7月18日(月)から4回目接種開始
<目次>
1.感染状況データ
2.今日の動き
1. 感染状況データ
2022年7月16日(土)4時40~43分におけるチェコ保健省の発表
7月15日(金)の新規陽性者数:2295人
(前週金曜日比 458人増)
再感染の疑いがある人*の数(7月15日):769人
*前回の検査結果陽性から最低60日間経過後にPCR検査にて陽性が確認され、新規陽性者数の中に含まれていない人の数
過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数
7月16日現在100人 (7月15日現在96人)
過去直近14日間における人口10万人当たりの新規感染者数
7月16日現在156人 (7月15日現在146人)
PCR検査実施数累計:21,969,337件
PCR検査実施数(7月15日):5,749件
抗原検査実施累計:33,656,222件
抗原検査実施数(7月15日):3,416件
全検査の陽性率(7月15日現在):33.74(29.34%*)
*7日間の移動平均
予防接種実施(7月15日現在)
当日の接種回数:3,482回
(内、追加接種の回数:3,072回)
(追加接種の接種回数累計:4,252,785回)
接種回数累計:17,690,118回
ワクチン接種完了:6,883,502人
治った人の数:3,898,498人
現在の入院患者数:455人
累計感染者数:3,951,803人
累計死亡者数: 40,350人
7月15日(金)現在
入院患者数:455人(7月14日443人)
重症者の数:14人(7月14日13人)
7月15日(金)
新規陽性者数:467人
7月16日(土)4時40~43分現在の発表
治った人の数:515,594人
累計感染者数:522,459人
累計死亡者数:3,603人
各州の状況:
https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje
2.今日の動き
<7月17日(日)ニュース>
●今週の新規陽性者数
7月10日~7月16日の累計 (①)
7月3日~7月9日の累計 (②)(国民の休日2日間を含む)
① ②
新規陽性者数 10821人 6072人
再感染者数 3596人 1782人
入院患者数 418人
重症者数 12人
地域によっては、明日から、入院する際にPCR検査の陰性結果を求める病院が出てきている。
<2022年7月15日(金)ニュース>
●保健省の発表
7月15日(金)、保健省(バーレク保健大臣)は、以下を発表した。
① 2回目ブースター接種(4回目接種)
・2回目のブースター接種(4回目接種)を公式に来週月曜日7月18日から開始する。
・4回目接種は18歳以上対象。
・4回目接種を受けるには、3回目接種を受けてから最低4か月経過していることが前提。
・特に高齢者、慢性疾患のある人、移植手術を受けた人が接種を受けるべき。
・4回目接種のワクチンは、ファイザー・バイオンテック社及びモデルナ社製のこれまでのワクチン。
・欧州医薬品庁がオミクロン株の下位系統に対応する新しいワクチンをいつ認可するかわからないため、ワクチン接種希望者は新しいワクチンを待たずに受けるべき。
・これまでのワクチンを受ければ、十分な効果が期待できる(重症になる可能性はほぼなくなる)。
・今年秋はどの変異株が優位となるかについては現在、予測不可能。(現在のBA.5の感染拡大は秋までに収まり、秋以降また新しい変異株が発生することが考えられる。例えば、現在、米国でケンタウロスと呼ばれているBA.2.75が確認されている)
・7月18日(月)から当面は、ワクチン接種(予約)登録なしに接種可能。保健省はワクチン接種(予約)登録システムを2022年8月15日以降に開始する(4回目接種/ブースター接種2回目の登録が可能になるのは、保健省がシステム変更した8月15日以降になる予定)。
・これまでワクチンを2回受けたのみである人は、3回目接種をすぐに受ける方がよい。
・秋に200~300万人がワクチンのブースター接種を受けると考えられる。
・8月半ばに、ワクチン接種促進キャンペーンを開始する。キャンペーンの対象は、新型コロナウイルス及びインフルエンザのワクチン。
・9月に入り、総合診療医及び健康保険会社がブースター接種を受けていない人を対象に接種を呼びかけることも検討している。
*チェコテレビは以下をコメントしている。
・ワクチン接種を現在行っている場所は全部で356か所。このうち、56か所は(予約)登録なしに受け付けている。多くが医療機関(病院)。
ワクチン中央登録システムのサイト(英語版あり)はこちら
・総合診療医によっては、まずワクチンを購入する必要があると述べている。夏休み中でワクチン納入に遅れが出る可能性があるため、接種希望者は、ワクチンを受けられるかどうか、接種場所に直接事前に問い合わせる方がよい。
② 今後のPCR検査費用保険負担の可能性について
・症状のある人が医師の紹介状なしに無料でPCR検査を受けることができるよう、来週、新型コロナウイルスのPCR検査費用を健康保険が支給することについて、健康保険会社と話し合いを開始する。
・話し合いの内容は、無料で受けられる検査の回数と、1度検査を受けた後、次に受けるまでの間隔について。
・目的は、医療システムの費用を節約するため。症状が出ていても、検査結果が陰性であれば、恐らく普通の風邪であることがわかり、風邪の治療を受ければよい。
●現在の感染状況
・現在、検査件数が少ないにも関わらず、感染者数が増加している。
・2022年7月14日(木)の新規陽性者数は1711人。入院患者数は、今年5月以降初めて、400人を超えた。しかし、重症者数(現在26人)は増加していない。
<保健情報分析研究所ドゥシェク所長のコメント>
・現在の感染拡大は、今後2週間程度継続し、その後下降線に向かうと考えられる。
・入院患者の増加傾向は緩やかであり、重症者数は現在26人。
<保健省のコメント>
・感染拡大防止目的の規制導入は予定していないが、感染状況に関する分析結果をもとに判断する。
・国民一人一人が責任持って行動することを信じている。
・これまで導入された規制は、意味がなかった。(バーレク保健大臣の発言)
・しかし、新型コロナウイルスは深刻な感染症で死亡に至ることがあるため、それなりの対応をしなければならない。
・ワクチン接種を受ければ重症化・死亡は防ぐことができ、マスク・レスピレーターを着用すれば感染防止になることは、医療データ上明らかである(バーレク保健大臣の発言)
<情報源>
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