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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2021年12月19日・20日チェコ コロナウイルス関連ニュース

チェコの感染状況 さらに収まる傾向

政府 12月22日(水)までに年末まで有効の規制考案


<目次>

3.各国の感染リスク度表示(2021年12月17日更新)

4.チェコへの入国規定(2021年11月26日更新)


●ワクチン接種(追加接種、3回目接種:booster and additional dose)に関する情報(政府のサイト)はこちら(英語)

・ワクチン登録中央システムのサイト(公的保険加入者用)はこちら(英語あり)

・ワクチン登録中央システムのサイト(自費接種希望者用)はこちら(英語)

・各ワクチン接種会場における受付の様子(ワクチン接種待ちの人数、過去直近1週間に登録した人の数、ワクチンの種類による接種会場マップなど)が確認できるサイトはこちら (チェコ語)

・ワクチン接種後の電子認証取得はこちらから。


●追加接種、ワクチン認証有効期限に関するニュース(12月2日12月16日)をご参照ください。


1. 感染状況データ

・今日の感染状況


12月20日(月)8時におけるチェコ保健省の発表


12月19日(日)の新規陽性者数:3740人

(前週日曜日比 373人少ない)


過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数

12月20日現在639人 (12月19日現在642人)

過去直近14日間における人口10万人当たりの新規感染者数

12月20日現在1490人 (12月19日現在1514人)


PCR検査実施数累計:15,625,986件

PCR検査実施数(12月19日):26,476件

抗原検査実施累計:30,533,039件

抗原検査実施数(12月19日):9,159件


全検査の陽性率(12月19日現在):20.62%(26.06%*)

*7日間の移動平均

予防接種実施(12月19日現在)

当日の接種回数:データ表示なし

(内、追加接種の回数:データ表示なし)

(追加接種の接種回数累計:1,962,681回)

接種回数累計:14,908,734回

ワクチン接種完了:6,570,673人

治った人の数:2,173,844人

現在の入院患者数:4,568人

累計感染者数:2,406,989人

累計死亡者数: 35,288人


12月19日(日)

新規陽性者数:558人

12月20日(月)8時現在の発表

治った人の数:252,582人

累計感染者数:276,687人

累計死亡者数:3,155人


12月19日(日)

新規陽性者数:558人

12月20日(月)8時現在の発表

治った人の数:252,582人

累計感染者数:276,687人

累計死亡者数:3,155人


2.今日の動き

<12月19日ニュース>

●チェコ新政府の体制

チェコ新政府は、新型コロナウイルス流行阻止対策に対応するための政府機関として、これまでバビシュ内閣により昨年7月に設立された「政府保健リスク評議会」(メンバーは首相、保健大臣、防衛大臣、内務大臣、州協会会長、一般健康保険会社副社長、政府特使(IT・デジタル化)、保健分野の専門家代表としてスメイカル疫学者)を廃止し、中央危機管理委員会(内務大臣が委員長)に統一することを発表した。(ラクシャン内務大臣がチェコテレビの討議番組にて発言)


●政府のコロナ対策

チェコ新政府は、今後、コロナ対策として以下を強化していくことを、バーレク保健大臣が発表した。


・PCR検査実施の強化

・学校閉鎖の回避

・60歳以上を対象にワクチン接種を義務化する内容を含んだワクチン省令改正案を2月半ばまでに提示する。(年齢制限を設けることは適切ではない)

・12月末に、今後の方針案を提示する。


<12月20日ニュース>

●感染状況

・チェコにおける新型コロナウイルスの流行は引き続き弱まっている。


・12月19日(日)の日当たり新規感染者数は、前週よりも約1割少ない3740人だった。11月7日以来の最少。


・入院患者数も、先週より約25%減少。先週日曜日は5883人、今週日曜日は4568人だった。(12月6日の7129人が最多)


・重症者の数は、838人。(11月末~12月初めにかけて、1100人を超えていた)


・陽性者の数は、実施検査件数5件に1件の割合。


・病院では、依然として予定されていた手術などが延期される状態が続いている。軍隊が支援しているが、専門の看護師が不足しているため、予定されていた手術を行うことが不可能。(チェコ看護師協会ショフマノバー会長の発言)


・現在、感染が最も拡大しているのは、北ボヘミア(リベレツ州)及びビソチナ州。


<過去直近7日間における人口10万人当たりの新規陽性者数>

全国 639人

ビソチナ州  796人

リベレツ州 786人

ウースチー州 710人

*ビソチナ州、ウースチー州では、土曜日の数字に対して増加。


<ワクチン接種の様子>

・現在のワクチン接種完了者数は、約660万人で、人口の61%。すでに約200万人が3回目接種(追加接種)を受けた。


・12月19日(日)までに、約2800人の子ども(5歳~11歳)が1回目接種を受けた。このうち約半数がプラハにて接種を受けている。カルロビバリ州、リベレツ州では、ワクチン接種をこれまでに受けている子どもの数が、それぞれ1人。


・5歳~11歳の子どもは、主に病院、大規模ワクチン接種センターにて接種を受けており、小児科医にてワクチン接種を受けた子供の数は約20人程度に留まっている。


<オミクロン株>

・在ブルノ医学部附属病院にて、オミクロン株が新たに9件確認された。これにより、当病院にて17件が確認された。このうち咳、熱などの症状が出ている患者は1人のみ。その他の人は無症状。入院した人はいない。


・リベレツ州では、新たに3件のオミクロン株が確認された。衛生局代表者の報告によると、3人とも軽症で、入院した人は発生していない。11月末に初めて確認されたケースとは今回の感染者との間に関連性はない。リベレツ州では、これまで少なくとも5人がオミクロン株に感染している。


・国立保健研究所は、オミクロン株感染が確認されないまま、すでに感染拡大していることが想定されるとしている。このため、現在のサンプル抽出率1割から3割へ引き上げることを提案している。


<学校の検査>

・12月20日(月)、学校にて今年最後の検査が行われた。


●中央危機管理委員会の発表

新政権のラクシャン内務大臣(第一副大臣)が、12月20日(月)、初めて中央危機管理委員会を開いた。そのうえで、ラクシャン内務大臣が、12月22日(水)、政府に対して当委員会の運営上の迅速な変更について提案することを発表した。


危機管理委員会は、これと同時に、バーレク保健大臣に対し、水曜日に政府に対して、今年末まで有効となる一連の対策案を政府に提示するよう求めた。


中央管理委員会は、委員会会則に基づき、13の省の代表者、国有有形予備資産管理局局長、警察庁長官、消防隊隊長、軍総司令官、衛生主任、国立保健研究所所長、内閣府事務次官、州協会代表者、国立サイバーセキュリティ・情報セキュリティ局局長にて構成される。


●緊急事態の終了

新政府は、現在の緊急事態が12月25日までにて終了後、延長しないことを発表しているが、その一方で今後も対策として、集会人数の削減(制限)、集会時間の短縮(制限)を行う(バーレク保健大臣)としている。しかし、これらの対策を導入するには、緊急事態下でなければ不可能である(憲法法律家の発言)という意見が出されている他、病院にて感染者の治療に当たる病院関係者からは、政府が昨年の教訓を忘れ、事態を軽くとらえており、緊急事態を延長するべき、という声が上がっている。


●5つ目のワクチン認可奨励

欧州医薬品庁は、新型コロナウイルスワクチンとして、ノババックス社のNuvaxovidをEUにおける5つ目のワクチンとして認可することを推奨した。その後、EU内におけるワクチンの使用を欧州委員会が承認した。


●外国の様子

感染力の強いオミクロン株の感染が拡大しているため、各国は新たに国境を閉鎖する対策をとりつつある。


・イスラエルは、アメリカ、ドイツ、ハンガリーを含む国々への渡航禁止を決定し、火曜日から水曜日にかけての夜から施行となる。


・オーストリアは、入国条件を厳しくし、今日12月20日(月)から3回目接種を受けた人のみ、一切の制限なく入国することを許可している。(チェコテレビ19時のニュースでは、オーストリア側が国境通過時、及び国内滞在中の外国人に対して、抜き取りチェックを行っていること、今日の時点で、チェコからウィーンへ行く場合に最もよくつかわれるミクロフの国境通過所では、通過する車が国境警備に止められることなくオーストリア側へ入国していることを伝えている)


・感染状況が悪化しているため、毎年1月にダボスにて行われている世界経済フォーラムの開催中止が決まった。


・タイは、11月1日からチェコを含む数十か国の人に対し、隔離義務無しの入国を認めているが、同時に出発前にワクチン接種完了の認証提示、タイへ入国後は陰性結果の提示を義務づけていた。しかし、12月20日(月)、タイの健康省は入国する観光客に対して隔離義務を再導入することを発表した。観光客が特定の場所に限り訪れる場合は、他の場所を訪問せず、政府認可の宿泊施設に泊まることを条件に、隔離なしの入国を認めるプログラムを再開するとしている。該当する土地としてまず初めにプーケット島が指定された。


●各国の危険度

 保健省は、12月17日(金)、各国の危険度をアップデートした。12月20日(月)から、以下の国の危険度が下記のとおり変更となる。

感染リスク低の国(緑色):

感染リスク中程度の国(オレンジ):ルーマニア

感染リスク高の国(赤色):アイスランド、ラトビア、カナリア諸島

感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国)(新規):ポルトガル

保健省のページはこちら



3.各国の感染リスク度表示

保健省は、12月17日(金)、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2021年12月20日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

バチカン

アルゼンチン

オーストラリア

バーレーン

チリ

インドネシア

コロンビア

韓国

カナダ

カタール

クウェート

マカオ

ニュージーランド

サウジアラビア

ペルー

アラブ首長国連邦

ルワンダ

ウルグアイ

台湾


*日本は、9月20日から緑色の国から感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国)になっている。


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国)

ルーマニア

アゾレス諸島


赤色の国(感染リスクが高い国)

ブルガリア

フィンランド

マルタ

イタリア

アイスランド

ラトビア

スウェーデン

スペイン(バレアレス諸島及びカナリア諸島を含む)


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

アンドラ

ベルギー

デンマーク

クロアチア

フランス

リヒテンシュタイン

ルクセンブルク

ハンガリー

ドイツ

オランダ

キプロス

ノルウェー

モナコ

アイルランド

オーストリア

ギリシャ

エストニア

リトアニア

ポーランド

ポルトガル(マデイラを含む)

サンマリノ

スロバキア

スロベニア

スイス

その他、上記以外の国すべて(日本


保健省発表の各国危険度はこちら


4. チェコへの入国規定

9月11日から有効となったチェコへの入国規定


以下は、保健省のページを訳した内容(一部概要)


以下の人は、下記の帰国時規則から免除される。

① ワクチン接種完了し、最終接種から14日間が経過し、新型コロナウイルスに感染している症状のない人。ワクチン接種者も、入国申告書記入義務あり。


ワクチンの接種については以下が認められている。

・チェコ国内又はEU諸国内にてワクチン接種を受けた認証を持っている人。

・EU諸国外の国でワクチンを受けている場合は、英語で書かれた書面上の接種証明書又はEUの認める電子認証を所持し、EMAが登録又はWHOが緊急使用として承認しているワクチンである場合。書面による証明書は、所定の内容が記載されており、書面上の証明書から遠隔で内容を直接確認できること。


② これまで新型コロナウイルスに感染したことがあり、陽性が初めて確認された検査から11日以上180日以下の期間にあり、新型コロナウイルス電子認証に関するEU規則に基づいて発行された認証を持っている人。感染証明を持っている人も、入国申告書記入義務あり。


チェコへ向けて出発する前の滞在国にて新型コロナウイルスに感染し、隔離終了したことを証明する外交覚書を持っている人。入国申請書記入義務あり。


④ 6歳未満の子ども

  6歳未満の子どもは、入国申告書記入義務対象外。

⑤ 12時間以内にチェコ国内を通過する人。

⑥ 国際運送業の作業員

など。


<各感染リスクレベルに応じた入国規定>

感染度が低い国(緑色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔 離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが中程度の国(オレンジの国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが高い国(赤色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)


感染リスクが高い国(濃い赤色の国)

入国申告書(Public Health Passenger Locator Form) の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)


感染リスクが極端に高い国(黒色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの渡航開始前に、陰性結果(書面又は所定認証で、48時間以内に受けた抗原検査又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果)を所持。

③ チェコへ入国後、24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を所持。(国境検問にて要請に応じて提示)

④ 入国申告書、検査結果及び入国後24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

⑤ チェコへ入国後、10日~14日目に再度PCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。

⑥ PCR検査陰性結果が出るまで、自主隔離。


「EU諸国以外の国の国民で、チェコが発行した滞在許可を持っていない人、又はチェコ以外のEU諸国プラス*の発行した滞在許可又は永住許可を持っていない人について、現在住んでいる国が感染リスク低ではない場合、現在、チェコへの入国は禁止されている。この禁止の例外は、保健省の感染対策(II./2及びII./3)**に記載されている」(内務省のホームページから)

→9月20日(月)より、日本は濃い赤色の国となったため、チェコが発行した滞在許可を持っていない人、又はチェコ以外のEU諸国(EU諸国+)の発行した滞在許可又は永住許可を持っていない人に対するチェコへの入国は、9月20日(月)より不可能となっている。


2021年12月6日(月)、国立保健研究所(SZÚ)は、チェコにてこれまで確認されたオミクロン株は1件のみであることを発表したが、政府は、アフリカ8か国*からチェコへの入国及びこれらの国から帰国するチェコ人に対する隔離規則を、12月20日まで延長した。

*アフリカ8か国とは、南アフリカ、ナミビア、レソト、エスワティニ、ジンバブエ、ボツワナ、モザンビーク、ザンビア


<情報源>

https://ct24.ceskatelevize.cz/specialy/koronavirus/3416176-v-patek-pribylo-nejmene-potvrzenych-pripadu-covidu-ve-vsedni-den-od-4

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