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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2022年2月1日・2日チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2022年2月3日


政府決定 

企業・学校における検査 2月18日終了

飲食店等における接種証明・感染証明提示義務2月9日終了


<目次>

3.各国の感染リスク度表示(2022年1月28日更新)

4.チェコへの入国規定(2022年12月27日更新)


●ワクチン接種(追加接種、3回目接種:booster and additional dose)に関する情報(政府のサイト)はこちら(英語)

・ワクチン登録中央システムのサイト(公的保険加入者用)はこちら(英語あり)

・ワクチン登録中央システムのサイト(自費接種希望者用)はこちら(英語)

・各ワクチン接種会場における受付の様子(ワクチン接種待ちの人数、過去直近1週間に登録した人の数、ワクチンの種類による接種会場マップなど)が確認できるサイトはこちら (チェコ語)

・ワクチン接種後の電子認証取得はこちらから。


●追加接種、ワクチン認証有効期限に関するニュース(12月2日12月16日)をご参照ください。


1. 感染状況データ

・今日の感染状況


2022年2月2日(水)8時におけるチェコ保健省の発表


2月1日(火)の新規陽性者数:57195人

(前週火曜日比 17565人多い)


過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数

2月2日現在2483人 (2月1日現在2319人)

過去直近14日間における人口10万人当たりの新規感染者数

2月2日現在4172人 (2月1日現在3904人)


PCR検査実施数累計:18,934,959件

PCR検査実施数(2月1日):146,420件

抗原検査実施累計:31,507,891件

抗原検査実施数(2月1日):24,973件

全検査の陽性率(2月1日現在):49.03%(42.35%*)

*7日間の移動平均

予防接種実施(2月1日現在)

当日の接種回数:24922回

(内、追加接種の回数:19722回)

(追加接種の接種回数累計:3,772,623回)

接種回数累計:17,079,816回

ワクチン接種完了:6,790,489人

治った人の数:2,719,729人

現在の入院患者数:2,653人

累計感染者数:3,100,462人

累計死亡者数: 37,281人


入院患者数と重症者数 2月1日(火)現在

入院患者数:2653人(1月31日213人)

重症者の数:213人(1月31日211人)

*後日、過去のデータが遡って修正されている。


2月1日(火)

新規陽性者数:7074人

2月2日(水)8時現在の発表

治った人の数:344,689人

累計感染者数:400,398人

累計死亡者数:3,322人


2.今日の動き

<2月2日(水)ニュース>

●感染状況

・2月1日(火)の日当たり陽性者数は合計6万6970人(新規陽性者は5万7195人、再感染者9775人)で過去最多となった。


・2月1日現在の入院患者数は2653人で、前週比にて約700人増。重症者の数は213人。


・バーレク保健大臣は、今週、感染のピークを迎えると述べた。


・PCR検査キット製造元のDiana Biotechnologiesは以下を発表した。

2月3日~10日にピークを迎えることが予測される。

日当たり新規陽性者数は、検査にて確認される数字よりも大幅に多く、10万件を超え

る。(この状況は新変異株BA.2の影響も受けている。新変異株BA.2は、デンマークや

イギリスにて感染者多数の期間が長くなる原因となった)


・過去直近7日間における人口10万人当たりの新規陽性者数は、2483人にて過去最多。1週間前は1690人だった。


・現在、ムラダーボレスラフの感染状況が最も悪く、過去直近7日間における人口10万人当たりの新規陽性者数は3229人。続いて、プラハ市(2855人)を取り囲むプラハ西部(3186人)、プラハ東部(3135人)となっている。


・ラボが行う検査の実施数は、1週間前よりも少し(約5300件)減少し、PCR検査約14万6000件、抗原検査約25万件だった。


・陽性率は前週比にて増加。有症状者が受ける検査では、陽性率が約50%(49.03%)、感染者と接触した人が受ける検査の陽性率は約33%(33.56%)、予防のために受ける検査では約25%(24.52%)だった。


・ワクチン接種回数は、先週火曜日約3万7000回、昨日は約2万5000件だった。ワクチン接種希望者が過去数週間に減少している。


●学校及び企業における検査の終了

政府は、今日2月2日(水)、企業及び学校における一斉検査実施を2月18日にて終了することを発表した。


ガズジーク教育大臣は、学校における検査は事実上2月14日(月)が最後になることを述べた。


理由は、パンデミックの動向は政府の予測通りとなっており、感染状況は強硬な対策、ロックダウン、緊急事態などを導入せずにコントロールできているため。


高等学校長協会、学校協会同盟は事務手続きの煩雑さが緩和され、経費負担も軽減されるとして歓迎しているが、教職員会は、現在依然として生徒の感染者数が増加しており、新型コロナウイルス感染流行が始まって以来最多となっているとして、今日の政府決定に反対する意見を述べている。


経済会議所では、政府が全国一斉の検査実施を終了しても、個人事業者、企業の一部は継続して検査を行うだろうと予測している。


●最高行政裁判所の判決

今日2月2日、最高行政裁判所は、ワクチン接種証明又は感染証明を飲食店、ゲームセンター、宿泊施設などで提示する義務を取り消した。裁判所は、この義務の導入はパンデミック法上認められず、保健省が当該義務を導入する為には、国内の感染状況が非常に悪く、全国的に新型コロナウイルスのクラスター化していることを証明するか、または政府として緊急事態を宣言し、危機管理対策によって飲食店・宿泊施設などを統制しなければならないと述べている。保健省は省令の修正に1週間の時間を与えられているが、1週間後までに修正に至らない場合、当該省令は無効となる。


バーレク保健大臣は、下院議会において、パンデミック法が改正されていたら、飲食店などにおいてワクチン接種証明又は感染証明を提示する義務を規定する対策が裁判所からの指摘を受けることはなかったはずであり、接種証明又は感染証明を提示する対策は議論の余地なく正当なものであると報告した。また、現在の感染状況動向からして3月には規制を最大限解除できると思うと述べた。


パンデミック法改正については、昨日から下院にて再び討議が始まった。昨日野党(SPD)が妨害したため、今日も討議が行われている。


最高行政裁判所は、無感染証明提示義務の取り消しを求める提案の他、さらに10件ほどの提案が出されているため、今後さらに省令の取り消し範囲が広がる可能性があることも発表した。


宿泊施設・飲食店協会は、今日の行政裁判所の判決により、政府が現行の対策を取り消すことはなく、少なくとも陰性結果の提示は必要になると予測している。


●パンデミック法改正案可決

2月2日22時、下院にて35時間の討議を経て、パンデミック法改正案が可決した。


●政府の決定

政府は、2月2日夜、以下を発表した。


飲食店、サービス業、文化・スポーツ催しなどにて接種証明又は感染証明の提示義務を2月9日にて取り消す。最高行政裁判所が当該義務を取り消す判決を下したが、裁判所に強要されて取り消すわけではなく、専門家と相談し、感染状況のデータに基づいて当該義務を取り消す決定を下した。

→これまでワクチン非接種者は飲食店、サービス業の利用、文化・スポーツ催しなどへの参加が認められていなかったが、当該義務が取り消されるため、ワクチン接種を受けていなくても利用が可能となる。


・2月の下院議会にて、パンデミック警戒態勢(a state of pandemic alert)の解除を提案する。(注:パンデミック法が施行されて以来、チェコはパンデミック警戒態勢にある)具体的な日程は、感染状況の動向を鑑みて決める。


<2月1日(火)ニュース>

●感染状況

・1月31日(月)の新規陽性者数は、2万9514人。再感染者は5073人で、日当たり陽性者は前週月曜日と比較すると1000件以上多かった。


・先週1週間で、入院患者数は約500人増加し、現在、新型コロナウイルス感染による入院患者数は2430人。


・重症者数は少し減少し、200人を割っている。


・検査実施数は、PCR検査が約8万0600件、抗原検査は約4万6000件で、1週間前より約5万1000件少なかった。


・陽性率は依然として高い。

先週 今週

予防として受ける検査 10% 15%

感染者と接触したために受ける検査 20%弱 26%

有症状のために受ける検査 33% 42%


・過去直近7日間における人口10万人当たりの新規陽性者数は2318人。前日から8人減少。(1週間前は1585人だった)


・依然としてプラハの感染状況が最も悪く、過去直近7日間における人口10万人当たりの新規陽性者数は2807人。しかし、前日より減少。比較的状況が良いのは、ビソチナ州(1834人)。


・R値は、1月31日(月)1.38、2月1日(火)1.18で減少している。


・ワクチンNovavaxの事前予約が開始し、2月1日夕刻までに約5000人が予約した。Novavaxは2回接種で、1回目接種後、21日間をおいて2回目を接種する。現在の時点では、再接種(追加接種)が行われるかどうかは不明。接種は3月初めに開始する予定。


●昨年の死亡者数

昨年のチェコにおける死亡者数は約13万9600人で、パンデミック1年目にあたる2020年の死亡者数より約1万人多く、第二次世界大戦後の歴史上、最多の死亡者数となったことを、2月1日、チェコ統計局がウェブサイト上で発表した。昨年一年を通しては、第3波が収束した後に第4波が始まり、ピークを迎えた第1四半期の死亡者数が最も多かった。


3.各国の感染リスク度表示

保健省は、1月28日(金)、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2022年1月31日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

バチカン

バーレーン

チリ

インドネシア

コロンビア

韓国

カタール

クウェート

マカオ

ニュージーランド

サウジアラビア

ペルー

アラブ首長国連邦

ルワンダ

ウルグアイ

台湾


*日本は、9月20日から緑色の国から感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国)になっている。


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国)

無し


赤色の国(感染リスクが高い国)

無し


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

アンドラ

ベルギー

ブルガリア

デンマーク

クロアチア

フランス

フィンランド

マルタ

イタリア

リヒテンシュタイン

ラトビア

ルクセンブルク

オランダ

キプロス

ノルウェー

ドイツ

ハンガリー

モナコ

アイスランド

アイルランド

オーストリア

ルーマニア

ギリシャ

エストニア

リトアニア

ポーランド

ポルトガル(マデイラ及びアゾレス諸島を含む)

サンマリノ

スロバキア

スロベニア

スウェーデン

スペイン(バレアレス諸島及びカナリア諸島を含む)

スイス

その他、上記以外の国すべて(日本


保健省発表の各国危険度はこちら


4. チェコへの入国規定

9月11日から有効となったチェコへの入国規定


以下は、保健省のページを訳した内容(一部概要)


<12月27日(月)からの変更内容(こちら)>

赤色及び濃い赤色の国から帰国(入国)する場合の規定

<チェコ国民及びチェコの一時滞在許可・長期滞在・永住許可を持つ外国人>

・チェコへ入国(帰国)前に入国申告書を記入。


①一般交通機関を利用する場合:

・チェコへ入国(帰国)前に抗原検査又はPCR検査を受ける。

・チェコへ入国(帰国)後、翌日から数えて5日目以降7日目までに、チェコ国内にてPCR検査を受ける。


②個人の交通機関にて入国(帰国)する場合:

・チェコ入国(帰国)前に検査を受ける必要なし。

・チェコへ入国(帰国)後、翌日から数えて5日目以降7日目までに、チェコ国内にてPCR検査を受ける。


*チェコ国民、チェコの滞在許可を持つ外国人で、ワクチン接種を完了している人、又は過去直近180日間に新型コロナウイルスに罹った人に対しては、滞在していた外国の感染危険度がいかなるものであっても、上記のチェコへ入国(帰国)後の検査義務を免除する。


<チェコの滞在許可を持たない外国人>

・チェコの滞在許可を持たない外国人に対して、ワクチン接種完了者又は感染証明を所持していても、チェコへ入国する前に、PCR検査の陰性結果を所持していることを義務付ける。


以上の義務は以下の人に対して免除される。

・チェコが接種認証を認めている国にてブースター接種まで受けている外国人。

・12歳未満の子ども。

・12歳~18歳未満の子どもに対しては、特別措置として、ワクチン接種完了(ブースター接種無し)にて上記義務を免除。

・ワクチン非接種者、新型コロナウイルスに過去直近180日間に罹っていない人は、入国後翌日から数えて5日後から7日後までの間にチェコ国内にてPCR検査を受ける。PCR検査を受けるまでは自宅又は宿泊施設から出る時はレスピレーターを常時着用する。


・EU諸国以外の外国の国民で、EUにて認可されたワクチンの接種をEU以外の外国にて完了している人、又は世界保健機関が緊急使用として認可しているワクチンの接種を完了している人で、チェコ保健省のウェブサイト上に掲載されている認証を保持している場合、ワクチン接種を受けているものとして認める。

日本のワクチン接種証明書はチェコ保健省ウェブサイト上に掲載されており、認められている。


・チェコ保健省は、チェコの国民に対して、新型コロナウイルスの感染拡大リスクを最小限に抑えるため、外国への渡航を控えるよう推奨する。


<12月27日前から有効となっている内容>

以下の人は、下記の帰国時規則から免除される。

① ワクチン接種完了し、最終接種から14日間が経過し、新型コロナウイルスに感染している症状のない人。ワクチン接種者も、入国申告書記入義務あり。


ワクチンの接種については以下が認められている。

・チェコ国内又はEU諸国内にてワクチン接種を受けた認証を持っている人。

・EU諸国外の国でワクチンを受けている場合は、英語で書かれた書面上の接種証明書又はEUの認める電子認証を所持し、EMAが登録又はWHOが緊急使用として承認しているワクチンである場合。書面による証明書は、所定の内容が記載されており、書面上の証明書から遠隔で内容を直接確認できること。


② これまで新型コロナウイルスに感染したことがあり、陽性が初めて確認された検査から11日以上180日以下の期間にあり、新型コロナウイルス電子認証に関するEU規則に基づいて発行された認証を持っている人。感染証明を持っている人も、入国申告書記入義務あり。


チェコへ向けて出発する前の滞在国にて新型コロナウイルスに感染し、隔離終了したことを証明する外交覚書を持っている人。入国申請書記入義務あり。


④ 6歳未満の子どもは、入国申告書記入義務対象外。

⑤ 12時間以内にチェコ国内を通過する人。

⑥ 国際運送業の作業員

など。


<各感染リスクレベルに応じた入国規定>

感染度が低い国(緑色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔 離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが中程度の国(オレンジの国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが高い国(赤色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~7日目の間にPCR検査を受ける。

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~7日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。


感染リスクが高い国(濃い赤色の国)

入国申告書(Public Health Passenger Locator Form) の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~7日目の間にPCR検査を受ける。

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~7日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。




<情報源>

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3436706-lide-bez-ockovani-mohou-do-restaurace-rozhodl-soud

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