4月28日から55歳以上のワクチン接種受付開始
4月27日(火)から、チェコへの入国規則が変更されました。5-1をご参照ください。
4月22日(木)に政府が発表した今後の規制緩和予定(方針)については、4月22日ブログをご参照ください。
保健省ワクチン接種登録のウェブサイト(チェコ語のみ)はこちら
詳細は、4-6、又はワクチン接種に関する情報(4月27日アップデート)
<目次>
1.国内コロナウイルス感染状況
2.今日の動き
3.EU内の感染状況比較(ECDCのデータ 2021年4月22日アップデート)
4.国内規制
4₋1. 規制変更内容(2021年4月23日アップデート)
4-2. 12月27日からの規制レベル5導入内容
4-3. 隔離(検疫隔離・陽性隔離)(2021年3月9日アップデート)
4-5. 陰性結果提示のための検査(2021年4月27日)
4-6. ワクチン接種登録・予約(2021年4月27日)
5.外国への渡航
5₋1. チェコへの入国規則(2021年4月27日アップデート)
5-2.各国の感染リスク度表示(2021年4月23日アップデート)
5-3.外国渡航に関する情報(2021年4月14日アップデート)
1.新型コロナウイルス感染状況1.国内コロナウイルス感染状況
1-1.今日の感染状況
4月27日(火)8時00分におけるチェコ保健省の発表
4月26日(月)の新規陽性者数:2560人
(先週月曜日より、777人少ない)
PCR検査実施数累計:6,693,098件
PCR検査実施数(当日):19,354件
抗原検査実施累計:10,695,615件
抗原検査実施数(当日):186,656件
全検査の陽性率(4月26日現在):10.63%(13.13%*)
*7日間の移動平均
予防接種実施数(4月26日20時現在)
投与数:53,115
累計:2,880,293
ワクチン接種完了:954,656人
現在の陽性者総数(ラボによる検査結果):今日、4月20日までアップデート。
4月19日の5万3927人から、4月20日5万0191人へ減少。
(ピークは3月14日:16万1059人)
治った人の数:1,541,963人
現在の入院患者数:3,198人(前日から100人減)
累計感染者数:1,622,777人
累計死亡者数: 29,075人(前日から73人増)
4月26日(月)現在
入院患者数:3198人(前日の3098人から100人増、3134人から68人多い)
(前日の数字が、3098人から3134人へ修正されている)
重症者の数:685人(前日の694人から9人減、713人より28人少ない)
(前日の数字が、694人から713人へ修正されている)
*1週間前4月19日の入院患者数は4305人、重症者の数は910人だった。
4月26日(月)
新規陽性者数:199人
4月27日(火)8時現在
現在の陽性者総数:(記載なし)
治った人の数:173,594人
累計感染者数:181,126人
累計死亡者数:2,657人
各州の状況はこちら
1-2. PESシステム リスク指標(2021年4月27日現在)
(保健省のデータ)
リスク指標 規制レベル(相当)
チェコ全域 54→ 3
指標は規制レベル3に相当するが、12月27日から、実際に導入されている規制はレベル5。
4月27日現在の指標54の内訳
値 評価スコア
① 351.9 13
② 253.2 13
③ 0.88 3
④ 40.6 % 25
⑤ 無 0
⑥ 無 0
合計 54
保健省コメント:指標は前日と同じ。
<上記指標の内容 >
1月6日よりPESシステム指標のパラメーターが変更になった。
新しいパラメーターは以下のとおり。(保健省1月7日発表)
① 新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)
② 65歳以上の新規感染者数(過去直近2週間における人口10万人当たり)
③ R値(簡易)
④ 入院後に陽性が判明した件数の割合(過去直近2週間における人口10万人当たり)
⑤ 65歳以上の新規感染者数増加の有無
⑥ 入院後に感染が判明した件数増加の有無
1-3. チェコ各地における直近7日間人口10万人当たりの感染者数
(保健省のデータ 2021年4月27日8時発表)
昨日 今日
プラハ 1552 117.2 1501 113.34
<中央ボヘミア州>
ベネショフ 146 146.86 144 144.85
ベロウン 203 213.55 209 219.87
クラドノ 203 121.93 212 127.34
コリーン 119 115.96 107 104.27
クトナー・ホラ
145 191.22 128 168.8
ムニェルニーク
137 125.34 136 124.43
ムラダーボレスラフ
137 105.09 139 106.62
ニンブルク 90 89.21 93 92.18
プラハ東部 283 152.83 281 151.75
プラハ西部 194 129.91 184 123.21
プシーブラム 159 138.14 166 144.22
ラコブニーク 67 120.59 70 125.99
<南ボヘミア州>
チェスケーブジェヨビツェ
467 238.38 474 241.96
チェスキー・クルムロフ
113 183.57 107 173.83
インドジフーフ・フラデツ
172 189.65 171 188.55
ピーセク 179 250.05 161 224.9
プラハチツェ 162 317.78 147 288.36
ストラコニツェ
167 235.97 108 152.6
ターボル 226 220.28 228 222.23
<ピルゼン州>
ドマジュリツェ
39 62.84 37 59.62
クラトビ 71 82.17 68 78.7
ピルゼン北部 80 100.03 88 110.03
ピルゼン市内 207 106.55 209 107.58
ピルゼン南部 106 166.96 100 157.51
タホフ 44 80.98 44 80.98
ロキツァニ 54 109.42 46 93.21
<カルロビ・バリ州>
へプ 23 25,10 24 26.19
カルロビ・バリ
68 59.22 58 50.51
ソコロフ 40 45.35 35 39.68
<ウースチー州>
ジェチーン 294 226.95 272 209.97
ホムトフ 155 124.05 153 122.45
リトムニェジツェ
188 157.1 171 142.9
ロウニ 165 190.33 150 173.03
モスト 244 218.43 221 197.84
テプリツェ 332 257.22 315 244.05
ウースチー・ナト・ラベム
254 212.84 244 204.46
<リベレツ州>
チェスカー・リーパ
231 223.62 216 209.1
ヤブロネツ・ナド・ニソウ
110 121.32 117 129.04
リベレツ 228 129.82 213 121.28
セミリ 61 82.32 50 67.48
<フラデツ・クラーロベー州>
フラデツ・クラーロベー
108 65.74 105 63.91
イチーン 50 62.46 58 72.46
ナーホト 46 41.83 46 41.83
トルトノフ 47 39.84 50 42.38
リフノフ・ナト・クニェジュノウ
46 57.95 52 65.51
<パルドゥビツェ州>
フルジム 169 161.55 167 159.64
パルドゥビツェ
249 141.93 221 125.97
スヴィタヴィ 214 205.11 197 188.82
ウースチー・ナド・オルリツィー
202 146.09 199 143.92
<ビソチナ州>
ハヴリーチクーフ・ブロト
126 132.75 125 131.7
イフラバ 260 228.82 249 219.14
ペルフジモフ 131 181.18 125 172.89
トシェビーチ 235 212.07 222 200.34
ジュジャール・ナト・サーザボウ
244 206.5 248 209.89
<南モラビア州>
ブランスコ 277 253.81 252 230.9
ブルノ市内 499 130.85 440 115.38
ブルノ郊外 419 186.52 367 163.37
ブジェツラフ 179 153.92 177 152.2
ホドニーン 258 167.59 266 172.79
ビシュコフ 193 209.15 194 210.23
ズノイモ 242 211.63 238 208.13
<オロモウツ州>
イェセニーク 68 179.1 71 187
オロモウツ 495 210.22 464 197.05
プロスチェヨフ
182 167.52 168 154.63
プシェロフ 306 236.27 273 210.79
シュンペルク 249 206.78 240 199.31
<モラビア・シレジア州>
ブルンタール 149 162.67 145 158.3
フリーデク・ミーステク
454 211.5 411 191.47
カルビナー 378 153.46 398 161.58
ノビー・イチーン
309 203.86 279 184.06
オパバ 293 166.25 263 149.23
オストラバ市内
710 221.77 667 208.34
<ズリーン州>
クロムニェジーシュ
195 185.11 204 193.65
ウヘルスケー・フラジシチェ
295 207.42 287 201.79
フセチーン 461 321.63 436 304.18
ズリーン 584 304.72 566 295.33
2.今日の動き(今日のニュース)
●感染状況
・昨日の日当たり新規感染者数は、前週比にて23%減。
・今日(4月27日)の過去直近7日間における人口10万人当たりの新規感染者数(チェコ全域)は156。昨日は163だった。(店舗閉鎖解除などの条件は、100人以下)
・感染状況は、地方により大きく異なる。
・昨日(4月26日)の入院患者数は3198人。1週間前(4月19日)は4305人だった。
●サービス業訪問時の検査
アレンベルゲル保健大臣は、今日19時02分、自己のツイッター(こちら)にて、大臣自身が当初提案していた内容である、美容院、マッサージなどのサービス業訪問時に義務付けられている検査結果提示は、勤務先企業又は学校にて行った検査の結果も認めることで説得することができたと伝えた。詳細は明日の政府会議後に発表するとしている。
●企業における検査費用
一般健康保険会社(VZP)は、新型コロナウイルスに関連する今年の追加経費が110億チェココルナを上回ることを、昨日発表した(ANO所属のVZP理事会アダームコバー会長が発表)。追加経費のうち、企業における検査費用が最も大きい割合を占めており、66億チェココルナになるとしている。
VZPは加入者数約600万人の国内最大の健康保険会社。今年の支出は約2413億チェココルナ、予算上の収入は2316億チェココルナを見込んでいる。
●ワクチン接種の進捗状況
明日4月28日から、55歳以上(新しく、55歳~59歳)を対象に、ワクチン接種が開始することが、保健省のサイトにて発表された。
●コロナパスポート
クルハーネク外務大臣は、チェコテレビによるインタビューにて、EUのコロナパスポート導入へ向けた進捗状況について、27か国が合意しなければならず、各国の条件が少しずつ異なっているため、順調に進んだとしても導入は早くて7月初めになると思う、と述べた。(チェコテレビ19時ニュースから)
●サッカー第1リーグ
保健省がサッカー第1リーグの試合を例外として認め、今週末から人数制限付きで観客席から観戦できることを、サッカーリーグ協会がプレスリリースで発表した。
収容人数10パーセントまでの入場制限付きで、この人数には開催者、記者団、その他の関係者も含まれる。また入場は年間前売り券を購入しているファンクラブ会員をはじめとする、各クラブの長期的なパートナーのみに対して認められる。入場に際して、48時間以内に受けたPCR検査又は抗原検査の陰性結果の提示が必要な他、保護マスクなどの着用が義務付けられる。
アイスホッケーはすでに例外を認められており、昨日月曜日、トシネツとリベレツのアイスホッケーの試合を約900人のファンが観戦した。
●インドの様子
インドの感染状況が非常に悪いため、イギリスが人道支援を行っており、濃縮酸素、人工呼吸器などの物資を運ぶ飛行機第一便が今日、インドへ到着した。アメリカ、ドイツ、フランスなどが支援することを発表しており、アストラゼネカのワクチンを供給する予定。
●ポーランド
ポーランドでは昨日、基礎学校にて低学年の通学が開始し、サービス業も一部閉鎖が解除された。週末にはワクチン投与数が1000万を超えた。ポーランド政府は明日、今後の規制緩和計画を発表する予定。
●ドイツの経済
ドイツ政府は、今年のGDP成長率(予測)を3%から3.5%に修正し、ドイツ経済が当初の予測よりも早く回復していることを発表した。
3. EU諸国の感染状況比較(ECDCのデータ)
直近2週間における人口10万人当たりの感染者数(①)
及び人口100万人当たりの死亡者(②)
(2021年4月22日アップデート)
統計の対象は2週間 2021年14週目~15週目
(14週目:4月5日~11日、15週目:4月12日~18日)
① ②
1. キプロス 962.38 33.78
2. スウェーデン 796.49 12.39
3. フランス 693.78 60.67
4. クロアチア 690.85 127.64
5. ポーランド 650.36 187.79
6. ハンガリー 648.29 353.45
7. エストニア 602.04 112.87
8. オランダ 593.79 17.69
9. スロベニア 567.21 43.90
10. リトアニア 504.77 55.47
11. ブルガリア 480.21 231.03
12. チェコ 457.18 137.93
13. ベルギー 419.48 48.60
14. ルクセンブルク 414.15 55.90
15. オーストリア 391.51 51.79
16. ラトビア 378.94 63.95
17. ギリシャ 371.87 100.95
18. リヒテンシュタイン
358.74 0.00
19. イタリア 339.47 98.87
20. ドイツ 312.40 35.99
21. ルーマニア 274.65 113.35
22. スペイン 247.25 27.87
23. スロバキア 195.44 197.51
24. ノルウェー 164.62 6.15
25. デンマーク 164.48 4.98
26. マルタ 145.17 19.43
27. アイルランド 107.97 23.77
28. フィンランド 82.35 8.14
29. ポルトガル 75.05 5.92
30. アイスランド 28.56 0.00
*赤字は先週から増加。
4. 国内規制
4-1. 規制変更内容
4月22日(木)発表の今後の規制緩和予定については、22日ブログをご参照ください。
今後の規制緩和にて必須となる検査内容(4月23日保健省発表)については、4月23日ブログをご参照ください。
①4月26日からの規制緩和(幼稚園通園)
4月22日(木)、チェコ政府は以下の決定を発表した。
・4月26日(月)より、フラデツ・クラーロベー州、カルロビ・バリ州、ピルゼン州の3州にて、幼稚園全学年の通園を許可する。マスク着用及び検査の義務は免除。(プラガ教育大臣の発表)
・上記3州については、4月26日(月)、翌週月曜日5月3日から基礎学校第二段階のローテーション式授業の開始について検討する。
・上記3州以外の幼稚園では、引き続き、年長組(今年小学校に入学する学年)に限り、通園を許可する。厳しい衛生管理(検査及びマスク着用)が義務付けられる。
・今後の通園許可については、過去直近1週間における人口10万人当たりの新規陽性者数に基づいて判断する。
② 4月12日からの規制一部解除
・幼稚園年長組(今年小学校入学する園児)の通園
・基礎学校第一段階(1年生~5年生)を対象に対面授業再開(1クラスを2グループに分け、1週間ごとに、対面授業と遠隔授業を交替で行うローテーション制)
*ジェチーン地方は学校閉鎖を1週間延長。
・一部店舗・サービス業の閉鎖解除(文房具店、子供服・靴、自動車・機械のスペアパーツ販売、洗濯・クリーニング店、鍵製造・販売、家庭用品修理店、ファーマーズマーケット、花輪・ろうそくなど葬儀・墓参り必需品販売)
営業時間は、6時~22時まで。
・動物園・植物園(屋外のみ。入場許容人数2割にて入場制限)
・図書館(店舗の入場制限と同様の入場制限)
・地方(okres)間の移動禁止解除
・外出禁止(21時~)の解除。
・別の家庭との集会制限も解除。但し、屋内、屋外ともに2人まで。
(家族、職場における同僚は例外)
・アマチュアスポーツでは、2人組を1グループとし、6グループまで(つまり12人まで)のトレーニングを許可する。グループ間の距離は最低2メートル維持すること。この形式のトレーニングに参加するために、抗原検査受検の必要なし。マスク着用義務を免除。
・屋内における運動は、プロ選手のみに許可される。アマチュアスポーツは屋外のみを認める。
<4月12日以降も継続する規制>
・集会人数(上記)
・飲食店 閉鎖
・上記以外の店舗・サービス業は閉鎖
・保護マスク着用
●2021年2月14日に発表された規制変更
① 役所における受付時間:受付時間の制限を解除し、役所にて手続きする申請者が列を作って待たなくてもよいようにする。
② 宿泊施設:これまで、医療従事者が勤務のために宿泊することを認めていたが、今後は、遠距離に入院している家族の同伴などの必要から宿泊することも認める。
③ 図書館:事前予約した本の窓口による貸し出し、借りた本の返却も窓口による返却のみを認め、FFP保護マスクの着用を義務付ける。
④ 企業の代表機関:企業の代表機関選挙、代表機関会議などの実施を認める(参加は最高50名まで可)。参加人数が10人以上の場合は、保護具(医療用マスク又はFFP2クラスのマスク)を着用し、2メートルの社会距離を保ち、参加者各自が抗原検査を受けることを義務付ける。
4-2.PES規制内容
現在の規制レベルはレベル5
レベル5(紫)
①マスク着用義務:屋内では常時及び屋外の公共場所
②屋内及び屋外における集会人数:2人
③結婚式・葬儀・宗教儀礼:最大15人
④病院・社会福祉施設の面会:基本的に禁止(規定された例外を除く)
⑤自由な移動:夜間外出禁止21時~5時
⑥行政役所の受付時間:受付時間を限定し、必要不可欠な手続きに限り受け付け(テレワークの導入)(2月14日から受付時間制限解除)
⑦宿泊施設:制限あり
⑧学校:遠隔授業(保育園、特別支援学校、基礎学校第一学年及び第二学年+特別なケースを除く)
⑨スポーツ試合:プロの試合(観客なし、特別対策)許可、アマチュアスポーツ禁止
⑩余暇のスポーツ:屋内運動施設閉鎖、屋外の運動可だが最大2人
⑪プール・ウェルネス:閉鎖(健康関係のサービス提供は例外)
⑫文化関係:文化関係の催し禁止。プロの芸術家は特別な対策に基づく。
⑬博物館・ギャラリー:閉館
⑭城・歴史記念物:閉場
⑮図書館:非接触による貸し出し・返却
⑯ゲームセンター・カジノ・宝くじ販売営業所:閉鎖
⑰飲食店:外出禁止時間外のテイクアウト
⑱公共の場所における飲酒:禁止
⑲店舗(ショッピングモール):生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。
⑳小売店:生活に必要な基本的な物品販売に限定。顧客一人当たり15平米。店舗前の行列の整備。外出禁止時間外の営業。日曜日・祭日は休店。
㉑その他のサービス業・営業所:閉鎖。
㉒事業者(製造業・倉庫業):稼働上の対策*。検査義務。
㉓事業者(事務職・その他の営業):可能な限りテレワーク。検査推奨。
㉔温泉療養所:健康関係のサービス提供に限定。一部屋に一人。
㉕刑務所における面会:禁止
㉖緊急事態の必要性:必要あり
㉗規制順守チェック:警察及び自治体
<スキー場>
宿泊施設:閉鎖
リフト、ゲレンデ、スキースクール、運動場:閉鎖
スキーレンタル:閉鎖(オンライン営業は可)
ロープウェイ:スキー客以外の観光客
(徒歩による遠足、クロスカントリー、スキーアルピニズム)のみ
4-3.隔離(検疫隔離・陽性隔離)
(保健省の発表はこちら)
・南ア型変異株の場合の隔離期間
南ア型変異株が確認された陽性者の隔離期間が、2021年3月9日から変更になった。陽性が確認された第一回目の検査日から数えて14日後まで隔離することが義務付けられ、その後PCR検査2回目の受検にて陰性であることが条件づけられる。
<隔離(検疫隔離、陽性隔離の双方)の例外(2021年3月1日から)>
感染者と接触しても以下の人は隔離(検疫隔離、陽性隔離の双方)を免除する。
・ラボの判定で新型コロナウイルスに感染したことがわかっており、感染から90日以内の人。
・ワクチン接種が完了している人。2回投与ワクチンの場合は、2回目の投与終了後、2週間が経過している人。1回投与ワクチンの場合は、投与後2週間が経過している人。
4-4.マスク着用規定
3月1日から以下の場所にて、マスク(FFP2保護マスク*、サージカルマスク1枚)着用を義務付ける**。
*ろ過効果(filtration efficiency)95%以上のマスク。
(ブログ作成者注:薬局では、BFE bacterial filtration efficiencyとして表示されている)
**3月1日から、布マスク、スカーフなどは認めない。(2月22日発表)
<地域自治体(obec)内の屋外>
・地域自治体の建造物のある場所(市街地・住宅地など)
人との距離にかかわらず、屋外でも常時着用。(最低サージカルマスク1枚)
・地域自治体内の建造物のない場所(森林など)
2メートルの社会距離を維持できない場合にマスク着用。
例外:例えば、森林などに一人、又は家族と行く場合は必要なし。
以下の場所では、FFP2保護マスクを義務付ける。
(サージカルマスク2枚重ねは認められない)
・店舗
・サービス業営業所
・医療機関(外来のある医療機関)
・社会福祉施設(高齢者施設、身体障害者施設など)
・国際空港
・公共交通機関内
・公共交通機関のプラットホーム、駅、待合室
・自動車内(同一家庭に住む人のみが乗車している場合は例外)
15歳以下の子どもは、FFP2保護マスクの子ども用が入手不可能のため、例外。
・3月22日から、建造物のある場所(市街地、住宅地など)において、人と2メートル以上の社会距離がある場合は、運動時のマスク着用義務を免除する。(3月18日政府決定)
<使用者(企業)におけるマスク着用>
企業の屋内にて常時マスク着用を義務付ける。
例外:社員が一人でいる場合、又は仕事上、マスク着用がどうしても困難な場合など。
<使用者(会社側)の義務>
3月1日から、使用者に対し、被用者にマスクを提供する義務を課す。
例:店舗の場合は、FFP2保護マスク、役所職員の場合は、サージカルマスクなど。
4-5. 陰性結果提示のための検査
5月3日から規制緩和されるサービス業を利用するにあたり、陰性結果を提示する際の検査
<4月27日の発表>
アレンベルゲル保健大臣は、4月27日19時02分、自己のツイッターにて、大臣自身が当初提案していた内容である、勤務先企業は学校にて行われている検査結果の提示でも認めることで説得することができたと発表した。詳細は4月28日の政府会議後に発表するとしている。
<4月26日の発表>
・検査結果提示は、プロが行ったCovid-19検査(注:専門の検査センターなど)の提示が必須。
・会社又は家で自分たちで検査キットを購入して行う検査では不十分。
(注:4月26日のチェコテレビウェブサイト上の記事にて、4月22日の発表から変更されたことが報道されています。29日木曜日に最終的に決まる可能性がありますので、ご注意ください)
・検査結果の有効期間:PCR検査の場合、過去直近7日以内、抗原検査の場合、過去直近3日以内に受けた結果を有効とする。
・過去直近3ヶ月間(90日間)に新型コロナウイルスに感染した人、ワクチン接種をすでに受けた人は検査結果陰性の提示義務が免除されるが、証明書の提示が必要。
4₋6. ワクチン接種登録・予約
4月28日より、55歳以上のワクチン接種登録・予約が開始。
ワクチン接種に関する情報はこちらをご覧ください。
(以下は翻訳)
(青字はブログ作成者の注)
<手順>
ステップ1: 登録手続
(注:上記アドレスを入力すると、https://crs.uzis.cz/へ転送されます。同サイトの「Očkování krok 1 - Registrace」(訳「ワクチン接種 ステップ1:登録」)をクリックすると、https://registrace.mzcr.cz/に転送され、電話番号を入力する画面が表示されます)
・上記予約ウェブサイトにご自身の携帯電話番号を入力してください。
・携帯電話番号にPINコード(「PIN」)が送られてきますので、システム上に入力してください。
・登録用紙が表示されます。
・ご自身の個人情報を記入し、ワクチン接種を受けるにあたりご希望のワクチン接種場所を選んでください。
・申請書をシステム上にて送付してください。
ステップ2:予約手続
・ご希望のワクチン接種場所から、携帯電話へメッセージ(SMS)にてPINコード2(「PIN2」)が送られてきます。PINコード2を使って、下記の予約ウェブサイトにて予約手続きを行ってください。
(注:上記アドレスを入力すると、https://crs.uzis.cz/へ転送されます。同サイトの「Očkování krok 2 - Rezervace termínu」(訳:「ワクチン接種 ステップ2:接種日予約」)をクリックすると、https://reservatic.com/ockovani に転送され、保険者番号及びPIN2を入力する画面が表示されます)
・保険者番号(出生番号と同じ。注:チェコ語で保険者番号はčíslo pojištěnce、出生番号はrodné číslo。保険者カードに記載されている番号になります)とPINコード2(PIN2)を入力して、ご希望の接種日を予約してください。
・①の登録手続にて選んだ、ご希望のワクチン接種場所にて、第一回目投与(接種)を受ける日時を選んでください。第二回目投与(接種)日は、同一のワクチン接種場所にて、自動的に生成されます。予約手続きは、72時間以内に行ってください(注1:SMSにて送られてくるPIN2の有効期限が72時間)。
*いかなる理由であろうとも、72時間以内に予約手続きを行わなかった場合は、①の登録手続へ戻りますので、新規にSMSを受け取り(注2:72時間以内に手続きを行わなかった場合は、①へ戻るSMSが送られてくる)、ご希望のワクチン接種場所から送られてくるSMSをお待ちください。
*①へ戻り、登録手続を繰り返すことができるのは3回までです。3回繰り返した後、これまでに行った登録は抹消されます。
*接種日変更をはじめ、その他何か変更する場合は、インフォーメーション(電話番号:1221)にて、毎日8時~19時の間に受け付けています。
*注1及び注2は、保健省の接種登録・予約マニュアルに記載されている内容から補足。
<追加情報>
●中央集中予約システム(Centrální rezervační systém)への受付は、登録手続時の接種対象グループの優先度に基づいて行われます。優先度は、新型コロナウイルス(Covid-19)に感染した場合、重症になるリスクが高い人を優先するように設定されています。各接種対象グループの中では、接種希望者の年齢を基準に登録します。
●中央集中予約システム(Centrální rezervační systém)に関してよくある質問とその回答、ログインできない場合の対処、新型コロナウイルスに関する事項は以下のウェブサイトにて掲載しています。
メールによるサポートはこちらです。
お電話によるご質問は、インフォーメーション(電話番号:1221)にて、毎日8時~19時の間に受け付けています。
(以上、保健省パンフレットの訳)
5. 外国への渡航
5-1.チェコへの入国規制
●4月5日0時00分からの改定
4月3日、保健省は、2月5日から導入されている、外国からチェコへ帰国する時の条件を変更した。変更内容は以下のとおり。
・4月5日0時00分より、感染リスクの非常に高い国(濃い赤色の国)から帰国する場合に限り、チェコ入国前の受検を義務付ける。
・感染リスクの高い国(赤色の国)及び感染リスクが中程度の国(オレンジ色の国)からチェコへ帰国する時は、帰国する本人が一般市内交通を利用する場合に限り、チェコ入国前の受検を義務付ける。
・「チェコ入国前の受検」とは、チェコ帰国時の交通機関に乗り込む前に受検することを指す。
・今後も引き続き、チェコへ帰国後、遅くとも5日以内にPCR検査を受けなければならない。PCR検査を受けるまでは、隔離(自宅待機)に入る。
・オレンジ色の国、赤色の国、濃い赤色の国から帰国した場合は、予防のため、2週間、自宅以外の場所では、屋外においても、保護マスクを着用しなければならない。
●チェコ入国規制
2月5日から各国の感染リスク度に応じた入国規則が定められている。
(各国の感染リスク度は、5₋2をご覧ください)
日本は、現在、濃い赤色の国の取り扱いとなっている。
4月26日規則改定、27日施行の内容は以下のとおり。
●4月26日より有効(4月27日より施行)のチェコ入国規則
外務省による発表(英語)はこちら
内務省による発表(英語)はこちら
<これまでの規定と違い>
1.「短期滞在ビザを保持するEU市民(EU citizens with a certificate of temporary residence, občané EU s vydaným potvrzením o přechodném pobytu)、及び永住権(permanent residence permit, trvalý pobyt)のカテゴリー」と「その他の外国人(短期滞在ビザ、長期滞在ビザにて滞在する外国人など)のカテゴリー」に分けて、それぞれ別の規則が適用されている。
2.危険リスクの高い国(赤色の国)について、入国後の検査が5日目までに受けるようになっている。
3.いずれの場合も、外国における滞在時間が12時間を超え、チェコに滞在する時間が12時間を超える場合に適用される。
4.外国人による観光及び友人訪問等の理由による入国は認めない。
5.チェコ国民、チェコ国民の家族、短期滞在ビザを保持するEU市民、及び永住権を保持する外国人で、過去直近14日以内に新型コロナウイルス陽性が確認されている人に対する要請及び義務
・可能な限り、個人の交通機関にてチェコへ入国する。
・一般交通機関にて移動する場合は、Covid-19に依然として感染している可能性について一般交通機関に通告する。
・いかなる交通手段にて入国する場合も、チェコにて検査を実施している医療従事者及び管轄の衛生局へ報告する。
・チェコへ入国後、隔離に入る。期間は、州衛生局が別途定める場合を除き、感染症状がなくなってから3日間、但し新型コロナウイルス陽性が確認された第一回目の検査から14日間とする。
濃い赤色の国(感染リスクの非常に高い国)
2.入国時及び入国後
●チェコ国民、チェコ国民の家族、短期滞在ビザを保持するEU市民、及び永住権を保持する外国人
①出発前に抗原検査(24時間以内)又はPCR検査(72時間以内)を受検し、入国時に検査結果(書面)を提示。
②入国後すぐ隔離に入り、入国日翌日から数えて5日目以降、遅くとも14日目までPCR検査(抗原検査は不可)を受ける。陰性だった場合は、隔離終了。
●その他の外国人
①出発前にPCR検査(72時間以内)(抗原検査は不可)を受検し、入国時に検査結果(書面)を提示。
②入国後すぐ隔離に入り、入国日翌日から数えて5日目以降、遅くとも14日目までPCR検査(抗原検査は不可)を受ける。陰性だった場合は、隔離終了。
3. チェコへ入国後14日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク(FFP2、KN95、N95、P2、DSクラス)を着用。
赤色の国(感染リスクの高い国)
1.チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/)を記入。
2.入国時及び入国後
●チェコ国民、チェコ国民の家族、短期滞在ビザを保持するEU市民、及び永住権を保持する外国人
・公共の交通機関にて入国する場合
①出発前に抗原検査(24時間以内)又はPCR検査(72時間以内)を受検し、入国時に検査結果(書面)を提示。
②入国後すぐ隔離に入り、入国日翌日から数えて5日目までにPCR検査(抗原検査は不可)を受ける。陰性だった場合は、隔離終了。
・自家用車にて入国する場合
①入国後すぐ隔離に入り、入国日翌日から数えて5日目までにPCR検査(抗原検査は不可)を受ける。陰性だった場合は、隔離終了。
●その他の外国人
①出発前に抗原検査(24時間以内)又はPCR検査(72時間以内)を受検し、入国時に検査結果(書面)を提示。
②入国後すぐ隔離に入り、入国日翌日から数えて5日目までにPCR検査(抗原検査は不可)を受ける。陰性だった場合は、隔離終了。
3.チェコへ入国後14日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク(FFP2、KN95、N95、P2、DSクラス)を着用。
オレンジ色の国(感染リスク中程度の国)
1.チェコ領域に入国する前に入国申告(https://plf.uzis.cz/)を記入。
2.入国時及び入国後
●チェコ国民、チェコ国民の家族、短期滞在ビザを保持するEU市民、及び永住権を保持する外国人
・公共の交通機関にて入国する場合
出発前に抗原検査(24時間以内)又はPCR検査(72時間以内)を受検し、入国時に検査結果(書面)を提示。
・自家用車にて入国する場合
入国後すぐ隔離に入り、入国後翌日から数えて5日目までに抗原検査又はPCR検査を受検。陰性の場合は、隔離終了。
●その他の外国人
①出発前に抗原検査(24時間以内)又はPCR検査(72時間以内)を受検し、入国時に検査結果(書面)を提示。
3.チェコへ入国後14日間は、自宅以外の場所にて常に保護マスク(FFP2、KN95、N95、P2、DSクラス)を着用。
緑色の国(感染リスクが低い国)
当該国からチェコへ渡航する者に対する制限は一切なし。
黒色の国(感染リスクが極端に高い国)
新変異種発生のため、チェコ国民及びチェコに滞在する外国人が、感染リスクが極端に高い国へ入国への入国を禁止する。当該国の国民の入国、及び当該国への渡航で、延期不可能であり、チェコ外務省に事前通告している場合は例外とする。禁止が順守されなかった場合は、公共の健康保護に関する法律に基づいた罰金が科せられる。
5-2.各国の感染リスク度表示
保健省は、4月23日、感染リスク度リストのアップデートを発表した。
2021年4月26日(月)0時から有効になる。
緑色の国(感染リスクが低い国)
オーストラリア
韓国
ニュージーランド
シンガポール
タイ
バチカン
オレンジ色の国(感染リスクが中程度の国) フィンランド
アイルランド
アイスランド
マルタ
ポルトガル(マデイラを含む)
バレアレス諸島
赤色の国(感染リスクが高い国)
ベルギー
ブルガリア
デンマーク
イタリア
リヒテンシュタイン
リトアニア
ルクセンブルク
モナコ
ノルウェー
オーストリア
ルーマニア
ギリシャ
スロバキア
ドイツ
スペイン(カナリア諸島を含む)
スイス
アゾレス諸島
濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)
2021年2月1日付保健省保護対策(MZDR 20599/2020-51/MIN/KAN) 第III.1項に基づき、欧州諸国及び欧州外の第三国で上記リストに記載されていない国は、新型コロナウイルスに感染するリスクが非常に高い国とする。
→日本は2月5日から「濃い赤色の国(感染リスクが非常に高い国)」となっている。
黒色の国(感染リスクが極端に高い国)(外務省ウェブサイトに記載:こちら)
ボツワナ、ブラジル、エスワティニ(スワジランド)、コロンビア、南アフリカ、インド、ケニア、レソト、マラウイ、モザンビーク、ペルー、タンザニア(ザンジバル島及びペンバ島を含む)、ザンビア、ジンバブエ
5-3.外国渡航に関する情報
各国の感染危険度に応じた渡航規制はこちらをご参照ください。
(チェコ語)
隣国がチェコに対して設けている規制
<オーストリア>
在チェコオーストリア大使館のページ:
<スロバキア>
・2月17日(水)より、チェコからの入国者に対して入国申告(様式はこちら:http://korona.gov.sk/ehranica)、最低8日間の隔離(自宅待機)、隔離は最低8日目にPCR検査を受けて陰性であれば終了可。日帰り通勤者、学生、芸術家などは、過去直近7日間以内に受けた検査(抗原検査又はPCR検査)の陰性結果を所持すること。スロバキア国内通過(トランジット)と国際貨物ドライバーは検査結果提示が免除される。
・スロバキアは、4月17日、外国人の入国について、半年以内に新型コロナウイルスに感染した人、ワクチン接種を受けている人に対し、今後も8日間の隔離を義務付ける(PCR検査を受けて隔離を終了可)ことを決定した。
<ドイツ>
4月13日(火)、ドイツ政府は、15日(木)からチェコとの国境においても検問を取りやめることを発表した。15日(木)以降も、日帰り通勤者及び通院・役所手続きにより入国する人に対し、過去直近2日間(48時間以内)に受けた検査結果及び越境の理由を述べた証明書(雇用契約書、医師の証明書、ドイツの空港からフライトに乗る場合は航空券など)の所持が義務付けられる。観光、買物によるドイツ入国は依然として禁止。貨物トラックドライバーに対しては、ドイツ国内通過、又は72時間以内に出国する場合、検査結果陰性の提示は免除される。
<情報源>
https://www.seznamzpravy.cz/clanek/testovani-ve-firmach-bude-stat-66-miliardy-korun-odhadla-pojistovna-152178
注:ここに記載している内容は、当日夕刻時にチェコテレビ、インターネット、外国のメディアなどで報道されている内容をまとめたものです。報道の仕方による曖昧さから不正確な部分が残ることがあり、またさらにコロナウィルス関連の内容は、報道時とは実際異なる内容が実施されていることもありますのでご注意ください。ここで記載している内容が事実とは異なることから発生し得る状況については、一切責任を負いかねますので予めご了承くださるようお願いいたします。本ブログでは、遡及して事実を修正することはしておりません。現在報道されている内容をとらえて、その時の状況判断材料としてご参考いただけましたら幸甚です。
無断転載をお断りします。
Comments