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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2022年2月13日・14日チェコ コロナウイルス関連ニュース

3月半ばからレスピレーター着用義務解除の見込み

2月15日(火)からチェコ人の帰国時規制 緩和


<目次>

3.各国の感染リスク度表示(2022年2月11日更新)

4.チェコへの入国規定(2022年2月14日更新)


●ワクチン接種(追加接種、3回目接種:booster and additional dose)に関する情報(政府のサイト)はこちら(英語)

・ワクチン登録中央システムのサイト(公的保険加入者用)はこちら(英語あり)

・ワクチン登録中央システムのサイト(自費接種希望者用)はこちら(英語)

・各ワクチン接種会場における受付の様子(ワクチン接種待ちの人数、過去直近1週間に登録した人の数、ワクチンの種類による接種会場マップなど)が確認できるサイトはこちら (チェコ語)

・ワクチン接種後の電子認証取得はこちらから。


1. 感染状況データ

・今日の感染状況


2022年2月14日(月)8時におけるチェコ保健省の発表


2月13日(日)の新規陽性者数:7193人

(前週日曜日比 1876人少ない)


過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数

2月14日現在1488人 (2月13日現在1506人)

過去直近14日間における人口10万人当たりの新規感染者数

2月14日現在3633人 (2月13日現在3790人)


PCR検査実施数累計:19,988,326件

PCR検査実施数(2月13日):25,182件

抗原検査実施累計:31,761,209件

抗原検査実施数(2月13日):5,387件

全検査の陽性率(2月13日現在):36.58%(40.3%*)

*7日間の移動平均

予防接種実施(2月13日現在)

当日の接種回数:1813回

(内、追加接種の回数:1363回)

(追加接種の接種回数累計:3,922,649回)

接種回数累計:17,271,924回

ワクチン接種完了:6,823,807人

治った人の数:3,159,634人

現在の入院患者数:3,417人

累計感染者数:3,403,469人

累計死亡者数: 37,873人


入院患者数と重症者数 2月13日(日)現在

入院患者数:3417人(2月12日3466人)

重症者の数:239人(2月12日242人)

*後日、過去のデータが遡って修正されている。


2月13日(日)

新規陽性者数:1176人

2月14日(月)8時現在の発表

治った人の数:407,470人

累計感染者数:435,249人

累計死亡者数:3,385人


2.今日の動き

<2月14日(月)ニュース>

●感染状況

・2月13日(日)に陽性が確認された人の数は8299人。前週比にて減少。


・検査実施数も前週比にて大幅に減少。


・入院患者数は増加して、3417人。


・過去直近1か月にシーケンシングしたサンプルは、依然としてオミクロン株が大半を占める。5%はデルタ株、4%はオミクロン株の変異株であるBA.2。(国立保健研究所の発表)


●学校における最後の検査

今日、学校にて生徒及び教職員の最後の一斉検査が行われた。


●チェコ人の外国からの帰国条件緩和

明日2月15日(火)から、チェコ人が外国へ旅行し、チェコへ帰国する際の条件が変更し、各国の危険度に応じた対応をとる必要がなくなることを、今日2月14日、保健省が発表した。


今日の時点でチェコテレビにて報道されている内容は以下のとおり。

(チェコ保健省のホームページにはまだ掲示されていない)


<ワクチン接種者または感染証明保持者>

・ワクチン接種を完了(2回接種完了後270日間にある人。ブースター接種を受けた人及び18歳未満の人はワクチン認証の有効に制限なし)、又は過去直近180日間に新型コロナウイルスに感染していれば、12歳未満の子どもと同様に、チェコへ制限なく自由に帰国できるようになる。

・EU加盟国以外の国にてワクチンを受けた人、外国にて新型コロナウイルスに感染した人は、ワクチン認証又は感染証明がチェコにて認められるかどうかの確認が必要。


<ワクチン非接種者>

・ワクチン非接種者は、EU諸国からの帰国か、EU諸国外からの帰国かによって条件が異なる。

=EU諸国からの帰国=

・EU諸国から帰国する場合は、チェコ入国前に抗原検査又はPCR検査を受検する。

・チェコ国民又はEU諸国の国民がEU加盟国以外の国(第3国)からチェコへ帰国する場合もチェコ入国前に抗原検査又はPCR検査を受検する。

(入国前の抗原検査は、EU加盟国からチェコに個人の交通手段にて入国する場合は受検の必要なし)

・抗原検査結果は24時間有効。

・外国における滞在が12時間以内の場合、及び通過(トランジット)の場合、受検義務は免除。

・隣国に24時間以内の滞在は今後も例外として認める。


・第3国からの帰国

ワクチン非接種者がEU加盟国以外の国(第3国)から帰国する場合は、帰国後5~7日以内に再度PCR検査を受ける。


各国の危険度は今後、外国人に限定して適用される。

(注:チェコテレビの記事からは、チェコに長期滞在する外国人の扱いが不明)

チェコへ帰国する人全員に対し、訪問していた国の危険度に関わらず、入国申告書記入を義務付ける。

各国の危険度は毎週金曜日にアップデートされており、今後も継続するが、チェコ国民にとっては情報として参考にする内容となる。


<2月13日(日)ニュース>

●疫学者の発言

日曜日のチェコテレビにおける討議番組にて、オストラバ大学医学部部長であり、政府諮問機関のメンバーであるマジャル疫学者及びカレル大学自然科学学部ウイルス学者であり、独立した疫学者グループ(MeSES)のタヘジ ウイルス学者は、以下を発言した。


・政府は、感染対策を緩和するにあたり、状況が悪化すればすぐにブレーキをかけ、緩和時期を延期する。


・高齢者のR値は依然として引き続き高く、入院患者がしばらく増える。しかし、感染の波が収まり出しているので、具体的な規制緩和の計画が可能となったが、いつでもブレーキをかけられる状態にあるが、現在チェコは、感染対策を解除していくことが可能な状態にあり、レスピレーター着用と多くの人が集まる催しにおける規制のみにて比較的通常な状況に戻ることが可能。


・このまま感染状況が収まっていけば、3月半ばにはレスピレーター着用を解除することが可能になる


・オミクロン株の後、人類は次第に通常の状態に戻ると考えるのは危険である。


・オミクロン株に罹っても比較的病状が軽くてすむのは、これまですでに感染している人とワクチン接種を受けた人がいる為。


・ウイルスは常に変化する為、今後の状況について推測することは不可能。


・規制緩和、その日付を規定した裁判所の決定が即メディアを通じて報道されたのは、メディアのコミュニケーション上のミスである。国民が、規制はもうすでに必要なく、安全で、ワクチン接種を受ける必要もなく、ウイルスから守る必要ないという印象を持ち始めたのはとても危険な状態である。


・ワクチン開発の第一次的な目的は、入院患者数及び死亡者数の増加を防ぐことにあり、ウイルスが人に移ることを防ぐ為ではない。感染する可能性が低くなるのは、追加的な利点だ。


・ワクチンを受けた人は、ロング・コビットになる可能性が大幅に低く、ほとんど皆無に近い。急性の症状だけではなく、後になって入院する人が増えることを防ぐ。


・今、ブースター接種が間に合わない人は、秋になる前に受けることを推奨する。


3.各国の感染リスク度表示

保健省は、2月11日(金)、感染リスク度リストのアップデートを発表した。前週から各国のリスク度に変更はない。2022年2月14日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

バチカン

バーレーン

チリ

インドネシア

コロンビア

韓国

カタール

クウェート

マカオ

ニュージーランド

サウジアラビア

ペルー

アラブ首長国連邦

ルワンダ

ウルグアイ

台湾


*日本は、9月20日から緑色の国から感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国)になっている。


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国)

無し


赤色の国(感染リスクが高い国)

無し


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

アンドラ

ベルギー

ブルガリア

デンマーク

クロアチア

フランス

フィンランド

マルタ

イタリア

リヒテンシュタイン

ラトビア

ルクセンブルク

オランダ

キプロス

ノルウェー

ドイツ

ハンガリー

モナコ

アイスランド

アイルランド

オーストリア

ルーマニア

ギリシャ

エストニア

リトアニア

ポーランド

ポルトガル(マデイラ及びアゾレス諸島を含む)

サンマリノ

スロバキア

スロベニア

スウェーデン

スペイン(バレアレス諸島及びカナリア諸島を含む)

スイス

その他、上記以外の国すべて(日本


保健省発表の各国危険度はこちら


4. チェコへの入国規定

チェコ人が外国から帰国する場合の規定は、2月15日から変更になる。(上記参照)


以下は、保健省のページを訳した内容(一部概要)


<12月27日(月)からの変更内容(こちら)>

赤色及び濃い赤色の国から帰国(入国)する場合の規定

<チェコ国民及びチェコの一時滞在許可・長期滞在・永住許可を持つ外国人>

・チェコへ入国(帰国)前に入国申告書を記入。


①一般交通機関を利用する場合:

・チェコへ入国(帰国)前に抗原検査又はPCR検査を受ける。

・チェコへ入国(帰国)後、翌日から数えて5日目以降7日目までに、チェコ国内にてPCR検査を受ける。


②個人の交通機関にて入国(帰国)する場合:

・チェコ入国(帰国)前に検査を受ける必要なし。

・チェコへ入国(帰国)後、翌日から数えて5日目以降7日目までに、チェコ国内にてPCR検査を受ける。


*チェコ国民、チェコの滞在許可を持つ外国人で、ワクチン接種を完了している人、又は過去直近180日間に新型コロナウイルスに罹った人に対しては、滞在していた外国の感染危険度がいかなるものであっても、上記のチェコへ入国(帰国)後の検査義務を免除する。


<チェコの滞在許可を持たない外国人>

・チェコの滞在許可を持たない外国人に対して、ワクチン接種完了者又は感染証明を所持していても、チェコへ入国する前に、PCR検査の陰性結果を所持していることを義務付ける。


以上の義務は以下の人に対して免除される。

・チェコが接種認証を認めている国にてブースター接種まで受けている外国人。

・12歳未満の子ども。

・12歳~18歳未満の子どもに対しては、特別措置として、ワクチン接種完了(ブースター接種無し)にて上記義務を免除。

・ワクチン非接種者、新型コロナウイルスに過去直近180日間に罹っていない人は、入国後翌日から数えて5日後から7日後までの間にチェコ国内にてPCR検査を受ける。PCR検査を受けるまでは自宅又は宿泊施設から出る時はレスピレーターを常時着用する。


・EU諸国以外の外国の国民で、EUにて認可されたワクチンの接種をEU以外の外国にて完了している人、又は世界保健機関が緊急使用として認可しているワクチンの接種を完了している人で、チェコ保健省のウェブサイト上に掲載されている認証を保持している場合、ワクチン接種を受けているものとして認める。

日本のワクチン接種証明書はチェコ保健省ウェブサイト上に掲載されており、認められている。


・チェコ保健省は、チェコの国民に対して、新型コロナウイルスの感染拡大リスクを最小限に抑えるため、外国への渡航を控えるよう推奨する。


<12月27日前から有効となっている内容>

以下の人は、下記の帰国時規則から免除される。

① ワクチン接種完了し、最終接種から14日間が経過し、新型コロナウイルスに感染している症状のない人。ワクチン接種者も、入国申告書記入義務あり。


ワクチンの接種については以下が認められている。

・チェコ国内又はEU諸国内にてワクチン接種を受けた認証を持っている人。

・EU諸国外の国でワクチンを受けている場合は、英語で書かれた書面上の接種証明書又はEUの認める電子認証を所持し、EMAが登録又はWHOが緊急使用として承認しているワクチンである場合。書面による証明書は、所定の内容が記載されており、書面上の証明書から遠隔で内容を直接確認できること。


② これまで新型コロナウイルスに感染したことがあり、陽性が初めて確認された検査から11日以上180日以下の期間にあり、新型コロナウイルス電子認証に関するEU規則に基づいて発行された認証を持っている人。感染証明を持っている人も、入国申告書記入義務あり。


チェコへ向けて出発する前の滞在国にて新型コロナウイルスに感染し、隔離終了したことを証明する外交覚書を持っている人。入国申請書記入義務あり。


④ 6歳未満の子どもは、入国申告書記入義務対象外。

⑤ 12時間以内にチェコ国内を通過する人。

⑥ 国際運送業の作業員

など。


<各感染リスクレベルに応じた入国規定>

感染度が低い国(緑色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔 離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが中程度の国(オレンジの国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが高い国(赤色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~7日目の間にPCR検査を受ける。

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~7日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。


感染リスクが高い国(濃い赤色の国)

入国申告書(Public Health Passenger Locator Form) の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~7日目の間にPCR検査を受ける。

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~7日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。




<情報源>

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3442420-pravidla-pro-navrat-ze-zahranici-se-od-utery-meni-cesi-se-nemuseji-ridit-mapou

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3442016-pocty-nakazenych-koronavirem-klesaji-hospitalizovanych-naopak-pribyva

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