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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2021年12月7日・8日チェコ コロナウイルス関連ニュース

更新日:2021年12月9日


日当たり新規陽性者数減少 5日連続

今後の感染動向(予測)

オミクロン株2件目確定 公式に発表


<目次>

3.各国の感染リスク度表示(2021年12月3日更新)

4.チェコへの入国規定(2021年11月26日更新)


●ワクチン接種(追加接種、3回目接種:booster and additional dose)に関する情報(政府のサイト)はこちら(英語)

●追加接種、ワクチン認証有効期限に関するニュース(12月2日)はこちら をご参照ください。


1. 感染状況データ

・今日の感染状況


12月7日(火)の新規陽性者数:19482人

(前週火曜日比 1878人少ない)


12月7日(火)8時におけるチェコ保健省の発表


12月6日(月)の新規陽性者数:15541人

(前週月曜日比 2063人少ない)


過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数

12月7日現在1049人 (12月6日現在1068人)

過去直近14日間における人口10万人当たりの新規感染者数

12月7日現在2279人 (12月6日現在2269人)


PCR検査実施数累計:14,673,491件

PCR検査実施数(12月6日):80,350件

抗原検査実施累計:30,254,158件

抗原検査実施数(12月6日):32,911件


全検査の陽性率(12月6日現在):31.69%(33.19%*)

*7日間の移動平均

予防接種実施(12月6日現在)

当日の接種回数:データなし

接種回数累計:13,935,667回

ワクチン接種完了:6,427,620人

治った人の数:1,942,950人

現在の入院患者数:6,520人

累計感染者数:2,262,666人

累計死亡者数: 33,902人


12月6日(月)現在

入院患者数:6520人(12月5日6345人)

重症者の数:1009人(12月5日1014人)

*後日、過去のデータが遡って修正されている。


12月6日(月)

新規陽性者数:1884人

12月7日(火)8時現在の発表

治った人の数:226,151人

累計感染者数:261,612人

累計死亡者数:3,048人



2.今日の動き

●感染状況(12月8日ニュース)

・昨日12月7日(火)の日当たり新規陽性者数は1万9482人で、前週火曜日比にて1878人少ない。

・日当たり新規陽性者数が前週比にて減少した日が6日連続。

・入院患者数も6670人に減少。(遡及して修正が入る可能性あり)

・新型コロナウイルスによるこれまでの死亡者数が、今日、3万4000人を超えた。

(12月8日8時にて3万4034人)


●オミクロン株感染2件目(12月8日ニュース)

12月8日(水)、チェコにてオミクロン株感染2件目が公式に確定した。11月末、オミクロン株にチェコで初めて感染したリベレツ在住の女性が隔離中に濃厚接触した人の感染であることがわかっている(昨日、保健副大臣が家族の感染であることを発言している)。初めて感染したリベレツの女性は、60歳で、ワクチン接種を受けていたことが報道されている。

リベレツ州衛生局は、現在のところ、更なる感染対策の導入は必要ないと発表した。


●世界保健機関の発表(12月8日ニュース)

世界保健機関は、11月9日に南アフリカで初めて確認されたオミクロン株について、これまで行った調査によると、デルタ株よりも再感染するリスクが高いが、Covid-19の症状としては比較的軽症である(症状は現在優勢であるデルタ株に比べて軽症であると考えられる)が、しかし、最終的な結論を出すには、さらに調査が必要であると発表した。


=以下、(12月7日ニュース)=

●感染状況(12月7日ニュース)

・昨日12月6日(月)の日当たり新規陽性者数は1万5541人で、前週月曜日比にて2063人少ない。

・日当たり新規陽性者数は前週比にて5日間連続して減少。


・過去直近7日間における人口10万人当たりの新規陽性者数は1049人。

<各地の様子>

ズリーン州 1335人

オロモウツ州 1282人

南ボヘミア州 1134人

モラビア・シレジア州  1120人

パルドゥビツェ州 1192人

南モラビア州 1191人

ビソチナ州 1191人

フラデツ・クラーロベー州 980人

リベレツ州 973人

中央ボヘミア州 967人

ウースチー州 926人

プラハ 896人

ピルゼン州 854人

カルロビバリ州 477人


・R値は0.86。


・入院患者数6520人。そのうち重症者数は1009人。


・陽性率は前週比にて上昇。

予防検査の陽性率  6.47%→7.13%

感染者と接触した人が受けた検査の陽性率 14.15→14.57%

有症状者が受けた検査の陽性率 30.96%→31.69%


●今後の感染動向(推測)

保健情報分析研究所が推測している今後2週間の日当たり新規陽性者数は以下のとおり。


<日当たり新規陽性者数>

12月7日(火) 1万9000人

12月14日(火) 1万6000人

12月21日(火) 1万3000人


クリスマス直前には1万3000人ほどに減少するが、クリスマス後に新規陽性者数が再び増加する予定。


・病院によっては、入院患者数のピークをすでに越えたところもあるが、チェコ全国の入院患者数は今後、最低今週末まで増加する。日当たりの入院患者数が7000人を超えた時に備える必要がある。新規陽性者数の減少傾向が緩やかであるのと同様に、入院患者数も少しずつ減少していくため、クリスマス時の病院の負担は大きい状態が続く。

(保健情報分析研究所ドゥシェク所長の発言)


●病院の様子

<モトル病院の様子>

プラハのモトル病院では、過去直近7日間に、新型コロナウイルス陽性がすでに確認されている患者、又は新型コロナウイルスに感染した恐れのある患者合わせて388回、救急車が出動し、そのうち55人が陽性の患者だった。今週に入り、この数字が減少し始めており、12月6日(火)午前現在、約90人の感染者が入院中。


モトル病院のルドビーク院長は、「頂点に達したようだ。しかし、モトル病院はプラハにあり、プラハは他の地域よりもワクチン接種率が高く、病院自体の収容可能人数も多い。モラビアでは状況が複雑なはずだ」と述べた。


<軍隊の支援>

チェコ国内の病院において、現在チェコ軍の隊員500人以上が支援している。今日12月7日(火)、プラハのブロフカ病院に6人の隊員が支援を開始、オロモウツでもさらに4人が支援に加わり、麻酔蘇生科に収容されている重症者の医療的ケアを担当する。


<在オロモウツ軍附属病院>

在オロモウツ軍附属病院のスボボダ院長は、軍隊隊員は病院が必要な期間にわたり支援してもらう予定であること、オロモウツ州では感染がすでにピークを迎え、病院の負担は悪化しておらず、少しずつ軽減されてきていることを述べた。


●チェコにおけるオミクロン株2件目確認の可能性

バシャーコバー保健副大臣(次官)は、ラジオ局Frekvence 1の番組の中で、チェコにてオミクロン株2件目が確認された可能性が高いことを述べた。併せて、11月末、リベレツ州在住の女性がオミクロン株に感染したことが1件目として確認されているが、今回の2件目はこの女性の家族の感染であること、病状は深刻ではないが、詳細な情報は持ち合わせていないことについて言及した。


リベレツ州衛生局のスポークスマンは、オミクロン株の2件目が確認されたことについて情報はないと述べた。


●ワクチン接種の状況

ワクチン接種希望者数が安定して増加しているが、希望者の多くは追加接種を受けている。

12月7日(月)のワクチン接種回数は約8万回(8万人)。前守秘にて約1万5000回多い。

このうち3回目接種の数は6万3000回。


12月に入り、すでに1400万回のワクチン接種が行われた。


1回接種であるジョンソンエンドジョンソンのワクチンを受けている場合は、12月6日(月)から2か月後に追加接種を受けることができる。追加接種としてmRNAワクチン(ファイザー・バイオンテック又はモデルナのワクチン)を受ける。


●オーストリア

オーストリアでは、今日、ネハンマー新首相が、今週末で全国民を対象とした全国一斉のロックダウンは終了するが、来週月曜日(12月13日)からは商店、飲食店等の閉鎖を解除することを発表した。(以上はチェコテレビ記事の内容。チェコテレビ19時ニュースでは、13日以降もワクチン非接種者に対してはロックダウンが継続すること、宿泊施設及び飲食店は1週間後に閉鎖が解除されることが報道されている)。13日以降の具体的な感染対策については、8日(水)、各州の代表者と検討する。


●スロバキア

スロバキアでは、新型コロナウイルスによる12月6日(月)の日当たり死亡者数が104人で、今年3月以来の最多となった。外出禁止令(例外あり)が延長され、一部の学校では遠隔授業へ移行する。


●ワクチン接種義務化をめぐる動き

世界保健機関の欧州部門がワクチン接種義務化について検討したところ、ワクチン接種促進の最後の手段であるべきという見解を出した。


ポーランドでは来年3月から特定の職業従事者に対してワクチン接種が義務付けられる。


ベルギーでは、数千人のワクチン接種義務化に反対する医療従事者に抗議した。



●各国の危険度

 保健省は、12月3日(金)、各国の危険度をアップデートした。12月6日(月)から、以下の国の危険度が下記のとおり変更となる。

感染リスク低の国(緑色):

感染リスク中程度の国(オレンジ):

感染リスク高の国(赤色):ブルガリア、マルタ、イタリア

感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国)(新規):キプロス、モナコ、スイス


保健省のページはこちら



3.各国の感染リスク度表示

保健省は、12月3日(金)、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2021年12月6日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

バチカン

アルゼンチン

オーストラリア

バーレーン

チリ

インドネシア

コロンビア

韓国

カナダ

カタール

クウェート

マカオ

ニュージーランド

サウジアラビア

ペルー

アラブ首長国連邦

ルワンダ

ウルグアイ

台湾


*日本は、9月20日から緑色の国から感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国)になっている。


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国)

(無し)


赤色の国(感染リスクが高い国)

ブルガリア

フィンランド

フランス

ポルトガル(アゾレス諸島及びマデイラを含む)

ルーマニア

マルタ

イタリア

スウェーデン

スペイン(カナリア諸島及びバレアレス諸島を含む)


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

アンドラ

ベルギー

デンマーク

クロアチア

リヒテンシュタイン

ルクセンブルク

ラトビア

ハンガリー

ドイツ

オランダ

キプロス

ノルウェー

モナコ

アイルランド

アイスランド

オーストリア

ギリシャ

エストニア

リトアニア

ポーランド

サンマリノ

スロバキア

スロベニア

スイス

その他、上記以外の国すべて(日本


保健省発表の各国危険度はこちら


4. チェコへの入国規定

9月11日から有効となったチェコへの入国規定


以下は、保健省のページを訳した内容(一部概要)


以下の人は、下記の帰国時規則から免除される。

① ワクチン接種完了し、最終接種から14日間が経過し、新型コロナウイルスに感染している症状のない人。ワクチン接種者も、入国申告書記入義務あり。


ワクチンの接種については以下が認められている。

・チェコ国内又はEU諸国内にてワクチン接種を受けた認証を持っている人。

・EU諸国外の国でワクチンを受けている場合は、英語で書かれた書面上の接種証明書又はEUの認める電子認証を所持し、EMAが登録又はWHOが緊急使用として承認しているワクチンである場合。書面による証明書は、所定の内容が記載されており、書面上の証明書から遠隔で内容を直接確認できること。


② これまで新型コロナウイルスに感染したことがあり、陽性が初めて確認された検査から11日以上180日以下の期間にあり、新型コロナウイルス電子認証に関するEU規則に基づいて発行された認証を持っている人。感染証明を持っている人も、入国申告書記入義務あり。


チェコへ向けて出発する前の滞在国にて新型コロナウイルスに感染し、隔離終了したことを証明する外交覚書を持っている人。入国申請書記入義務あり。


④ 6歳未満の子ども

  6歳未満の子どもは、入国申告書記入義務対象外。

⑤ 12時間以内にチェコ国内を通過する人。

⑥ 国際運送業の作業員

など。


<各感染リスクレベルに応じた入国規定>

感染度が低い国(緑色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔 離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが中程度の国(オレンジの国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが高い国(赤色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)


感染リスクが高い国(濃い赤色の国)

入国申告書(Public Health Passenger Locator Form) の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~14日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。検査結果が出るまで、自主隔離。(10月27日から取り止め)


感染リスクが極端に高い国(黒色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの渡航開始前に、陰性結果(書面又は所定認証で、48時間以内に受けた抗原検査又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果)を所持。

③ チェコへ入国後、24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を所持。(国境検問にて要請に応じて提示)

④ 入国申告書、検査結果及び入国後24時間以内に受けるPCR検査の予約確認書を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

⑤ チェコへ入国後、10日~14日目に再度PCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。

⑥ PCR検査陰性結果が出るまで、自主隔離。


「EU諸国以外の国の国民で、チェコが発行した滞在許可を持っていない人、又はチェコ以外のEU諸国プラス*の発行した滞在許可又は永住許可を持っていない人について、現在住んでいる国が感染リスク低ではない場合、現在、チェコへの入国は禁止されている。この禁止の例外は、保健省の感染対策(II./2及びII./3)**に記載されている」(内務省のホームページから)

→9月20日(月)より、日本は濃い赤色の国となったため、チェコが発行した滞在許可を持っていない人、又はチェコ以外のEU諸国(EU諸国+)の発行した滞在許可又は永住許可を持っていない人に対するチェコへの入国は、9月20日(月)より不可能となっている。


2021年12月6日(月)、国立保健研究所(SZÚ)は、チェコにてこれまで確認されたオミクロン株は1件のみであることを発表したが、政府は、アフリカ8か国*からチェコへの入国及びこれらの国から帰国するチェコ人に対する隔離規則を、12月20日まで延長した。

*アフリカ8か国とは、南アフリカ、ナミビア、レソト、エスワティニ、ジンバブエ、ボツワナ、モザンビーク、ザンビア


<情報源>

https://ct24.ceskatelevize.cz/svet/3410848-pandemie-ve-svete-rakousko-se-otevre-neockovanych-se-ale-nedotkne

https://ct24.ceskatelevize.cz/svet/3411676-omikron-ma-asi-vyssi-riziko-reinfekce-ale-mirnejsi-prubeh-nez-delta-uvedl-sef-who

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