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執筆者の写真Miwatis Praha

2023年2月20日・24日チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2023年2月24日

陽性者7日間隔離義務 4月から解除の予定(2023年2月24日)
急性気道感染患者数上昇傾向へ移行(2023年2月20日)


2022年7月18日(月)から2回目ブースター接種開始

会場こちら(英語版あり)


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<目次>



1. 感染状況データ

・今日の感染状況

2023年1月7日(土)におけるチェコ保健省の発表


2023年1月21日(火)におけるチェコ保健省の発表


1月20日(月)の新規陽性者数(再感染を含む):1817人


<2023年における新規陽性者数の動向>


第1週目(1月2日~8日) 2863人

第2週目(1月9日~15日) 1929人

第3週目(1月16日~22日) 1828人

第4週目(1月23日~29日) 1962人

第5週目(1月30日~2月5日) 2705人

第6週目(2月6日~12日) 3865人

第7週目(2月13日~19日) 5539人


*第4週目から増加傾向にある。


・入院患者数と重症者数

1月21日(月)現在

入院患者数:573人

重症者(集中治療室に収容されている患者)数:40人



2.今日の動き

<2023年2月24日(金)>

今日、チェコ保健省は、今後、新型コロナウイルス陽性者すべてに対して7日間の隔離を義務づけるのではなく、医師または衛生局(保健所)が各陽性者のリスクを個別に判断して隔離する必要性について決定を下すよう、規制を変更する提案をした。当該変更は、省令として4月から施行となる予定。


現在、PCR検査または抗原検査を受けて新型コロナウイルス陽性である場合、7日間の隔離(自宅療養)が義務付けられており、当該義務を順守しなかった場合、感染病を広めているとして犯罪としてみなされる。しかし、現在、新型コロナウイルス感染症(Covid -19)について十分な情報が得られていること、国民がこれまで感染している、またはワクチン接種を受けていることにより一定の免疫ができており、厳格に隔離をする必要性がないと判断した。


保健省は今日発表した資料の中で、「新型コロナウイルス感染症のチェコ国内における現状及び全世界的な傾向を考慮した上で当該感染症がチェコ国民に及ぼす影響を評価した結果、(・・・)感染者を厳格に隔離することは、基本的な予防対策を守る限り、すでに必要なくなっている」としている。



<2023年2月20日(月)>

チェコの感染状況について、各マスコミは以下の内容を報道した。


① チェコテレビ

チェコテレビ19時のニュースにて以下が報道された。


・2022年2月13日~19日(2022年第7週目)に、急性気道感染症を患う人の数が上昇。


<急性気道感染症者数の動向(人口10万人当たり)>

第1週目(1月2日~8日) 1956人

第2週目(1月9日~15日) 1611人

第3週目(1月16日~22日) 1417人

第4週目(1月23日~29日) 1351人

第5週目(1月30日~2月5日) 1349人

第6週目(2月6日~12日) 1307人

第7週目(2月13日~19日) 1363人


・感染者状況が悪いのは、パルドゥビツェ州、南モラビア州。6~14歳の児童における感染者数が増加している。


*今日のニュースでは、ウイルスの種類について言及がなくなり、「急性気道感染症」として報道。


② Seznamニュース

インターネットサーバーSeznam.czのニュースでは、同様の内容を、「新型コロナウイルス感染増加。医師が高齢者へ注意」として報道した。


・インフルエンザタイプAの感染者数が減少しているが、タイプBのインフルエンザ感染者数が増加し、さらに新型コロナウイルス(Covid-19)の陽性者数が増加している。


・インフルエンザをはじめとする気道疾患の他、新型コロナウイルスに感染し、診療所を訪れる人の数が増加している。新型コロナウイルス感染者数の増加はここしばらく収まっていたが、増加傾向にあることは、保健省のデータ上にも表れており、1月半ばから増加傾向を示している。先週の陽性者数は、5721人だった。同様の陽性者数は昨年11月初めに記録。


・温泉地における療養所にて感染が拡大する傾向がみられる。


・現在、下水中の新型コロナウイルスは、昨年、病院に約4000人の患者が収容されていたころと同レベルにある。


・国立保健研究所は、先週末、気道感染症者が人口10万人当たり1363人(4.3%増)になったことを発表した。パルドゥビツェ州と南モラビア州にて最も悪い状況となっている。


・衛生局は、急性気道感染の原因となっているウイルスとして、インフルエンザ、新型コロナウイルス(Covid-19)を挙げている。


・欧州で、インフルエンザタイプAの発生率は減少しているが、タイプBの感染率が上昇している。(国立保健研究所ウェブサイトにて発表されている同研究所感染症部キンチュル部長のコメント)


・インフルエンザの感染率は全体で7.5%減少したが、25歳~64歳の年齢層では10.5%増加した。



国立保健研究所の報告(2022年2月20日)>

国立保健研究所の報告では、チェコテレビが報道してした内容の他、以下を発表している。


・第7週目は、前週比にて、65歳以上を除くすべての年齢層にて急性気道感染者数が増加した。


・特にカルロビバリ州にて、約30%(28.4%)の増加(人口10万人当たり1392人)。次いで、モラビアシレジア州にて25.7%の増加(人口10万人当たり1550人)。


・最も感染者が多いのは、第6週目と同様、パロドゥビツェ州(人口10万人当たり2233人)、次いで南モラビア州(人口10万人当たり2002人)。


・インフルエンザによる感染者数は、全国的に減少し、前週比にて7.5%減。全年齢層にて減少したが、25~64歳では10.5%増加した。


・欧州疾病予防管理センター(ECDC)の報告によると、2023年第5週から、欧州各国においてインフルエンザタイプBの感染者が増加しており、冬に流行する急性気道感染及びインフルエンザが依然として発生している。



<2023年1月26日(木)>

国立保健研究所のウェブサイトにて、以下の内容が発表された旨、各マスコミが報道した。


・チェコにおいて、現在、オーストラリアで主に感染が拡大している、オミクロン株の変異ウイルスbythosが確認された。


・しかし、依然として、オミクロンBA.5とその変異ウイルスが優勢となっている。


・新型コロナウイルス陽性者数は、過去直近数日間において増加し始めたが、入院患者数は減少している。



<情報源>

https://www.seznamzpravy.cz/clanek/domaci-zivot-v-cesku-nakaz-covidem-zase-pribyva-lekari-varuji-starsi-lidi-a-prosi-o-ohleduplnost-226077

https://szu.cz/aktuality/regionalni-ohniska-respiracnich-infekci-pretrvavaji-nemocnost-mirne-vzrostla/

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3567423-ministerstvo-zdravotnictvi-chce-zrusit-automatickou-izolaci-kvuli-covidu

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