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  • 執筆者の写真Miwatis Praha

2022年1月6日~9日チェコ コロナウイルス関連ニュース


「ワーキング隔離」(隔離免除対象者をめぐる動き)

新政府のパンデミック対策機関


<目次>

3.各国の感染リスク度表示(2022年1月7日更新)

4.チェコへの入国規定(2022年12月27日更新)


●ワクチン接種(追加接種、3回目接種:booster and additional dose)に関する情報(政府のサイト)はこちら(英語)

・ワクチン登録中央システムのサイト(公的保険加入者用)はこちら(英語あり)

・ワクチン登録中央システムのサイト(自費接種希望者用)はこちら(英語)

・各ワクチン接種会場における受付の様子(ワクチン接種待ちの人数、過去直近1週間に登録した人の数、ワクチンの種類による接種会場マップなど)が確認できるサイトはこちら (チェコ語)

・ワクチン接種後の電子認証取得はこちらから。


●追加接種、ワクチン認証有効期限に関するニュース(12月2日12月16日)をご参照ください。


1. 感染状況データ

・今日の感染状況


2022年1月9日(日)8時におけるチェコ保健省の発表


1月8日(土)の新規陽性者数:3955人

(前週土曜日比 2867人多い)


過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数

1月9日現在431人 (1月8日現在404人)

過去直近14日間における人口10万人当たりの新規感染者数

1月9日現在766人 (1月8日現在740人)


PCR検査実施数累計:16,633,793件

PCR検査実施数(1月8日):37,696件

抗原検査実施累計:30,882,932件

抗原検査実施数(1月8日):6,400件


全検査の陽性率(1月8日現在):19.68(18.28%*)

*7日間の移動平均

予防接種実施(1月8日現在)

当日の接種回数:33072回

(内、追加接種の回数:28105回)

(追加接種の接種回数累計:2,843,524回)

接種回数累計:15,991,284回

ワクチン接種完了:6,700,216人

治った人の数:2,397,102人

現在の入院患者数:2,304人

累計感染者数:2,528,146人

累計死亡者数: 36,590人


1月8日(土)現在

入院患者数:2304人(1月7日2515人)

重症者の数:432人(1月7日454人)

*後日、過去のデータが遡って修正されている。


1月8日(土)

新規陽性者数:1056人

1月9日(日)8時現在の発表

治った人の数:276,432人

累計感染者数:296,951人

累計死亡者数:3,258人


2.今日の動き

●感染状況

<1月7日時の感染状況>

・1月6日(木)の日当たり新規感染者数は、6641人。前週比にて約900人増。4日間連続して、前週比の数字が増加している。


・今週月曜日(1月3日)~木曜日(6日)までの新規陽性者数は合計33538人。先週の月~木曜日の数字は約2万8000人少なかった。

(専門家の間で、クリスマス、1月1日の休暇後に増加することはすでに予測されていた)


・1月5日(水)の新規陽性者のうち、オミクロン株による感染の割合は35%。(国家保健研究所の発表)


・バーレク保健大臣は、チェコでオミクロン株は来週(1月10日からの週)後半に優勢になると述べた。予測では、感染者数が今後も引き続き増加する。


・1月6日(木)の検査実施数は約7万件で、前週木曜日よりも約1万4000件多かった。


陽性率

・予防としての検査にて先週5%未満から今週5.28%へ増加。

・感染者と接触したために検査を受けた人の陽性率は、先週13.33%、今週10.95%で減少。

・有症状者が受けた検査における陽性率は、先週24.36%、今週19.57%で減少。


・過去直近1週間における人口10万人当たりの新規陽性者数は388人に増加。


・入院患者数が減少。週の始めは3000人を超えていたが、木曜日2632人(このうち重症者473人)。


<1月9日時の感染状況>

・1月8日(土)の日当たり新規陽性者数は、3955人。前週(1月1日)比にて2867人増。


・検査実施数は増え、1月1日の約3倍となった。


・新型コロナウイルスによる入院患者数は依然として減少。


・各地の過去直近1週間における人口10万人当たりの新規陽性者数(1月8日現在)

プラハ 667人

中央ボヘミア州 428人

南ボヘミア州 329人

ピルゼン州 331人

カルロビバリ州 251人

ウースチー州 409人

リベレツ州 439人

フラデツ・クラーロベー州 365人

パルドゥビツェ州 348人

ビソチナ州 315人

南モラビア州 371人

オロモウツ州 333人

モラビア・シレジア州 318人

ズリーン州 422人


・1月8日(土)の検査実施数は約4万4000件(前週土曜日は約1万3000件)。


陽性率

・予防としての検査にて先週3.5%未満から今週5.8%へ増加。

・感染者と接触したために検査を受けた人の陽性率は、先週約12%、今週約10%で減少。

・有症状者が受けた検査における陽性率は、先週とほぼ同様の約20%。


・入院患者者数は、1月3日に少し増加したものの、その後に行われた遡及修正後、1月8日まで一貫して減少傾向が続いている。


<1月6日ニュース>

●新しい国家パンデミック対策機関

バーレク保健大臣及びフリーベク疫学者(ワクチン学会理事長)は、1月6日(木)、パンデミックに対応する新規の国家機関を公表した。


新しい国家機関の課題は以下のとおり。

・感染拡大防止措置(規則)の考案

・医療面における措置の計画

・外国との連絡、状況の比較


新しい国家パンデミック対策機関の特徴は以下のとおり。

・保健省大臣は、中央管理チーム(軍隊代表者がメンバーの一部)、保健情報分析研究所の意見に基づいて判断を下す。

・軍隊、州知事がメンバーとして参加。

・倫理的、社会全体の視点、社会経済的、医学的な立場からチームを形成。

・社会経済チーム:フリーベク疫学者の率いるグループ(疫学専門グループ)と協力し、社会経済的な観点から評価。

・倫理的な観点からは、医療倫理を専門とし、キリスト教司祭のマレク・オルコ・バーハ氏が担当。

・カレル大学、マサリク大学、オストラバ大学、防衛大学の4大学代表者が参加。

・3つの医学学会(感染医学学会、臨床微生物学会、チェコワクチン学会)代表者が参加。

下位グループは以下のとおり。

分析グループ(リーダー:プシビロバー数学者)

疫学・予防グループ(リーダー:マジャル疫学者)

新型コロナウイルス治療・クリニックワーキンググループ(リーダー:ドロウヒー感染医学会理事長)

ラボ検査診断グループ(リーダー:医学微生物学学会ドジェビーネク理事)

免疫・ワクチングループ(リーダー:フリーベクチェコワクチン学会理事長)


・国家パンデミック対策機関メンバーの数は全部で33人。今後も新規メンバーを受け入れる可能性あり。

・1週間に1回会合。オンラインミーティングは頻繁に行う。

・国家パンデミック対策機関にて、様々なアイディアを出し、チェコ軍代表者がその導入について実務的な面から判断する。その後、内務省管轄下にあるチームが判断。最終的に政府が討議し、決定を下す。(「科学→実務的な導入→政治」の判断を下す)

・今回発表された機関は、現在の新型コロナウイルスのみならず、その他の疫病が流行した場合にも対応する。


*チェコテレビの報道からは、新しい国家パンデミック対策機関と中央管理チームとの関係を読み取るのが難しくなっている。(ブログ作成者のコメント)


<1月7日ニュース>

●入院中の重症患者

現在、新型コロナウイルスにより入院した患者の中で、すでに新型コロナウイルス感染の検査を受けても陽性結果が出ないにも関わらず、重症の状態が続いているため退院できないでいる患者の数が以前より多くなっていることが報道されている。入院期間が、場合によっては、数週間から数か月に及んでおり、この事実について、ブルノ、オストラバ、オロモウツ、ピルゼンの大学附属病院が認めた。


●「ワーキング隔離」

1月7日(金)、バーレク保健大臣は、1月17日(月)から、「ワーキング隔離」を開始することを発表した。


ワーキング隔離とは:特別な職業の従業員が抗原検査を受けて陽性だった場合、感染防止対策を強化した上で、勤務続行を許可する。


・現在のところ該当する者:社会福祉施設、医療、ライフラインの従業員


・感染防止対策をどのように厳しくするかについては、現在検討中。


・内務省が「ライフライン」の具体的な職業について、1月10日(月)までに指定する。


・文化・スポーツの催しにおける制限も導入。


現在、スポーツ庁、教育省に対し、安全を確保した上で今後も催しを継続するための対策案を提案するよう要請している。対策として、簡単で分かりやすく、実施可能なもの、しかし同時に参加者にとって安全な内容を要求している。催し企画者には、十分に前もって通告する。


●学校における検査

バーレク保健大臣は、学校における検査の今後の実施方法について言及した。


・現在、教育省大臣と討議中。

・今後は、引き続き十分な安全を確保しながら、少し緩和し、現在の状況を簡素化したい。

・これまでの導入内容は正しいが、生徒、教員にかかっている負担を軽減する。

・抗原検査を行った上で、陽性の結果が出た場合は、PCR検査にて確認する制度を、学校、18歳未満の青少年(その他、65歳以上の高齢者にも)導入することを考えている。

・現在の追跡作業はそれぞれの学校に任されているが、中央管理チームと衛生局が行う追跡作業を推進する。


<教育省スポークスマンの発表>

・1月17日以降の学校における検査手順について、教育省は保健省から遅くても1月10日(月)までに報告を受ける。

1月17日以降も全国的に検査回数を1週間に2回とするのか、1回に変更するのかについては、1月12日(水)、政府が決定する。


*今週、ガズジーク教育大臣は、1月17日以降の検査回数について、オミクロン株の感染状況を見て判断すると述べている。


・来週(1月10日の週)、1月後半に入ってから学校の隔離について決定する予定。ガズジーク教育大臣は、全国一斉に閉鎖して授業の進捗が新型コロナウイルス感染病流行により受ける影響が大きくならないようにすると述べている。


・学校職員の検査は、現在公的健康保険が負担するのではなく、生徒用にEU補助金を利用して購入している検査キットを利用している。今後1か月から6週間以内に、他の分野の従業員と同じく、公的保険が60コルナを負担するよう変更し、統一する予定。


●ファイザーの治療薬

チェコは、ファイザー製薬の新型コロナウイルス治療薬paxlovidを5万包注文する。保健省は、製薬会社との話し合いが終了し、契約書を署名するための権限を政府から委任されていると発表した。30日以内に注文数量の25%(第1四半期納入分)が納入する予定。


今回注文する治療薬は、主にオミクロン株に感染した患者の治療に使用される。オミクロン株に感染した場合は、これまで使用されているモノクローナル抗体が効かないため。

チェコには、今後入荷するpaxlovidの他、すでにMerck社の治療薬molnupiravirがあり、政府はmolnupiravirも今後さらに購入する予定。


新しくRemdesivirをモノクローナル抗体として3回の点滴により使用することが認可された(オミクロン株に対して85%の効力がある)ことを、チェコ感染症医学学会ドロウヒー理事長が述べた。


●ワクチン接種義務化反対宣言

医師、看護師、法律家、学生、統合救助システムのメンバー(消防隊員、救急隊員)、警察官、軍隊の代表者が、政府に対して、前内閣が承認した特殊な職業に関する新型コロナウイルスワクチン接種義務に関する省令を廃止するよう述べた抗議書を提出した。今回の宣言書提出には、長期的に国の感染防止対策措置を批判している市民団体(Chcípl PES)も参加した。


今回提出された抗議書の中で、ワクチンの効果がないこと、取り返しのつかない副作用をもたらす可能性について触れ、中でも小さい子どもたちを対象としたワクチン接種の廃止を求める他、レスピレーター着用義務に対して抗議し、一般国民に対するワクチンの情報公開の状況についても批判している。


今回の抗議書に署名した人の数は8万人を超えている。


抗議書提出について行われた記者会見に医師を代表して参加したフラバーク医師は、ワクチン接種は再接種も含め意味がなく、血栓などの悪影響が見られることについて言及した。ボルリーチコバー医師は、新型コロナウイルスのワクチン接種について、常軌を逸した実験であり、人類歴史上、最大の医学的な実験だと述べた。


バーレク保健大臣は、3回目接種の進捗度をはやめるため、1月4日から18歳以上の成人全員に対し、追加接種までの期間を5か月間に短縮した。デンマーク、イギリスのデータを参考にすると、ワクチン接種はオミクロン株に対しても効果があるとしている。

保健省は今後、省令について、対象となっている各職業の代表者と話し合う予定。


●フィアラ政権の新型コロナウイルスに対する姿勢

フィアラ政権は、1月7日(金)、新政権の政策を公表し、その中で新型コロナウイルスパンデミックとの闘いについても触れ、新型コロナウイルスは深刻な疾病だが、今後、この疾病と共に生きることを学ばなければならない、と述べた。


・政府は今後、新型コロナウイルスのために他の疾病を患う人の治療を制限しないこと、国民から広く尊重され、専門的な観点を国民に対してわかりやすく説明していく権威ある機関を形成する。

・この機関の基礎となるのは、国家パンデミック対策機関(NIZP)で、1月末までに発足(1月6日保健省が公表)。NIZPはフリーベクワクチン学者が統率。前政権からは一度離れたマジャル疫学者、スメイカル疫学者もメンバーになる。


・新政府政策の中で、チェコの高齢者の健康について、これまで重視されていなかったため、今後はEU内先進国のレベルにまで引き上げることも述べられている。(この点については、前政権も政策として挙げていた)


<1月9日ニュース>

●ワーキング隔離の対象者

ラクシャン内務大臣が以下を述べたことが報道されている。


1月10日(月)、ワーキング隔離対象の職業を提案する予定だが、ワクチン非接種者はワーキング隔離の対象とせず、2回接種終了者及び追加接種を受けた人のみを対象とする可能性が高いことを述べた。


・検査キットの新規購入に向けてすでに入札を開始し、国家有形資産管理局が管理している。


・検査キット購入を簡素化する為に再度、緊急事態を導入することはない。


・状況が非常に悪化した場合、政府は緊急事態を宣言することができるが、必要以上に緊急事態を宣言することはない。


●ワクチン接種義務に関する省令改正の可能性

ラクシャン内務大臣は、ワクチン接種義務に関する省令の改正について以下を述べた。

(現在の省令は、前政権が3月初めより施行にて承認。60歳以上の高齢者の他、医療従事者、臨床実習中の医学生、警察官、消防士、軍人などが対象)


・改正内容は2月15日前に明確になり、2月15日には最終案が作成されている予定。

・上院議員14人(ラクシャン内務大臣が所属する「市長・無所属」の議員数名を含む)がこの省令に反対する苦情を憲法裁判所へ提出しているが、ラクシャン内務大臣は上院議員の案を支持しない。

・現在のフィアラ政権は、省令から少なくとも60歳以上の高齢者に対するワクチン接種義務を除外する予定。

・改正案は、バーレク保健大臣が感染状況の動向を見て提出する。


●隔離期間5日間への短縮について

臨床微生物学研究所ボシュチーク所長(ウイルス学者)は、オミクロン株、及び隔離期間を5日間へ短縮することについて、チェコテレビの番組の中で以下を述べた。


・オミクロン株に感染した場合、潜伏期間が短く、発症してからの期間も短いため、(感染者と接触した場合の予防及び感染した後の)隔離期間を5日間にしても安全であるという意見が専門家の間では大半となっている。


・感染者と接触した場合の予防としての隔離(quarantine)は無症状であるため、隔離期間を通じて無症状であるならば、5日後終了にて問題なし。

・感染した場合に隔離する(isolation)場合は、隔離期間における最後の2日間、無症状でなければならない。症状がある場合は、医師がその後の対応を指示する。感染させる可能性があるかないかについて、医師のチェックを受けることになる。


・オミクロン株の感染力が強い理由は、肺の中ではなく、咽頭鼻部にて増殖するだと考えられる。そのため、オミクロン株に感染した後、他の人に移る速度も速い。


・オミクロン株に感染しないために、ワクチン接種を受けることが大切。


●各国の危険度

 保健省は、1月7日(金)、各国の危険度をアップデートした。1月10日(月)から、以下の国の危険度が下記のとおり変更となる。

感染リスク低の国(緑色):

感染リスク中程度の国(オレンジ):ルーマニア

感染リスク高の国(赤色):ポーランド、ドイツ

感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国)(新規):フィンランド、ラトビア、アゾレス諸島

保健省のページはこちら



3.各国の感染リスク度表示

保健省は、1月7日(金)、感染リスク度リストのアップデートを発表した。

2022年1月10日(月)0時から有効になる。


緑色の国(感染リスクが低い国)

バチカン

アルゼンチン

オーストラリア

バーレーン

チリ

インドネシア

コロンビア

韓国

カナダ

カタール

クウェート

マカオ

ニュージーランド

サウジアラビア

ペルー

アラブ首長国連邦

ルワンダ

ウルグアイ

台湾


*日本は、9月20日から緑色の国から感染リスクが非常に高い国(濃い赤色の国)になっている。


オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国)

ルーマニア


赤色の国(感染リスクが高い国)

ブルガリア

ポーランド

ドイツ

ハンガリー

オーストリア


濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)

アンドラ

ベルギー

デンマーク

クロアチア

フランス

フィンランド

マルタ

イタリア

リヒテンシュタイン

ラトビア

ルクセンブルク

オランダ

キプロス

ノルウェー

モナコ

アイスランド

アイルランド

ギリシャ

エストニア

リトアニア

ポルトガル(マデイラ及びアゾレス諸島を含む)

サンマリノ

スロバキア

スロベニア

スウェーデン

スペイン(バレアレス諸島及びカナリア諸島を含む)

スイス

その他、上記以外の国すべて(日本


保健省発表の各国危険度はこちら


4. チェコへの入国規定

9月11日から有効となったチェコへの入国規定


以下は、保健省のページを訳した内容(一部概要)


<12月27日(月)からの変更内容(こちら)>

赤色及び濃い赤色の国から帰国(入国)する場合の規定

<チェコ国民及びチェコの一時滞在許可・長期滞在・永住許可を持つ外国人>

・チェコへ入国(帰国)前に入国申告書を記入。


①一般交通機関を利用する場合:

・チェコへ入国(帰国)前に抗原検査又はPCR検査を受ける。

・チェコへ入国(帰国)後、翌日から数えて5日目以降7日目までに、チェコ国内にてPCR検査を受ける。


②個人の交通機関にて入国(帰国)する場合:

・チェコ入国(帰国)前に検査を受ける必要なし。

・チェコへ入国(帰国)後、翌日から数えて5日目以降7日目までに、チェコ国内にてPCR検査を受ける。


*チェコ国民、チェコの滞在許可を持つ外国人で、ワクチン接種を完了している人、又は過去直近180日間に新型コロナウイルスに罹った人に対しては、滞在していた外国の感染危険度がいかなるものであっても、上記のチェコへ入国(帰国)後の検査義務を免除する。


<チェコの滞在許可を持たない外国人>

・チェコの滞在許可を持たない外国人に対して、ワクチン接種完了者又は感染証明を所持していても、チェコへ入国する前に、PCR検査の陰性結果を所持していることを義務付ける。


以上の義務は以下の人に対して免除される。

・チェコが接種認証を認めている国にてブースター接種まで受けている外国人。

・12歳未満の子ども。

・12歳~18歳未満の子どもに対しては、特別措置として、ワクチン接種完了(ブースター接種無し)にて上記義務を免除。

・ワクチン非接種者、新型コロナウイルスに過去直近180日間に罹っていない人は、入国後翌日から数えて5日後から7日後までの間にチェコ国内にてPCR検査を受ける。PCR検査を受けるまでは自宅又は宿泊施設から出る時はレスピレーターを常時着用する。


・EU諸国以外の外国の国民で、EUにて認可されたワクチンの接種をEU以外の外国にて完了している人、又は世界保健機関が緊急使用として認可しているワクチンの接種を完了している人で、チェコ保健省のウェブサイト上に掲載されている認証を保持している場合、ワクチン接種を受けているものとして認める。

日本のワクチン接種証明書はチェコ保健省ウェブサイト上に掲載されており、認められている。


・チェコ保健省は、チェコの国民に対して、新型コロナウイルスの感染拡大リスクを最小限に抑えるため、外国への渡航を控えるよう推奨する。


<12月27日前から有効となっている内容>

以下の人は、下記の帰国時規則から免除される。

① ワクチン接種完了し、最終接種から14日間が経過し、新型コロナウイルスに感染している症状のない人。ワクチン接種者も、入国申告書記入義務あり。


ワクチンの接種については以下が認められている。

・チェコ国内又はEU諸国内にてワクチン接種を受けた認証を持っている人。

・EU諸国外の国でワクチンを受けている場合は、英語で書かれた書面上の接種証明書又はEUの認める電子認証を所持し、EMAが登録又はWHOが緊急使用として承認しているワクチンである場合。書面による証明書は、所定の内容が記載されており、書面上の証明書から遠隔で内容を直接確認できること。


② これまで新型コロナウイルスに感染したことがあり、陽性が初めて確認された検査から11日以上180日以下の期間にあり、新型コロナウイルス電子認証に関するEU規則に基づいて発行された認証を持っている人。感染証明を持っている人も、入国申告書記入義務あり。


チェコへ向けて出発する前の滞在国にて新型コロナウイルスに感染し、隔離終了したことを証明する外交覚書を持っている人。入国申請書記入義務あり。


④ 6歳未満の子どもは、入国申告書記入義務対象外。

⑤ 12時間以内にチェコ国内を通過する人。

⑥ 国際運送業の作業員

など。


<各感染リスクレベルに応じた入国規定>

感染度が低い国(緑色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔 離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが中程度の国(オレンジの国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

② チェコへの入国前又は入国後5日後までに検査を受ける。検査結果が出るまで、自主隔離の必要なし。

検査は、48時間以内に受けた抗原検査、または72時間以内に受けたPCR検査。(いずれも書面又はEU規則により認められた電子認証にて可)


感染リスクが高い国(赤色の国)

① 入国申告書の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~7日目の間にPCR検査を受ける。

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~7日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。


感染リスクが高い国(濃い赤色の国)

入国申告書(Public Health Passenger Locator Form) の記入(国境検問にて要請に応じて提示)

1. 公共交通機関(飛行機、鉄道、バス等)により入国する場合

・48時間以内に受けた抗原検査の陰性結果(書面)又は72時間以内に受けたPCR検査の陰性結果(書面)を所持。

入国申告書及び検査結果を提示しない渡航者は、交通機関により乗車が認められない。

・チェコへ入国後、5日~7日目の間にPCR検査を受ける。

2.個人の交通機関により入国する場合又は外交覚書を所持している場合

・渡航開始前に検査を受け、結果を所持する必要はない。

・チェコへ入国後、5日~7日目の間にPCR検査を受ける(保健省又は衛生局が例外を認めることがある)。




<情報源>

https://ct24.ceskatelevize.cz/domaci/3424602-v-nemocnicich-casto-lezi-pacienti-s-negativnim-testem-presto-s-tezkymi-priznaky

https://ct24.ceskatelevize.cz/specialy/koronavirus/3424720-pocty-nakazenych-covidem-dal-rostou-laboratore-odhalily-temer-sedm

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