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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2020年7月9日 チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2020年8月17日

2020年7月9日(木)夕刻時にチェコテレビ、インターネットでチェコの各メディアが報道しているチェコ、欧州におけるコロナウィルスの状況を伝えるニュースをお伝えします。


1.国内コロナウィルスの状況

・8日(水)新感染者数の最終の数字は、129名だった。


・8日の時点の国内感染者数は4384名。その大半が軽度の症状。入院感染者数は141名、うち重症患者数は12名。


・チェコ国内で、感染率の高いところは、以下の3地方。(いずれも、人口10万人当たりの感染者数が20人を超えている地域)

<北モラビア地方>

- Karviná 159名/人口10万人

- Frýdek-Místek

- Ostrava

<中央ボヘミア地方>

- Kutná Hora 42名/人口10万人

- Kolín(9日、新規感染者6名増のため、周辺の自治体で再びマスク着用義務)

<南ボヘミア・南モラビアの境界>

- Jihlava

*プラハの感染状況は下火になりつつある。

・下院議会で、カルビナー地方に対する政府の対策が不十分であったことが議論された。野党の意見は以下のとおり。

・OKDの親会社は、国が100%株主であるのに、なぜ他企業がすぐに稼働を停止する

中、炭鉱閉鎖に至るのが遅かったのか。

・カルビナー地方で感染が拡大する中、政府、保健省は十分な対策をとらず、当地を

軽視していた。

・炭坑で命を懸けて働いている人が、今チェコの感染状況を悪化している原因だとの

見方が国民の間に広がっているが、責任は政府にある。

・スマート検疫隔離システムがうまく働いていない。

・政府は、地方クラスターに対してとるべき対策がわからないことが原因。

・内務大臣は、10日、中国から保護具最終便が到着し、第2波に備え、6週間分の保護具が倉庫に準備できたことを発表。


・3月・4月の時点で保健省副大臣として、コロナウィルス対策委員会のメンバーと務めた疫学専門家(プリムラ氏、現在、科学・研究担当政府特使)は、6月20日、チェコテレビに対して以下を述べた。

・第二波が来ることはほぼ確実である。

・イスラエルでは第二波が来るまで10日間という短い期間だったことでもわかるよう

に、第二波が起こる場合は、発生するまでの期間が非常に短い。

・3月、4月の時点では、野党も含め、感染を抑えるための強硬策に国全体が賛同した

が、その後すぐに野党が別の意見を述べ始め、現在では与党の中でも当時の対策を懐

疑する意見が出始めている。第二波では、経済の影響が多大であるため、封鎖は考え

られず、状況は第一波よりも困難になることは確実。これまで築き上げてきた対策の

構造を崩さないようにしなければならない。


2.国外の様子

・オーストリアのオーバーエスタライヒ州(首都リンツ。南ボヘミアと国境を接している地方)で、精肉工場と教会関係者の間で感染が広がっており、再度、マスク着用義務が課された。

3.チェコ国内の自動車販売(推測)

・PwCは、7月10日、チェコ国内2020年の自動車販売が、前年比で19万5千台少ない22%減が見込まれることを発表。前回の発表では、販売台数が10日発表の数字より3000台多かった。


注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネットなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切弊社にて責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。

無断転載をお断りします。

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