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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2022年9月12日・18日チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2022年9月18日

オミクロン株(オミクロン-1)対応ワクチン 
システム上で接種希望登録開始
新規陽性者数 僅かに増加傾向

2022年7月18日(月)から2回目ブースター接種開始

会場こちら(英語版あり)


ワクチン接種に関するチェコ政府の情報はこちら

ワクチン接種登録システムこちら


<目次>


1. 感染状況データ

2022年9月12日(月)5時30~33分におけるチェコ保健省の発表


9月11日(日)の新規陽性者数:268人

(前週比にて86人増加)


再感染の疑いがある人*の数(9月11日):87人

*前回の検査結果陽性から最低60日間経過後にPCR検査にて陽性が確認され、新規陽性者数の中に含まれていない人の数


過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数

9月12日現在118人 (9月11日現在117人)

過去直近14日間における人口10万人当たりの新規感染者数

9月12日現在219人 (9月11日現在219人)


PCR検査実施数累計:22,205,177件

PCR検査実施数(9月11日):729件

抗原検査実施累計:33,835,358件

抗原検査実施数(9月11日):657件

全検査の陽性率(9月11日現在):27.34(29.95%*)

*7日間の移動平均

予防接種実施(9月11日現在)

当日の接種回数:68回

(内、1回目追加接種の回数:20回)

(内、2回目追加接種の回数:37回)


(1回目追加接種の接種回数累計:4,304,997回)

(2回目追加接種の接種回数累計:199,299回)

接種回数累計:17,954,741回

ワクチン接種完了:6,890,496人

治った人の数:4,005,079人

現在の入院患者数:614人

累計感染者数:4,059,441人

累計死亡者数: 40,910人


9月11日(日)現在

入院患者数:614人(9月11日618人)

重症者の数:32人(9月11日30人)


9月11日(日)

新規陽性者数:50人

9月12日(月)5時30~33分現在の発表

治った人の数:534,561人

累計感染者数:540,257人

累計死亡者数:3,676人


各州の状況:

https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19/kraje


2.今日の動き

<9月18日(日)ニュース>

●新規陽性者数 


9月18日チェコテレビ19時のニュースにて、新型コロナウイルスの新規陽性者数は継続して増加傾向にあることが報道された。


8月後半から増加傾向に移り、9月11日~17日の週は前週に比べ、約2100人ほど増えている。


<各週の新規陽性者数合計>

8月21日~27日 1万0728人

8月28日~9月3日 1万0901人

9月4日~10日 1万2539人

9月11日~17日 1万4672人


<9月12日(月)ニュース>

●オミクロン株対応ワクチン接種 システム登録開始


9月12日(月)、衛生局スバルチノバー主任は新型コロナウイルスのワクチンについて以下を発表した。


・先週、オミクロン株に対応したワクチンの1回目ロットがチェコへ入荷したが、9月12日(月)から、このワクチンの接種を受ける目的でシステムに接種登録することが可能となった。登録はこちら(保健省のウェブサイト


・接種登録は、12歳以上の接種希望者で、ワクチンを最後に受けてから3か月以上経過した人が対象。


・オミクロン株対応のワクチンは、ブースター接種に限り使われる。


・これまでまだ一度も新型コロナウイルスのワクチンを受けていない人が接種を希望する場合は、まずこれまでのワクチンを(注:1回目、2回目接種として)受けた後、ブースター接種としてオミクロン株対応のワクチンを受けることになる。


・チェコはオミクロン株対応のワクチンとして、ファイザー社のComirnatyと、モデルナ社のワクチンを購入するが、先週入荷したのはファイザー社のComirnaty。モデルナ社のオミクロン株対応ワクチンも近いうちに入荷する予定。


・今日現在、オミクロン株対応のワクチンが接種できる場所は54か所となっているが、今後増える予定。


・保健省ウェブサイト上の登録システムでは、オミクロン株対応のワクチンはワクチンの名称(Pfizer 2022、 Spikevax/Moderna 2022)で明示されている。接種会場に明示がある場合、当該ワクチンが備わっていることを示しているが、このワクチンの接種を受けなければならないということではない。従来のワクチンとオミクロン株対応のワクチンのどちらを接種するかという決定は、最終的に医師が判断する。(パブロビツ保健副大臣の発言)


・改良されたワクチンは、今後、毎週70万回分が入荷するため、すぐに在庫数量が増える予定。(パブロビツ保健副大臣の発言)


・現在の感染予測によると、新型コロナウイルス陽性数数は今後、天候が悪くなり、屋内滞在時間が長くなる10月~11月にかけて大きく増加するとみられている。しかし、再接種は感染が悪化するのを待って受ける必要はない。


・そのため、国民に対しワクチン接種を受けるよう呼びかける。ワクチン接種を受けて、新型コロナウイルスに全く感染しなくなるわけではないが、感染しても重症化したり、入院したりすることなく、取り返しのつかない結果を未然に防ぐことが可能になる。


<チェコワクチン協会フリーベク会長の発言>

チェコテレビの記事にて、チェコワクチン協会フリーベク会長の意見が紹介されている。


・新型コロナウイルスのワクチンの再接種をできる限り早い時点で受けることは、特に60歳以上の人、免疫異常の人、基礎疾患を有する人など、ウイルスに感染した場合重症化する可能性の高い人にとって重要。


現在のオミクロン株対応ワクチンは、オミクロン-1対応となっているが、これまでのオミクロン株に対応しないワクチンよりも接種を受けた時の効果は高い(注:チェコで確認されているオミクロンは派生型のBA.4及びBA.5が主)。そのため、感染した時のリスクが高い人は今後ワクチンがさらに改良されるのを待って接種を受けるべきではない。


感染した時のリスクが高いグループに属さない人は、オミクロン株派生型にも対応する効果の高いワクチンがチェコへ入荷するまで待つことを奨励する。


<パブロビツ保健副大臣の意見>

・基本的には常に、欧州医薬品庁(EMA)が認可した最新のワクチンを受けるべきである。現在、認可されているワクチンは、オミクロン株用に改良されたワクチンだが、今後、EMAがオミクロン株の中でも後になって発生したオミクロン株派生型にも対応するワクチンを今後認可したならば、そのワクチンも受けられるようになる。しかし、現在の時点では派生型にも対応するワクチンはまだない。(パブロビツ保健副大臣の発言)


・チェコにはまだこれまでの基礎ワクチンの在庫が500万回分以上残っている。従来のワクチンも有用であるため、これまでのワクチンは基礎のワクチン接種(注:接種1回目及び2回目)に利用され、オミクロン株対応のワクチンは再接種(注:ブースター接種)にのみ使う。


●感染状況

衛生局スブルチノバー主任は、現在の感染状況について以下を発表した。


・新規陽性者数が僅かに増加している。

・しかし、重要なのは、入院患者数が増加していないことである。


<新規陽性者数の推移>

2022年8月29日~9月4日の週(①)

2022年9月5日~11日の週(②)


① ②

月 2657人 2754人

火 2251人 2448人

水 1926人 2279人

木 1616人 2104人

金 1850人 2320人

土 379人 458人

日 177人 268人


<ワクチンの接種状況>

・これまでチェコにてワクチン接種を受けた人の数は約700万人弱で、全国民の65%強。


・70歳以上のワクチン接種率が最も高くなっている。


・5歳以上の子どももワクチン接種を受けることができるが5歳~11歳の年齢層における接種率は7%。


・1回目のブースター接種を受けた人の割合は38%。2回目のブースター接種を受けた人は2%弱(約19万9千人)。


<情報源>

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3528784-zacina-ockovani-vakcinou-ktera-lepe-zabira-na-omikron-tydne-bude-prichazet-700-tisic

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