渡航する人が多い。10月2日の変更により、ワクチン接種を受けた人は、最終の接種から1年間、渡航規制に制限されない渡航が可能となる。


●ワクチン接種の様子

・10月1日(金)のワクチン接種数は約1万2000回。

今週最多となったが、前週比にて約2千回減少。


・現在、約600万人弱の人がワクチン接種を完了している。(10月2日現在5,970,261人)


・ワクチン接種希望者が減少しているため、10月1日、プラハのAndělにあるNový Smíchovショッピングセンターのワクチン接種会場が終了した。

オロモウツのGalerie Šantovkaも閉鎖する。


●各国の危険度

 保健省は、10月1日(金)、各国の危険度をアップデートした。10月4日(月)から、以下の国の危険度が下記のとおり変更となる。


感染リスク低の国(緑色):マルタ、アゾレス諸島

感染リスク中程度の国(オレンジ):ハンガリー、リヒテンシュタイン

感染リスク高の国(赤色):スロバキア、ルクセンブルク

感染リスクが非常に高い国(濃い赤色):エストニア


保健省のニュースリリースはこちら


●フランス(10月1日ニュース)

フランスでは、コロナパス規則の一部が施行され、12歳~17歳までの子どもたちが体育館、プール、映画館、レストランなどを訪れる際に、ワクチン接種を受けていない場合は、定期的に陰性結果又は感染証明の提示が求められるようになる。


子どもに接種を受けさせない方針を親がとっている場合、1週間に2度の検査が必要となるため、多くの親や各種協会が差別として捉えている。ワクチン接種を受けている人も新型コロナウイルスを他の人に感染させる可能性があり、最もリスクの高い人々を守ることがワクチン接種の目標であるならば、子どもたちはリスクの高いグループには入らないことから、多くの親が政府の対策に対して疑問を抱いている。(チェコテレビの特派員のレポート)



3. EU諸国の感染状況比較(ECDCのデータ)

直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(①)

及び人口100万人当たりの死亡者(②)

(2021年9月30日アップデート)


統計の対象は2週間 2021年37週目及び38週目

(37週目:9月13日~19日、38週目:9月20日~26日)


     ①  ②

1. リトアニア 645.68 80.53

2. スロベニア 627.00 28.63

3. エストニア 529.88 24.83

4. ルーマニア 398.93 73.15

5. ラトビア 398.02 39.31

6. クロアチア 394.91 39.18

7. アイルランド 362.94 10.88

8. ブルガリア 310.57 139.11

9. オーストリア 287.73 12.70

10. ギリシャ 287.46 47.58

11. ベルギー 242.54 7.98

12. スロバキア 234.19 6.23

13. キプロス 206.76 16.89

14. ノルウェー 201.06 4.28


15. ルクセンブルク 180.48 1.60

16. オランダ 147.49 4.65

17. リヒテンシュタイン

141.95 0.00

18. ドイツ 139.78 9.44

19. フランス 132.57 14.05

20. アイスランド 121.66 0.00

21. ポルトガル 108.13 8.64

22. フィンランド 104.37 3.98

23. スウェーデン 102.34 5.91

24. イタリア 90.38 13.04

25. デンマーク 81.30 5.50

26. スペイン 76.85 19.12

27. マルタ 60.25 15.55

28. チェコ 58.96 3.74

29. ハンガリー 57.89 8.39

30. ポーランド 25.65 3.87


*赤字は先週から増加。


4.各国の感染リスク度表示

保健省は、10月1日(土)、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2021年10月4日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

オーストラリア

チリ

ヨルダン・ハシェミット王国

カナダ

韓国

サウジアラビア

マルタ

ニュージーランド

ポーランド

ルワンダ

カタール

クウェイト

台湾

ウルグアイ

バチカン

香港

マカオ

アゾレス諸島


*日本は、9月20日から緑色の国から感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国)になっている。


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国) アンドラ

デンマーク

フィンランド

フランス

アイスランド

イタリア

リヒテンシュタイン

ハンガリー

モナコ

オランダ

サンマリノ

ポルトガル(マデイラを含む)

スペイン(カナリア諸島、バレアレス諸島を含む)

スウェーデン



赤色の国(感染リスクが高い国)

ベルギー

ブルガリア

クロアチア

アイルランド

キプロス

ラトビア

ルクセンブルク

ノルウェー

オーストリア

ルーマニア

ギリシャ

スロバキア

ドイツ

スイス


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

エストニア(新規)

リトアニア(新規)

スロベニア(新規)

その他、上記以外の国すべて(日本


保健省発表の各国危険度はこちら


5. チェコへの入国規定

9月11日から有効となったチェコへの入国規定


以下は、保健省のページを訳した内容(一部概要)


以下の人は、下記の帰国時規則から免除される。

① ワクチン接種完了し、最終接種から14日間が経過し、新型コロナウイルスに感染している症状のない人。ワクチン接種者も、入国申告書記入義務あり。


ワクチンの接種については以下が認められている。

・チェコ国内又はEU諸国内にてワクチン接種を受けた認証を持っている人。

・EU諸国外の国でワクチンを受けている場合は、英語で書かれた書面上の接種証明書又はEUの認める電子認証を所持し、EMAが登録又はWHOが緊急使用として承認しているワクチンである場合。書面による証明書は、所定の内容が記載されており、書面上の証明書から遠隔で内容を直接確認できること。


② これまで新型コロナウイルスに感染したことがあり、陽性が初めて確認された検査から11日以上180日以下の期間にあり、新型コロナウイルス電子認証に関するEU規則に基づいて発行された認証を持っている人。感染証明を持っている人も、入国申告書記入義務あり。


チェコへ向けて出発する前の滞在国にて新型コロナウイルスに感染し、隔離終了したことを証明する外交覚書を持っている人。入国申請書記入義務あり。


④ 6歳未満の子ども

  6歳未満の子どもは、入国申告書記入義務対象外。

⑤ 12時間以内にチェコ国内を通過する人。

⑥ 国際運送業の作業員

など。


<各感染リスクレベルに応じた入国規定>

感染度が低い国(緑色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔 離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが中程度の国(オレンジの国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが高い国(赤色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。


感染リスクが高い国(濃い赤色の国)

入国申告書(Public Health Passenger Locator Form) の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。


感染リスクが極端に高い国(黒色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの渡航開始前に、陰性結果(書面又は所定認証で、48時間以内に受けた抗原検査又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果)を所持。

③ チェコへ入国後、24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を所持。(国境検問にて要請に応じて提示)

④ 入国申告書、検査結果及び入国後24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

⑤ チェコへ入国後、10日~14日目に再度PCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。

⑥ PCR検査陰性結果が出るまで、自主隔離。


「EU諸国以外の国の国民で、チェコが発行した滞在許可を持っていない人、又はチェコ以外のEU諸国プラス*の発行した滞在許可又は永住許可を持っていない人について、現在住んでいる国が感染リスク低ではない場合、現在、チェコへの入国は禁止されている。この禁止の例外は、保健省の感染対策(II./2及びII./3)**に記載されている」(内務省のホームページから)

→9月20日(月)より、日本は濃い赤色の国となったため、チェコが発行した滞在許可を持っていない人、又はチェコ以外のEU諸国(EU諸国+)の発行した滞在許可又は永住許可を持っていない人に対するチェコへの入国は、9月20日(月)より不可能となっている。


<情報源>

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3379594-v-patek-pribylo-v-cesku-824-pripadu-covidu-reprodukcni-cislo-vzrostlo

https://ct24.ceskatelevize.cz/svet/3379030-francouzske-deti-nove-potrebuji-ockovani-ci-testy-chteji-li-sportovat

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