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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2021年12月9日・10日チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2021年12月12日


感染拡大 継続して抑制の傾向

50歳以上 追加接種5か月後に短縮


<目次>

1.感染状況データ

2.今日の動き

3.各国の感染リスク度表示(2021年12月10日更新)

4.チェコへの入国規定(2021年11月26日更新)


●ワクチン接種(追加接種、3回目接種:booster and additional dose)に関する情報(政府のサイト)はこちら(英語)

ワクチン登録中央システムのサイトはこちら(英語)

●追加接種、ワクチン認証有効期限に関するニュース(12月2日)はこちら をご参照ください。


1. 感染状況データ

・今日の感染状況

https://koronavirus.mzcr.cz/


12月10日(金)8時におけるチェコ保健省の発表


12月9日(木)の新規陽性者数:14229人

(前週木曜日比 4367人少ない)


過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数

12月10日現在938人 (12月9日現在979人)

過去直近14日間における人口10万人当たりの新規感染者数

12月10日現在2074人 (12月9日現在2202人)


PCR検査実施数累計:14,955,609件

PCR検査実施数(12月9日):81,839件

抗原検査実施累計:30,334,289件

抗原検査実施数(12月9日):23,491件


全検査の陽性率(12月9日現在):33.13%(32.18%*)

*7日間の移動平均

予防接種実施(12月9日現在)

当日の接種回数:95647回

接種回数累計:14,230,980回

ワクチン接種完了:6,460,051人

治った人の数:1,981,792人

現在の入院患者数:6,321人

累計感染者数:2,312,736人

累計死亡者数: 34,242人


入院患者数と重症者数

12月9日(木)現在

入院患者数:6321人(12月8日6679人)

重症者の数:1086人(12月8日1092人)

*後日、過去のデータが遡って修正されている。


プラハの感染状況

12月9日(木)

新規陽性者数:1394人

12月10日(金)8時現在の発表

治った人の数:231,435人

累計感染者数:266,229人

累計死亡者数:3,071人



2.今日の動き

<2021年12月10日ニュース>

●感染状況

・昨日12月9日(木)の日当たり新規陽性者数は1万4229人。過去直近3週間の平日では最少。前週木曜日比にて4367人少なかった。8日間連続して日当たり新規陽性者数が減少。


・今週の新規陽性者数合計は、6万5438人。

先週の月~木曜日までの新規陽性数は約1万4000人多かった。

2週間前の月~木曜日までの新規陽性者数は8万6000人を超えた。


・入院患者数は6321人に減少。重症者数は1086人。


・死亡者数は、12月7日まで日当たり100人を超え、12月8日(水)から減少し始めている。8日は96人、9日(木)は54人だった。(今後、修正が入る可能性あり)


・これまでの死亡者数合計は3万4242人。


・12月9日(木)の検査実施数は約10万5000件で、前週木曜日比にて約2万6000件少なかった。


・陽性率はいずれも減少。

予防検査の陽性率  6.3%

感染者と接触した人が受けた検査の陽性率 13.61%

有症状者が受けた検査の陽性率 33.13%


・過去直近7日間における人口10万人当たりの新規陽性者数は、12月9日からほぼすべての州にて減少。例外はリベレツ州のみで、僅かに増加して932人となった。

依然として、ズリーン州(1147人)が一番多く、続いてビソチナ州の1101人。最も少ないのはカルロビバリ州で、434人。


●50歳以上のワクチン接種

2回接種完了後、追加接種を受けるまでの期間について、55歳以上は12月13日から、50歳以上は12月20日から5か月後に短縮されるため、追加接種が早く進捗する可能性がある、としてチェコテレビの記事が報道している。

(5か月への短縮については、バビシュ首相が昨日発表していた)


現在5か月後に追加接種を受けることができるのは60歳以上及び慢性疾患のある人となっているが、その他の人は6か月となっている。


●チェコにおけるオミクロン株

現在、オミクロン株の可能性がある8件について、ラボが確認作業を継続して行っている。状況は昨日と同様。


●オミクロン株に関する欧州医薬品庁の見解

12月9日(木)、欧州医薬品庁(EMA)は、オミクロン株はこれまでに発生している新型コロナウイルスよりも感染力が強いことを発表した。ボイチェフ保健大臣は、チェコにて現在感染が拡大しているデルタ株よりも危険である可能性はないと考えられると述べた。


●ワクチン接種を義務付ける省令

今日12月10日、新型コロナウイルスのワクチンを2022年3月から60歳以上及び特定の職業従事者に対して義務付ける省令が、法律集にて公布された。公布日の翌日から発効となる。


●バーレク次期保健大臣(候補)のワクチン接種義務化に関する意見

バーレク次期保健大臣(候補)は、ゼマン大統領との面会後、年齢制限を設けた全国一斉のワクチン接種は認めないことについて繰り返し言及していたが、今日公布された省令は今後改正すると述べた。


●歯科医によるワクチン接種

「チェコを支援する医師団」の呼びかけに応じて、歯科医の代表者が同一専門の医師に対して、追加接種を打つためにプロジェクトに参加するよう呼びかけていたが、ボイチェフ保健大臣は、12月10日(金)、ツイッターを通じて、歯科医は法律上、新型コロナウイルスの接種を診療所にて行うことが認められていないため、ワクチン接種センター又は別の専門医と共に接種を行うよう指示を出した。

薬局からも支援の申し出があったが、薬局におけるワクチン接種も法律上禁止されている。



<外国の様子>

●ドイツ

ドイツの国会は、医療従事者、福祉ケアサービス提供者、救急隊員に対して、遅くとも2022年3月15日までにワクチン接種証明、または新型コロナウイルス感染証明の保持を義務付ける旨決定した。例外は健康上の理由からワクチンを受けることができない人のみとなる。


●イスラエル

イスラエルは、外国人の入国も含めた厳しい旅行制限を延長した。


●オーストラリア

オーストラリアは、1月10日から新型コロナウイルスのワクチン接種を5~11歳の子どもに対して開始する。

オーストラリアでは16歳以上の人口において約9割がワクチン接種を完了。12歳~17歳の子どもも7割が接種を完了している。


●スロバキア(12月8日ニュース)

スロバキアでは11月末からロックダウンに入っていたが、12月8日(水)、政府は新型コロナウイルス感染防止対策を接種証明及び感染証明を持っている人に対して、一部緩和することを承認した。今回決まった緩和内容は現在1月9日まで有効。保健大臣は、今後病院の入院患者数が増加した場合は政府に再度強化を提案すると発表している。

(新型コロナウイルスによる入院患者が3800人になった場合、今回導入された規制緩和は撤回される)


主な緩和内容は以下のとおり。


・クリスマス休暇の家族・知人訪問を許可。

・12月10日(金)から、接種証明又は感染証明の保持者に対して、店舗における買い物の許可。(店舗の一部は当局の決定により、11月末から閉鎖されていた)

・接種証明及び感染証明保持者に対してスキー場、サービス業の利用、ミサを再開。

・12月25日から観光客(接種証明及び感染証明保持者のみ)に対して宿泊施設営業を再開。宿泊客は検査の陰性結果を提示。食事は部屋にてとる。

・遠距離を結ぶ交通機関(高速バス、急行列車、インターシティークラスの鉄道)は、接種証明及び感染証明保持者のみ、検査の陰性結果を提示して利用可。

・基礎学校第二段階及び高校は、来週、遠隔授業に移行する。(12月20日からはクリスマス休暇)(*この案のため、教育大臣は緩和パッケージを支持しなかった)


●ポーランド

ポーランドでは、第4波のピーク時にあり、日当たり新規陽性者数が2万5000人前後に上る日が続いている。オミクロン株発生のため、12月15日(水)から、規制が強化される。


・飲食店は、収容人数の3分の1まではワクチン非接種者の利用可。

・ディスコなどは閉鎖。(大晦日は100人まで、ワクチン接種有無にかかわらず利用可)

3月1日から、医療従事者、教員、防衛部隊の隊員はワクチン接種が義務付けられる。

クリスマス休暇の前後の期間は、学校が遠隔授業へ移行。


●各国の危険度

 保健省は、12月10日(金)、各国の危険度をアップデートした。12月13日(月)から、以下の国の危険度が下記のとおり変更となる。

感染リスク低の国(緑色):

感染リスク中程度の国(オレンジ):アゾレス諸島及びカナリア諸島

感染リスク高の国(赤色):

感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国)(新規):フランス、マデイラ

保健省のページはこちら



<2021年12月9日ニュース>

●感染状況

・12月8日(水)の日当たり新規陽性者数は、1万6179人。

前週水曜日比にて約5000人(4953人)少なかった。


・前週比にて新規陽性者数が7日間連続して減少。


・過去直近7日間における人口10万人当たりの新規陽性者数は、11月21日以来初めて1000人を下回り、979人になった。


・新型コロナウイルスによる死亡者数は、3万4129人。1日前に3万人を超えたばかりだった。

11月28日(日)から、日当たりの死亡者数が100人を超えていたが、12月7日(火)に96人、8日(水)は54人だった。

(死亡者数は、後日になり最終的な数字が遡及してアップデートされているため、今後、この数字が変更になる可能性がある)


・入院患者者数は6478人で、12月の最少値。重症者数は1072人。


・過去直近7日間における人口10万人当たりの新規陽性者数は、6つの州において1000人を超えている。


<各地の様子>

ズリーン州 1244人

オロモウツ州 1158人

・・・・

カルロビバリ州 447人


12月8日(水)から、ウースチー州(924人)を除くほぼすべての州にて数字が減少。


・検査実施件数は、約12万4000で、前週とほぼ同じ。


・12月8日(水)、陽性率は前週水曜日比にていずれも減少。

予防検査の陽性率  8.68%→7.71%

感染者と接触した人が受けた検査の陽性率 15.56→14.95%

有症状者が受けた検査の陽性率 36.05%→35.01%


●50歳以上のワクチン追加接種 5か月後へ短縮

12月9日(木)、バビシュ首相は、以下を発表した。


・55歳以上に対しては12月13日(月)から、50歳以上は12月20日(火)から、ワクチン接種完了後5か月後に3回目接種(追加接種)を受け付けるが、この内容については、今後、ボイチェフ保健大臣と中央統制チームと合意をしたうえで行う。

注:現在、60歳以上が5か月後に追加接種を受けられる。


・3回目接種(追加接種)は感染を未然に防ぐことができるため、最も重要である。


・すでに辞表を提出している政権(注:バビシュ政権)は、これ以上の感染防止対策導入を想定していない。


・現在、入院患者数は上昇しているが、病院は対応できている。


・現在の問題は、一部の国民がワクチンに対して抵抗し、攻撃的な行動に出ていることである。医療従事者が非常に困っている。


・プラハのワクチン接種会場は余裕があるが、他の地方のワクチン接種受付人数を増やす必要がある。


<州知事の発表>

55歳以上に対して、追加接種までの期間を5か月に短縮する可能性について、12月9日(金)、南モラビア州のグロリヒ州知事が、州危機管理委員会の話合い行われた後にツイッターにて公表した。


<ボイチェフ保健大臣の発表>

ボイチェフ保健大臣も、ラジオ局Rádio Impulsのインタビューにて、来週から50歳以上を対象に追加接種までの期間を短縮することを認めた。同時に、他の年齢層についても追加接種までの期間を短縮していくが、全年齢層に対して一度に短縮すると、ワクチン配送と接種の運営が間に合わなくなるため、待ち時間が数週間にならないように配慮すること、リスクの高い人ができる限り早い時点で追加接種を受けられるようにすることが重要だと述べた。


●追加接種の効果について(ワクチン協会の見解)

チェコワクチン協会のフリーベク理事長は、以下をチェコテレビに対して述べた。


・これまで行われている一部の調査から、ワクチン追加接種を受けると、オミクロン株の感染からも守られる可能性が高くなる。

・調査によっては追加接種を受けた効果について楽観視できないとするものもあるが、追加接種を受けた人は、2回接種完了者に比べて、抗体が機能するレベルが25倍高くなっているため、追加接種を受けて初めて免疫が強まり、免疫システムを刺激することは明らかである。


<60歳以上を対象にワクチン接種を義務付ける政府の動きついて>

・ワクチン学者(ワクチン学会)は同意しない。

・60歳以上のみに対して義務付けると、差別であると受け取られる可能性がある。ワクチン接種を促進するすべての手段がこれ以上ないという状況になったら、一部の年齢に限定するのではなく、18歳以上全員を対象に義務付けるべきである。


●保健省の推奨

保健省は、12月9日(金)、クリスマス時の過ごし方について、以下の推奨内容を発表した。(ボイチェフ保健大臣がツイッターを通じて、11の内容を発表した)


1.症状がある場合は、自宅に待機する。

2.人との距離を保つ。(同一家庭に住んでいない人とは、家族、友人でも距離を保つ。

3.人と会う場合は、屋外にて会う。

4.屋内にて家族、友人と会合する場合は少人数にて行う。

5.人と屋内で会合する場合は、20分に5分間、換気する。

6.家族、友人と会うことができない場合は、電話をして一人にならないようにする。

7.買い物に行く場合は家族、身近な人の分もまとめ買いし、店舗に人が多く訪れないようにする。

8.店舗に行くことを怖がる必要はないが、レスピレーターの着用、手の消毒を忘れない。

9.パーティーは延期する。

10.ワクチンをまだ受けていない人には、受けるよう推奨する。

11.大晦日の祝いは控えめに。新年を迎える祝いは最も感染リスクが高くなっている。お祝いする場合は、レスピレーターを着用、距離を保つこと。


以上の内容を、わかりやすく、国民に身近に語りかける言葉でイラスト付きで公表している(こちら)。


●オミクロン株 新たに確認の可能性

在ブルノ医学部附属病院の職員2人がオミクロン株に感染している可能性が高いことを、当病院のスポークスマンが発表した。現在、自宅にて隔離中で、医療ケアを必要としない状態にある。


チェコラジオのブルノ支局は、ブルノのアルメーンスカー通りにある基礎学校において、2年生の生徒1人にてオミクロン株が確認され、この生徒の学級全員が隔離されていると校長が述べたことを報道した。


ブランスコのアダモフ(注:ブルノから車で30分ほど北上したところにある町)にある基礎学校にてオミクロン株が発生したことを、当地の日報紙が伝えた。当基礎学校の校長がオミクロン株の感染が確認された生徒(複数)の学級は現在隔離中であることを述べている。


ボイチェフ保健大臣は、これまでオミクロン株であることがゲノム解析を通じて確定しているのは2件のみであり、現在ラボにて8件の解析が行われているが、まだ確定していないことを発表した。


スブルチノバー衛生主任は、8件のうち、6件はすでにメディアを通じて報道されている南モラビア州の発生、この他、プラハにて1件、中央ボヘミア州にて1件の確認が行われていることを述べた。

(ボイチェフ保健大臣とスブルチノバー衛生主任は、記者会見をオンラインで行い、公表した)


●学校における検査

スブルチノバー衛生主任は、12月9日(木)、記者会見をオンラインで行い、今後の学校における検査について、以下を発表した。


・学校における全国一斉の検査は今後クリスマス前までの期間、12月20日(月)の1回のみ行う。20日の検査は、全国一斉に行うが、州衛生局長の判断により、クラスターの追加検査を行うとができる。

(ブログ作成者のコメント:一斉の検査は抗原検査、クラスターの追加検査はPCR検査になるのではないかと思われます)


・一斉検査とクラスターの追加検査の組み合わせは、すでにリベレツ州、フラデツ・クラーロベー州、モラビア・シレジア州にて行われている。


・12月20日以降は、状況により、各州衛生局の決定に基づいて、クラスターにて検査を行う。


●ワクチン接種の様子

現在、チェコにおけるワクチン接種数が増加しているが、追加接種回数が増加しているのみとなっている。


12月8日(水)、9万0649人が接種を受け、前週水曜日比にて1万7000人ほど多かったが、そのうち7万8266人が追加接種(3回目接種)だった。


1回目の接種を受けた人は、7719人で、ワクチン非接種者の希望は減少している。(11月後半は、ワクチン非接種者の接種回数が約2万件に上っていた)


・現在のチェコにおけるワクチン接種率は全国民の60.2%。

・12月半ばから、5歳~12歳未満の子どもを対象に接種(接種登録)が開始する。


●首相 軍隊を表彰

新型コロナウイルス流行時に軍隊が行った支援を評価し、バビシュ政権がチェコ軍の隊員50人に勲章を授与した。現在も、軍隊隊員が逼迫している病院、移動検査チームなどにて支援を行っている。

昨年から、病院、検査運営、物資の配送、国境の警備、選挙時の運営支援などの他、社会福祉施設、ワクチン接種、感染者追跡作業における支援なども行っている。


●オーストリア

オーストリアでは、12月9日(木)、ワクチン接種義務に関する法律が公布された。新しい法律により、来年2月から、国がワクチン非接種者に対し、最高3600ユーロ(9万チェココルナ強)の罰金を科すことができるようになる。政府は、罰金を科されたくなければ、ワクチン接種を受けるよう呼びかけた。


オーストリアでは、すでに11月、来年2月1日からワクチン接種を義務付けることが決まっており、与党(オーストリア国民党、緑の党)のみならず、野党側からはオーストリア社会民主党、NEOS(新オーストリア党)が支持している。


ワクチン接種義務は、14歳までの子ども、妊婦、医師からワクチン接種不適切証明書の発行を受けている者、過去直近180日に新型コロナウイルスに感染した者に対して免除される。

オーストリアのワクチン接種率は、現在、約68%。政府は、約100万人が罰金の対象となり得ると発表している。


オーストリア当局は、3か月に一度、住民票とワクチン接種者リストを比較し、非接種者に対してワクチン接種を受けるよう呼びかける。1回めの調査は3月15日に行われる予定。


法律は当面2年施行。しかし、ワクチン接種義務が取り消しになる期限は規定されていない。


ウィーンでは、これまで繰り返し、政府導入の新型コロナウイルス感染拡大防止対策、ワクチン接種義務化に対するデモが行われている。


●スロバキア

スロバキアは、12月9日(木)、オーストリアの施政方針とは異なり、まだワクチンを受けていない高齢者が接種を受けた場合、200ユーロ(5100コルナ程度)を支払うことに決定した。60歳以上でまだワクチン接種を受けていない高齢者(約40万人)、その他の高齢者でも、2回接種を完了している人、これから2回目接種登録を受ける人が当手当の対象となる。これまでに追加接種をすでに受けている高齢者は、報酬として300ユーロ(約7650コルナ)を得る。今回の決定により、規定条件を満たして手当を受けることができる高齢者の数は合計約129万人となっている。



3.各国の感染リスク度表示

保健省は、12月10日(金)、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2021年12月13日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

バチカン

アルゼンチン

オーストラリア

バーレーン

チリ

インドネシア

コロンビア

韓国

カナダ

カタール

クウェート

マカオ

ニュージーランド

サウジアラビア

ペルー

アラブ首長国連邦

ルワンダ

ウルグアイ

台湾


*日本は、9月20日から緑色の国から感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国)になっている。


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国)

アゾレス諸島

カナリア諸島


赤色の国(感染リスクが高い国)

ブルガリア

フィンランド

ポルトガル(アゾレス諸島及びマデイラを含む)

ルーマニア

マルタ

イタリア

スウェーデン

スペイン(バレアレス諸島を含む)


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

アンドラ

ベルギー

デンマーク

クロアチア

フランス

リヒテンシュタイン

ルクセンブルク

ラトビア

ハンガリー

ドイツ

オランダ

キプロス

ノルウェー

モナコ

アイルランド

アイスランド

オーストリア

ギリシャ

エストニア

リトアニア

ポーランド

サンマリノ

スロバキア

スロベニア

スイス

その他、上記以外の国すべて(日本


保健省発表の各国危険度はこちら


4. チェコへの入国規定

9月11日から有効となったチェコへの入国規定


以下は、保健省のページを訳した内容(一部概要)


以下の人は、下記の帰国時規則から免除される。

① ワクチン接種完了し、最終接種から14日間が経過し、新型コロナウイルスに感染している症状のない人。ワクチン接種者も、入国申告書記入義務あり。


ワクチンの接種については以下が認められている。

・チェコ国内又はEU諸国内にてワクチン接種を受けた認証を持っている人。

・EU諸国外の国でワクチンを受けている場合は、英語で書かれた書面上の接種証明書又はEUの認める電子認証を所持し、EMAが登録又はWHOが緊急使用として承認しているワクチンである場合。書面による証明書は、所定の内容が記載されており、書面上の証明書から遠隔で内容を直接確認できること。


② これまで新型コロナウイルスに感染したことがあり、陽性が初めて確認された検査から11日以上180日以下の期間にあり、新型コロナウイルス電子認証に関するEU規則に基づいて発行された認証を持っている人。感染証明を持っている人も、入国申告書記入義務あり。


チェコへ向けて出発する前の滞在国にて新型コロナウイルスに感染し、隔離終了したことを証明する外交覚書を持っている人。入国申請書記入義務あり。


④ 6歳未満の子ども

  6歳未満の子どもは、入国申告書記入義務対象外。

⑤ 12時間以内にチェコ国内を通過する人。

⑥ 国際運送業の作業員

など。


<各感染リスクレベルに応じた入国規定>

感染度が低い国(緑色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔 離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが中程度の国(オレンジの国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが高い国(赤色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)


感染リスクが高い国(濃い赤色の国)

入国申告書(Public Health Passenger Locator Form) の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)


感染リスクが極端に高い国(黒色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの渡航開始前に、陰性結果(書面又は所定認証で、48時間以内に受けた抗原検査又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果)を所持。

③ チェコへ入国後、24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を所持。(国境検問にて要請に応じて提示)

④ 入国申告書、検査結果及び入国後24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

⑤ チェコへ入国後、10日~14日目に再度PCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。

⑥ PCR検査陰性結果が出るまで、自主隔離。


「EU諸国以外の国の国民で、チェコが発行した滞在許可を持っていない人、又はチェコ以外のEU諸国プラス*の発行した滞在許可又は永住許可を持っていない人について、現在住んでいる国が感染リスク低ではない場合、現在、チェコへの入国は禁止されている。この禁止の例外は、保健省の感染対策(II./2及びII./3)**に記載されている」(内務省のホームページから)

→9月20日(月)より、日本は濃い赤色の国となったため、チェコが発行した滞在許可を持っていない人、又はチェコ以外のEU諸国(EU諸国+)の発行した滞在許可又は永住許可を持っていない人に対するチェコへの入国は、9月20日(月)より不可能となっている。


2021年12月6日(月)、国立保健研究所(SZÚ)は、チェコにてこれまで確認されたオミクロン株は1件のみであることを発表したが、政府は、アフリカ8か国*からチェコへの入国及びこれらの国から帰国するチェコ人に対する隔離規則を、12月20日まで延長した。

*アフリカ8か国とは、南アフリカ、ナミビア、レソト、エスワティニ、ジンバブエ、ボツワナ、モザンビーク、ザンビア


<情報源>

https://www.ceskatelevize.cz/porady/1097181328-udalosti/dily/

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3411748-v-cesku-za-stredu-pribylo-16-179-nakazenych-denni-narust-klesl-posedme-v-rade

https://ct24.ceskatelevize.cz/svet/3412142-pandemie-ve-svete-rakousko-bude-pokutovat-neockovane-slovensko-za-vakcinaci-prispeje

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3411748-v-cesku-za-stredu-pribylo-16-179-nakazenych-denni-narust-klesl-posedme-v-rade

https://ct24.ceskatelevize.cz/specialy/koronavirus/3412242-testy-ve-ctvrtek-potvrdily-nejmene-nakazenych-covidem-ve-vsedni-den-za

https://ct24.ceskatelevize.cz/specialy/koronavirus/3412326-pandemie-ve-svete-nemecti-poslanci-schvalili-povinne-ockovani-proti

https://www.irozhlas.cz/zpravy-svet/slovensko-lockdown-uzavera-covid-19-koronavirus_2112081720_pat

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