3月14日(月)からレスピレーター着用義務緩和
(政府決定)
BA.2の感染
<目次>
1.感染状況データ
2.今日の動き
3.各国の感染リスク度表示(2022年3月6日更新)
4.チェコへの入国規定(2022年2月15日更新)
●ワクチン接種(追加接種、3回目接種:booster and additional dose)に関する情報(政府のサイト)はこちら(英語)
・ワクチン登録中央システムのサイト(公的保険加入者用)はこちら(英語あり)
・ワクチン登録中央システムのサイト(自費接種希望者用)はこちら(英語)
・各ワクチン接種会場における受付の様子(ワクチン接種待ちの人数、過去直近1週間に登録した人の数、ワクチンの種類による接種会場マップなど)が確認できるサイトはこちら (チェコ語)
・ワクチン接種後の電子認証取得はこちらから。
1. 感染状況データ
・今日の感染状況
2022年3月9日(水)8時におけるチェコ保健省の発表
3月8日(火)の新規陽性者数:10484人
(前週火曜日比 1142人少ない)
過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数
3月8日現在498人 (3月7日現在509人)
過去直近14日間における人口10万人当たりの新規感染者数
3月8日現在1068人 (3月7日現在1103人)
PCR検査実施数累計:20,862,156件
PCR検査実施数(3月8日):27,437件
抗原検査実施累計:32,080,970件
抗原検査実施数(3月8日):8,920件
全検査の陽性率(3月8日現在):41.25%(35.28%*)
*7日間の移動平均
予防接種実施(3月8日現在)
当日の接種回数:3104回
(内、追加接種の回数:2322回)
(追加接種の接種回数累計:4,036,988回)
接種回数累計:17,421,851回
ワクチン接種完了:6,851,861人
治った人の数:3,536,662人
現在の入院患者数:2,269人
累計感染者数:3,536,662人
累計死亡者数: 39,032人
3月8日(火)現在
入院患者数:2269人(3月7日2461人)
重症者の数:153人(3月7日165人)
*後日、過去のデータが遡って修正されている。
3月8日(火)
新規陽性者数:1353人
3月9日(水)8時現在の発表
治った人の数:453,290人
累計感染者数:467,565人
累計死亡者数:3,484人
2.今日の動き
<3月9日(水)ニュース>
●感染状況
・2月24日(木)以降も引き続き、日当たり新規陽性者数が前週比にて減少する傾向が続いていたが、3月7日(月)は10385人、1週間前の2月28日(10145人)比にて240人増加した。
・3月8日(火)の日当たり新規陽性者は前週比(3月1日比)にて1142人減少した。
・3月8日に確認された再感染者(再感染の疑いがある人)の数は1975人だった。
・3月7日(月)に日当たり新規陽性者数の減少傾向が止まり、僅かだが増加したことについて(3月8日は前週比にて再び減少)、専門家の間では、新型コロナウイルス感染の小さい波が始まったことを示している可能性があるとされている。
・チェコにおけるパンデミック開始後の新型コロナウイルスによる死亡者の数が3万9000人を超えた。
・検査実施数が減少しているが、陽性率はあまり減少していない。
・現在の入院患者は、75歳以上の患者が多く、集中治療を必要とする重症者では70歳以上の患者が多くなっている。
●今後の対策緩和
3月9日(水)、バーレク保健大臣は、政府が以下を決定したと発表した。
・3月14日(月)以降はレスピレーター着用義務を解除する(但し、公共交通機関及び医療・社会福祉施設を除く)。
*公共交通機関は、鉄道、市内一般交通機関、バス、タクシー、ケーブルカー等。
*社会福祉施設は、高齢者施設、身体障害者・知的障害者対象の施設等。
・公共交通機関及び医療・社会福祉施設を除く、その他の場所では、呼吸器官を守るための保護具を一切着用しなくてよい。
*現在は、公共の場所(屋内)及び職場、公共交通機関内にてレスピレーターの着用が義務付けられている。
・今後も感染状況が良好であれば、4月中にレスピレーター着用義務をすべて解除する。
・3月14日以降もレスピレーター着用が義務付けられる場所において、小学校入学前の児童、知的障害者、入院患者、短期滞在型の社会福祉施設を利用するクライアント、公共交通機関の運転手は当該義務から免除される。健康上の理由からレスピレーター着用義務が医師より認められていない人も免除される。また、飲食時は免除される。
・全国における一般的な感染状況から判断して、レスピレーターの一斉着用義務を解除するが、自主的にレスピレーターを着用することは決して悪いことではない。(保健副大臣の発言)
●BA.2の感染拡大
保健情報分析研究所のドゥシェク所長は以下を発表した。
・新規陽性者数の減少傾向が停滞しつつある。
・オミクロン株の一種である別系統のBA.2の感染がチェコでも広がりつつあるため、今後2~3週間は新規陽性者数が増加する可能性がある。
*国立保健研究所(SZÚ)は、現在(注:3月7日現在)、ウイルスゲノムシーケンス解析を行った新型コロナウイルス陽性サンプルのうち、約25パーセントがオミクロン株の一種であるBA.2となっており、その割合が増加していることを伝えた。(3月7日付チェコラジオの記事より)
3.各国の感染リスク度表示
保健省は、3月6日(日)、各国の危険度について3月7日以降も変更がないことを発表した。
2月15日からチェコ人、EU諸国の国民・EU諸国外の国民でチェコに滞在許可を持つ外国人に対しては、各国の危険度に関係なく、帰国時の規制が統一化されたため、各国の感染危険度は、当該国の外国人がチェコ国内における滞在許可を有さない場合の入国時に必要な情報となる。
緑色の国(感染リスクが低い国)
バチカン
インドネシア
コロンビア
韓国
カタール
クウェート
マカオ
ニュージーランド
サウジアラビア
ペルー
アラブ首長国連邦
ルワンダ
台湾
*日本は、9月20日から緑色の国から感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国)になっている。
オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国)
無し
赤色の国(感染リスクが高い国)
マルタ
濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)
アンドラ
ベルギー
ブルガリア
デンマーク
クロアチア
フランス
フィンランド
イタリア
リヒテンシュタイン
ラトビア
ルクセンブルク
オランダ
キプロス
ノルウェー
ドイツ
ハンガリー
モナコ
アイスランド
アイルランド
オーストリア
ルーマニア
ギリシャ
エストニア
リトアニア
ポーランド
ポルトガル(マデイラ及びアゾレス諸島を含む)
サンマリノ
スロバキア
スロベニア
スウェーデン
スペイン(バレアレス諸島及びカナリア諸島を含む)
スイス
その他、上記以外の国すべて(日本)
保健省発表の各国危険度はこちら
4. チェコへの入国規定
<チェコへ入国及び帰国する際の規則(2022年2月15日以降)>
内務省ホームページはこちら
(A)チェコ国民、EU諸国の国民及びその家族でEU域に滞在許可を保有する人、EU域内に長期滞在許可又は永住許可にて滞在する外国人
①EU加盟国から到着する場合
入国申告書を記入
ワクチン接種・感染証明・入国前に受けたPCR検査又は抗原検査の陰性結果のいずれかを提示
②EU加盟国以外の国から到着する場合
入国申告書を記入
ワクチン接種・感染証明・入国前に受けたPCR検査又は抗原検査の陰性結果のいずれかを提示
入国後、5日~7日目にPCR検査を再受検。
個人の交通機関にて入国する場合は、入国申告書の記入、入国前にPCR検査又は抗原検査の受検は免除。
<ワクチン接種証明について>
・EU加盟国において接種を受けた場合:EUデジタルCovid認証を提示。
・EU加盟国以外の外国にて接種を受けた場合:EUデジタルCovid認証又はチェコ保健省 がホームページにて公表している紙面上の証明書を提示。欧州医薬品庁が認可するワクチン又は相応のワクチンであること。
・感染証明書:EUデジタルCovid認証又はEUデジタルCovid認証に関するEU規則に基づく施行規則が適用されている第3国にて認可された主体が発行した証明書を提示。
チェコ人及びチェコに滞在する人は、入国前に受けた検査の結果が陽性でも入国可。陽性だった場合の交通手段については保健省が省令にて指示している。
*検査結果の有効期間は、PCR検査の場合72時間、抗原検査の場合24時間。
*ワクチン認証の有効期間は、ワクチン完了して14日経過後270日以内。ブースター接種を受ければ有効期間が延長される。
*感染証明書は、検査を受けて陽性が確認された日から数えて11日後に有効となり、有効期間は180日間。
*隣国に陸路にて移動し、滞在時間が24時間以内でチェコへ帰国する場合は、上記規則が免除される。
*12歳未満の子どもに対しては、上記規則は適用されない。
*12歳~18歳の子どものワクチン認証には有効期限なし。
(B)EUの短期ビザ又は長期ビザを保有する外国人、チェコへビザなしの入国が認められている外国人、その他の外国人
①EU加盟国から到着する場合
入国申告書を記入
ワクチン接種・感染証明・入国前に受けたPCR検査又は抗原検査の陰性結果のいずれかを提示
②EU加盟国以外の国から到着する場合
入国申告書を記入
ワクチン接種・感染証明・入国前に受けたPCR検査の陰性結果のいずれかを提示
入国後、5日~7日目にPCR検査を再受検。
第3国の国民がチェコへ入国することは、保健省が省令II/1に規定している例外を満たしている場合を除き、禁止されている。入国の例外が認められる場合は、この入国規則よりも優先される。
<ワクチン接種証明について>
EU加盟国において接種を受けた場合:EUデジタルCovid認証を提示。
EU加盟国以外の外国にて接種を受けた場合:EUデジタルCovid認証又はチェコ保健省がホームページにて公表している紙面上の証明書を提示。欧州医薬品庁が認可するワクチン又はそれ相当のワクチンであること。
感染証明書:EUデジタルCovid認証又はEUデジタルCovid認証に関するEU規則に基づく施行規則が適用されている第3国にて認可された主体が発行した証明書を提示。
*検査結果の有効期間は、PCR検査の場合72時間、抗原検査の場合24時間。
*ワクチン認証の有効期間は、ワクチン完了して14日経過後270日以内。ブースター接種を受ければ有効期間が延長される。
*感染証明書は、検査を受けて陽性が確認された日から数えて11日後に有効となり、有効期間は180日間。
*隣国に陸路にて移動し、滞在時間が24時間以内でチェコへ帰国する場合は、上記規則が免除される。
*12歳未満の子どもに対しては、上記規則は適用されない。
*12歳~18歳の子どものワクチン認証には有効期限なし。
保健省省令II/1に規定されている例外はaからlまでの12項目(以下一部の例)となっている。
(a)チェコへ入国する直前に感染リスク低の国に最低14日間滞在し、過去直近14日間に感染リスク低以外の国に12時間以上滞在していないことを証明できる外国人、
(b)EU域内の有効な長期滞在ビザ、長期滞在許可、一時滞在許可、永住滞在許可を保有している人、
(d)チェコ国民又はEU加盟国の国民の家族、
(e)当該外国人がチェコに滞在することが必要不可欠である例外的な場合、
(f)国際運送従事者、
(h)入学試験の受験、家族の介護目的など
となっているが、
(j)は、ワクチン接種を受けた人又は新型コロナウイルスに感染した人で、チェコにおける滞在許可がワクチン認証又は感染証明書の有効期間を越えない場合となっている。
ブログ作成者が内務省の問合せ窓口+420 974 801 801へ2月16日、問い合わせたところ、以下の内容を確認した。
・日本で欧州医薬品庁が認可しているワクチン(ファイザー、アストラゼネカ、モデルナ、ノババックス、ジョンソンエンドジョンソン)でワクチン接種証明書(チェコ保健省のサイトに掲載されている証明書)を保有していれば、チェコへビザなしにて入国可。
・滞在期間はワクチン接種証明書の有効期間内であること(2回接種ワクチンの場合は2回目接種後14日経過後、270日間有効。またはブースター接種を受ければ、有効期限が延長される)
・チェコへの入国時は、入国前に受けた検査の陰性結果を提示する義務はない。
2月16日の時点で確認した状況は以上となっていますが、今後、各国の感染状況等により変化する可能性があるため、内務省の問い合わせ窓口などへご確認ください。
<入国規則に関する内務省の問い合わせ窓口>
内務省では、以下の時間帯にEメール又は電話にて質問を受け付けています。
Eメール:cestovani.covid19@mvcr.cz、電話番号:+420 974 801 801
(窓口受付時間 月~木:午前8時~午後4時、金:午前8時~12時)
Eメールによる問い合わせの際は、以下の内容を記載するよう指示が出てきます。
・あなたの国籍
・チェコへ帰国する前に滞在していた国
・新型コロナウイルスのワクチン接種を受けているかどうか。受けた場合は、どこの国で受けたか。受けたワクチンの名称。接種回数。
・過去直近6か月間に新型コロナウイルスに感染したかどうか。感染した場合は、感染した場所と時期。
・あなたが第3国の国民の場合は、EUに加盟している国のいずれかにて滞在許可を保有しているかどうか。保有している場合はその許可の種類。
<情報源>
https://www.irozhlas.cz/zpravy-domov/koronavirus-omikron-varianta-pozitivita-testu_2203071905_zuj
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