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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2022年8月15日チェコ コロナウイルス関連ニュース

今後の感染対策に関するバーレク保健大臣の発表

ワクチン4回目接種 今日からシステム上にて予約可


2022年7月18日(月)から2回目ブースター接種開始

会場はこちら(英語版あり)


ワクチン接種に関するチェコ政府の情報はこちら

ワクチン接種登録システムはこちら


<目次>



1. 感染状況データ

2022年8月15日(月)5時30~33分におけるチェコ保健省の発表


8月14日(日)の新規陽性者数:277人

(前週日曜日比と同人数)


再感染の疑いがある人*の数(8月14日):63人

*前回の検査結果陽性から最低60日間経過後にPCR検査にて陽性が確認され、新規陽性者数の中に含まれていない人の数


過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数

8月15日現在117人 (8月14日現在117人)

過去直近14日間における人口10万人当たりの新規感染者数

8月15日現在253人 (8月14日現在253人)


PCR検査実施数累計:22,102,071件

PCR検査実施数(8月14日):700件

抗原検査実施累計:33,750,436件

抗原検査実施数(8月14日):727件

全検査の陽性率(8月14日現在):29(32.37%*)

*7日間の移動平均

予防接種実施(7月29日現在)

当日の接種回数:9,045回

(内、1回目追加接種の回数:2,427回)

(内、2回目追加接種の回数:6,232回)


(1回目追加接種の接種回数累計:4,283,443回)

(2回目追加接種の接種回数累計:95,138回)

接種回数累計:17,823,230回

ワクチン接種完了:6,887,244人

治った人の数:3,957,560人

現在の入院患者数:808人

累計感染者数:4,012,244人

累計死亡者数: 40,647人


8月14日(日)現在

入院患者数:808人(8月13日826人)

重症者の数:28人(8月13日30人)


8月14日(日)

新規陽性者数:84人

8月15日(月)5時30~33分現在の発表

治った人の数:527,265人

累計感染者数:533,324人

累計死亡者数:3,646人


各州の状況:

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje


2.今日の動き

<8月15日(月)ニュース>

●保健大臣の発表

今日8月15日(月)、バーレク保健大臣はブリーフィングを行ったほか、チェコテレビ、チェコラジオなどのインタビューに参加し、以下を発表した。


(*バーレク保健大臣は、チェコラジオのインタビューで、先週まで夏休みをとっていたこと、これから4回目接種を受ける予定であることを述べた)


今日8月15日から、新型コロナウイルスワクチンのブースター接種希望者は、システム上にて接種希望日を予約することができる


*ブースター接種(4回目接種)は7月半ばから受けることができるようになっているが、これまでは事前の予約登録なしで受けるようになっていた。

*これまでに4回目接種を受けた人の数は、8月15日現在で9万5138人。


・保健省は、今後秋にかけて新型コロナウイルスの変異株が発生する可能性を念頭においたワクチン接種キャンペーンを行う。


・新型コロナウイルスのワクチンは、新型コロナウイルスが存在する限り、インフルエンザ同様にワクチン接種を繰り返す必要があると考えられる。


・レスピレーター、マスクは、これまでどおり、医療機関、社会福祉施設等における着用を推奨。


秋に起こるとされている感染拡大の波は、当初の想定よりも遅くなることが考えられ、現在11月後半になるとみられている


・秋に感染が拡大する事態になっても、保健省は全国一斉の感染防止対策は導入しない。その理由は、経済的な損失が大きいため。場所を限定した陰性証明の提示、ワクチン接種を受けていない人に限定した対策の導入も行うことはない。WHO、EUなどの推奨に沿った内容となっている。これまで行われてきた隔離、緊急事態発令等の一斉の規制導入は、遡及して検討が行われた結果、意味なかったことが分かった。


・効果のある対策は4つ:ワクチン接種、感染する危険のある場所におけるレスピレーター着用、遅延なく検査(PCR検査又は抗原検査)を受けること、社会において治療を受けられる体制が整っていること。


・対策を導入することはないが、秋から、医師の紹介状なしに抗原検査を毎月1回無料で受けられるようにする。


・オーストリアでは隔離対策を廃止し、新型コロナウイルス感染者もレスピレーターを着用すればよくなったが、チェコも同様の措置をとる予定か、というチェコテレビ側の質問に対して、バーレク保健大臣は、オーストリアでは隔離対策を廃止したわけではないと述べ、チェコはチェコで導入している対策(PCR検査を受けて陽性だったら、自宅で隔離し、疾病保険から疾病手当が受けられること、症状がなくなるまで自宅で隔離すること)があることを述べた。


<ワクチン接種キャンペーン>

保健省のコミュニケーション部ヤコプ部長は以下を述べた。


・ワクチン接種キャンペーンの第2部*は臨機応変に行う。その理由は、新しい感染拡大の波がいつ訪れるか、また新しいワクチンがいつ入手するかわからないため。


・秋に行うワクチン接種キャンペーンは、新型コロナウイルスのワクチンのみならず、インフルエンザのワクチンなども念頭において、ワクチン接種を全般的に対象としたものになる予定。(そのため、キャンペーンのキャッチフレーズは、「心配せずに生活するためにワクチンを受けよう」という内容になる)


*ブログ作成者の注:保健省はキャンペーンを2段階に分けて行う予定でいることは、具体的に明確化されておらず、発表の仕方も曖昧で内容がうまく把握できない状態になっています。


・キャンペーンは、まずソーシャルネットワークを通じて開始し、一般メディアでは9月末から取り上げるようにする。


・これまでの調査では、人口の38%は4回目接種を受けようと考えており、2割の人は迷っているという結果が出ている。


<新しいワクチン>

・イギリスは、オミクロン株に対応するワクチンを認可した。


・バーレク保健大臣は、今日、同ワクチンを欧州医薬品庁は9月中に認可するため、EU諸国では、10月から11月にかけて出回ると考えられることを述べた。


・「チェコはファイザー社と100億(チェココルナ)程度のワクチンを対象にした契約書をこれまで締結しており、これは前政権が締結したものだが、この契約書に基づいたワクチンを入荷しなければならないことになっている。チェコに新しいワクチンが入荷するかどうかは、ファイザー社が当案件についてどのような見解を示すかにかかっており、現在、この状況(落とし穴)から抜け出す方法を集中的に検討している」*バーレク保健大臣がチェコテレビ19時ニュースでインタビューを受けて答えた内容となっています。


<コロナ感染症治療薬パクスロビド(paxlovid)>

バーレク保健大臣は、コロナ感染症治療薬パクスロビドについて以下を述べた。


・コロナ感染症治療薬パクスロビドのチェコへの入荷について、8月末までに解決することを期待している。


・チェコはパクスロビド5万回投与分(約10億チェココルナ)購入について今年初めから製造元と交渉している。先週になりアメリカから契約書が届いたので、コメントをニューヨーク(注:製造元ファイザー社)に送った、8月末までにはすべて完了する予定。(更なる詳細については言及を避けた)


*スロバキアでは、すでに10日ほど前からパクスロビドが入荷し、出回っている。

*野党(ANO)は、保健省のミスでパクスロビドが未だに購入できていないと批判している。


●感染状況

・現在、新規陽性者数は減少傾向にあり、平日では約3000人程度になっている。2週間前は約1000人多かった。


・PCR検査、抗原検査ともに実施数が減少している。平日平均約8千~9千件の検査が行われている。(プラハの検査会場が最も多いため、実施検査の大半はプラハで行われている)


・新型コロナウイルスによる入院患者数、重症者数ともに減少している。

(ワクチン学会は、感染した場合に悪化するリスクの高い人々が少なくともブースター接種を1回は受けているため、と発表している)



<情報源>

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